2015年10月21日号掲載記事より
フマキラー、16年度園芸用品政策共有会開催 「市場の創造と活性化」へ
フマキラーは、10月14日、「2016年度フマキラー園芸用品政策共有会」を開催。2016年度の重点政策や営業方針について説明するとともに来春の新製品を発表した。また、農水省の農業女子プロジェクトとコラボレーションした「素敵・未来・ガーデン」プロジェクトをスタートすることを発表した。
大下一明社長は、今年度は「カダンセーフ」が9年連続トップシェアを獲得し、新製品「カダンお庭スプレー」、「猫まわれ右びっくりスプレー」が市場拡大に貢献するなど順調な売れ行きで推移し、前年比25%以上の伸びを達成したことを報告。
2016年度は「市場の創造と活性化」を目的に①選択と集中(積極的な開発投資、マーケティング投資)②お客様と協働強化(目標・政策の共有化、コラボレーション強化)③販促提案力の強化(売れる売り場作り提案、店頭活性化)――の3つを重点政策に取り組んでいく。また、大下社長は、害虫の脅威が高まっている状況を重く受け止め、今年度、「命のそばに。」プロジェクトを発足させ積極的に進めていること、海外ネットワークが70カ国に広がっている中、地域の人々の命と暮らしを守るために戦っていく考えを表明。さらに、農林水産省が推進する農業女子プロジェクトに参加し、農業女子の視点に立った製品を開発し、女性のための快適農作業をサポートしていく「素敵・未来・ガーデン」プロジェクトをスタートすることを発表した。
続いて来春の新製品「クモカダンプレミアム」、「カダンセーフ」、「犬猫まわり右粒剤」、「強力猫まわれ右粒剤」などについて説明した。
キリン堂HD、16年2月期第2四半期決算は計画上回る売上高を達成
キリン堂ホールディングスは10月9日、2016年2月期第2四半期の決算説明会を開き、既存店の来店動機創出策などにより、計画を上回る売上高を達成。営業利益、経常利益、四半期純利益は計画未達となったものの、増収増益で終了したことを明らかにした。
業績概要については、売上高563億2700万円(前年同期比9.9%増)、営業利益9億7500万円(134.6%増)、経常利益12億3200万円(82.6%増)、四半期純利益4億3100万円(268.3%増)となり、増収増益で終了した。
売上高は、購買頻度の高いハウスホールド商品や食品などの集客対策の効果により雑貨等が伸長したことに加え、調剤部門が好調に推移し増収に繋がった。
売上総利益については、粗利益率の高い花粉症関連の医薬品の不調や、季節商品(夏季)の不調により粗利率は低下したものの、全体の増収効果により、販管費の増加をカバーし、営業利益以下は増益となり、第2四半期の経常利益としては、過去最高益となった。
第42回国際福祉機器展H.C.R2015開催 国内外522社/団体が出展
アジア最大の総合福祉機器展「第42回国際福祉機器展H.C.R2015」(主催=全国社会福祉協議会、保健福祉広報協会)が10月7~9日の3日間、開催された。
今回は、高齢者や障害者の自立と社会参加の促進、家庭や福祉施設での介護の質の向上を目的に、杖・車いす・福祉車両、入浴・トイレ、住宅改造機材などの福祉機器、高齢者向け食品や衣類など日常生活を支える様々な生活用品が展示され、国内外522社/団体が出展、11万9075人が来場した。
当業界からは、日本製紙クレシア、玉川衛材、白十字、ピジョンタヒラ、カミ商事、ファイン、パナソニック、スリーエムジャパン、東京パック、花田、ナカイなどが出展した。
塩野義製薬、新会社を来年1月に設立 ヘルスケア事業を継承へ
塩野義製薬は10月13日、国内におけるコンシューマーヘルスケア事業を行う新会社「シオノギヘルスケア㈱」を来年1月をメドに設立し、同社のヘルスケア事業を承継した上で、4月から営業を開始すると発表した。同社では、日本国内においてますます重要となるセルフメディケーション領域において、新会社の高い機動力と迅速な意思決定によりヘルスケア事業の競争力を高めていくとしている。
アイスタイル、ビジネス領域を拡張 第1弾にスマホサイトの全面刷新実施
アイスタイルは、化粧品・クチコミを中心に展開する日本最大のコスメ・美容の総合サイト「@cosme」において、2016年度中に大幅にビジネス領域を拡張していく。その第1弾として今秋、スマートフォンサイトの全面刷新及びグループサービスの連携強化を行った。
まず、スマートフォンサイト全面刷新では、TOP画面のタイムライン化を行い、簡単にアクセスできるようにしたほか、「おすすめ」「Ranking」「コスメ・クチコミ」などの全7メニューのナビゲーションバーを設置し、美容の総合サイトとしての機能を強化。また、独自ドメインで展開していたグループサービスを@cosmeドメイン内に統一し、@cosmeIDで全サービスを利用できるようにした。
一方、グループサービスの連携強化では、これまでの「クチコミ」に加え、「購入・店鋪検索・予約」の購買関連機能を実装。さらに、エステ・美容室等のサロン予約サービス「ispot by @cosme」を連携したほか、商品ページの商品が近くで買える店舗を探す「お店情報」を設置し、4万5000店鋪を掲載した。
2015年10月21日号 記事一覧
M&A・設立
- ファミリーマートとユニーグループ・HD、来年9月に経営統合で基本合意
会合・発表会
- 再春館製薬所、バドミントン部新入団選手発表会開き3名の新入団選手紹介
経営・施策
- セブン&アイ・HD、子会社の事業構造改革発表
- ツルハHD、無料Wi-fiサービスをグループ全店で提供開始
- ライオン、「正しい手の洗い方」や「適切な手洗いのタイミング」を紹介
製品・サービス
- ユニ・チャーム、ソフィふわごこち改装「女の子の下着のエチケット」記載
- 大王製紙、エリエールティシュー改良 業界初の新指標「摩擦指数」見出す
- エステー、「シャルダンステキプラス」からディズニープリンセス冬限定品
- P&G、「ヘアレシピ」からアップルジンジャーの数量限定セット発売
- 資生堂・ローソン共同企画、インテグレートポーチインコスメシリーズ発売
- エキップ、美容液「スック モイスチャーリペアエッセンスN」発売
- カネボウ化粧品、「コフレドール グラン」からリキッド口紅発売
- ヤマサキ、「ラサーナ海藻海泥シャンプー&トリートメント」詰替え用発売
- 資生堂、「プリオール」からリッチ美容オイルとオールクリア石鹸発売
- エキップ、「RMK」新製品発売 初のエイジングケアできる美容液など
- ベス工業、「モミシア」「リフトレージュ」から美容グッズ発売中
- 常盤薬品工業、新スキンケアブランド「暖冷美容」発売
宣伝販促
- バスクリン、薬用入浴剤「きき湯」TVCMオンエア 羽生結弦選手を起用
- ダリヤ「サロン ド プロ」、ザ・クリームヘアカラーなど新CM放映開始
- エステー、「くらしにプラス」で夏服の“しまい洗い”について情報発信
人事・組織
- 旭化成HP、郷田博史氏が取締役副社長に就任
- 資生堂、11月1日付で人事異動を発表
- 資生堂、11月1日付でグループ人事を発表
決算
- 薬王堂、3~8月期決算は増収増益 経常・四半期利益は過去最高に
- ダイユーエイト、第2四半期は増収増益に 2020年売上高1000億円目指す
- サンエー、16年2月期第2四半期決算は既存店売上伸長で増収増益
調査・統計
- JILSなど、2014年度物流システム機器生産出荷統計を発表
- エステー、ランニングシューズに関する調査 気になる「湿気」「におい」
イベント・展示会
- ビジネスガイド社、「第52回プレミアム・インセンティブショー」開催
- 伊勢半本店紅ミュージアム、開館10周年記念企画展を11月29日まで開催
施設・店舗
- カメヤマ、神仏名古屋支店とキャンドルハウス名古屋オフィスの事務所統合
時評・コラム
- 時評 店舗主体へ舵切るセブン&アイ
上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。