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2016年2月24日号掲載記事より

ライオン、15年度決算説明会、高付加価値品が順調に伸長し、収益性向上

ライオン、15年度決算説明会、高付加価値品が順調に伸長し、収益性向上

 ライオンは、2月12日、ライオンプレスクラブ(LPC)への決算説明会を開き、2015年12月期の連結業績並びに中期経営計画V―2計画の進捗、16年度の取り組み方針、業績予想について笠松孝安常務取締役執行役員が説明した。
 同期の連結業績は売上高3786億5900万円で前期に比べて3.1%増、営業利益は163億7400万円で32%増、経常利益は180億9900万円で28.7%増、当期純利益は106億8000万円で44.9%増の増収増益。営業利益、経常利益は過去最高を更新した。
 一般消費財事業の売上高は2734億8600億円(0.3%減)、セグメント利益は101億800万円(18.7%増)となり、高付加価値品の伸長などにより収益性が向上。同事業はオーラルケア分野、薬品分野が好調に推移し、オーラルケア分野では500円以上のハミガキが市場109%(金額前期比)のところ同社は123%、250円以上のハブラシが市場112%のところ同社は117%と市場を上回る伸びとなった。同分野では高付加価値品の構成がアップした。一方、薬品分野では、「バファリンプレミアム」が110%、「スマイル40プレミアム」が131%と好調。インバウンド需要を着実に取り込んだ「ペアアクネクリームW」が235%、「休足時間」が160%となった。また、通販事業の「ナイスリムエッセンスラクトフェリン」が昨年6月の機能性表示開始以来、売上げが回復した。

ハリマ共和物産、春の見本市開催 109社が出展、来場者数も大幅増に

ハリマ共和物産、春の見本市開催 109社が出展、来場者数も大幅増に

 ハリマ共和物産は、春の見本市(第96回)を2月16、17日の両日、開催した。
 同見本市のテーマは、「To the next stage」で、充実した売り場提案や業界の主要メーカーや新規メーカーが数多く出展し、活況を呈した。
 今回の見本市は、売上げ目標が16億1110万円(前年比101.1%)となり、出展社数は109社、新規では、アイン、アヌシ、井関産業、イチーナ、オカムラ、シード、白鷺ニット工業、ちのしお販売、フィールズ、平和メディク、松本金型、ユイ、ラグロンの13社と近年では最も多い新規出展があった。更に来場者数も166社、551人と昨年よりも100人程度も多く、会場は例年にもまして活気が満ちていた。
 また、同社の見本市では毎年充実した売り場提案が行われているが、今年はまず会場入り口付近で、衣料用洗剤や柔軟剤、台所洗剤、殺虫剤、消臭芳香剤、家庭紙、オーラルケア、スキンケア、入浴剤などをはじめ、業界の主要カテゴリーのマーケット動向やその中でも特にメーカーアンケートで昨年10%以上伸長したヒット商品などを紹介する「マーケットインフォメーション」のコーナーが設けられ、注目を集めていた。

第8回国際PB・OEM展開催 国内外から102社が出展

第8回国際PB・OEM展開催 国内外から102社が出展

 PB・OEMの商談展示会「第8回国際PB・OEM開発展」(主催・日本能率協会)が2月16~19日の4日間、東京・有明の東京ビッグサイト東4ホールで開催された。
 同展は、小売・流通、ホテル・レジャー・外食企業などを対象に、PB・OEM製品を製造する企業が食品・飲料、化粧品、ヘルスケア用品、日用品、インテリア・雑貨、アパレルなどの商材を提案する商談展示会。8回目を迎えた今回は、国内外から102社が出展(国内71社、海外31社)した。
 また会場では、PB開発とそのトレンド、OEMに関する事例などのセミナー「PB・OEMビジネスセミナー」(無料)も開かれ、来場者の注目を集めた。
 この他、ビックサイト内では、外食・宿泊・レジャー業界向け商談専門展「第44回国際ホテル・レストランショー」や給食・宅配サービス業界向け商談専門展「第37回フード・ケータリングショー」、総合厨房・フードサービス機器商談専門展「第16回厨房設備機器展」が同時開催された。

クラシエHP、「ディアボーテHIMAWARI」でプロモ展開

クラシエHP、「ディアボーテHIMAWARI」でプロモ展開

 クラシエホームプロダクツは2月19日から、ヘアケアブランド「ディアボーテHIMAWARI」の新テレビCMを放映、全国10大都市で街頭サンプリングとその周辺でフルラッピングバスを巡回している。これに先駆け17日の早朝、同社本社のヨコソーレインボータワー(東京港区)でラッピングバスを披露し、プレサンプリングを実施した。
 クラシエは今春、「ディアボーテHIMAWARI」から新ライン「ボリューム&リペア」を新発売。これにより同ブランドは、髪悩みに対応した2ラインへと進化。既存ラインは「リッチ&リペア」として改良し、「広がる髪」に悩む人向けに対応したヘアケアとなった。
 そしてクラシエでは、「ディアボーテHIMAWARI」の新テレビCMを2月19日から放映。これに併せて、全国10大都市で街頭サンプリングとその周辺で「ディアボーテHIMAWARI」のフルラッピングバスを巡回させ、イベントを盛り上げる。
 なお、街頭サンプリングでは、「ディアボーテHIMAWARI」の「ボリューム&リペア」と「リッチ&リペア」のシャンプー、コンディショナーをセットにした試供品(各10ml)を配布する。

王子ネピア「nepiaネピネピ」、新作映画とのコラボ品数量限定発売

王子ネピア「nepiaネピネピ」、新作映画とのコラボ品数量限定発売

 王子ネピアは3月1日、新作アクション映画「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」(3月25日公開/ライセンス=ワーナー・ブラザースコンシューマープロダクツ)とコラボレーションした「nepiaネピネピバットマンvsスーパーマンティシュ5コパック」(320枚〈160組〉オープン価格)を数量限定で発売する。
 同品は、世界で最も有名な2大スーパーヒーロー“スーパーマン”と“バットマン”が世紀の対決を繰り広げる「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」の世界観をパッケージデザインで表現した家庭用ティシュボックス。世界観を表す深みのあるカラーを使用することで、スタイリッシュなパッケージに仕上げている。


2016年2月24日号 記事一覧

会合・発表会

  • ライオン、オーラルケアセミナーで初期ムシ歯の現状とフッ素の活用を紹介
  • 永廣堂本店、化粧品原料セミナー開催 沙棘オイル、米麹発酵エキス等紹介

経営・施策

  • 小林製薬、総額約80億円、83万2800株の自己株式取得終了
  • サンスター、「宿泊型新保健指導試行事業」最終報告会に参加
  • ニトムズ、文具ブランド「スタロジー」2種のノートで名入れサービス開始

製品・サービス

  • 花王「メンズビオレ」、スキンケアシートにさっぱりオレンジの香りを追加
  • サンスター「エクイタンス」、美容機器と美髪トリートメント発売
  • 常盤薬品工業、「なめらか本舗 保湿ライン」などから新商品発売
  • 明色化粧品、「明色カラミンローション」から限定コラボパッケージ品発売
  • 常盤薬品工業、和コスメブランド「舞妓はん」からBBクリーム発売
  • ニトムズ「デコルファ」、陶器風フックステッカーなど新発売
  • シャボン玉石けん、人気のせっけんハミガキから子供用を新発売
  • 大王製紙、生理用ナプキン「エリス新・素肌感」パッケージリニューアル
  • P&G、「ブラウン グルーミング」シリーズなど新商品発売
  • 話題 吉川国工業所 でっかい丸氷がつくれる製氷機などが人気集める

宣伝販促

  • ライオン、「アクロン」新CM「まあ大変!毛玉篇」放映
  • pdc、「河津桜まつり」とタイアップ 化粧品サンプル配布

決算

  • ユニ・チャーム、15年12月期連結決算は14期連続増収、9期連続増益に
  • P&G米国本社、16事業年度第2四半期業績発表 売上高前年同期比9%減
  • 攝津製油、16年3月期第3四半期決算発表 売上高5.8%増に

研究・開発

  • ビューティーexpなど、ハチミツに毛髪の紫外線ダメージ抑制効果を発見

調査・統計

  • ライオン「ストッパ」、受験生実態調査を実施
  • 経済産業省 2015年1~12月洗浄剤統計発表 数量横バイ・金額1%増
  • 東家同 16年1月度チラシ価格調査 TP大手セカンド品の安値が10円増
  • 大王製紙、子どもの鼻の健康意識調査 「正しい鼻のかみ方」多くができず
  • KSP-POS 2016年1月 カテゴリー別ランキング
  • 2016年のインバウンド需要動向 中韓台香の訪日客の存在感高まる

イベント・展示会

  • 大木、春夏用カテゴリー提案商談会 テーマは「新しい売上げをつくる!」
  • 第50回スーパーマーケット・トレードショー開催 9万人超が来場

施設・店舗

  • ユースキン製薬、富山工場本格稼働、最新鋭設備の導入 生産能力2倍に
  • クラシエHP販売、関越支店を移転

訃報・葬儀

  • 加美乃素本舗会長・宮崎幸三氏の「お別れの会」に600名超える参列者

時評・コラム

  • 泡沫 金融策への偏り過ぎは政策の貧しさ映す


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。