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2015年11月25日号掲載記事より

あらた、16年3月期第2四半期業績は増収増益に 通期業績を上方修正

あらた、16年3月期第2四半期業績は増収増益に 通期業績を上方修正

 あらたは11月19日、畑中伸介社長執行役員、嶋脇明副社長執行役員営業統括本部長、鈴木洋一副社長執行役員管理本部長兼システム本部長が出席して決算説明会を開き、2016年3月期第2四半期の連結業績などについて説明した。
 同期の連結業績は売上高3397億9500万円(前期同期比7.5%増)、売上総利益353億3900万円(9.9%増)、販売費及び一般管理費326億7400万円(4.2%増)、営業利益26億6500万円(230.1%増)、経常利益27億2100万円(235.1%増)、四半期純利益15億6600万円(577.7%増)の増収増益となった。
 増収要因は、消費増税に伴う仮需の反動減が一巡したことや、インバウンド需要増、高付加価値商品へのシフト、トイレットペーパー等紙製品の売上単価上昇などによる。これにより、売上総利益率は前期比で0.2%改善し10.4%となった。
 下期の事業戦略については、「本業深耕と共に『成長の種』を未来へ向けて蒔く」をテーマとした「オペレーション戦略」を推進する。具体的には、現状の卸売事業のほかに、オリジナル商品「アドグッド」やOTC医薬品、受託物流の拡大、新しい市場としてネットビジネス・海外市場の強化及び越境ECによる活動を検討。さらにAAA(日本アクセス、アルフレッサヘルスケア、あらたのコラボ)による異業種連携の継続維持、加えて今後は、「情報編集力」「商品編集力」を生かした付加価値のある卸売事業を展開していく。

ときわ商会、秋の講演会と製配販懇親の夕べを開く

ときわ商会、秋の講演会と製配販懇親の夕べを開く

 ときわ商会は11月18日、取引先、仕入先メーカー関係者ら多数を招き、恒例の「秋の講演会と製配販懇親の夕べ」(後援・ときわ会)を開催した。
 はじめに相澤隆史社長があいさつに立ち、出席者へのお礼を述べるとともに、会社設立70周年を迎える2020年に向け、社員とともに夢を持って経営を進めていくことを宣言。「当社のスローガンは『まごころの循環とニッコリアイディアで伝えたくなる感動を商品を』である。お得意先様、メーカー様、消費者のお客様が当社の商品、サービスに感動いただき、“いいね”の連鎖が起きるような会社を目指して精進していく」と述べた。
 次にメーカーを代表して、ライオン・清水康男取締役ヘルス&ホームケア営業本部営業本部長があいさつ。引き続き、講演会に移り、ユニークな女性経営者として著名な石坂産業・石坂典子社長が講演「絶体絶命でも世界一愛される会社に変える!」を行った。

アイスタイル、今後の国内外の事業戦略発表 海外売上30億円目指す

アイスタイル、今後の国内外の事業戦略発表 海外売上30億円目指す

 アイスタイルは11月17日、グループ全体の今後の事業戦略を発表するプレス向けカンファレンスを開催。吉松徹郎社長兼CEOが、新しいビジネス構想と、今後注力する海外事業戦略について説明した。
 冒頭、吉松社長は「今年は、当社が上場後に発表した3カ年中期計画の3年目に当たる重要な年だった。その頃は売上高50億円をようやく超えたところで、この3年間、売上高100億円、営業利益10億円を目標に邁進してきた。現在は、事業計画も順調に進捗し、市場からも高い評価を得てきている」と挨拶するとともに、同社の沿革及び化粧品市場の現状を紹介。続いて、2つの事業戦略「ビューティープラットフォーム構想」と、「グローバル展開」について説明した。
 吉松社長は「世界の人が日本のコスメを調べるとき、@cosmeを使っており、どこよりも世界の人が欲しい国内のコスメ情報に詳しい。当社は今後、『日本・アジア・世界をつなぐハブとなる』べく、2020年までに海外事業での売上30億円を目指す」と宣言した。

キリン堂HD、中国のグループ内小売事業を統合

 キリン堂ホールディングスは11月17日、中国におけるグループ内の小売事業を統合すると発表した。
 具体的には、連結子会社・忠幸麒麟堂(常州)商貿有限公司が営む小売店舗2店舗の事業全部を、来年1月1日付で、同じく連結子会社・BEAUNET CORPORATION LTDの100%出資子会社である璞優(上海)商貿有限公司に事業譲渡する。
 これにより、中国における小売事業は璞優(上海)商貿有限公司に統合され、忠幸麒麟堂(常州)商貿有限公司は卸事業に特化する。

PLANT、15年9月期決算発表 増収増益で推移

PLANT、15年9月期決算発表 増収増益で推移

 スーパーセンターやホームセンター等を展開するPLANTは、11月16日、2015年9月期の決算説明会を開き、決算概要、成長戦略について説明した。
 同期の連結業績は、売上高870億6600万円(前期比5%増)、営業利益27億9500万円(4.1%増)、経常利益28億6300万円(3.2%増)、当期純利益17億3100万円(6%増)の増収増益となった。
 セグメント別の売上高は、商品売上高867億4700万円(前期比5%増)、内、食品596億5300万円(6%増)、ノンフーズ270億9300万円(2.7%増)。
 同期は、大きく2つの取り組みを行った。1つ目は、店歴の古い店舗を中心に、外壁の塗り替えや駐車場の改修を実施したほか、一部の大型店においては、従来の売り場を見直し、「キッチン」「収納」「リビング」などに再編した。2つ目は、本部に女性管理職によるトレーナーを、また店舗には接客トレーナーとレジトレーナーを配置し、主に接客の質を向上させ、来店客数のアップに努めた。また、昨年9月に兵庫県淡路市に「スーパーセンターPLANT淡路店」を新設。この結果、同社店舗は、合計12府県23店舗(休止中1店舗を除く)となった。


2015年11月25日号 記事一覧

特別企画

  • 14年度コンドーム市場は数量・金額とも増 インバウンドなどで市場活性化
  • オカモト 「オカモトゼロワン」売上好調 エイズ予防啓発運動にも注力
  • 相模ゴム工業 エイズ/性感染症予防啓発活動を積極展開
  • 不二ラテックス 新素材“IR”コンドーム「SKYN」好調に推移
  • ジェクス ラブ活キャンペーン通じてコンドーム使用啓発活動を推進
  • エイズ予防財団・山﨑厚司氏に聞く 「エイズ予防啓発が重要」

会合・発表会

  • 小林製薬、乾燥肌治療薬「さいき」に関するプレスセミナー開催
  • DHC、新商品お披露目会を開き「DHC GE パワーセラム」発表
  • プラネット、30周年記念地区ユーザー会を大阪で開き84社151人が出席
  • 近石工、第134回近畿石鹸ゴルフ会開く 13名が参加
  • ハリマ共和物産、第102回ブツブツ会開き49名が参加
  • サノフィ、「インナービューティーレッスン」開催 道端姉妹が登場

経営・施策

  • 花王、グループ販売3社の株式を継承する会社分割を決議
  • 資生堂、中低価格帯ブランド「Za」のインドでの販売を終了
  • アークス、連結子会社2組を来年3月1日付でそれぞれ合併へ

製品・サービス

  • PRページ 花王 40~50代女性に向けた新入浴剤シリーズ誕生

人事・組織

  • ファンケル、12月1日付で人事異動を発表
  • 永廣堂本店、新役員人事を発表

決算

  • 養命酒製造、3月期第2四半期決算説明会開く 中期経営計画を発表

イベント・展示会

  • 牛乳石鹸共進社、「いい風呂の日」11月26日に開催のトークライブに協賛

時評・コラム

  • 泡沫 歴史を戻す宗教戦争にしてはならない

特集 【歳末用品】

    特別企画

    • 1年の締めくくり歳末商戦がスタート 華やかに売場演出して活性化を
    • 花王 「クリスマス」と「新年」のお掃除提案 「マジックリン」新CFも
    • ライオン 予防掃除の提案で年末需要を喚起 「防カビくん煙剤」積極展開
    • UYEKI 歳末商戦に向けてオレンジシリーズを前面に展開
    • サンスター 「サンスターのハブラシを買ってお年玉を当てよう」キャンペ
    • ニトムズ 「コロコロ」人気シリーズの増量品発売で店頭を盛り上げ
    • ハイネリー 拭き掃除用の石けん製品「フキソープ」の提案強化
    • ジョンソン 「ディスプレイコンテスト」など大々的なキャンペーン展開
    • ユニリーバ 「ドメスト」「ジフ」ふなっしー起用の大掃除キャンペ実施中
    • シャボン玉石けん 年末の大掃除に“ナチュラルクリーニング”を訴求
    • デンタルプロ 「デンタルプロブラック超極細毛コンパクト」限定品発売
    • 和気産業 家庭用コーティング剤「おそうじプロのキレイシリーズ」が好評
    • エステー 便座ノズル専用洗剤「パワーズ ノズルウォッシュ」が絶好調
    • ウエ・ルコ 部分洗い用洗剤「泡で洗うエリそでブラシ」発売
    • ユニ・チャーム シートクリーナー「ウェーブ」の拡販に注力
    • エビス 「プレミアムケアハブラシ」「プレミアムケアズ」併用を促進
    • SENSEN 真空保存が可能な真空保存用タッパー「ロクシー」販売開始
    • ライオン商事 榊原社長インタビュー ペットオーラルケアの習慣化へ注力
    • 小林製薬 人気の「Sawaday PINKPINK」からトイレ用新発売
    • ダスキン 大掃除実施意向調査 77.4%が実施予定 予定日は12月27日
    • 大日本除虫菊 「ティンクル」のデザインを一新 Web広告も実施
    • FDK 「富士通アルカリ乾電池」増量パック発売 店頭販促も充実
    • 三菱電機LN 「POWERアルカリEXシリーズ」などリニューアル
    • 東芝ライフスタイル 「インパルス」年末キャンペ実施 売場を華やかに
    • クレハ 店頭でのレシピ提案を軸にした売場展開を推進
    • 三菱アルミニウム 「魚焼きホイル」改良 「揚げ物フェンス」を拡販
    • ユニ・チャーム、おもてなしシーズンに向けて来客前の掃除実態調査を発表


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。