バックナンバー

エステー・鈴木社長が衆議院法務委員会で意見陳述　会社法改正の参考人に

　エステーの鈴木貴子社長は4月18日、第185回通常国会閣法に伴う衆議院法務委員会で、「会社法の一部を改正する法律案」などの法案に対する参考人として意見陳述を行った。
　閣法された案件は①会社法の一部を改正する法律案（内閣提出、第185回国会閣法第22号）②会社法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案（同第23号）③会社法の一部を改正する法律案（民主党・階猛氏外1名提出、衆法第15号）――の3つで、これらは、昨年11月に社外取締役の義務付けは見送ったものの法施行の2年後に改めて検討することを盛り込み閣議決定した会社法改正案に基づくもの。
　今回、既にコーポレートガバナンス体制の強化・充実を目的に、2004年6月の定時株主総会の承認を得て「委員会設置会社」に移行して社外取締役を招へいしているエステーでの実例を踏まえた意見陳述が、鈴木社長に求められた。
　鈴木社長は、自社における業務執行・経営監視の体制、委員会設置会社を導入した経緯と目的、さらには委員会設置会社や社外取締役の機能についてなど、時折、笑顔を見せながら陳述を行った。これに対して、各委員から「実情や社外取締役選任の難しさなどの具体例を大変分かりやすく陳述をいただき、有意義だった」と高い評価を受けた。
　陳述後の質疑応答では、鈴木社長に対して、盛山正仁委員（自民党）から「社外取締役に良い人材を集める方法」や、郡和子委員（民主党）から「社外取締役の義務付けを見送ったことに対する意見」などのほか、今井正人委員（日本維新の会）から「（週1回の執行役会で）意思決定が速くなったことは業績や商品開発にどう影響を与えたか」などの質問がされた。鈴木社長は、これらの質問に対して的確かつ端的な返答を行い、2時間40分にわたる法務委員会を終えた。

サンスター、「Ｏｒａ２きゃりーはみゅがきゅプロジェクト」第2弾開始

　サンスターの女性向けオーラルケアブランド「Ｏｒａ２（オーラツー）」は、日本、アジア連動で歯みがきに“楽しい”“かわいい”という新しい価値をプラスした歯みがきカルチャーを発信する「Ｏｒａ２　きゃりーはみゅがきゅプロジェクト」第2弾を、アジア各国に先駆け日本で開始する。
　Ｏｒａ２ＨＡＭｉＧＡＫｉアンバサダーであるきゃりーぱみゅぱみゅ出演の新ＣＭを始めとした「Ｋａｗａｉｉ」に代表される「クールジャパン文化×きゃりーぱみゅぱみゅ」のプロモーションを展開する。
　第2弾となる今回は、“Ｏｒａ２　ＳＴＡＩＮ　ＢＡＴＴＬＥ（すていんばとるん）”と題し、前回ＣＭから時がたち、再びステイン（着色汚れ）に包まれた世界で、すていんてぃーすくん率いるステイン軍団「すていんず」と、きゃりーぱみゅぱみゅ扮する「戦士きゃりー」の、キレイな白い歯を守るための戦いを描いたストーリーとなっている。すんごいオーラをまとったハミガキやハブラシ、デンタルリンスを武器に、様々な必殺技でそれぞれの「すていんず」を倒していくという、きゃりーぱみゅぱみゅらしい、かわいい世界観ながら、敵を打ち負かす爽快感が味わえるＣＭに仕上がっている。
　「Ｏｒａ２ステインクリア　すんごいオーラ　カレーイ篇」「同　コッフィー篇」「同ティコレート篇」「同　すていんず篇」の4篇。5月2日から全国でオンエア。
　今年はアジアエリアでの商品展開、プロモーション展開をさらに拡大し、日本、シンガポール、タイ、台湾、中国で楽しんでもらえるオリジナルゲームアプリ「パズルゲーム『Ｏｒａ２すていんばとるん』」も展開していく。

ウエルシアＨＤ、14年8月期第2四半期業績は売上高8.4％増に

　ウエルシアホールディングスは4月18日、「2014年8月期第2四半期（13年9月1日～14年2月28日）決算説明会」を開いた。同期の業績は、売上高1723億2700万円（前年同期比108.4％）、売上総利益515億5900万円（108.8％）、販売費及び一般管理費443億2300万円（106.3％）、営業利益72億3500万円（126.7％）、経常利益75億4200万円（124.8％）、当期純利益39億7700万円（117.4％）と増収増益となった。
　秋口の大型台風や長雨、2月の大雪の影響があったものの、調剤部門が牽引し、既存店売上高も2.5％増となるなど好調に推移した。
　品目別の売上高は、医薬品・衛生介護品・ベビー用品・健康食品＝395億6800万円（前年同期比104.8％）、調剤＝207億5000万円（120.6％）、化粧品＝299億3500万円（103.3％）、家庭用雑貨＝255億円（109.6％）、食品407億6600万円（108.4％）、その他＝158億500万円（112％）となった。

花王、「アジエンス美容液シャンプー」発売でシャンプーサロンをオープン

　花王は、内面から美しくあることを目指す美容意識の高い女性へ向けたヘアケアブランド「アジエンス」から、“美容液シャンプー”の発売（4月26日）を記念し、東京・六本木ヒルズ大屋根プラザで、女性限定のシャンプーサロン「ASIENCE Beauty Shampoo Bar」を4月22～28日、期間限定でオープン。これに先駆け、オープン当日、発表会を開き、アジエンスのイメージキャラクターを務めるタレント・すみれなどによるトークショーとオープニングセレモニーを行った。
　「ASIENCE Beauty Shampoo Bar」は、“女性のキレイになりたい気持ちを応援する”をコンセプトとした女性限定のシャンプーサロン。6名の人気イケメン美容師の中から好きな美容師を指名して、「アジエンス」美容液シャンプー」使い、髪を美しく洗い上げることができる。シャンプーの使い方や毎日のヘアケア方法などのアドバイスも受けられる。
　さらに、オリエンタル美容液成分をモチーフにしたビューティカクテル（ノンアルコール）が楽しめるほか、美容液シャンプーの心をほぐす香りやテクスチャーを体験できる特設サーバー、花王独自のデータに基づき、髪の太さ・内部をチェックできるコーナーも設けている。「ASIENCE Beauty Shampoo Bar」は、5月10～11日に大阪、5月17～18日に福岡などでも開催する予定。
　発表会では、アジエンス美容液シャンプーの製品特長と、タレントのすみれを起用した新テレビＣＭ「美容液シャンプー」篇を紹介。この後、ゲストとして登場したすみれとビューティーブラッシュコンサルタントの神崎恵氏によるトークショーが行われた。

三菱地所、商業施設「ポンテポルタ千住」を東京・千住大橋駅前にオープン

　三菱地所は、東京・千住大橋駅前に新商業施設「ポンテポルタ千住」をオープンした。
　「ポンテポルタ千住」は、三菱地所が京成本線・千住大橋駅前の「千住大橋駅周辺地区計画」の地区整備計画域内に位置する「ポンテグランデＴＯＫＹＯ」エリア内で開発した商業施設。今回オープンした「ポンテポルタ千住」は、三菱地所が得意とする街づくりと一体となったＮＳＣ（ネイバーフッドショッピングセンター）開発における旗艦施設。「“ＰＲＯＬＯＧＯ”千住のまちの鼓動がここから始まる～」という開発コンセプトのもと、千住のまちの玄関口の機能として、地域住民の生活を豊かにサポートしていくことを目指す。この施設の名称は、「ポンテ（橋）」と「ポルタ（門）」の組み合わせに、地域名称の「千住」を付加した造語。「千住の未来が、まちの鼓動が始まる場所を目指したい」という想いを込めつつ、地域住民に親しみを持ってもらえるよう名づけられた。
　敷地面積1万213平方㍍の同施設には、足立区で8店舗目となるスーパー「ライフ」のほかに、大型家電量販店「ヤマダ電機」、ドラッグストアの「マツモトキヨシ」など、合計44店舗（物販22店舗、飲食9店舗、サービス13店舗）が出店。
　また、同施設は、地元商店街との共存策として、施設の一部区画を地元商店会の代表者からなる合同会社Ｔ２に提供し、地元商店会で扱う商品の販売や商店会の販促等を行っていくという。