2014年11月5日号掲載記事より
全家協、「14製・配・合同フォーラム」開催 上期取扱高7%増を達成
全国家庭用品卸商業協同組合(全家協)ならびに全家協・協力会は10月23日、「'14製・配・合同フォーラム」を開催。組合員卸、協力会メーカー約120名が出席した。
岡部弘幸全家協理事長・協力会会長(岡部)はあいさつで、「消費増税後の景気は、円安に加え、運送業の人手不足による運賃の値上げ、アベノミクスの成長戦略の力不足などによって、全体的にみると厳しい状況となっている。そうした中、全家協の状況に関しては、組合員各社の実績が好調に推移したことが奏功して、上半期の取扱高は前年同期比107%と順調に推移している。これから本格的な年末商戦を迎えるが、ここで積極的に拡販を行い、しっかりと成果を上げていきたい」と述べた。
続いて、下正晴全家協副理事長(丸金)が、9月3~4日、東京国際フォーラムで開催した製配合同見本市「リビングワンダーランド2014」の結果を報告。今年度の来場者数は前年比50人増の1907名となったほか、出展社は、協力会役員メーカー20社を含め合計114社(うち新規メーカー16社)が出展した。
なお今回、同見本市が10周年を迎えたことを記念して、開催前日に開催したレセプションパーティーには、137名(協力会メーカー66名、組合員卸71名)が参加した。来年度の同見本市は、9月3~4日、東京国際フォーラムで開催することが決定。
P&G、「ブラウンシリーズ9」体験会 「肌のやさしさ」「深剃り」実現
P&Gが展開する小型家電ブランドのブラウンは、10月23日、11月上旬に新発売する電気カミソリ「ブラウン シリーズ9」の体験会を行った。
はじめに、今瀬友佳広報渉外本部ブランドPRマネージャーがあいさつに立ち、「当社が剃り残しの原因となる髭の種類を分析したところ、①寝ている髭②様々な方向に生えている髭の2種類があり、ともに50%ずつあることが分かった。そこで当社は、いかに沢山の髭を刃と刃の間に取り込み、いかに効率の良いストロークで髭を剃り切るかということに着目し、この製品を開発した」と述べるとともに、同品の特長などについて説明した。
次に、男性美容研究家の藤村岳氏が講演を行い、シェービング後のアフターケアについて、「“今日の保湿は明日の髭剃りのため”。肌の調子が悪いと髭を剃りにくい。シェービングをした後、きちんとスキンケア(保湿)をしてほしい。また、どんなに優れたシェーバーでも保湿をきちんとしないと『深剃り』と『肌への優しさ』を両立することはできない」と述べ、シェービング後に保湿をすることの大切さなどについて語った。
新機種のデモンストレーションが行われた後、シェービング体験会が行われ、来場者は「シリーズ9」の性能を体感した。
花王、14年12月期第3四半期連結業績 天候不順が影響も売上高6%増に
花王は、2014年12月期第3四半期(14年1月1日~9月30日)の連結業績を発表した。
売上高は1兆72億4500万円で前年同期比6%増(為替変動の影響を除く実質4.3%増)、営業利益は809億2000万円で1.2%減、経常利益は844億500万円で0.1%減、四半期純利益は506億7000万円で28.1%増となった。売上高は日本では夏場の天候不順の影響があったものの、売上げ・シェアともに伸長。アジアの売上げは順調に推移し、6%増加した。利益は新製品・改良品への積極的なマーケティング投資や原材料価格上昇の影響があり、営業利益で1.2%経常利益で0.1%減少。四半期純利益は、前年同期にカネボウ化粧品のロドデノール配合美白化粧品自主回収関連費用を85億円計上したこともあり、111億円増加した。
エステー、15年3月期第2四半期決算は増収減益に 防虫剤・除湿剤など好調
エステーは10月30日、「2015年3月期第2四半期(2014年4月1日~9月30日)決算説明会」を開催。鈴木貴子社長が決算概要などを発表した。
同期の連結決算は、売上高229億8100万円(前年同期比4.6%増)、営業利益13億5000万円(0.2%増)、経常利益11億5200万円(10.1%減)、当期純利益7
億5100万円(9.7%減)と増収減益で推移した。
売上面では、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減や天候不順等による影響もあったものの、防虫剤、手袋、除湿剤などが売上を牽引。利益面では、営業利益において、計画比には届かなかったものの、マーケティング費用を効果的に投下したことから前年をクリアしたほか、経常利益においては、フマキラーの持分法投資利益が減少したことなどからマイナスとなった。
化粧品開発展/国際化粧品展開催 2万人超が来場
リードエグジビションジャパンが主催する商談専門展示会「化粧品開発展」「国際化粧品展」が10月20~22日の3日間、2万754人が来場した。
「化粧品開発展」は、化粧品原料、OEM、容器/パッケージ、研究機器など、化粧品の研究・企画開発に必要なあらゆる製品・サービスが一堂に出展する展示会。会場はOEM・ODEゾーン、容器・パッケージゾーン、原料・添加剤ゾーン、研究・試験ゾーン、販促什器・POPゾーン、研究成果発表会場などに分けられ、各社が出展ゾーンの自社ブースで製品や技術について熱心に紹介し、化粧品メーカーの技術・開発担当者と熱のこもった商談を行った。
石鹸メーカーも澁谷油脂が釜焚きの固形石鹸を訴求。また、ヱスケー石鹸は、映画「白ゆき姫殺人事件」とコラボ商品した「白ゆき肌石けん」と、同社とエコーレアで共同開発した「華麗な石けん」を紹介するなど積極的な提案を行って注目を集めた。
「国際化粧品展」は、世界各国の化粧品が一堂に展示される日本唯一の化粧品(最終製品)に特化した国際商談展。会場は、スキンケアゾーン、メイクアップコスメゾーン、エイジングケアゾーン、オーニックコスメゾーン、エキンケアイジングケアゾーン、サロン用コスメゾーン、海外ゾーンに分けられ、各メーカーが新製品主力品など紹介。
ボディケア・ヘアケアゾーンに出展した池本刷子工業は、手を汚さず、ブラシ1本でお使いの育毛剤がスピーディーに塗れる「ギャツビー」を来場者にアピールした。
2014年11月5日号 記事一覧
M&A・設立
- サイバーリンクス、アイコンセプトと12月1日付けで合併へ
会合・発表会
- ペットフード協会など、記者懇談会開催 健康寿命と犬猫飼育の調査実施
- 秋葉商店、真空革命容器「ハジーキューブ」発売 画期的な業務用真空容器
- コージー本舗、勉強会開催 303名の販売店スタッフなど参加
- ハーバー研究所、プレス懇親会開催 田中新社長が今後の展開など説明
- アンファー、スカルプD薬用スカルプシャンプー新TVCM発表会開催
経営・施策
- 経済産業省、原材料・エネルギーコスト増加分の適正な価格転嫁を要請
- ゲンキー、15年6月期2Q・期末の配当予想を1株あたり25円から30円に修正
- J&J、国際助産師連盟プラハ大会に唯一のプレミアムスポンサーで参加
- サンスター、「いい歯の日」は歯周病予防の代表ブランド「ガム」訴求
- ファンケルHS、新予防医療事業「グッドエイジングプログラム」を展開
- 米国P&G、サステナビリティ目標を拡充 水の保全と容器・包装を追加
製品・サービス
- ユニ・チャーム、ローラとコラボ「センターインコンパクト」限定品発売
- 小林製薬、「噛むブレスケアマジックミックス」企画品発売
- クラシエHP、「旅の宿」いい風呂の日に向けお買い得パック限定発売
- デンタルプロ、「デンタルプロ歯間ブラシ」20周年で20%増量限定品発売
- 資生堂、「資生堂メンヘアワックスN」リニューアル
宣伝販促
- 大王製紙、「ナチュラさら肌パッド」戸田恵子起用のTVCMを全国オンエア
人事・組織
- ウエルシアHD、取締役等の候補者、代表取締役人事を発表
- フマキラー、人事異動を発表
- J&J、代表取締役プレジデントにスタイン氏が就任
- プラネット、役員を改選
決算
- サンエー、3~8月期は増収増益を達成 具志川メインシティを全面改装
研究・開発
- ライオン、「歯周病予防」新発見 抗炎症成分の吸収を分岐鎖脂肪酸が促進
調査・統計
- 経済産業省 1~8月洗浄剤統計 主要ブランドの全面改良で台所用が好調
- JFA 14年9月度コンビニ統計 既存店は来店客数が7カ月連続減に
- JCA 14年9月度チェーンストア統計 住関品は伸び悩みも殺虫剤好調
イベント・展示会
- 資生堂、BC誕生80周年記念公演を開催 1日限定の近代美容劇
- 第22回ファッショングッズトレードショー開催 延べ3931名が来場
- イオン、年末商戦に向け「サプライズ!10WEEKS」展開
- 大王製紙、第33回エリエールレディスオープンを香川県三豊市で開催
施設・店舗
- ジョンソン、本社を神奈川県横浜市西区に移転 全部門をワンフロアに集約
時評・コラム
- 時評 日中の絆深めた企業交流会
上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。