2016年2月17日号掲載記事より
ライオン、ライオン会総会開き経営概況、営業方針など発表
ライオンは2月9日、同社と卸店とのコミュニケーション組織「ライオン会」の総会を開き、経営概況、営業方針を発表するとともに、市場活性化を目指す春の新製品を紹介した。経営概況を説明した濱逸夫社長は、「くらしと心の新たな価値を提供し続けるアジアのリーディングカンパニー」を目指すことを表明。16年度は「技術とマーケティングイノベーションによる付加価値化の徹底」「グローバルマーケットと連動した国内市場の活性化」「デジタライゼーションの進化」に挑戦していく考えを示した。
濱社長は、「当社は今年、創業125年を迎えるが皆様の長きにわたるご支援に心から感謝申し上げるとともに、皆様の期待にしっかりと応えなければならないと気持ちを新たにしている。消費増税を境に顕著となった選択型消費は一層進み、消費のグローバル化によりメーカーとしての本質がより厳しく問われている。当社は125年の歴史に甘んずることなく、より深く、より広い視点で新しい価値を継続して提案し、ライオン会の皆様の期待に応えていきたい」とあいさつした。
資生堂、「TSUBAKI」誕生10周年企画「TSUBAKI湯」お披露目会開く
資生堂は、ヘアケアブランド「TSUBAKI」誕生10周年を記念して、写真家・映画監督として活躍中の蜷川実花氏とのコラボレーション企画を2月から展開、その一環として、「TSUBAKI×蜷川実花」によるコラボ銭湯「TSUBAKI湯」を東京・押上の大黒湯で2月11日~3月31日の期間限定でオープン。オープンに先立ち10日、大黒湯に報道関係者を招いて「『TSUBAKI』誕生10周年企画お披露目会」を開催した。
はじめに、エフティ資生堂・岩﨑哲夫社長があいさつに立ち、「資生堂はこれまで様々なイベントを開いてきたが、銭湯でのイベントは資生堂始まって以来のことだろう。資生堂は、これまで以上に低価格セルフ領域を強化するべく、化粧品直販ルートで展開していた『ウーノ』『マシェリ』『エージープラス』の3ブランドの商流をホールセールルートに改め、今春、エフティ資生堂から発売する。その中で、『TSUBAKI』はエフティ資生堂の中核ブランドであることに変わりなく、誕生10周年を迎え、様々なプロモーションを展開する。そして、お客さまの声を真摯に受け止め、従来以上に商品、マーケティングに反映してロングセラーブランドとして育成していく」と述べた。
今回のコラボは、「TSUBAKI」誕生10周年を記念して、「これからも自分らしく美しく咲き続けていたい、という女性たちの気持ちに寄り添い、応援し続ける」というブランドの想いに共感した蜷川実花氏と様々なプロモーションを展開する。
「TSUBAKI湯」では、日本の女性たちに「これからも自分らしく美しく開花し続けて欲しい」という思いを込め、「TSUBAKI」の世界観をモチーフに華やかで満ち足りた気持ちになれるような空間を演出。アメニティでは、「TSUBAKI」のシャンプー、コンディショナーを使うことができる。
花王、RobecoSAM社のCSR格付け2年連続「ゴールドクラス」に選定
花王は、このほど、世界の代表的な社会的責任投資(SRI)の調査・評価会社であるRobecoSAM社(スイス)によるCSR格付けにおいて、最高評価である「ゴールドクラス」に2年連続で選定された。また、所属する産業分野(パーソナルプロダクツ部門)において最高点を獲得し、「Industry Leader」に選定されるとともに、同産業分野内で大きく評価が上がった企業として「Industry Mover」にも選定された。
今回発表された格付けでは、評価対象の約3400社のうち、花王を含む77社が「ゴールドクラス」、74社が「シルバークラス」、97社が「ブロンズクラス」に認定された。また、対象となる59の産業分野で「Industry Leader」に選定された日本企業は、花王を含め6社だった。
ビジネスガイド社、東京ギフト・ショー春16開催 19万人超が来場
日本最大のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市「第81回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2016」(主催=ビジネスガイド社)が、2月3~5日の3日間、東京ビッグサイト全館で開催され、国内外から19万4764人が来場した。
今回の東京ギフト・ショーは「グローバリゼーションのモノ作りで成功」をテーマに、日本のデザイン、アイデア、機能性に優れた商品と世界からの逸品が東京ビッグサイトに一堂に集まり、国内外2528社が出展した。
会場内では、商品ジャンル毎にゾーン展開されており、ギフトアイテムとしてもパーソナルユースとしても楽しく嬉しくなる雑貨や、生活に癒しと潤いを与えてくれるお香やアロマなどの香り商品、流行にマッチした美容・健康グッズが多数紹介され、出展者と来場者の間では活発な商談が行われていた。また、売り場作りのヒントが発見できる内容にもなっていた。
当業界関連からは、日本香堂、オカモト産業、ときわ商会、丸叶むらた、大香、カメヤマキャンドルハウス、池本刷子工業、ベス工業、小久保工業所、フェザー安全剃刀、地の塩社などが出展。出展社は、お洒落なデザインのブースを構え、展示用ボードやビデオモニターを用いたほか、サンプリングを実施し、新商品や注力商品の紹介を熱心に行った。
パナソニック、大阪、東京で春の商談会開く 新商品を一堂に展示
パナソニックコンシューマーマーケティングVE社は、1月26~27日まで大阪市内の松下IMPホール、2月2~4日まで東京都内の東京流通センターにGMS、スーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンターなどの小売業者並びに代理店関係者を招いて「2016年 春の商談会」を開き、合計で421社、前年を89名上回る1103名(大阪会場=156社356名、東京会場=265社747名)が参加した。
商談会は、日用品業界での販売の中心となる「エナジー」「ライティング」などの最寄商品にあわせ「スモールアプライアンス」「AVC」「ビューティ・ヘルスケア」等新商品の数々を一堂に展示し、得意先の売上アップに繋がる提案を行うことを目指したものだ。
来場者は、売り場の相乗効果を図りながら、消費者に商品特長のインパクトを与える新しい売り場提案の切り口に高い関心を示していた。
2016年2月17日号 記事一覧
会合・発表会
- ライオン、Ban新製品発表会開く 「汗ジミ不安」調査結果など発表
経営・施策
- 小林製薬、4月3日は「ケシミンの日」 日本記念日協会が登録認定
製品・サービス
- 花王、「ロリエ さらピュア」新発売 吸水ライナーと吸水ナプキン
- サンスター、「ガムデンタルリンス」改良 殺菌力・長時間バリア機能強化
- ユニ・チャーム、猫用フード「銀のスプーン」新製品発売
- フマキラー、「虫よけバリアプレミアム300日」など春の新製品発売
- オカモト産業、車用芳香消臭剤から「タバコ用」「徳用タイプ」新発売
- 花王、「リリーフ ふんわり吸水ナプキン」新発売 新しい表面シート採用
- キクロン、「あわ綿 しっかり」新発売 「泡スター」1月に2000万枚突破
- 旭化成HP、「フロッシュ食器用洗剤」改良 全タイプをノンアルコールに
- 日本香堂、東京ギフトショーに出展 「大江戸香」など春の新製品発表
宣伝販促
- オカモト、ウェアラブルコンドームデバイス「ゼロワンベルト」公開
- ライオン、「トップ スーパーNANOX」新CM放映開始 二宮和也を起用
- 大日本除虫菊、第30回KINCHO V.I.P陳列コンテスト概要発表
- シック「シック ハイドロシルク敏感肌用」小嶋陽菜起用の新TVCM放映中
人事・組織
- ライオン、藤重会長が相談役に、渡常務が代表取締役専務に就任へ
- ライオン、役員人事を発表
- あらた、4月1日付で人事異動・組織変更を発表
- フジモトHD、役員を選任
- アース製薬、代表取締役の異動及び次期取締役候補を発表
決算
- 資生堂、16年12月期決算発表 日本事業・グローバル事業ともに伸長
- ジョイフル本田、16年第2四半期は減収増益に 生活雑貨売上高1.6%増
イベント・展示会
- 麻友、第97回総合見本市開催 “狭小商圏”にフォーカスした提案行う
- フェザー安全剃刀、サムライエッジてっぺんキャンペーン抽選会を開催
施設・店舗
- メディセオ、新潟県初のFLC「新潟FLC」を2月5日に竣工
- キリン堂、都市型店舗「北心斎橋店」開店 化粧品関連商品コーナー設置
時評・コラム
- 時評 業態超え再編が抱える課題
上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。