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資生堂、15年3月期決算説明会　新3カ年計画を説明

　資生堂は、4月27日、同社銀座ビルで「2015年3月期（14年4月1日～15年3月31日）決算説明会」を開催。同期の業績並びに「新3カ年計画」（15年度～17年度）について説明した。同期の業績は、売上高7776億8700万円（前期比2.1％増）、営業利益276億1300万円（44.4％減）、経常利益292億3900万円（43.1％減）、当期純利益336億6800万円（28.8％増）となった。
　「新3カ年計画」は、昨年末に策定した中長期戦略「ＶＩＳＩＯＮ2020」の実現に向け、最初の3カ年となる15年度～17年度を「事業基盤再構築の期間」と位置づけ、国内外それぞれの事業の構造的課題を解決すると同時に積極的なマーケティング投資を伴う成長戦略を実現することで、次の3カ年（18年度～20年度）での持続的な成長を加速させていく。「ＶＩＳＩＯＮ2020」の定量的な目標は、2020年度の連結営業利益1000億円超、ＲＯＥ12％以上。これらの目標を達成するために、連結売上高は1兆円超まで引き上げを目指す。

ライオン、台湾に新会社設立　連結子会社の販売事業を新設会社に事業譲渡

　ライオンは、台湾に同社100％出資の子会社を新たに設立するとともに、連結子会社である獅王工業股份有限公司（以下、獅王工業）の販売事業を新設会社に事業譲渡する。
　同社グループの台湾における営業力の強化及び経営の意思決定の迅速化を目的として、獅王工業の販売・マーケティング部門を分離し、新たに同社が100％出資により設立する子会社に同部門を譲渡する。
　獅王工業は、1964年8月23日設立。事業内容は洗濯用洗剤、台所洗剤、化学品等の製造販売、歯磨、ハブラシ等の販売。資本金は2億1800万台湾㌦（約8.4億円）、出資比率は、ライオン53.8％、その他株主46.2％。
　譲渡する事業は、洗濯用洗剤、台所洗剤、歯磨、ハブラシ、化学品等の販売。同事業の平成26年12月期の売上高は10億3500万台湾㌦（約39.8億円）。製造については獅王工業で継続する。

エステー、15年3月期決算　売上高482億円で増収に

　エステーは4月30日、2015年3月期（14年4月1日～15年3月31日）の通期連結決算を発表した。
　同期の業績は、売上高482億6300万円（前期比2.7％増）、営業利益18億1200万円（14.9％減）、経常利益15億9700万円（6.8％増）、当期純利益8億9200万円（27.7％減）と増収減益。
　利益面では、引き続き製造コストや販売費及び一般管理費の削減に努めたものの、円安による原料などの調達価格上昇や、広告宣伝の効果的な投下などから営業利益が2ケタ減となり、受取保険金の収入などから経常利益は増加。当期純利益は、投資有価証券売却益の減少や、固定資産除却損の増加などから大幅減となった。

ニトムズ、「コロコロ」商標登録30周年　ブランドサイトをリニューアル

　ニトムズは5月6日の「コロコロの日」に、粘着テープクリーナーの代名詞ブランド「コロコロ」の商標登録出願から30周年を迎えることを記念して、ブランドサイト「コロコロラボ」（http://colocololab.com/）をリニューアルした。
　今回のリニューアルでは、スマートフォンでも閲覧しやすくするとともに、トップ画面に「おしえてコロコロ」「こんなときコロコロ」「もっともっとコロコロ」「コロコロラインアップ」の４つのコンテンツを配置し、「コロコロ」のブランド訴求力を高めた。各コンテンツ内では、各製品特長・使用シーンの紹介や、楽しく遊びながら「コロコロ」を知ることができるゲームのほか、開発ストーリーやトリビアなども紹介している。
　また、サイトリニューアルと同時に、消費者アンケートも実施し、消費者とのコミュニケーションも強化。回答者には抽選で「コロコロ」の人気製品をプレゼントするなど、「コロコロ」ファン作りに積極的に取り組んでいく。

ロート製薬と東急不動産、美・食・健康を連動させた新店舗を代官山に開店

　ロート製薬と東急不動産は4月29日、東京・代官山の商業施設「TENOHA DAIKANYAMA（テノハダイカンヤマ）」（運営＝東急不動産）内に美・食・健康を連携させた新コンセプト店「si・empre（シーエンプレ）」及び「ＰＡＬＥＴＡＳ（パレタス）代官山店」（運営＝ロート製薬子会社・ジャパンパレタス）をオープン。これに先駆け、28日にプレス内覧会兼メニュー試食会を開催した。
　両社は4月6日に、ウェルネス分野のサービスの拡大を目的とした包括的業務提携を締結。その第１弾が、今回の店舗事業となる。
　「シーエンプレ」と「パレタス」は、ワンフロア（約74坪）に併設されており、中央に共有のカフェスペースを設置。店内は、むき出しのコンクリートとガラス張り明るく開放感のある空間で、観葉植物や木製インテリアなどがナチュラルな雰囲気を添えている。
　両社は、包括的業務提携により、今回の店舗事業に加えて、今後、無農薬野菜を使った健康的な食事の開発及びリゾート施設などでの提供を始め、シニア住宅を活用したアンチエイジングメニューの開発や提供などが可能になる。こうした取り組みを通じ、ウェルネス分野の先端的なサービスを提供・強化することで、国の掲げる「健康寿命の延伸」の実現に貢献していく。