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2014年10月22日号掲載記事より

フマキラー、15年度園芸用品政策共有会開催 売れる仕組み作りに注力

フマキラー、15年度園芸用品政策共有会開催 売れる仕組み作りに注力

 フマキラーは、10月15日、「2015年度フマキラー園芸用品政策共有会」を開催。家庭園芸用品市場の発展に向けた取り組みとともに、2015年度の重点政策や営業方針について説明したほか、成長市場に上市する新製品について発表した。
 大下一明社長があいさつに立ち、「2015度の重点政策としては、市場の創造と活性化を目標に、売上及びシェアの向上を図るべく①成長市場への拡大投資②取組強化(販売店・卸店コラボレーション強化)③販促提案力の強化――の3つに取り組む。当社は、お客様とのコミュニケーションを大切に考え、全ての製品にQRコードを付けており、育成時に困ったときに気軽にしっかりと課題解決ができるWebサイトを用意しているほか、サイトを通じた消費者参加型キャンペーンも積極的に実施していく。また、当社独自の店頭ディスプレイや専門スタッフによる巡回活動など売れる仕組み作りにも注力するほか、『カダン』のCMを積極的に投入する。当社は、殺虫剤メーカーとしての強みを生かして、園芸に携わる人々に安心と快適をお届けできるように尽力していく」と述べた。

高槻市とサンスター、ハミガキ工場の廃プラがゴミ袋に 清掃活動を支援

高槻市とサンスター、ハミガキ工場の廃プラがゴミ袋に 清掃活動を支援

 高槻市とサンスターは、サンスター高槻工場でハミガキチューブ製造時に発生する端材プラスチックを再利用したゴミ袋を、高槻市の清掃活動など市内景観の美化に役立てる取り組みを共同で始めた。10月16日には、高槻市役所で報告会が行われ、サンスター総務部長でSTARLECS社長の宮嵜潤氏が濱田剛史高槻市長に取り組み内容を報告。その後、今回の取り組みについての質疑応答が行われた。
 ハミガキペーストや液体ハミガキなどを製造するサンスター高槻工場では、製造工程で発生する端材などの廃プラスチックが年間で約20㌧発生する。従来は、回収して別の形で100%再生利用していたが、今回、そのうちの1㌧を使って1万枚の再生素材100%のゴミ袋を作った。ゴミ袋表面には、清掃活動が楽しくなるように、高槻市のマスコットキャラクター「はにたん」が、ハミガキチューブやハブラシをモチーフにしたお花に囲まれて喜んでいる様子を表した「高槻市×サンスターのコラボデザイン」を採用した。
 報告会で宮嵜社長は、「当社ではこれまでも高槻市と、地域を盛り上げるために、皆で関われる形で環境貢献と地域貢献に向けた取り組みを行ってきた。今回のデザインゴミ袋プロジェクトもその一環であり、教育現場などで環境保全を推進する一助になればと考えている」と語っていた。

全卸連、卸流通アカデミービヨンドがスタート 「業界への貢献」テーマに

全卸連、卸流通アカデミービヨンドがスタート 「業界への貢献」テーマに

 若手の卸経営者の育成を目的とする全国化粧品日用品卸連合会(略称・全卸連、森友徳兵衛会長)の卸流通アカデミー第4期「卸流通アカデミービヨンド(ORB)」の第1日目(10月16日)と第2日目(10月17日)の講座が行われた。
 「卸流通アカデミービヨンド」は、平成22年度から3期連続で開講し、前期は休講していた「卸流通アカデミー(ORA)」を「アカデミーを再開して欲しい」という卒業生の声に応える形で復活させたもので、これまでもよりもレベルアップさせるという想いを込め、名称にビヨンド(Beyond〈越えて〉)を使った。従来より現場に近いカリキュラムで経営トップとしてのマナー習得や卸売業の“商い”の実例の視察、メーカーとのコミュニケーション形成など、経営トップに必要な事項を宿泊研修も取り入れて勉強する。
 第1日目は、18名の若手経営者・次期経営者が参加して行われ、はじめに森友会長基調講演を行い、「卸流通アカデミーで一番大切なことは、第地域卸の輪、業界の友達づくりだと考えている。本日からスタートするORBは、『業界への貢献』をテーマとして掲げた。地域卸が業界に貢献しながら、『将来は自分たちが業界を背負って立つ』と思ってもらえるようなアカデミーにしたい。皆様にはORBで将来の自分のためではなく、この先、自分と出会う人を幸せにするために勉強していただきたい。そして、1年間勉強したことを業界、全卸連ために生かすということを考えていただきたい」と語った。

薬王堂、15年第2四半期決算は増収増益 売上高285億円で計画上回る

薬王堂、15年第2四半期決算は増収増益 売上高285億円で計画上回る

 薬王堂は10月9日、「2015年2月期第2四半期(14年3月1日~8月31日)決算説明会」を開催。西郷辰弘社長が同期の決算概況ならびに下期の取り組みなどを説明した。
 同期の業績は、売上高285億5900万円(前年同期比109.7%)、営業利益11億3600万円(115.8%)、経常利益12億2700万円(113.5%)、当期純利益7億4000万円(119.2%)と増収増益。
 売上高は計画比101.3%、前年同期比109.7%と計画を上回った。既存店において、第1四半期では消費税増税の駆け込み需要から前年同期比103.2%と伸長したものの、第2四半期は8月の天候不順から同99.6%とマイナスになったほか、客数は同109.2%、客単価は同100.5%と前年を上回った。
 セグメント別の売上高は、ヘルスケア71億5800万円(前年同期比104.3%)、ビューティケア53億1000万円(106.3%)、ホームケア34億4800万円(110.6%)、コンビニエンスケア126億4100万円(114.3%)と全部門がプラスで推移。3月は医薬品、化粧品、日用品、食品などが好調だったものの、4月以降、医薬品と化粧品は駆け込み需要の反動減を吸収できなかったほか、8月は天候不順から季節商材が苦戦した。

JADMA、ネット通販詐欺的サイトのトラブル相談件数が減少

 日本通信販売協会(JADMA)では、消費者相談室として「通販110番」を設置し、通販トラブル相談を受け付けている。
 2013年度(13年4月~14年3月)の通販全体に関する相談件数は、9073件で、2014年度(14年4~9月)は3462件だった。両年度の4~9月を比較すると、2014年度は80.3%減少している。この理由は、2010年度の集計開始以来増加の一途を辿っていた「ネット通販詐欺的サイト」に関する相談件数が、今年6月に前年同月比で減少傾向転じたことによる。加えて、昨年からJADMAや消費者庁、メディア各社がネット通販詐欺的サイトの情報発信や啓発活動を行い、その結果消費者の危機意識が高まったことも奏功した。
 しかしながら、ネット通販詐欺的サイトのトラブル相談は、例年秋から年末年始に向けて増加傾向に転じる。加えて、昨今はトラブル商品が日用品や趣味娯楽用品まで広がっており、ネット通販を楽しむ全ての人にこうした傾向を知ってもらうことが新たな課題になっている。


2014年10月22日号 記事一覧

会合・発表会

  • 日本ネイリスト協会、11月開催の東京ネイルエキスポの開催概要など発表

経営・施策

  • 資生堂、「椿会」などがメセナアワード2014優秀賞「華のアート賞」受賞
  • 小林製薬、小学校のトイレ環境改善活動 全国100校に洋式トイレ寄贈へ

製品・サービス

  • 貝印、ハイブリッドカミソリ「Xfit」がグッドデザイン賞を受賞
  • ユニ・チャーム、「ライフリー うす型軽快パンツ」を改良・商品名変更
  • 近江兄弟社、「近江兄弟社メンタームスカルプH」を発売
  • エステー、空気浄化剤のギフト商品を自社ネット通販サイトで新発売
  • エスエス製薬、「イブA錠EX」発売 イブプロフェン200mg配合
  • 大王製紙、女性誌「スウィート」と「elis Megami」のコラボ企画品発売
  • エステー、「ドライペットシートタイプ」13年ぶりTVCM全国放映
  • ベス工業、「ヘッドスパ・モミモア バウンドタッチ」など発売中

宣伝販促

  • 牛乳石鹸共進社、今年も「シティースケープ」で「赤箱」広告展開を実施
  • J&J、お母さんのためのWebマガジン「MamAsobi」創刊
  • P&G、「h&s髪と地肌LABO」ウェブサイトをリニューアル

人事・組織

  • 大島椿、大島椿本舗、役員を選任

調査・統計

  • ユニ・チャーム、パンツ型紙おむつ使用者の実態と排泄行動を検証
  • 常盤薬品工業、使わず“眠っている古(コ)スメ数”とライフスタイル調査

イベント・展示会

  • 花王芸術・科学財団、12月に公開シンポ開催「美しい生き方を考える」
  • サンスター、“Ora2 City”プロモ展開を表参道とコラボ 約30カ所で連携

施設・店舗

  • ファミリーマートと湘南薬品、コンビニ+調剤一体型店舗を藤沢市に開店

訃報・葬儀

  • 訃報 関口忠氏(セキチュー会長) 72歳

時評・コラム

  • 時評 8月まで響いた低迷の打破へ
  • 泡沫 深まる秋に歳末商戦への願い託し
  • らいたあ 金木犀と映画「カラアゲUSA」 思い出の輝く秋


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。