2015年11月18日号掲載記事より
ライオン、12月期第3四半期決算は高付加価値品が好調に推移
ライオンは11月9日、記者懇談会を開き、2015年12月期第3四半期の連結業績、通期予想などについて濱逸夫社長が説明した。
同期の業績は、売上高2740億2700万円(前年同期比3.3%増)、営業利益110億7000万円(50.8%増)、経常利益122億6500万円(49.5%増)、四半期純利益74億1300万円(51.4%増)の増収増益。営業利益と経常利益は3期連続、四半期純利益は2期連続の最高益更新となった。増益の要因は、高付加価値品の継続育成、原材料価格低下による想定以上のコストメリットの獲得、原価低減等のコストダウンの推進などによる。
セグメント別の業績は、一般消費財事業=売上高1972億4300万円(前年同期比0.5%減)・営業利益65億9600万円(47.3%増)、産業用品事業=売上高422億5300万円(3.8%減)・営業利益9億4200万円(38.2%減)、海外事業=売上高734億2300万円(17.3%増)・営業利益24億9700万円(199.5%増)となった。
PALTAC、3月期第2四半期は減益計画に対して増益を達成
PALTACは、11月12日、決算説明会を開き、木村清隆社長、田代雅彦専務財務本部長、嶋田政治経営企画室長が出席して2016年3月期第2四半期の決算概要並び次期業績予想、最近のトピックスなどについて説明した。
売上高は前年同期に比べて241億円増加の4254億円、売上総利益は22億円増加の331億円となり、売上高、売上総利益ともに計画を上回った。
販管費は、9億円増加の246億円だが、生産性向上の取り組みとイニシャルコストが当初見込みより減少したことから、売上高比では前年同期の5.91%から5.80%に低下し最も低い水準となった。
営業利益は12億円増加の84億円、経常利益は14億円増加の94億円、四半期純利益は12億円増加の62億円となった。同期は設備投資に伴う一時的なイニシャルコスト約14億円が発生することから増収減益の計画だったが、実績は増収増益の決算となった。その要因について木村社長は、「環境改善による追い風に加え、業務を分割し、1つひとつ見直し、改善活動に取り組んできたことだと考えている」と分析。
さらに木村社長は「配送費、人件費の上昇を想定すると更なる生産性向上の取り組みが不可欠であり、メーカー様、小売業様と協力して取り組んでいく」と更なる生産性向上に取り組んでいく考えを強調した。
ブラシ組合、「いい歯の日」にJR品川駅で歯ブラシ7000本を無料配布
全日本ブラシ工業協同組合(谷口啓司理事長)は、「いい歯の日」である11月8日、東京・JR品川駅中央改札内で、歯ブラシ7000本の無料配布を行った。
この取り組みは、歯ブラシの交換は1カ月に一度行うのが目安であり、交換時期を過ぎた歯ブラシは汚れ落とし効果が減るということを多くの消費者に知ってもらうために、同組合が11月8日の「いい歯の日」にあわせて東京で初めて行ったイベント。
当日、JR品川駅中央改札内に大きなボードを2つ設置し、その前でスタッフが目の前を通る駅利用者にリーフレットをのり付けした歯ブラシ7000本を配布した。
無料で配布された歯ブラシにのり付けされたリーフレットの表面には、「『歯ブラシ』の交換は『1カ月に一度』を目安に。」「毎月8日は歯ブラシ交換の日」と文字表記をしたほか、数字の「8」が刻まれたカレンダーの左右に毛先が開いた歯ブラシと新品の歯ブラシが並び、毎月8日が歯ブラシ交換の日であることをPR。
一方、リーフレット裏面には、新品の歯ブラシは歯の表面の汚れを綺麗に落とすことができるが、毛先が広がった歯ブラシは磨き残しが多く生じてしまうことを示す写真を掲載したほか、イラストと文字を用いて、毛先が開いた歯ブラシは汚れ落とし効果が約4割減ることを強調した。
ユニリーバ「ドメスト」「ジフ」ふなっしー起用し大掃除キャンペ実施
ユニリーバはこの春から、国民的ゆるキャラ・ふなっしーを“お掃除当番”として任命し、除菌クリーナー「ドメスト」とクリームクレンザー「ジフ」を活用した掃除術を紹介する「ドメスト&ジフでお掃除なっしー!」キャンペーンを展開中。年末の大掃除シーズンでは、キャンペーン“お掃除当番”動画「ふなっしーのおおそうじ」をYou Tubeで11月10日に公開。また、「ドメスト」「ジフ」の「数量限定ふなっしーボトル」を同日、発売した。
“お掃除当番”動画「ふなっしーのおおそうじ」は、5月に公開され、レトロすぎる自宅トイレが大きな話題となった「ふなっしーのトイレそうじ」に続く第2弾オリジナル動画。今回は、ふなっしー1号と3号がまさかの競演で仲良く自宅の大掃除にチャレンジ。浴室やキッチン、トイレなど家の隅々まで一見順調に掃除が進んでいくが、無事に大掃除を完了し、気持ちよく新年を迎えることができるのか――というコミカルな内容。
また、「数量限定ふなっしーボトル」は、エプロンを付けた“お掃除当番”ふなっしー(オリジナルイラスト)がデザインされた限定企画品。5月から数量限定ボトルを発売し、好評を博したことから、このほど、第2弾のふなっしーボトルとして発売した。
「2015韓国優秀商品展」11月25日からインテックス大阪で3日間開催
日韓国交正常化50周年の今年、これを記念して韓国の優れた商品を日本に紹介する特別展「2015韓国優秀商品展」(主催/主管:韓国産業資源部/大韓貿易投資振興公社)が、11月25日から27日の3日間、大阪市住之江区のインテックス大阪2号館で開催される。
この展示会には、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が誘致し、日本の専門企業からなる審査団が厳選した韓国企業105社が出展。確かな技術に裏打ちされた高い品質とオリジナリティに溢れる商品を日本の企業と消費者に広く紹介するとともに、グローバル市場への進出を目的とした日韓企業の相互協力事例の発掘を目指す。
出展企業の内訳は、産業機械や自動車部品など部品素材を取り扱う企業が16社、ファッションやビューティー、食品などの消費財を取り扱う企業が89社となっている。
出展企業を幾つか紹介すると、▽アイスクリーム状の6in1クレンジング「アイスクリームソープQutei1」を製造するミルテック▽化粧パフの中にマイクロパウダーを内蔵した一体型メークアイテム「イージーパウダー」を展開するイージーパウダー社▽紅参6年根などの天然由来素材を使用したハンドメイド石鹸メーカー・謹製香遠――その他にも、多目的洗剤や紙おむつ、キッチン用品のメーカーなど、幅広い業種が一堂に集まった。
2015年11月18日号 記事一覧
会合・発表会
- 日本女性薬局経営者の会、設立記念シンポジウムを開催
- プラネット、30周年記念地区ユーザー会を全国6カ所で開催
- 大阪卸組合、全卸連後援によるセミナー開催 「元気な会社の創り方」
経営・施策
- ユニリーバ、国内全事業所電力を100%再生可能エネルギーに切り替え
- 花王、つめかえ用“ラクラクパック”開発 使いやすさと環境配慮を両立
- エコートレーディング、子会社・ココロを爽快ドラッグに譲渡へ
製品・サービス
- アルボース、シロキクラゲ多糖体配合の泡タイプのハンドソープ発売
- ライオン、機能性表示食品「ナイスリムエッセンス ラクトフェリン」好調
- 話題 イースマイル「大山式ボディメイクパッド」が人気
宣伝販促
- エステー、「消臭力」新CMオンエア 西川貴教の神対応で皆を笑顔に
人事・組織
- 資生堂、役員人事・グループ会社役員・執行役員人事発表
決算
- ユニ・チャーム、12月期第3四半期連結決算発表 売上高5290億円に
- アルフレッサHD、4~9月期業績は増収増益 流通改革の継続を推進
- P&G米国本社、16事業年度第1四半期業績を発表
調査・統計
- 東家同 15年10月度チラシ価格調査 TPの価格帯が3ゾーンに
- マンダム、恋愛意識と接近願望調査 20・30代女性の7割「今恋がしたい」
イベント・展示会
- 歯磨工業会、「第15回標語募集」最優秀賞発表 1万3397作品が応募
- 日本香堂、「青雲」発売50周年記念観劇会開催「長く愛される企業目指す」
- ニールズヤードレメディーズ、日本上陸30周年でベストアロマリスト開催
- 日本香堂、「ふるさとのお盆の思い出」絵画コンクール最終選考会開催
訃報・葬儀
- 訃報 福原義正氏(J-NET取締役執行役員営業本部本部長) 66歳
時評・コラム
- 時評 地域特性活かす歳末商戦に
その他
- プラネットVANVAN第108号
上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。