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2015年2月11日号掲載記事より

ライオン、ライオン会総会開き経営方針など発表 強い消費マインドを創造

ライオン、ライオン会総会開き経営方針など発表 強い消費マインドを創造

 ライオンは2月3日、同社と卸店とのコミュニケーション組織「ライオン会」の総会を開き、今年度の経営方針、事業方針、営業方針を発表するとともに、市場活性化を目指す春の新製品を紹介した。経営方針を説明した濱逸夫社長は、卸店と協働で強い消費マインドを創り上げ、国内景気の回復に貢献し、共創共栄を図る考えを表明した。
 濱社長は、「昨年は消費増税に伴う予想以上の駆け込み需要があったが、ライオン会会員各社の円滑な商品配送、適切な商品展開によって当社は、メーカーとしての責務を果たせた。また、増税後も高付加価値製品の育成に協力いただき、各ブランドが確実に成長している。今年からスタートする『V―2計画』では、新たな価値の創造に努め、既存市場の成長と新市場開拓で成長を加速する新たなステージを目指していくが、その実現のためにライオン会の皆様に最大のパートナーなっていただくことが重要になる」と述べた。

コーセー、「雪肌精30周年プレスカンファレンス」開催 新垣結衣が登場

コーセー、「雪肌精30周年プレスカンファレンス」開催 新垣結衣が登場

 コーセーは1月29日、「雪肌精30周年プレスカンファレンス」を開催。今年30周年を迎える同ブランドにおいて、今春公開のディズニー映画「シンデレラ」とタイアップしたグローバルキャンペーンを実施することや、新垣結衣をグローバルキャラクターに起用したことなどを発表した。
 小林一俊社長が挨拶に立ち「『雪肌精』は国内外で累計販売数4800万本を突破し、今では母から娘へと受け継がれ、さらには日本から海外に広がっている。今後も、世界中の女性たちが持つ肌の透明感を輝かせていくことをお約束する。今回、30周年を迎えるにあたり、『Wishes Come True~あなたを輝かせるもの~』をコンセプトに、映画『シンデレラ』とタイアップした初のグローバルキャンペーンを展開する」と述べた。
 続いて、新テレビCMの上映後、新垣結衣をグローバルキャラクターに起用することなどを発表。新垣結衣が白のドレスで登場し、「グローバルキャラクターとして、世界に向けての『雪肌精』の顔になるので出来る限りのことを頑張りたい」と意欲を見せた。さらに、グローバルスポークスマンに起用された台湾出身の俳優チェン・ボーリンも登場し、「アジアをはじめ多くの女性に、美白の代名詞ブランド『雪肌精』を広げていきたい」と語った。

シャボン玉石けん、「アンバサダープログラム」開始 ユーザーと連携

シャボン玉石けん、「アンバサダープログラム」開始 ユーザーと連携

 シャボン玉石けんは、今年で創業105年を迎えることを記念して、シャボン玉石けん「アンバサダープログラム」を開始する。
 このプログラムは、シャボン玉石けんブランドに積極的に関わり、発言・推奨を行う「シャボン玉石けんアンバサダー」に登録したユーザーと同社が連携し、同社の無添加石けんの魅力を考え、広げていくという活動である。
 アンバサダーの対象は、同社商品の愛用者で、同社やあるいは、そのブランド、商品が好きな人となっている。
 また、シャボン玉石けんアンバサダーになると、新製品に関する情報や、アンバサダー限定イベントの案内などの有益な情報が届けられる。

花王、14年1~12月期連結業績は増収増益 売上高・利益とも過去最高に

 花王は、2月4日、2014年1~12月期の連結業績を発表した。売上高は前期に対して6.6%増加の1兆4017億700万円(為替の影響を除く実質4.7%増)、営業利益、経常利益、当期純利益ともに前年を上回る増収増益を達成。売上高・利益とも過去最高となった。
 売上高増加の要因は、数多くの高付加価値品を投入・積極的な販売促進活動を展開したことで、夏場の天候不順があった中でも、売上げを伸ばしたこと、アジアも引き続き順調に推移したこと、ケミカル事業で価格改定、販売数量の増加に努めたことなどによる。
 利益は、新製品・改良品への積極的なマーケティング投資や原材料価格上昇の影響があったが、増収効果により、営業利益1332億7000万円(前期比6.9%増)、経常利益1387億8400万円(8.4%増)、当期純利益795億9000万円(22.9%増)となった。カネボウ化粧品のロドデノール配合美白製品に係る補償関連等の費用は特別損失に89億円計上した。

Paltac、ストアソリューションフェア開催 インバウンド需要の取り組みも

Paltac、ストアソリューションフェア開催 インバウンド需要の取り組みも

 Paltacは2月4日~5日の2日間、大阪市内で「Paltacストアソリューションフェア2015」を開催、全国の同社取引先企業約600社、3500名が来場した。39回目となる今回のフェアは、「VALUE INNOVATION~新たな価値提供への革新~」のテーマのもと、生活者起点に基づいた売り場・売り方や、多様化するニーズに対応できる商品の提案、また、近年注目を集めている「インバウンド需要」に対する売り場作りのヒントなどが披露された。
 フェアの会場は、139社の出展メーカーによる「メーカーブースゾーン」と「プレゼンテーションゾーン」で構成。プレゼンテーションゾーンについては、①ソリューション機能(物流機能・海外事業)②新商品ゾーン③売り場・売り方提案④商品ピックアップ⑤同社流通限定品(4社のブースと流通限定品による売り場提案例を設置)――の5つのテーマによる提案が行われた。
 注目の「新商品ゾーン」では、今年の春夏の新商品約1500アイテムを「ヘルスケア」「ビューティケア」「ホームケア」(計27カテゴリー)の3つに分けて紹介。カテゴリー毎に2014年度の市場規模と前年比、2015年度のトレンド及び市場動向予測を交えて披露されたほか、新企画の「商品ピックアップ」のコーナーでは、①こだわりの逸品(ロングセラー商品)②注目マーケット(女性用デリケートゾーン用洗浄剤/インバウンド/健康寿命延伸)③プラスワン(なりたい自分に近づける+αのアイテム)――の3テーマで、商品の機能や新市場の紹介、「訴求方法の見直しによる掘り起し」を目的とした提案が行われた。


2015年2月11日号 記事一覧

会合・発表会

  • 日本ロレアル、「メイベリンNY」から新マスカラ&新アイライナー発売
  • クレハ、販売方針説明会開催 ロイヤルカスタマーづくりを推進
  • ラッシュJ、ホワイトデーギフトや今春限定アイテムを発表
  • ライオン、「Ban」新製品発表会 今年のスローガンは「ワキに本気。」
  • ドラッグストアMD研究会、第167回新春政策セミナー開催
  • 健康食品市場創造研究会、第2回定例研究セミナー開催 宗像氏などが説明

経営・施策

  • 花王、新卒者に向けて「キレイを引き出す就活メイク体験コーナー」を展開
  • 桃谷順天館、大学生を対象にインターンシップ、就活メイクセミナーを実施
  • ハーティウォンツ、共栄ファーマシーが広島県で展開する5店舗を譲受

製品・サービス

  • 常盤薬品工業、敏感肌向け日やけ止め「ノブUV EX」をリニューアル
  • 花王、「メリット」から新ヘアケアシリーズ「メリット ピュアン」新発売
  • ニベア花王、男性向けスプレー「8×4メン デオドラントスプレー」改良
  • ユニリーバ、「ダヴ ボディウォッシュスプラッシュ」新発売
  • 伊勢半、「ヒロインメイク」から新リキッドアイライナーを発売
  • サンスター、「健康道場 かける1膳分〈ほうれん草カレー〉」通販で発売
  • シービック、「デオナチュレ 足指さらさらクリーム」リニューアル発売
  • ライオン、「キレイキレイ薬用キッチン泡ハンドソープ」新発売
  • P&G、「パンパース」パンツ型おむつを10年ぶりに大幅改良
  • オカモト産業、ユニークな形状の部屋用・車用消臭芳香剤を新発売
  • P&G、新シェーバー「ブラウンウォーターフレックス」改良発売
  • サンスター、「G・U・M」から爽快感が持続するデンタルペーストなど発売
  • フマキラー、「フマキラープレミアム550mL」「虫よけアロマ線香」等発売
  • UYEKI、「ダニクリン」から食品保存用袋・キッチン用シートなど新発売
  • ライオン、「休足時間」からローズセラピーの香りを数量限定発売
  • ユニ・チャーム、「センターインコンパクトフレグランス」新たな香り

宣伝販促

  • FDK、全社員一丸となって「消費者に語りかける売り場」を展開
  • エステー、春の防虫剤・除湿剤のキャンペーン実施 総計600人に当たる
  • カメヤマ、現金1万円が合計200名に当たる春の感謝キャンペーン実施中
  • 王子ネピア、「第2回nepia鼻セレブ動物総選挙」開催 人気No.1決める

人事・組織

  • ドンキホーテHD、会長兼CEOの安田隆夫氏が代表取締役を退任
  • 花王、役員等の異動を内定
  • 花王、2月1日付で人事異動を発表
  • カネボウ化粧品、カネボウ化粧品販売、役員の異動を内定
  • カネボウ化粧品販売、2月1日付けで人事異動を発表
  • ユニ・チャーム、3月1日付の執行役員人事などを発表
  • 資生堂、2月1日付けで役員異動等を発表

決算

  • Paltac、15年3月期第3四半期決算発表 四半期純利益9.4%増に
  • 小林製薬、15年3月期第3四半期連結業績 家庭用品製造販売事業が増収増益
  • エステー、15年3月期第3四半期決算は増収に 「消臭力」新製品などが貢献
  • マンダム、第3四半期決算は増収減益に 海外市場は男性用が好調推移
  • 資生堂、15年3月期第3四半期決算は連結売上高3.8%増に
  • アイスタイル、15年6月期第2四半期決算 小売事業の好調などで増収増益に
  • ロート製薬、第3四半期決算は売上高増に 海外ではアジア中心に増収

調査・統計

  • 東家同 14年12月度チラシ価格調査 TPは高付加価値品の需要高まる

施設・店舗

  • コーセー、群馬工場敷地内に化粧品生産棟を建設 17年上期の稼働を予定
  • 丸富製紙、大阪営業所を大阪市中央区に移転 2月16日から業務開始

訃報・葬儀

  • 訃報 更家章太氏 (サラヤ創業者・最高顧問、元会長・社長) 92歳

時評・コラム

  • 時評 ドラッグストア事業に向かう商社


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。