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日衛連、第72回通常総会開催　競争法コンプライアンス規程を制定

　日本衛生材料工業連合会（日衛連）は6月19日、第72回通常総会並びに理事会を開き、新役職理事の選任や今年度の事業計画などを審議、承認するとともに、総会終了後には記者会見を開催し、決議した事業計画などについて発表した。
　記者会見では、再任した高原豪久会長（ユニ・チャーム）の挨拶、大越昭夫新副会長（ピジョン）ならびに長谷川浩新常任理事・総務委員長（長谷川綿行）の就任挨拶の後、藤田直哉専務理事が①平成27年度事業計画②競争法コンプライアンス規程の制定③ＩＳＯ／ＴＣ２２４／ＷＧ２（水に流せる製品の技術仕様書の検討）の状況報告について発表した。
　競争法コンプライアンス規程については、日衛連及び傘下5工業会の活動における「会合の運営に関するルール」「統計情報の収集・管理・提供に関するルール」を「日衛連競争法コンプライアンス規程」として策定し、7月1日から施行。具体的には、遵守事項①商品・役務の価格または数量に関する事項②入札に関する事項③開発・生産・販売の能力、計画または政策に関する事項④其の他、重要な競争手段に具体的に関係する事項――について会合中及び開始前後においても話題にしてはならないとした。
　その後開かれた懇親会には、会員・賛助会員をはじめ関係団体、官公庁、日衛連ＯＢ、報道関係者など約180名が来場。冒頭、高原会長が挨拶に立ち、今年度の重点活動を発表したほか、業界の市場として、女性の生涯支出金額の試算では介護用・子供用紙おむつ、生理用品、マスクなどを合わせて200万円に迫ると推定され、使用の早期化などライフタイムバリューを最大化することで国内需要をさらに拡大できると言及するとともに、「当連合会の関連商品はライフラインとしての役割を持ち、南海トラフ地震への備えはもちろん、韓国のＭＥＲＳ感染に対するマスクの輸出など海外での対応も増えており、今後、こうしたグローバル市場で培った技術による安心で安全な商品・サービスの提供、ひいては我が国の健康長寿社会の実現に寄与できるように会員一同、努力する」と述べた。

ユースキン製薬、記者勉強会＆新製品発表会開催　夏のフットケア情報発信

　ユースキン製薬は6月19日、毎年恒例の記者勉強会＆新製品発表会を開催。夏に自宅でできるフットケアや、「あせも」などの汗による肌トラブルの予防法、9月に発売する数量限定品などについて発表した。
　野渡和義社長が挨拶に立ち「本日は、『ユースキンＡ』が手あれだけでなく、足のケアに使われていることが多いことから、フットケア外来の高山かおる先生との共同研究について発表するほか、医薬品のあせもカテゴリーではトップシェアの『あせもクリーム』などについて紹介する。今後もこの勉強会を通じて、生活者のお役に立てる情報発信に努めていく」と述べた。
　次に、東京医科歯科大学皮膚科フットケア外来・高山かおる医師が「夏に多い足の三大トラブルと対策～まだ間に合う。夏までにサンダルが履ける足になるために～」をテーマに講演。その後、企画部・高橋千明氏が、夏の汗による肌トラブルとケア方法と、今春発売のあせも治療薬「あせもパウダークリーム」（第3類医薬品）や、頭皮のかゆみ治療薬「トーヒル」（第2類医薬品）、新発売する数量限定品などについて説明した。

アインファーマシーズ、11月1日付で持株会社体制に移行

　アインファーマシーズは6月24日、事業部門を完全子会社に承継させる会社分割により、11月1日付で持株会社体制に移行すると発表した。
　具体的には、同社グループの経営管理部門を除く一切の業務をアイン分割準備株式会社に承継させるとともに、商号を「㈱アインホールディングス」に変更。定款も事業内容に合わせて変更する。
　また、アイン分割準備株式会社は同日付で、商号を「アインファーマシーズ」に変更する。

アイスタイル、15年@cosme上半期ベストコスメ発表

　アイスタイルは6月18日、化粧品・美容の総合サイト「＠ｃｏｓｍｅ（アットコスメ）」で、クチコミランキング企画「2015年＠ｃｏｓｍｅ上半期新作ベストコスメ」を発表した。

　◎受賞アイテム（各カテゴリ賞1位、一部抜粋）
　2015年＠ｃｏｓｍｅ上半期ベストコスメ大賞＝「マキアージュ／ドラマティックルージュ」（資生堂）▽スキンケア部門ベスト日焼け止め＝「アリィー／エクストラＵＶジェル（ミネラルモイストネオ）」（カネボウ化粧品）▽ベースメイク部門ベストＢＢクリーム＝「ビオレ／さらさらＵＶアクアリッチＢＢエッセンス」（花王）▽メイクアップ部門ベストリップグロス＝「キャンメイク／ユアリップオンリーグロス」（井田ラボラトリーズ）▽ヘアケア部門ベストシャンプー・コンディショナー＝「メリットピュアン／リフレッシュ地肌クレンジング　シャンプー／コンディショナー」（花王）▽ボディケア部門ベストボディケア・洗浄料＝「デオナチュレ／足指さらさらクリーム」（シービック）

ＪＮＴＯ、5月の訪日外客数を発表、前年同月比49.6％増の164万人に

　日本政府観光局（ＪＮＴＯ）は6月17日、5月の訪日外客数を発表した。
　それによると5月の訪日外客数は、前年同月比49.6％増の164万2000人で、これまで5月として過去最高だった14年の109万7000人を54万5000人上回った。
　例年、5月は4月の桜シーズンと夏休みシーズンの狭間で、伸び率が鈍化する傾向にあったが、今年に入ってからの勢いは衰えず、単月としては15年4月（176万5000人）に次ぐ、過去2番目の記録となった。5月までの累計も750万人を突破し、引き続き好調なペースで推移している。
　市場別では、台湾、香港、インドが単月として過去最高を記録したほか、英国、ロシアを除く18市場が5月としての過去最高を記録した。特に東アジア市場においては、韓国が前年同月比61.5％増、中国は同1333.6％増、香港が同70.3％増と大きく数値を伸ばし、台湾を加えた4市場の合計は116万3000人と、当月の訪日外客数全体の7割以上を占めた。