2016年6月22日号掲載記事より
ウエルシアHD、既存店売上高が順調に推移 健康インフラとしてサポート
ウエルシアホールディングスは、6月15日、池野隆光会長、水野秀晴社長、松本忠久副社長、新谷励ウエルシア薬局副社長、江黒純一クスリのマルエ会長、江黒太郎同専務、小川美恵B.B.ON社長らが出席し、報道関係者を対象にした近況報告会を開催。3~5月の月次既存店売上高が順調に推移している近況を報告するとともに、クスリのマルエとの資本・業務提携では両社の強みを相互に導入しながら、健康インフラとして地域をサポートする企業を目指していく考え方を表明した。
はじめに池野会長があいさつに立ち、「当社は調剤併設のドラッグストアを目指し、今期は340人の薬剤師を新たに採用し、既に店頭で仕事を始めている。これにより120~130の調剤薬局を開局でき、期末には調剤併設は約1000店舗になる見通しだ。しかし、これからは薬剤師が調剤できるだけでは不十分であり、接遇など質を高めることが重要になる。地域とともに発展し、地域を支える企業になっていかなければならない。日本橋にオープンしたビビオンは話題が先行しているが調剤は予定通り推移している。9月のCFSとの統合に向けた準備も順調に進んでいる」と述べた。
また、水野社長は「17年2月期第1四半期のウエルシア薬局の既存店月次売上高伸長率は、3月7.3%増、4月8%増、5月6.3%増となり予算をクリアできた。全店も同様の推移だが、旧タキヤについては、昨年の6月から販促を変更しために5月まではマイナスの推移だが、6月は効果が出始め良くなっている。今期の課題である24時間営業については6月末には39店舗になる見込みで、今期中には目標の100店舗を達成できると考えている」と語った。
ツルハHD、16年5月期決算発表 カウンセリング・販売力を更に強化
ツルハホールディングスは6月14日、都内で2016年5月期決算説明会を開催した。
売上高は、計画を上回る5275億800万円で前期に比べて19.8%増加した。増加要因は、新店113店舗を開店し、前期出店の100店舗がフル稼働したこと、既存店が前期比4.3%伸長したこと、子会社化したレデイ薬局の実績8.5カ月分が含まれたこと等による。売上総利益は、1494億1200万円で20.1%の増加。販管費・一般管理費は1180億6900万円で21.1%増加したが、従業員持株連携型ESOP終了に伴う分配金の費用、特別賞与の臨時費用の計上が影響した。
営業利益は313億4200万円で16.5%の増加、経常利益は326億2300万円で16.6%の増加、当期純利益は193億2300万円で12.3%増加したが、前期は投資有価証券売却益22億5500万円の計上があったため、営業・経常利益に比べると伸び率は低かった。
商品部門別の売上高は医薬品1300億1300万円で前期に比べて18.9%増加、化粧品は981億4900万円で21.2%増、この内、一般化粧品は20.9%増、制度化粧品は15.9%増加した。日用雑貨は1466億5900万円で13%増、育児用品は209億6300万円で20.7%増、その他(医療用品・介護、健康食品、食品)は1275億3900万円で28.7%増、この内、食品は799億1000万円で35.1%と大きく増加した。
コーセー、20代メイクマニアに向けた新ライン「ヴィセアヴァン」新発売
コーセーは8月21日、メイクアップブランド「ヴィセ」から、20代の“メイクマニア”に向けた新ライン「ヴィセアヴァン」を発売する。これに先立ち6月14日、東京都港区のPolygon青山にプレス関係者約300名を招き、オープン形式の発表会を開催した。
新ライン「ヴィセアヴァン」(4品目47品種/ノープリントプライス)は、「もっと独自のメイクを楽しみたい」「自分でカスタマイズしてメイクをしたい」という感度の高い20代の“メイクマニア”に向けて開発。「既存の『ヴィセリシェ』は初心者を含めて誰もが使いやすいトレンド感のあるラインである一方で、『ヴィセアヴァン』はメイクマニアが“プラスワン”で取り入れるような尖ったラインとなる」(同社担当者)という。
プロモーションとしては、イメージキャラクターにローラを起用し、モノトーンのビジュアルで尖ったイメージを訴求することで、グラマラスな印象の「ヴィセリシェ」との差別化を図るとともに、店頭では両ラインを並べて展開してブランド全体の世界観を演出していく。また、メイクアップアーティストやSNSと連携した企画も随時計画している。
発表会では、「ヴィセアヴァン」の全ラインアップの展示やマンツーマンでの製品紹介のほか、メイクアップアーティストによる先行体験などが行われた。
コスメネクスト、小型店舗「@cosme store mikke!」東京駅構内にオープン
コスメネクストは7月21日、東京駅構内地下1階のエキナカ商業施設「グランスタ」増床エリアに、現在12店舗を展開しているコスメセレクトショップ「@cosme store」の小型店舗「同 mikke!(ミッケ!)」をオープンする。
「mikke!」は、毎日ふらっと寄り道したくなる、いつ立ち寄っても「運命のコスメ」が見つかる店舗を目指しており、出店する際の機動力が高い「小型店舗」を基本に、ランキングコーナー、クチコミ検索機、ぴったりナビなど「運命コスメ」と出会うためのナビゲーションを充実させている。気軽に立ち寄ってセルフショッピングを楽しめ、商品選びに迷ったときにはスタッフからアドバイスも受けられる。
クラシエHP、「ナイーブ~サマー!篇」WEBで公開スタート
クラシエホームプロダクツは、今春リニューアルした「ナイーブ」のイメージキャラクターである木村カエラが出演する第2弾CM「ナイーブ~サマー!篇」を、ナイーブのブランドサイト(http://naive-home.jp)で6月15日から公開。また、テレビCMは6月24日から放映する。
「ナイーブ」は心地よい泡立ちと洗い上がりの気持ち良い「サッパリ感」が特長の商品。今回はこのサッパリ感をブランドの核にして、「ここまでサッパリ、他にある?」というキャッチコピーでコミュニケーションを展開しており、CMでもこのコンセプトを木村カエラ扮するブタの「naiveee!(ナイーブ~)」が可愛く彩ってくれている。
今回の新CM「サマー篇」は、スポーツ後の肌に適した「サッパリ」をより強調した新登場アイテム「リフレッシュ」にフォーカスした仕上がりで、真っ青な空やカラフルなビーチパラソルといった夏らしさ満点の世界観と、カエラの歌と踊りのパフォーマンスが特長。CMを見てサッパリしてもらえるような気持ちいい世界観を実現している。
2016年6月22日号 記事一覧
特別企画
- シービック、「デオナチュレ男のさっぱりパウダー」で夏の男の新習慣
会合・発表会
- 日衛連、第74回通常総会開催 健康長寿社会の実現と災害時の貢献を宣言
- 千葉卸組合、第48回通常総会開催 新理事長に時友良明氏(時友商店)
- 愛知岐阜卸組合、組合設立60周年記念となる第60回定例総会開く
- 日石工組、自社ブランド育成講座(第三期)実施 約20名が参加
- 日本ボランタリーチェーン協会、創立50周年記念大会開催
- 家洗工・安対協、定時総会開催 新会長・新座長に上山久史氏が就任
- ユニ・チャーム、ペットケア16年秋の新製品発表会開く
経営・施策
- 曽田香料、タイで合弁会社設立 フレーバー工場建設、来年7月に生産開始
- クスリのアオキ、新本社オフィスの新築を決定
- ライオン、弘前大学内に寄附講座「オーラルヘルスケア学講座」開設
- 花王、日本包装技術協会の「第40回木下賞新規創出部門」を受賞
- 王子ネピア、頑張る人応援する新Webサイト「ネピアGO FOR IT」開設
- アイスタイル、istyle makers設立準備会社(仮称)を設立
- サンスター財団、歯周病が健康を脅かす仕組みをCGで解説する動画公開
- アース製薬、拡大するアタマジラミに対して幼稚園など対象に啓蒙活動実施
製品・サービス
- ユニリーバ、「ダヴ」「ラックス」から新ヘアケアシリーズなど新商品発売
- ライオン、「ライオンこどもハミガキ」ガリガリ君2香味を数量限定発売
- P&G「ジレット」、「ジレットフュージョン5+1プロシールド」新発売
- 日本ロレアル、「メイベリン」から化粧崩れ防止の化粧下地など新発売
- 日清紡ペーパープロダクツ、「フレーバーティーセレクション」新製品発売
- 小久保工業所、「ドラム式洗濯機用毛ゴミフィルター」新発売
人事・組織
- 日本能率協会、会長並びに理事長を互選
- エステー、8月1日付で人事異動を発表
- ウテナ、役員人事を決定
決算
- 綿半HD、16年3月期決算説明会開催 売上高887億円達成
調査・統計
- KSP-POS 2016年5月 カテゴリー別ランキング
- プラネット、ムダ毛に関する意識調査実施 男性もムダ毛への関心高まる
時評・コラム
- 時評 地域卸組合の良さ生かす時代
- 泡沫 「選挙」でしか示せない国民の嘆き
上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。