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2014年6月11日号掲載記事より

ジェクス、「チュチュベビーL8020菌入りタブレット」勉強会・説明会開く

ジェクス、「チュチュベビーL8020菌入りタブレット」勉強会・説明会開く

 ジェクスは6月3日、「L8020菌勉強会及び商品事業説明会」を開き、今春新発売したL8020菌入りタブレット「チュチュベビーL8020菌入りタブレット」の特長とマーケティング戦略について発表した。
 「チュチュベビーL8020菌入りタブレット」は、口腔内のむし歯菌、歯周病菌の抑制に有効なL8020菌を簡単に接種することができるタブレット。L8020菌は、広島大学歯学部・二川浩樹教授によって発見された乳酸菌。虫歯・歯周病に羅患したことのない健康な子供の口内から分離された菌で、口腔内のむし歯菌、歯周病の抑制に有効。細菌のバランスを整えるので、口腔内のpHが酸性域から中性域に改善して歯の表面が溶けにくい状態になり、むし歯になりにくい環境に導く。このL8020菌を使用した同品は、小さいタブレットなので、1歳半頃の子供から摂取でき、おやつ代わりに簡単にオーラルケアを行える。通常のハミガキ後に1日3粒が目安。ヨーグルト風味とレモン風味の2品を用意(各90粒〈約30日分〉)、実勢価格554円(税別)。
 同品の主な販売チャネルは、ドラッグストアとベビー専門店。店頭では、同品の特長を訴求したPOPや映像コンテンツなどの販促物を活用し、露出を高めて拡販を図っていく。またドラッグストアでは、ベビー売り場での展開に加え、関連商材であるオーラルケアの売り場での展開も今後進めていく。プロモーションについては、雑誌広告や新聞広告に加え、インターネットの口コミサイトでの情報発信、健康・ベビー関連イベントなどでサンプリングを行う予定。
 こうした取り組みにより初年度の販売目標は数量約20万個、売上げ1億円。3年後には5億円の売上げを目指す。

花王、「字幕付きテレビCM」で第64回「電波の日」総務大臣表彰受賞

 花王は、総務省が6月1日の「電波の日」に合わせて、情報通信や放送の発展に貢献した個人や団体を表彰する、第64回「電波の日」総務大臣表彰を受賞した。
 今回の受賞は、花王が2011年から実施している字幕付きテレビコマーシャル(テレビCM)の積極的な導入や、その本格的な普及に向けた取り組みが高く評価されたもの。
 表彰式は同日、総務省主催の平成26年度「電波の日・情報通信月間」記念中央式典において行なわれた。
 花王は、「人にやさしいモノづくり」を通じて、こころ豊かな暮らしに貢献することを目指している。花王は今後も、誰にでもわかりやすく情報を伝える方法として、字幕付きテレビCMの本格放送化へ向けた取り組みを続けていく。

ユニ・チャーム、「タンポンNavi」タンポン市場活性化に向けリニューアル

ユニ・チャーム、「タンポンNavi」タンポン市場活性化に向けリニューアル

 ユニ・チャームは生理用品市場を牽引するメーカーとして女性のサポートに加えて、タンポン市場活性化に向けて様々なサービスや商品の提供を行っているが、その一環として6月2日、同社ホームページ「タンポンNavi」(http://www.unicharm.co.jp/tampon/index.html)をリニューアルオープンした。
 近年、活動的に過ごす女性の増加に伴い、生理期間でも「できるだけ普段どおりに過ごしたい」と思う女性が増える傾向にある。
 同社の「ソフィソフトタンポン」は、経血のモレや使用中のズレ・ムレが気にならない点で満足度が高く、タンポンを使用することで生理中でも普段どおりに“油断できちゃう”毎日を過ごせることで支持されている。
 さらに昨春のソフィブランドリニューアル以降、テレビCMや同社ホームページを通じてタンポンに関する情報を発信、生理中におけるタンポンの日常使いが定着しつつある。
 加えて、初めて使用する女性はタンポンに関する情報をWebサイトなどから検索される傾向にあることも同社の調査で分かった。
 そこで同社は「タンポンNavi」を大幅リニューアルし、タンポンに関する必要な情報をより分かりやすく伝達することを目指す。
 具体的な改良点としては、過去から蓄積した情報を整備し、製品や使い方をはじめ、初心者の様々な疑問に対応したコンテンツ「みんなのギモン」「1万人のHappyVoice」、生理中の色々な不安をタンポンで解消することを漫画形式で伝える「そわそわ子物語」など、タンポンに関するあらゆる情報を分かりやすい形で提供する。

あらた、売上高356億円増加、6519億円に 中期経営計画を策定

あらた、売上高356億円増加、6519億円に 中期経営計画を策定

 あらたは5月29日、決算説明会を開き、2014年3月期(13年4月1日~14年3月31日)の連結業績並びに中期経営計画(15年3月期~17年3月期)について説明した。
 同期の連結業績は、売上高6519億5400万円(前期比5.8%増)、売上総利益667億3000万円(103.8%)、販売費及び一般管理費622億5800万円(102.8%)、営業利益44億7200万円(20%増)、経常利益43億8800万円(21.7%増)、当期純利益24億3500万円(37.8%増)で、大幅な増収増益となった。
 畑中社長は、「増収増益ではあるが、経常利益率を見るとまだまだ増益の余地がある。売上高は、前期に比べて約356億円増加したが、これは日々の営業努力もあるが、1月~3月、特に3月の消費増税に伴う駆け込み需要が大きな要因となった。ここ数年の売上高は2~3%の伸び推移していたので、当期の5.8%増は、2年分の増加額に相当する。当期は、従業員の退職金制度に確定拠出年金を導入したため、特別利益に退職給付改定益5億2900万円を計上した。これにより税引き前当期純利益が予想を大きく上回った」と説明した。
 中期経営計画は、2017年3月期の連結数値目標を売上高6700億円、経常利益67億円。収益性の向上と同時に総資産の圧縮を進め、ROE6%台を目標に経営効率性を高める。中期経営計画の活動計画は、「収益性の強化」「生産性の向上」「人事・福利厚生・研修育成制度の充実」「ガバナンス体制の強化」の4つを骨子に活動を進める。

フマキラー、14年3月期決算は増収増益に 海外売上高比率は40.4%に

フマキラー、14年3月期決算は増収増益に 海外売上高比率は40.4%に

 フマキラーは6月4日、2014年3月期(13年4月1日~14年3月31日)決算説明会を開き、決算概要、次期予想、今後展開などについて説明した。
 同期の業績は、売上高284億9400万円(前期比26.3%増)、営業利益6億5500万円(前期3億1200万円の営業損失)、経常利益6億1200万円(同3億900万円の経常損失)、当期純利益2億5800万円(81.4%増)の増収増益となった。
 分野別の売上高は、殺虫剤210億2800万円(前期比30.6%増)、家庭用品21億6200万円(29.1%増)、園芸用品19億円(7.3%増)、防疫剤15億1500万円(5.6%増)、その他18億8600万円(19.8%増)。
 殺虫剤は国内4~5月の出遅れを6月以降の猛暑による売上増でカバー、海外はフマキラーアジアグループの新規寄与、円安効果で増収となった。
 家庭用品は、アルコール除菌シリーズが堅調に推移、花粉関連製品の返品大幅減、新製品の寄与により純売上高が改善した。園芸用品は前期競争激化により減収となったが巻き返しに成功した。
 国内売上高は、169億7800万円(前期比7.6%増)となり、10年3月期以来4期ぶりの増収となった。海外売上高は、フマキラーアジアグループの業績を通年で取り込んだことにより115億1500万円(70.1%増、為替変動の影響を除く実質65.4%増)。海外売上高比率は40.4%となった。
 今後の重点戦略は、「国内市場での単体売上目標達成と収益安定化」、「海外事業の拡大と強化」、「3社連合(エステー、NSファーファ・ジャパンとの)協業によるシナジーの追求」を3本柱に積極的な活動を行う。


2014年6月11日号 記事一覧

会合・発表会

  • 日石工組、第55回通常総会開催 「健康体な企業を目指して」
  • 神奈川卸組合、第40回通常総会開催 「変化に対応した商いを」
  • DIY協会、定時総会開催 通算50回記念DIYショウを一大イベントに
  • ユニ・チャーム、中部エリア、近畿エリアで14年秋の新製品発表会開催

経営・施策

  • 消費増税実施から2カ月以上が経過 食品に比べ反動大きい日用品・化粧品

製品・サービス

  • 花王、「リーゼ」メイクアップラインから新製品2品発売
  • クラシエHP、「ナイーブ」からディズニー限定品発売 ボディソープなど
  • 日本ロレアル、「メイベリンNY」カラーショーネイルシークインス発売
  • ユニリーバ、「ダヴ ボディウォッシュ」改良 「うるおい美容液」新配合
  • レノア・J、“多機能パールパウダー”「ピンクパールパウダー」新発売
  • UYEKI、「カビトルデス」「防カビ工房」「ジャストタッチ」が人気
  • エステー、“くまモン”デザインの「消臭力」第2弾を限定発売
  • アスト、尿漏れ対策の機能性下着「おじさまパンツ」発売
  • ユニ・チャーム、ベビー用紙おむつ「マミーポコ」通気性アップして発売
  • FDK、用途に“F・I・T”する「富士通アルカリ乾電池」など発売
  • 花王、「ロリエスリムガード」改良 やわらかなつけ心地とフィット感向上

人事・組織

  • 資生堂、人事異動を発表
  • 伊勢半グループ、グループ各社の役員人事を発表
  • エステー、人事異動を発表
  • NSファーファ・J、新役員人事を発表
  • 花王、人事異動を発表

決算

  • 大木、14年3月期決算は増収増益達成 新規事業部の売上が順調に拡大
  • ハーバー研究所、顧客の囲い込みや基本3品の販売強化等奏功し増収増益に

調査・統計

  • 経済産業省 14年1~3月洗浄剤統計 数量・金額とも前年同期比2ケタ増
  • JFA 14年4月期コンビニ統計 増税前の買い置き需要の反動で減に
  • JCA 14年4月度チェーンストア統計 ペーパー類・ラップなど不調
  • ライオン、意識調査実施 バラバラ入浴家庭が急増 浴室は「カビ天国」に

イベント・展示会

  • ブラシ組合、近鉄八尾駅前で第9回「歯ブラシ感謝祭」開催
  • ライオン、学童歯みがき大会開催 国内外6万6000人の学童が参加
  • JILS、「物流技術管理士資格認定講座」受講者の募集開始

施設・店舗

  • エイボン・プロダクツ、本社オフィスを移転
  • 旭化成ケミカルズ、サランラップ新工場を披露 徹底した安心衛生へ配慮

時評・コラム

  • 時評 スーパー再生への分岐点

特集 【エコロジー】

    特別企画

    • 地球環境への配慮は重要な経営課題の1つに 社会貢献活動も広がる
    • 花王 3つの視点で“いっしょにeco”を推進
    • 牛乳石鹸共進社 安田工場で「甘水エコロジープラント」を稼働
    • 環境展開催 16万人超が来場 ヱスケー石鹸が出展
    • ライオン 環境活動を積極推進 「環境対応先進企業」目指して
    • ミヨシ石鹸・三木社長インタビュー 「バランスの良い経営」で生き残りを
    • P&G 70億㍑目のきれいな飲み水をブラジルの家族に提供
    • 澁谷油脂 人気の柿渋シリーズから「SOCせっけんK」新発売
    • サラヤ・更家社長インタビュー 持続可能な原料調達と生物多様性の保全へ
    • ミマスクリーンケア 「緑の魔女」からパイプクリーナー新発売
    • 第一石鹸 人と地球にやさしい「セスキ炭酸ソーダ水クリーナー」新発売
    • SABA 最高品質のエコロジー製品「地球家族」が好調
    • シャボン玉石けん・森田社長インタビュー 無添加石けん発売40周年
    • NSファーファ・J 「ファーファ・デオテクト」全社一丸で推奨販売展開
    • ハイネリー 純植物性ハンドソープ「泡の手洗いせっけん」が好調
    • ユニリーバ ビジネスの成長とサステナビリティの両立を目指して
    • ヱスケー石鹸 「廃食油リサイクルシステム」多様な業界で導入が拡大
    • 東邦 「ウタマロ石けん」が好調 若年層の新規獲得へサンプリング実施
    • 旭化成HP 「フロッシュ」食器用洗剤ザクロが試せるセット限定発売
    • ペリカン石鹸 人と環境に優しい無添加固形石鹸「7030」発売
    • 太陽油脂 バングラデシュ、ネパールで石鹸作りをサポート
    • ユニ・チャーム エコカー導入など地球環境に配慮したモノづくりを推進
    • ネオナチュラル 善玉菌酵素の力で汚れを落とす赤ちゃん用洗濯洗剤発売


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。