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2014年10月1日号掲載記事より

花王グループ、乳がん早期発見啓発活動「ピンクリボンキャンペーン」実施

花王グループ、乳がん早期発見啓発活動「ピンクリボンキャンペーン」実施

 花王グループは、花王、花王カスタマーマーケティング、カネボウ化粧品、カネボウ化粧品販売、海外子会社などグループ各社合同の社会貢献活動として、「ピンクリボン月間」の10月を含む、10月1日から11月30日までの2カ月間、乳がんの早期発見の大切さを呼びかける「花王グループ ピンクリボンキャンペーン」を実施する。
 同グループでは、乳がんの早期発見の大切さをより多くの女性に伝えるため、2007年から「花王グループ ピンクリボンキャンペーン」を実施しており、活動は今年で8年目を迎える。このキャンペーンでは、花王ソフィーナやエスト、ならびにカネボウ化粧品の店頭で、美容部員がピンクリボンバッジを着用し、セルフチェックの方法や定期的な検診受診の大切さを伝える啓発用のリーフレットを配布する。
 海外でも、従来から活動に取り組んでいた中国、香港、台湾の花王ソフィーナの店頭に加え、今年は新たにタイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピンのカネボウ化粧品の店頭でも実施されることとなり、活動は海外にも広がっている。
 10月には、花王がiPhone向けに開発したセルフチェックと検診受診を勧める無料アプリ“笑顔つながる「ピンクリボンアプリ」”を公開する。毎月のチェック履歴や検診の受診予定などの登録に加え、アラートが届く機能も備えた。このアプリを通じて、乳がんのセルフチェックを日々の習慣に取り入れるきっかけづくりを提案していく。さらに、期間限定で、アプリでセルフチェックを実施した回数に応じて、同社から乳がん啓発団体へ寄付を行なう。

ライオンハイジーン、新洗浄システム対応クリーニング用粉末洗剤販売開始

ライオンハイジーン、新洗浄システム対応クリーニング用粉末洗剤販売開始

 クリーニング分野や厨房向けの業務用洗浄剤及び関連品を販売するライオンハイジーン(ライオンの100%子会社)は、このほど超節水型で洗浄時間が短縮された業務用新型連続式洗濯機に対応するため、クリーニング用粉末洗剤の洗浄成分として新たにアルキレンオキサイド型のノニオン性界面活性剤を採用し、さらに洗浄助剤を最適化することにより、高い洗浄力とすすぎ性の良さ、洗い上がりの白さを実現することを見出した。
 また、この知見を活用して開発したクリーニング用粉末洗剤「エルサットパルスフロー」を開発、9月から販売を開始した。
 ライオンハイジーン・川添衆社長は、「当社は、家庭品で培った技術や知見を産業用の分野に応用し、お客様のニーズに適応した製品を開発・販売している。また、製品だけではなく、製品に関連する情報やサービスを総合的に提案する活動に力を入れており、業績も順調に推移している。このほどクリーニング事業のリネンサプライにおいて、新洗浄システムに対応し、高い洗浄力を発揮する節水型の洗剤を開発した。お客様に役立てる製品だと確信している」と述べている。

ツルハHD、15年第1四半期決算は増収増益も天候不順等が影響

ツルハHD、15年第1四半期決算は増収増益も天候不順等が影響

 ツルハホールディングスは、9月17日、2015年度第1四半期(2014年5月16日~8月15日)決算説明会を開催し、同期の業績並びに取り組みなどについて、堀川政司社長、大船正博常務執行役員管理本部長が説明。堀川社長は新たな中期目標として、2019年5月期に2000店舗・売上高7000億円を掲げた。
 同社の第1四半期の連結業績は、売上高1100億2700万円(前年同期比17.8%増)、営業利益70億9800万円(8.4%増)、経常利益73億6100万円(7.5%増)、四半期純利益43億5300万円(7.8%増)の増収増益となった。
 ただ増税前の駆け込み需要の反動、天候不順の影響から既存店売上高は前年を下回った。また、駆け込み需要の反動は薄れつつあるものの、物価上昇などによる節約志向が続き、高額医薬品、高額化粧品等が振わなかった。出店は21店舗、閉店12店舗で計画を上回る進捗となった。
 商品部門別の実績は、医薬品261億9000万円(前年同期比21%増)、化粧品207億8300万円(12.4%増)、日用雑貨336億200万円(16.3%増)、育児用品40億4100万円(19.6%増)、その他243億7500万円(21.9%増)で、各部門とも2ケタの増加となった。
 堀川社長は、今後の目標について、「当社の鶴羽樹会長は長期ビジョンとしてグローバル2万店舗・売上高6兆円を掲げたが、中期目標の2016年度5月期1500店舗・売上高5000億円は達成の目途がついた。このため、新たな中期目標2019年5月期2000店舗・売上高7000億円を掲げ、その達成に向け取り組んでいく」と語った。

プラネット、14年7月期決算は増収減益に 見える化サービスの研究を継続

プラネット、14年7月期決算は増収減益に 見える化サービスの研究を継続

 プラネットは、9月22日、「2014年7月期(2013年8月1日~2014年7月31日)決算説明会」を行い、田上正勝社長が業績並びに経営戦略を、玉生弘昌会長が30周年記念イベント等について説明した。
 同期の業績は、売上高27億4300万円(前期比1.9%増)、営業利益6億8900万円(0.9%減)、経常利益7億1600万円(1.8%減)、当期純利益4億200万円(8.6%減)で増収減益となった。
 事業別の実績は、EDI事業23億5200万円(前期比3.1%増)、データベース事業3億7100万円(4.8%減)、その他事業2000万円(4.7%減)。OTC医薬品(一般用医薬品)、ペットフード・ペット用品等のEDIサービスの利用が進み、通信処理データ量が前期比で3.3%増加、一方、EDI通信処理データ量の増加を促す料金体系が影響し、取引先データベースは減収となった。
 2015年7月期(第30期)は、EDI事業では、①販売データ・販売レポートの利用促進②隣接業界の取り込み③MITEOS(メーカー・卸売業間で手軽に双方向のデータ交換を実現できるメーカー向けサービス)の推進を図る。データベース事業では、商品データベース・商品データベースプラスの登録を推進。また、研究開発活動も進め、「見える化」サービスの創出、商品データベースの多言語対応研究調査を進める。
 第30期の記念事業として、2015年1月に流通の未来をテーマとした30周年記念論文を募集するほか、5月下旬には欧州流通視察ツアーを、9月には30周年記念パーティー、10月から11月には地区ユーザー会を開催する予定。

アイスタイル、@cosme storeとTSUTAYAがコラボ 新業態小売店オープン

アイスタイル、@cosme storeとTSUTAYAがコラボ 新業態小売店オープン

 アイスタイルは11月1日、グループ会社・コスメネクストが運営する「@cosme store(アットコスメストア)」の新店舗「@cosme store/TSUTAYA EBISUBASHI店」をオープンする。
 この店舗は、コスメと本を融合させた新業態の店舗として、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(東京都渋谷区/増田宗昭社長)とコラボレーションし、全国展開する「TSUTAYA」の関西地区の旗艦店「TSUTAYA EBISUBASHI」(所在地=大阪府大阪市中央区)の3Fに設置するもの。
 フロアのテーマを「リセット&チェンジ」とし、コスメネクストが保有する@cosmeの情報を活用したコスメをはじめとするビューティ商材の小売ノウハウと、カルチュア・コンビニエンス・クラブが保有するエンターテインメント・ブック商材の小売ノウハウを融合させ、コスメや本をミックスして編集することで、来店客にトータルビューティを提案する。
 最大の店舗特徴としては無料のパウダールームを設置し、来店客は自身の化粧ポーチを持ち込んだり、店内のテスターや無料の試供品などを自由に試せる。
 また、従来店舗同様に店内のデジタルサイネージや、検索パソコンでの商品情報やクチコミの閲覧だけではなく、ビューティに関する書籍や雑誌に触れることで様々な最新情報と出会い、新たな発見や体験を通じて「これまでの自分をリセットし、新たな自分へチェンジ」することができる。


2014年10月1日号 記事一覧

会合・発表会

  • ライオン、「トップNANOX」新CM発表 イメージキャラクターに杏
  • ビジネスガイド社、「東京ギフト・ショー春2015」開催概要発表

経営・施策

  • イオン、ダイエーを来年1月1日付で完全子会社化
  • 薬王堂、10月1日付で東証第一部銘柄に指定
  • エステー、カイロの今期方針発表 “品質”訴求で適正価格での販売推進
  • 貝印、「第4回レオナルド・ダ・ヴィンチ賞」受賞 遠藤社長が授与式出席
  • 資生堂、マーケティング改革を加速 10月からブランドマネージャー制導入
  • 企業探訪 東京ローソク製造 LEDローソク&キャンドル新発売

製品・サービス

  • 東洋アルミエコーP、「キッチンスタンドレースシリーズ」など新製品発売
  • ユニ・チャーム、「ウェーブハンディワイパー」カラー企画品限定発売
  • アース製薬、アースレッドお風呂の防カビ剤新発売 独自のくん煙システム
  • 王子ネピア、赤ちゃん用紙おむつ「nepia Genki!」パンツタイプを改良
  • 白元アース、「スチームゆたぽん」を改装 「リラックスゆたぽん」で発売
  • 三和通商、消臭効果抜群の衣料用洗剤「柿渋洗剤」新発売
  • ウテナ、「マトメージュまとめ髪スティック」ハローキティとコラボ企画品
  • 大香、新リードディフューザー「NIJI/Reed Diffuser」発売
  • 貝印、「Xfit」×ガンダムコラボキャンペーン 限定仕様品を発売

宣伝販促

  • P&G「ファブリーズ」の新テレビCM放送開始「秋のジメジメ注意報」篇
  • ユニ・チャーム、エアフィット発売1周年記念プレゼントキャンペーン実施
  • ジェクス、チュチュベビーブランド誕生40周年キャンペーンを実施

人事・組織

  • 資生堂、常勤顧問に経営コンサルタントのラルフ・アーベック氏を招聘
  • 関西スーパー、福谷耕治氏が代表取締役社長兼営業本部長に就任
  • ケンコーコム、新社長に橘田尚彦氏を内定

調査・統計

  • ライオン、中・高校生の生活実態とオーラルケア意識 夜活とムシ歯リスク
  • 経済産業省 14年1~7月洗浄剤統計 洗顔・ボディ用身体洗浄剤が2ケタ増
  • JFA 14年8月度コンビニ統計 台風の影響などで客数減少
  • JCA 14年8月度チェーンストア統計 ペーパー類や入浴剤などが好調
  • 日本香堂、お墓参りに関する調査実施 「秋のお彼岸」墓参意向が増加
  • KSP-POS 2014年8月 カテゴリー別ランキング

イベント・展示会

  • アルボース、「災害時における感染症対策」テーマにセミナー開催
  • JACDS、第3回成長戦略最新情報セミナーを開催

時評・コラム

  • 時評 GMSの行方占う子会社化
  • 泡沫 民主主義の価値示した住民投票

特集 【家庭紙】

    特別企画

    • 家庭紙市場 9月に入りに動きは平常に戻る 価格修正に成果
    • 日家工 14年1~5月紙製品出荷数量推移 増税後の4~5月は90%台に減
    • 王子ネピア 「ネピアクオリティ」テーマに3つの品質を推進
    • 日本製紙クレシア クリネックスローションティシューエックスの機能強化
    • 日清紡PP 「コットンフィール」スヌーピー企画第2弾発売
    • カルタス 小澤社長インタビュー 製品価値を訴求して適正価格で販売
    • 大王製紙 「エリエール超吸収キッチンタオルシートタイプ」発売


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。