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2014年7月9日号掲載記事より

小林製薬、大阪で秋の新製品内覧会開き新製品9品目を発表

小林製薬、大阪で秋の新製品内覧会開き新製品9品目を発表

 小林製薬は7月2日、近畿地区の卸店、販売店を招き「2014年秋の新製品内覧会」を開催した。
 今回同社が発表した新製品は、タバコの煙などで汚れた気管支をキレイにしながら、しつこい咳・たん・気管支炎を改善する漢方薬「ダスモック」(第2類医薬品)、便器に花びらジェルを貼り付けるデコレーションタイプのトイレ用芳香洗浄剤「ブルーレットデコラル」の注力製品に加え、香りオイルを含んだスティックが上質な香りを広げる部屋用芳香消臭剤「Sawaday香りつきスティック」――など9品目で、これらの初年度売上目標の合計は27億円となっている。
 会場の特設ブースでは、注力製品のプレゼンテーションが行われたほか、製品ブースでは、炭粒を配合した歯を自然な白さにする歯に優しい美白歯磨「美白スミガキ」、スタイリッシュなデザインに一新された「消臭元トイレ用消臭スプレー」、生活の木の本格アロマの香りの加湿マスク「のどぬ~るぬれマスク+夢ごこちAROMA」、キャンペーンの結果から、製品購入者の愛犬がパッケージに採用された「消臭元いぬのきもち」などの新製品・アイテム追加品・リニューアル品を披露した。

富士フイルム、「アスタリフト」からヘアケアシリーズを新たに発売

富士フイルム、「アスタリフト」からヘアケアシリーズを新たに発売

 富士フイルムは6月30日、ライフサイエンス事業「ヘルスケア新製品発表会」を開催。同事業の主力ブランド「アスタリフト」から“ヘアケア”シリーズを新たに展開することなどを発表した。
 9月24日から新発売する「アスタリフトスカルプフォーカス」は、頭皮環境を整える有効成分グリチルレチン酸を独自のナノシェル技術で高濃度分散し、毛穴への浸透性を高めた“ナノグリチルレチン酸”を全品に配合。それにより、従来グリチルレチン酸を頭皮に浸透させるために用いられていた高濃度エタノールを一切使用しない「ノンエタノール処方」を実現した。頭皮の毛穴内部まで有効成分が浸透することで頭皮環境が整いハリ・コシ・ボリュームのある髪へと導く。ノンシリコン処方のほか、ブランド共通成分であるアスタキサンチンとコラーゲンも配合し、頭皮・髪を紫外線などの酸化ダメージや乾燥から守る。ラインアップは「スカルプシャンプー」(本体360㍉㍑2000円/詰め替え300㍉㍑1600円)、「スカルプコンディショナー」(本体360㍉㍑2000円/詰め替え用300㍉㍑1600円)、「スカルプエッセンス」(本体150㍉㍑5700円/ハーフサイズ75㍉㍑3200円)の3種6品(価格は全て税別)。
 販売チャネルに関しては、同社通販ならびにアンテナショップに限定するが、今後の販売状況によっては店頭での販売も視野に入れているという。

P&G、「夏こそ輝け!『男の身だしなみ』キャンペーン」発表会を実施

P&G、「夏こそ輝け!『男の身だしなみ』キャンペーン」発表会を実施

 P&Gは、男性の夏の身だしなみをテーマにした「夏こそ磨け!『男の身だしなみ』キャンペーン」の開始を記念して7月1日、発表会を開催。キャンペーンキャラクターのAKB48・柏木由紀を起用した新テレビCMを7月2日から放映すると発表した。
 同キャンペーンは、男性にとって夏の身だしなみの啓蒙を目的としたキャンペーン。今回放映する新テレビCMでは、「柏木由紀 夏の個人面接」をテーマに、グレースーツに身を包んだ柏木が初挑戦となる面接官役で登場。夏の男性の身だしなみで最も気になる5つのポイント(ヒゲ、地肌、口、衣類のにおい、車内のにおい)をビシッと指摘し、身だしなみの大切さを諭す姿を通じて、P&Gメンズグルーミング製品の充実したラインアップと、それぞれの特長を印象的に訴求していく。CMは、この5つのポイントごとに、「柏木由紀 ジレット篇」「アリエール篇」「ブラウンオーラルB篇」「ファブリーズ篇」「h&s for men編」――の計5種類(各30秒)を用意。7月2~6日の期間、民放各局で1日1種類1回限定でオンエアする。
 さらに、7月1日にオープンしたキャンペーン特設ウェブサイト(//myrepi.com/tag/pg-men)では、面接官の柏木が夏の身だしなみをチェックする「柏木由紀 夏の個人面接」診断ムービーを公開。この動画は選択型ムービーで、「ヒゲのチェック」「地肌のチェック」「車内のにおいチェック」「口のチェック」「衣類のにおいチェック」の中から気になる項目を選ぶと、柏木の面接がスタート。A~Cの3つの選択肢ごとに異なる柏木のアドバイスや様々なリアクションが楽しめる。
 発表会では、柏木による“男の身だしなみ”個人面接第1号として、プロボクサー・村田諒太選手が登場。前述の5つのポイントごとに身だしなみチェックが行われ、最後に、「身だしなみを整えて損になることはないので、5つのチェックポイントを大切にしてカッコイイ男になりましょう」(村田選手)、「身だしなみをととのえることは、誰でも簡単にできます。この夏は是非身だしなみを整えて素敵な男性になって欲しいです」(柏木)と世の男性にメッセージを送った。

ライオン・藤重会長、日本卓球協会会長に就任

ライオン・藤重会長、日本卓球協会会長に就任

 日本卓球協会の平成26年度第1回臨時理事会が6月28日、東京・グランドプリンスホテル新高輪で開催され、ライオン代表取締役会長の藤重貞慶氏の新会長就任を満場一致で決定した。
 日本の卓球愛好者は、年少者から高齢者まで約900万人ともいわれおり、競技者登録人数は30万人超の人気ある国民的スポーツの1つである。
 現在、日本の卓球は男女とも世界のトップクラスにおり、2016年リオデジャネイロ・2020年東京のオリンピックでは、金メダル獲得が期待されている。
 ライオンは、これまで小学生バレーボールや少年剣道など数多くのスポーツ活動を応援してきたが、国民的スポーツとして人気が高く普及拡大している「卓球」を、スポーツ振興を通じた社会貢献活動として応援していくとしている。

話題 静岡県下田市 買物困難者対策で「食料品アクセス対策協議会」発足

 高齢化が進行し、地域を支える交通や商業が弱体化する中、買い物や食事に困難を感じる生活者が増加している。こうした中、静岡県下田市における食料品アクセス問題の解消向けて下田市産業振興課、下田商工会議所、流通経済研究所は、農林水産省の補助を受け、「食品アクセス対策協議会」を立ち上げた。
 同協議会は、下田市の商工業者だけではなく、市内の福祉法人や社会福祉協議会といった福祉関連団体から、下田市区長連絡協議会のような住民代表者に至るまで、地域を支える多くの団体・企業で構成されている。この中で、今年度、商業から福祉までの横断的な議論を通じて、より住みやすい街づくり、地域づくりを検討する。
 同協議会は、平成26年6月から平成27年3月までの期間に行われ、第1回は6月26日に行われた。下田市においては、高齢化率が36.6%(4月1日現在)と全国に高い水準であり、同協議会では、下田市での協議内容が他の地域でのモデルとなることを目指している。
 同協議会では、買い物困難者の問題に対し、モデルとなることを目指している。
 食料品アクセス環境対策事業とは、食料品の購入等が不便・困難な地域において、その改善のため、地域の事業者及び有識者等による企画・検討会を開催・運営するとともに、地域住民のニーズを把握するための調査等を実施し、地域の実態に応じた食料品へのアクセス環境の改善方策を策定することを支援する事業。


2014年7月9日号 記事一覧

会合・発表会

  • JADMA、記者懇親会開催 通販市場の状況など報告
  • G&G、第41回秋季商談会・記者会見開く 吉田新社長が方針説明
  • ネイチャーズウェイ、オーガニックコスメ新ラインなど秋の新製品発表

経営・施策

  • 北海道流通状況を探る 景気は回復も単独店には厳しい環境続く
  • 全卸連、「卸流通アカデミービヨンド」10月から開講 受講生を募集
  • J&J、第3回「私のアイアイメッセージコンテスト」に特別協賛
  • ファミリーマート、ドラッグストア・調剤薬局との一体型店舗の出店加速

製品・サービス

  • ビタブリッドJ、韓国発ヘアケア・スキンケアパウダー新発売
  • 花王、インドネシアで衣料用洗剤「アタックJaz1」を販売

宣伝販促

  • 牛乳石鹸共進社、赤箱コピー「さ、洗い流そ。」応援メッセージで広告展開
  • P&G、「男の身だしなみ」キャンペーン 5種類のTVCMを限定放映

人事・組織

  • 日本デキシー、山本喜美夫氏が新社長に就任
  • ナリスアップ コスメティックス、西田隆一氏が新社長に就任
  • トイレタリージャパンインク、杉本安治氏が新社長に就任
  • 小林製薬、新役員人事・組織変更を発表
  • 牛乳石鹸共進社、役員を選任
  • 日本製紙クレシア、役員を選任
  • リブドゥコーポレーション、役員を選任
  • ドンキホーテHD、代表取締役の職務委嘱を変更
  • カスタマー・コミュニケーションズ、役員を選任
  • ハリマ共和物産、役員を選任

調査・統計

  • ライオン、洗濯物の部屋干しの盲点「カビ付着数」を調査

イベント・展示会

  • アイスタイル、コーセーなど主催の期間限定イベントをプロデュース

時評・コラム

  • 時評 改めて平和産業の志を示す時
  • 泡沫 夏のボーナス支給に願いを

特集 【H&BC/オールトイレタリーズ】

    特別企画

    • 総論 付加価値品が市場を牽引 オーラルケアなど好調
    • 固形石鹸 13年セルフ市場は約211億円で微増に
    • ハンドソープ・洗顔・ボディ用身体洗浄剤 男性用発売で市場活性化
    • 衣料用洗剤 存在感示す超コンパクト液体洗剤、市場活性化に貢献
    • 洗濯仕上剤 香り訴求タイプが牽引して好調に推移
    • 台所用洗剤 市場は横バイ傾向 差別化製品による単価アップが伸長の鍵に
    • ヘアケア 1~3月は駆け込み需要大きく2ケタの伸びに
    • ヘアカラーリング 女性白髪用は依然クリームが安定したシェアを維持
    • スキンケア化粧品 洗顔フォーム・クリーム、美容液などが好調
    • 入浴剤 健康志向の高まり、癒しブーム背景に堅調な推移
    • ウェットシェービング 高機能化、積極的なプロモ活動で市場拡大
    • 制汗デオドラント剤 制汗剤市場は拡大基調、ロールオンに大型新製品
    • オーラルケア 市場は安定成長続く 口腔意識向上が後押し
    • ラップ・調理保存関連 ラップ市場は安定 製配販の利益確保が鍵に
    • アルミホイル/アルミ箔関連品 安価な輸入品攻勢で市場減少
    • 殺虫剤 女性をターゲットにした「デザイン」「香り」で提案
    • 繊維製品防虫剤 「香りつきタイプ」伸長で市場拡大 204億円で推移
    • 芳香・消臭剤 女性に焦点あて「車用」が高伸長 今期は100億円超か
    • 住居用洗剤 掃除の負担軽くする高機能品の積極提案で微増に
    • コンドーム 2013年は市場減少に歯止め 各社高付加価値製品を導入
    • カイロ 最需要期の天候不順も4年連続300億円市場を堅持
    • 家庭用手袋 高付加価値品と極薄手タイプの広がり安定成長
    • 線香 市場は回復傾向に 新たな需要掘り起こし策が奏功し活性化
    • ローソク 新たな販路の開拓と付加価値ある商品開発が重要に
    • 大人用排泄ケア 市場は好調 軽度失禁専用品の成長に期待
    • 子ども用紙おむつ 少子化など環境の変化の中、市場は成長
    • フェミニンケア 潜在需要の掘り起こし、付加価値品の牽引で市場は回復
    • 家庭紙 市場は前年割れも価格修正は一定の成果 各社の取り組みが奏功
    • ガーデニング 4000億円規模の巨大市場に拡大 初心者の動向に注目
    • 電池 アルカリ乾電池は数量・金額ともに4%減 ボタン電池は好調
    • ペット関連製品 機能性フード、オーラルケア等付加価値品のニーズ高まる


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。