2016年7月20日号掲載記事より
ウエルシアHD、3~5月期は増収増益に ウエルシア薬局既存店が好調
ウエルシアホールディングスは7月13日、「2017年2月期第1四半期決算説明会」を開催。同期の業績、通期業績予想などについて説明した。
同期の業績は、売上高1536億3000万円(前年同期比136.8%)、売上総利益431億100万円(138.8%)、販売費及び一般管理費386億8900万円(138.4%)、営業利益44億1100万円(141.7%)、経常利益48億4100万円(141.7%)、四半期純利益28億500万円(168.6%)で、大幅な増収増益となった。
売上高は計画比102%となり計画を達成。既存店の伸長率は7.2%、「ウエルシア薬局の既存店が好調に推移し、第1四半期は計画を達成し、良いスタートが切れた」(水野社長)という。売上総利益は計画比104.1%で計画を上回った。売上総利益率でも計画を0.6ポイント上回る28.1%となった。販管費率は25.2%となり計画に対して0.2ポイント下回った。営業利益は計画比140.1%、経常利益は同135.2%、四半期純利益は同146.1%となり、利益は計画を大きく上回った。
ウエルシアモデルの核である調剤部門は売上高計画比105.8%、前年同期161.1%で好調に推移した。調剤売上高構成比は15.8%。調剤併設店舗は4店舗増加し、898店舗となった。調剤併設率は61%。
コスモス薬品、16年5月期業績 25期連続増収、8期連続過去最高益に
コスモス薬品は7月13日、2016年5月期決算説明会を開催。柴田太取締役経営企画部長、竹森基取締役商品部長、横山英昭店舗運営部長の3名が出席し、柴田経営企画部長が決算概要を説明した。
同期の連結業績は売上高4472億7300万円(前期比9.5%増)、営業利益186億4800万円(9.2%増)、経常利益206億9100万円(8.7%増)、当期純利益124億3500万円(6.3%増)と増収増益。売上高は25期連続で増収、各利益は全て8期連続過去最高益となった。
同社は、顧客が「安心の低価格」をいつも実感できるEDLP政策に磨きをかけるとともに、自社競合による一時的な収益性の低下も厭わず、新商勢圏を含め新規出店を積極的に行い増収増益を達成。中部地区4店舗、関西地区16店舗、中国地区20店舗、四国地区9店舗、九州地区40店舗の合計89店舗を出店、スクラップ&ビルドにより7店舗閉店し、期末の総店舗数は738店舗となった。
次期については、ローコストオペレーションをさらに推進し、「よい商品をより安く」を目指すほか、新規出店として、新商勢圏の中部・関西地区を強化するとともに、中国地区、四国地区、九州地区でのドミナント戦略を継続し、リレーションを含め全体で93店舗の出店(5店舗閉店)を予定している。
流通BMS協議会、流通BMS導入企業数発表 9650社以上が導入済み
流通システム標準普及推進協議会(以下、流通BMS協議会)は7月7日、流通ビジネスメッセージ標準(略称:流通BMS)の卸・メーカー導入企業数が、6月1日時点で前回調査の半年前から約800社増加し、9650社以上になったと発表した。
今回の調査は、卸・メーカーの流通BMS導入形態別に、システムを提供するIT企業の「通信ソフトウエア出荷本数」と「ASP/SaaSサービスの接続先数」を調査し、その結果から導入企業数を推計したもの。
調査結果について流通BMS協議会は、「最近では、特に地方の中堅小売業の流通BMS対応が堅調に進んでおり、それに伴い地方の小規模卸店、メーカーの対応も進んでいる。また、公衆回線網のIP化(INSネットディジタル通信モードのサービス停止)および軽減税率制度への対応に向け、今後、さらに拡大が予想される」としている。
アイスタイル、「KOSE Beauty フェスタ」大阪会場をプロデュース
アイスタイルは9月に大阪で初開催する一般化粧品ユーザー向け情報発信イベント「KOSE Beauty フェスタ 2016 Supported by @cosme」(主催=コーセー)をプロデュースする。
同イベントは、コーセーグループが複数流通チャネルで展開する20ブランドが一堂に会し、ブランドや流通販路の垣根を越えてコスメとの「新たな出会い」を来場者に提供するもの。2013年にスタートし今年で4回目となり、これまで延べ4万1000人以上が来場している。
コーセー70周年となる今年は、初の大阪会場となる「グランフロント大阪北館ナレッジキャピタル『イベントラボ』」で9月10~11日の2日間限定で開催し、新たな取り組みとして、開催期間前から開催当日にかけアジアを中心としたブロガーを招待することで情報拡散を狙い、海外から参加を希望する訪日観光客の受け入れ態勢を整える。
パナソニック、年末商談会開催 アップセルに向けた秋冬の売り場を提案
パナソニックコンシューマーマーケティングVE社は7月12~14日の3日間、「2016年年末商談会」を開催。流通企業269社・754名が来場した。
今回の商談会では、「エナジー」「ライティング」「配線・セキュリティ」「ビューティ・ヘルスケア」「ギフト需要提案」などの新たな商品・売り場提案を通じて、「最寄商品群の年末販促・売り場提案」と「アップセルに向けたマーケティングプランの提案」を行った。
中でも「エナジー」コーナーでは、乾電池ブランド「エボルタ」を中心に、「LEDランタン」「電池どれでもライト」との同時陳列や、防災対策を喚起する山積み用販促什器などによる防災企画に加え、年末の大掃除販促企画やインフルエンザ流行時のシーズン販促企画などの売り場提案を行った。
また、「ライティング」コーナーでは、あかりトップメーカーとして、経済産業省が「2030年度温室効果ガス削減」の一環として目指す「2030年までにLEDなど高効率照明の家庭内占有率100%」を後押しすべく、拡大余地の大きいE17タイプのLED電球やLEDシーリングの販売強化などに取り組むことを発表した。
2016年7月20日号 記事一覧
会合・発表会
- 生団連、平成28年度定時総会開催 清水信次会長を再任
- P&G、「ジレット フュージョン5+1プロシールド」新製品体験会開催
- ヤマヒサペットケア事業部、秋の新商品商談会開く 約80SKUを発表
- SBIHDとRIZAP、アミノ酸「ALA」事業分野の新事業構想を共同で発表
経営・施策
- ジェクス、兵庫県篠山市にチュチュベビー「子育て応援セット」を寄贈
- 牛乳石鹸共進社、「魔法の絵画展」と「泡フェス」に協賛
製品・サービス
- 花王、「ビオレu泡で出てくる!ボディウォッシュ」改良新発売
- ニベア花王、「ニベア リッチケア&カラーリップ」新発売
- ウテナ、無添加ヘアケア「ゆず油」シリーズをリニューアル
- ライオン、「クリニカアドバンテージ ハブラシ」から3列タイプ新発売
- ユニリーバ、「ドメスト」「ジフ」から新製品 除菌クリーナーなど
- ニトムズ、賃貸でも部屋デコできる「デコルファ」から床用パネル等新発売
- エステー、「消臭力トイレ用クエン酸プラス」など秋の新製品発売
- 旭化成HP、専用ペン「サランラップに書けるペン」新発売
- 花王、「クイックル」シリーズをデザイン一新しリニューアル
- 小林製薬、アルコール頭痛対策薬「アルピタン」等秋の新製品16品目発表
- オカモト、「快温くんプラス」「オカモトゼロワン」から新商品発売
宣伝販促
- ライオン、新TVCM「『ソフラン クイーンズシルク』執事篇」放映開始
- クラシエHP、「いち髪」誕生10周年 新CMに川口春奈、神木隆之介起用
- アース製薬「サラテクト」、クローズドキャンペーンを実施
- エステー、「米唐番」新CM放映中 矢井田瞳がオリジナルCM曲を披露
- サンギ、小学生向け学習イベント「歯が命キッズウィーク」開催
人事・組織
- ツルハHD、組織変更・役員人事を発表
- コスモス薬品、取締役候補者決定、8月25日付人事異動も決議
- インテージHD、役員を選出
- 丸富製紙、役員人事を発表
決算
- 薬王堂、17年2月期第1四半期は増収増益 既存店売上高5.5%増に
調査・統計
- 東家同、16年6月度チラシ価格調査 TPは安定販売のスタイルが定着
- 西化工 16年1~4月化粧品統計 ヘアケア3品は苦戦、皮膚用は微増
- KSP-POS 2016年6月 カテゴリー別ランキング
- シック、夏こそ“眉毛とヘアスタイルの組合せ”にこだわりを
イベント・展示会
- NID、上期展示商品約定会を神戸で開催 創業メンバーのコクミンが再加盟
- 大木ヘルスケアHD、秋冬用カテゴリー商談会開催 来場者は2割増に
- フマキラー、第6回マスターズカップ決勝戦 小林光一名誉棋聖が優勝
施設・店舗
- ファンケル、総合研究所第二研究所の見学会開催 最先端技術を導入
- コスメネクスト、「@cosme store」北海道進出1号店を9月中旬にオープン
時評・コラム
- 泡沫 あらゆる世代に寄り添う政治を求む
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