2016年7月6日号掲載記事より
花王、「ヘルシア緑茶」を刷新 新たな許可表示を取得 説明会開く
花王は、7月14日、「ヘルシア緑茶」で新たな研究知見に基づき特定保健用食品(トクホ)では初めてとなる“脂肪を代謝する力を高め、体脂肪を減らすのを助ける”の許可表示を取得し、これを表示した新しいデザインのヘルシア緑茶を発売する。6月27日、都内で報道関係者に説明会を開き、香月祥太ヘルシアブランドマネジャー、花王ヘルスケア食品研究所の日比壮信氏が刷新する「ヘルシア緑茶」について説明した。
生活者は、体脂肪を意識しているものの、4割の人は行動を起こしていないのが現状となっているという。こうした中、花王は、新たな表示の「ヘルシア緑茶」で、行動を起こしてもらうための、訴求を行っていく。イメージキャラクターには、女優の菅野美穂に加え、新たに俳優の藤原竜也を起用する。これまでにない“脂肪を代謝する力を高め、体脂肪を減らすのを助ける”という機能価値を新しいコミュニケーションとともに伝達していくことで、体脂肪が気になる人の飲用拡大を図り、健康の維持、増進にむけて貢献していく。具体的なマーケティング策は、テレビCM、新聞広告、交通広告など活用し、商品認知を高めるとともに、脂肪の代謝についての理解を高め、続けてもらう意味を理解してもらうコミュニケーションを流通と一体となって行っていく。店頭では、インパクトのある多彩店頭ツールを用意し、登場感のある演出を行う。
ピップ、ウエルネスフェスタ2016Autumn、7月20~21日に東京で開催
ピップ及びピップグループ各社の主催による展示会「ウエルネスフェスタ2016Autumn」が7月20~21の両日、東京流通センター(TRC)第一展示場で開催される。
今回のテーマは、春開催と同じく「変わりゆくライフスタイルから『欲しい』を創り出す価値提案」と設定。143社163小間からなるメーカー出展ブースのほか、メイン企画のMD提案コーナー、イベントコーナー、新商品コーナー、新規取扱コーナーなどで構成する。
今回の最も大きな変更点は、MD提案コーナーにおいて、従来のカテゴリーによる提案方式を刷新し、人の生涯の各世代(年代)に起こるライフスタイルの変化に着目した「生涯段階別導線レイアウト」を導入する点。①幼年期・少年期②青年期③壮年期・中年期④前期後年期・中後期後年期――の4段階ごとにそれぞれ複数のライフスタイルキーワードを設定し、それに関連する商品を提案に落とし込んだ棚展開例を計43本披露する。
ライオンハイジーン、業務用野菜・果物洗浄剤「野菜キレイNEXT」発売
ライオンの100%子会社でクリーニング分野や業務厨房、客室等の衛生管理に対応した業務用洗浄剤及び関連品を販売しているライオンハイジーンは、食品工場での野菜洗浄工程で使用する高い洗浄性と低泡性を両立した業務用の野菜・果物洗浄剤「野菜キレイ NEXT」(20㌔㌘)を開発し、7月4日に新発売した。同品の発売を機に野菜洗浄の提案から踏み込んだ「おいしい野菜のプロデュース」を掲げ、野菜洗浄関連分野に積極的に取り組み、2020年に同分野で売上10億円を目指す。
6月23日には、同社本社で報道関係者を対象にした説明会を行い、前述の内容について説明。川添衆社長は、「野菜を洗う時に低発泡で、きちんと異物や虫などが除去できるという技術的な課題クリアした洗浄剤を開発することができ、『野菜キレイ NEXT』を発売することができる。おいしくて、安全な野菜の食卓への提供に貢献していきたい」と語った。
王子ネピア、浅田真央の生声目覚まし時計が当たるキャンペーン実施中
王子ネピアは6月24日~9月30日まで、フィギュアスケート・浅田真央の応援プロジェクト第2弾として、浅田真央のオリジナルグッズが当たるプレゼントキャンペーン「真央ちゃんと一緒にエナジーアップキャンペーン」を実施している。
同キャンペーンは、基幹商品「ネピアプレミアムソフトティシュ」の数量限定品を対象に、浅田真央の生声メッセージ20種類を1台につき1種類採用した “世界にひとつ”の目覚まし時計のほか、浅田真央をデザインした「鼻セレブティシュ」やクオカードなどが抽選で総計520名に当たるというもの。
なお、キャンペーンサイトでは、浅田真央が目覚まし時計用の音声収録に挑戦したメイキング動画を公開している。
クスリのアオキ、11月21日付で持株会社体制に移行
クスリのアオキは6月30日、創業家の資産管理会社クスリのアオキホールディングス(6月30日付で有限会社二階堂から商号変更)との株式交換により、11月21日付で持株会社体制に移行すると発表した。
同社では、中長期的な企業価値向上を図り、持続的な成長を実現するためには、経営における意思決定の迅速化やM&A等を活用した事業規模の拡大を図る必要があり、そのための組織体制として、監督機能と業務執行機能を分離してグループ経営管理を強化することが不可欠と判断した。
2016年7月6日号 記事一覧
M&A・設立
- DCMホールディングス、くろがねやを12月1日付で完全子会社化
会合・発表会
- ドラッグストアMD研など、第3回成長戦略最新情報セミナー開催
- JILS、第6回定時総会、第22回理事会開催 新会長に遠藤信博氏就任
- 資生堂、「ベネフィーク」20周年記念新製品発表会 高保湿美容液など発表
- 西化工、第66回通常総会開催 「時代の潮流に対峙し、自力で乗り越える」
- NSファーファ、秋の新商品「ファーファトリップ」改良など発表
- JADMA、第5回定時総会、理事会開催 新会長に阿部嘉文氏が就任
- リブドゥ、介護セミナー「排泄ケアから考える『活動と参加』の支援」開催
- カイロ工業会、定時総会開催 平成27年度シーズンの販売数量統計を発表
経営・施策
- 花王、「サステナビリティレポート2016」発行 15年度取り組みを紹介
- 伊勢半、ヒロインメイク公式LINEアカウント取得 限定スタンプ作成
- 牛乳石鹸共進社、天神祭奉納花火に協賛 牛乳石鹸デザインのうちわ配布
- ライオン、フィリピンの連結子会社との合弁を解消
- ライオン、「コーポレート・ガバナンス基本方針」を制定
製品・サービス
- ユニ・チャーム、「ソフィエアfitスリム」等がベストコスメ部門1位に
- 小林製薬、男性用薬用スキンケアシリーズ「メンズオードムーゲ」新発売
- 常盤薬品工業、新スキンケアブランド「ズボラボ」発売 脱!朝洗顔
- エキップ、「RMK」から「クレヨンカラーアイズ」など数量限定品発売
- 常盤薬品工業、オイルとクリームのいいとこどり!新メイク落とし発売
- ユースキン製薬、「薬用あせもシート」が好調 更なる躍進に期待
- ユニ・チャーム、「センターインコンパクト」ViVi girlコラボ品限定発売
- デンタルプロ、「歯間ブラシの使用体験」実施して更なる伸長目指す
宣伝販促
- エステー、“頑張っている人”を応援「消臭力プレミアムアロマ」CM放映
- クレハ、「NEWクレラップ」新TVCM「おかっぱ卒業?」編を放映開始
- ジェクス、子供が好き嫌いを克服 歯みがきイヤイヤチャレンジ動画公開
人事・組織
- あらた、取締役を選任
- J-NET、役員を選任
- ユニ・チャーム、7月1日付で機構改革・人事異動を発表
- 小林製薬、新役員人事を発表
- 牛乳石鹸共進社、役員を選任
- 東洋アルミエコープロダクツ、役員を選任
- ライオン、8月1日付で人事異動を発表
- 野田ブラシ工業、野田明宏氏が代表取締役社長に就任
研究・開発
- 花王、汗をかいた後に衣類から発生するニオイ成分とその原因菌を解明
調査・統計
- JCA 16年5月度チェーンストア統計 ラップ類、ヘアケアなど好調
- 西化工 16年1~3月化粧品統計 ヘアケア3品は2ケタ減、皮膚用は安定
- 小林製薬、健康意識調査実施 約7割半の妻がお父さんの健康を不安視
施設・店舗
- ウエ・ルコ、7月11日付で関東支店を移転、東京支店として業務を開始
時評・コラム
- 泡沫 生活改善を掲げ、消費者目線で活路を
- WADAI 丹羽久を大相撲の嘉風関が表敬訪問
特集 【H&BC/AT】
- 総論 高付加価値品が支持され、各カテゴリーで平均単価上昇
- 固形石鹸 高付加価値商材への挑戦で市場の活性化を推進
- ハンドソープ・洗顔・ボディ用身体洗浄剤 衛生意識の高まりで需要伸びる
- 台所用洗剤 新ブランドの登場、大容量詰替製品の拡大が市場成長の要因に
- 住居用洗剤 2015年は前年同期比103%と堅調に推移
- 衣料用洗剤 高付加価値品の育成が課題、粉末は価格競争目立つ
- 洗濯仕上剤 市場は7年ぶり減少も、今年は前年上回るペースで進捗
- ヘアケア 多様化増す市場はシュリンク傾向に、新ライン導入で活性化
- ヘアカラーリング 白髪用は前年並み、黒髪用は前年やや下回る
- ウェットシェービング 高機能商品の上市と積極的な販促が奏功して成長
- スキンケア化粧品 洗顔料関連商材が好調、前年比12%超える伸びに
- 入浴剤 健康志向の高まり受けて市場は堅調、香りニーズも後押し
- 制汗剤 市場は約472億円、前年比7%増と堅調に推移
- オーラルケア 超高齢化社会で口腔ケア意識高まり、市場は安定成長続く
- 芳香消臭剤 部屋用スティックタイプが牽引、車用も一気に伸長
- ラップ・調理保存関連品 ラップ市場は製品改良奏功し10年以上堅調続く
- アルミホイル・アルミ箔関連品 シリコーン加工ホイルが28億円の市場に
- 殺虫剤 15年は900億円台割り込み近年まれにみる低調な年に
- 繊維製品防虫剤 収納空間のニーズや環境改善を切り口に付加価値製品投入
- 子供用紙おむつ 製品機能の進化目覚ましく、市場は1700億円規模に
- 大人用排泄ケア 着実な成長続け、15年は860億円前後で推移
- フェミニンケア 対象人口も毎年減少、売場活性化に向けた取り組みが必要
- 家庭紙 ファーストブランドの強化で市場安定、更なる利益確保へ取り組み
- コンドーム 15年は薄型タイプ、インバウンド需要などで市場は微増に
- 手袋 市場は約122億円と微増傾向 極薄手の普及が加速
- ペット関連品 飼育頭数減少も付加価値品選ぶ飼育者の増加で堅調に推移
- ガーデニング 退職後の余暇の過ごし方としても人気高く、市場は堅調
- 電池 市場総計は約1670億円と前年からプラスに転じる
- ローソク 15年は前年より減少傾向に、需要拡大へ課題多く
- 線香 依然として厳しい状況、新たな掘り起こし策で活性化を
- カイロ シーズン通した暖冬で市場規模は2年連続で前年割れに
特別企画
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