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2015年2月18日号掲載記事より

パナソニック、春の商談会を東京・大阪で開催 各分野の新製品を展示

パナソニック、春の商談会を東京・大阪で開催 各分野の新製品を展示

 パナソニックコンシューマーマーケティングVE社は、1月27~28日まで大阪、2月3~5日まで東京でGMS、スーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンターなどの小売業者並びに代理店関係者を招いて「2015年 春の商談会」を開き、合計で384社、前年比102%となる1024名(大阪会場=125社306名、東京会場=259社7718名)が参加した。
 商談会は、「Wonders!by Panasonic」をキーワードに、「エナジー」「ライティング」「ビューティ・ヘルスケア」「スモールアプライアンス・AV」等の新商品の数々を一堂に展示し、得意先の売上アップに繋がる提案を行うことを目指したものだ。
 今回は、電池のレジ横陳列需要にスポットをあて、乾電池の「エボルタ」や「パナソニックアルカリ」などが本当に利益のとれる商材であることをしっかりとアピール。売り場の成長と利益を確保する上で、電池需要のついで買いを増やす提案を目指した。

コットン・ラボ、春季商談会開催 「コットン生まれの化粧水」など提案

コットン・ラボ、春季商談会開催 「コットン生まれの化粧水」など提案

 コットン・ラボは2月10日、東京を中心とする関東圏の流通関係者を招き、「平成27年度コットン・ラボ春季商談会」を開催した。
 今回の商談会では、主力の化粧用コットンや、排水ネット「ダスポン三角コーナー用」などのリニューアル品のほか、新規カテゴリーに参入する新製品、同社製品群でも最も高価格帯となる新製品などの新たな試みを提案した。最も注目された新製品は、化粧綿との相性を考えて開発した化粧水「コットン生まれの化粧水 保湿ケア用/角質ケア用」(500㍉㍑/350㍉㍑)で、天然コットンから抽出したオイル“綿実油”を配合した、同社初めてのスキンケア。
 また、高価格帯に挑戦した新製品「オーガニックコットンマスク」(3枚入)は、オーガニックコットン100%の無漂白シートにオーガニック成分配合の美容液を含ませたフェイスマスク。近年のオーガニック・ナチュラル思考や、中国での日本製フェイスマスクブームなどからも来場者からの期待が寄せられていた。

資生堂、「TSUBAKI」改良 セルフ・トイレタリー領域のマーケ力を強化

資生堂、「TSUBAKI」改良 セルフ・トイレタリー領域のマーケ力を強化

 資生堂は現在、顧客起点のマーケティング改革に取り組んでいるが、今回、その一環として、セルフ・トイレタリー領域のヘアケア市場でシェア拡大を狙うべく、ヘアケアブランド「TSUBAKI」の改良品を3月下旬に新発売するとともに、セルフ・トイレタリー領域における「一気通貫型」のマーケティングを実現すべく、「ICHIGANプロジェクト」を全社一丸となって強力に推進していく。
 具体的には、全国4万5000店の導入店のうち、中心となる8000店の売り場作りを5日間で行う「5DAYS店頭施策」、大規模サンプリングによる体感キャンペーン、全国主要都市でのエリアジャック施策、デジタルを活用したコミュニケーション強化などを実施する。これにより、顧客との新しい出会いの場を創出し、ブランドの存在感を高めていく。
 今回、改良発売する「TSUBAKI」は、「地肌のやわらかさは、美しい髪の大きなカギを握っている」ことに着目して、顧客意識から導きだされた「髪と地肌のやわらかさ」を叶える「椿麹つけこみ美容」という新しい機能をインバスケア全品に搭載した。「髪と地肌をWケア」をブランドコンセプトに、様々な髪の悩みや仕上がりニーズに合わせて的確に応える明快な特長をもった「極うるおいで、まとまりが持続する赤のエクストラモイスト」と「ケミカルダメージを補修する白のダメージケア」、「ふんわりボリュームアップする紫のボリュームタッチ」――の3ラインを展開する。

ライオン、2014年12月期連結決算発表 過去最高益を更新

ライオン、2014年12月期連結決算発表 過去最高益を更新

 ライオンは2月12日、ライオンプレスクラブ(LPC)への決算説明会を開き、2014年12月期(1~12月)の連結業績並びに15年度の業績予想などについて、笠松孝安常務取締役執行役員が説明。14年度業績は、売上高が前期比4.4%増加するとともに、過去最高益を更新した。連結業績は、売上高3673億9600万円(前期比4.4%増、為替変動の営業を除く実質3.1%増)、営業利益124億600万円(14.7%増)、経常利益140億5900万円(14.3%増)、当期純利益73億6800万円(20.8%増)となった。
 セグメント別の業績では、一般消費財事業は、消費増税前の駆け込み需要の取り込みと高付加価値品の育成で成果をおさめた。その結果、売上高2744億2700万円で3.5%増、セグメント利益は16.8%増の85億1600万円となった。産業用品事業は、化学品分野における高付加価値品へのシフトによる収益性の改善が奏功、売上高597億9300万円(15.8%増)、セグメント利益は17億5900万円(126.0%増)。海外事業は、東南アジアを中心に中間所得層をターゲットにして、オーラルケアやビューティケアなどで量的成長を確保。売上高862億200万円(12.1%増、為替変動の影響を除く実質6.0%増)、セグメント利益は11億4700万円で、事業拡大に向けた先行投資により20.0%減となった。その他事業は、売上高286億8200万円(0.1%減)、セグメント利益5億9700万円(41.2%減)。

麻友、第95回総合見本市開催 消費者の「不」解消へ新市場の創造を提案

麻友、第95回総合見本市開催 消費者の「不」解消へ新市場の創造を提案

 麻友は2月5日~6日の2日間、新規出展5社(トキワ工業、オーム電機、吉川国工業所、ミニマム、オルディ)を含む取引メーカー90社が出展して、「第95回麻友総合見本市」を開催した。今回のテーマは、前回に引き続き「狭小商圏への対応(2015春・夏)」とし、“狭小商圏”にフォーカスした提案を行い来場者に売れる売り場作りを訴求した。
 毎回注目を集める「提案コーナー」では、①商品構成グラフ2015~狭小商圏における「都市型店舗」と「郊外型店舗」~②麻友開発商品のご提案③地球環境の変動によるマーケットの変化④食品×家庭用品クロスMD販促カレンダー(春夏版)⑤麻友オリジナル手書きPOP紹介⑥麻友オリジナル“コトPOP”の活用!関連商品のご提案⑦カテゴリー別新商品コーナー――で構成。
 「新しい『カテゴリー』、『商品』の創造」に関して麻友では、生活者の「不(不満、不快等)」を解消するために、2~3月は花粉、3月からはデング熱に対応した売り場作り、品揃えを強化していくとし、その具体的な内容を発表した。さらに、この春からスタートする食品の新たな機能性表示制度について紹介するとともに、新表示制度のもと、狭小商圏店舗における新しい「カテゴリー」として健康食品の品揃え強化を提案した。


2015年2月18日号 記事一覧

会合・発表会

  • 近石工など、技術部会・洗たく石けん・合成洗剤合同部会を開催
  • P&Gと気象協会、花粉の飛散ピーク等に備え「部屋干し指数」を共同開発
  • ドウシシャ、15年春夏新商品発表会開き「エコネコ」「アジャステ」等発表
  • SONOKO、子会社が美容ブランド「バデフィー」を日本で販売
  • 信栄製紙、富士川工場の稼働前プレ見学会開催 リサイクルシステム導入
  • ピップ、新製品発表会・記者勉強会開催 「重だる脚」の原因と対策を発表

経営・施策

  • 15年は「インバウンド需要獲得元年」に 攻めの仕掛けで更なる需要獲得へ
  • ランスタッド、「ランスタッドアワード15」調査結果発表・表彰式実施
  • アース製薬、中国・上海に現地法人を新設 上海を中国展開の中心地に
  • ライオン、買収防衛策を平成30年開催の株主総会終結時まで更新・継続
  • ライオン、7月1日付けで化学品事業のグループ内再編を実施
  • モルトベーネ、4月1日付で「ビューティーエクスペリエンス」に社名変更
  • カメヤマ、ギフトショーに出展 ライフスタイルショップ化の可能性提案

製品・サービス

  • 日本香堂、「香菓」(かぐのみ)など春の新製品を東京ギフトショーで出品
  • マンダム、「ギャツビーデオドラントシリーズ」など春の新製品を発表
  • UYEKI「ダニクリン」、年間通じて「ダニ対策にはダニクリン」の浸透へ
  • 一心堂本舗、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」を描いたフェイスパック発売
  • ライオン、「香りとデオドラントのソフラン アロマナチュラル」改良
  • ユニ・チャーム、「ソフィKiyoraフレグランスPremium」新発売
  • P&G、「パンパースさらさらパンツビッグより大きい」新発売
  • ユニ・チャーム、「ソフィデリケートウェットシート」から新しい香り
  • サンスター、VO5ヘアスプレイからパールローズの香り新発売
  • 小林製薬、「ブルーレット」「消臭元」人気アニメ・ワンピースの企画品
  • シック、「シックハイドロ」「同シェービング剤」改良発売
  • アイアイメディカル、虫よけ天然ハーブ配合の日焼け止めスプレー発売

宣伝販促

  • フェザー安全剃刀、「サムライエッジ神ソリ7」キャンペーン抽選会実施
  • エステー、「くらしにプラス」で“空気の汚れ”対策を啓蒙

人事・組織

  • Paltac、代表取締役の異動、組織変更、人事異動を発表
  • 森川産業、役員の選任を発表
  • ライオン、役員人事を発表
  • 資生堂、4月1日付けで執行役員人事を発表
  • アース製薬、役員の異動を発表

決算

  • 攝津製油、15年3月期第3四半期決算発表 減収減益に

調査・統計

  • 東家同 15年1月度チラシ価格調査 TPでプリント物など育成の動き
  • 西化工 14年1~11月化粧品統計 シャンプー2ケタ増、化粧水も好調

イベント・展示会

  • ビジネスガイド社、東京ギフトショー春開催 国内外から2416社が出展
  • カシオ計算機、無料セミナーを3月3日に東京・お台場で開催

施設・店舗

  • ヤマトエスロン、本社事務所を移転

時評・コラム

  • 時評 進化する卸フェアと次の課題
  • 泡沫 新製品に埋もれる売れ筋品に視点あてる時


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。