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2014年1月22日号掲載記事より

ライオン、春のプレゼンテーション開催 制汗剤「Ban」等新製品紹介

ライオン、春のプレゼンテーション開催 制汗剤「Ban」等新製品紹介

 ライオンは、1月9、10日、東京国際フォーラムで東京地区の「2014年ライオン春のプレゼンテーション」を開催。販売店、卸店など約1000人が来場した。
 今回のプレゼンテーションは、オーラルケアケア、薬品、ビューティケア、ファブリックケア、リビングケア各事業分野で市場活性化を目指す春の新製品・改良品を、実験を交えて開発担当者が紹介するとともに、市場・消費者の動向、コミュニケーション活動の計画などをマーケティング担当者が詳細に来場者に説明。さらに、持続可能な循環型社会の実現を目指す同社の環境対応についての考え方も紹介した。
 ビューティケア事業では制汗剤「Ban」のプレゼンテーションが行われ、2月12日に新発売するナノイオンブロック効果で汗を抑え、ワキ汗・汗ジミ対策を提案する制汗剤「Ban汗ブロックロールオン」、「Banシャワーデオドラント」の新製品「クールタイプ」、新シリーズ「Banデオドラントパウダースプレートレンドセレクション2014」が紹介されたほか、ファブリックケア、薬品、リビングケアでも高付加価値型新製品を中心に研究員、マーケティング担当者が活発なプレゼンテーションを行い、来場者は今春の同社製品に対する理解を深めていた。
 同社は「Vision2020」の実現に向けて、「国内事業の質的成長」「海外事業の量的成長」「新しいビジネス価値の開発」の3つの戦略を柱に積極的な活動を行っており、「国内事業の質的成長」では高付加価値型製品の開発・育成の徹底強化と、汎用価格製品の販売価格の安定化に取り組んでいる。

小林製薬、新製品内覧会で女性向け芳香剤など春の新製品16品目を発表

小林製薬、新製品内覧会で女性向け芳香剤など春の新製品16品目を発表

 小林製薬は1月10日、東京・有楽町の東京交通会館で、東日本地区の卸店、販売店から約1800名を招き「14年春の新製品内覧会」を開催。また、同日東京国際フォーラムで報道関係者に向け製品事業説明会を行った。
 今回同社が発表した新製品は、女性誌の読者モデルと共同開発した若年女子向け芳香消臭剤「Sawaday PINKPINK(サワデーピンクピンク)」、四十肩・五十肩を改善する漢方薬「シジラック」、混合肌のためのスキンケアシリーズ「ジュジュバランシーナ」(発売=ジュジュ化粧品)――の注力製品を含む16品目で、これらの初年度売上目標の合計は53億円となっている。
 内覧会の会場では特設ブースにおいて、注力製品のプレゼンテーションが行われたほか、製品ブースでは、肛門のかゆみを元から鎮める肛門用かゆみ止め「オシリア」(第②類医薬品)、家庭用以外のユーザーの取り込みを狙った超特大タイプの消臭剤「ドでか無香空間」のほか、男性向けシミ対策スキンケアの「MEN’Sケシミン」などが披露されたほか、近年同社が注力している漢方製品のアプローチを紹介する「小林製薬のこだわり漢方」のブースも設置された。
 一方、同社グループ企業のブースでは、ジュジュ化粧品が、「ジュジュバランシーナ」のほか、「アクアモイスト美白シリーズ」のリニューアル及びアイテム追加品を披露するとともに、桐灰化学は、「熱中対策シリーズ」から女性用頭髪冷却スプレー「頭髪用アイスドライ」の新発売と、「タオルに氷をつくるスプレー」のリニューアル、また、「ホットオイルアイマスク」の夏場のユニークな使用方法(冷蔵庫で冷却)の紹介や、くまモンの絵柄の企画品が提案されるなど、来場者はこれらの製品の説明に熱心に耳を傾けていた。

白元、使い捨てカイロ事業の日本国内販売事業を興和に譲渡で合意

 興和と白元は1月15日、白元が製造販売する使い捨てカイロ事業について、日本国内販売事業を興和が譲り受け、4月から販売を開始することで合意。また、製造事業については、両社が設立した合弁会社「興和白元古河ファクトリー株式会社」(出資比率=興和51%、白元49%)にて1月15日から行っていくことを発表した。
 興和はこれにより、カイロ事業においても、健康・医療事業や商社事業で培ってきたノウハウを駆使し、海外への展開も視野に、更なる拡大を目指す。
 一方、白元は、香り付き防虫剤やノーズクッション付き次世代マスクなどで実績を積み重ねているオリジナル商品の開発、販売に経営資源を集中投下することで、新たな需要創出への挑戦を継続、拡大していくとしている。

アース製薬、ガーデニング戦略本部長の川端克宜氏が新社長就任へ

アース製薬、ガーデニング戦略本部長の川端克宜氏が新社長就任へ

 アース製薬は1月15日、取締役ガーデニング戦略本部長の川端克宜氏を新社長に内定したと発表した。
 現社長の大塚達也氏は代表権を有さない取締役会長に就任する。
 同社では、大塚氏の社長在任期間が16年と長期に及び、この間、東証一部上場や連結売上高1000億円を達成など、その責務を全うしたことから、次世代の人材に経営を引き継ぐことが最適と判断した。
 川端氏は昭和46年9月15日生まれの42歳。平成6年3月に同社に入社し、広島支店長、大阪支店長を歴任。24年12月に役員待遇ガーデニング戦略本部本部長に就任し、25年3月からは取締役に昇格し現在に至る。
 なお、本件は3月に開催予定の第90期定期株主総会における取締役選任の決議を前提とし、就任は3月下旬を予定している。

コスモス薬品、第2四半期決算説明会開く 売上高23期連続の2ケタ増収

コスモス薬品、第2四半期決算説明会開く 売上高23期連続の2ケタ増収

 コスモス薬品は1月15日、東京・茅場町の東京証券取引所東証ホールで2014年5月期第2四半期(13年6月1日~13年11月30日)決算説明会を開き、同期業績の概要ならびに下半期の方針を説明した。
 6~11月期の連結業績は、売上高1805億2500万円(前年同期比112.9%)、営業利益94億2700万円(113.4%)、経常利益101億1800万円(112.7%)、四半期純利益56億7100万円(111.4%)となった。
 売上高は23期連続の2ケタ増収、営業利益・経常利益は6期連続の増益、四半期純利益は5期連続の増益となり、いずれも過去最高益となった。売上高の伸びは、新店に加え、既存店売上高が2.1%増加するなど好調に推移したこと、季節品が好調だったことなどによる。商品区分別の売上高は、医薬品300億4000万円(構成比16.7%)、化粧品211億800万円(11.7%)、雑貨297億9200万円(16.5%)、一般食品964億5500万円(53.4%)。
 出店は、前年同期より6店舗多い31店舗(関西地区5店舗、中国地区7店舗、四国地区4店舗、九州地区15店舗)を出店。期末店舗数は540店舗(関西地区30店舗、中国地区67店舗、四国地区60店舗、九州地区383店舗)となった。九州以外の地域の売上高は約30%となり、通期では1000億円を超える見通し。
 消費増税後の対応については、「増税後もこれまでの“良い商品を1円でも安く”の方針を貫きながら、お客様に支持していただける価格で展開していきたい。価格表示については、これまで通り総額表示で安さをアピールできればと考えている」(柴田経営企画部長)としている。


2014年1月22日号 記事一覧

会合・発表会

  • 花王CMK・高橋社長が講演 顧客創造に向けた流通コラボを推進
  • 不二ラテックス、日本初の新素材ポリイソプレンコンドーム「SKYN」発表
  • 14年新年会 キリン堂協栄会 お客様に深い感動と満足を創造する店舗へ
  • 14年新年会 東北3県卸組合合同 東北の卸として底力見せる年に
  • 14年新年会 全日本ブラシ組合 消費増税で市場の動きを注視
  • 14年新年会 日本通信販売協会 通販市場規模改題で変化にしっかり対応

経営・施策

  • 丸富製紙、3月1日から15%以上の価格修正を発表
  • サンスター、お仕事体験テーマパーク「カンドゥー」にベニュー出展

製品・サービス

  • 花王、ビオレスキンケア洗顔料シリーズを改良新発売
  • ホーユー、「ビゲン 香りのヘアカラー」アロマの香り楽しめる新2色発売
  • サンスター、VO5アドバンスドヘアスプレイにUVプロテクト付加して発売
  • ジュジュ化粧品、「ジュジュアクアモイスト」美白シリーズをリニューアル
  • クラシエHP、春の新製品③ 「肌美精 ほほ美容液マスク」など新発売
  • ライオン、「Ban」から新製品 汗ブロックロールオンなど
  • 明色化粧品、「Go!Leopards」シリーズなど春の新製品発売
  • ジュジュ化粧品、新ブランド「ジュジュバランシーナ」発売
  • ユニ・チャーム、「超快適マスク」から「す~っとミント」限定発売
  • ユニ・チャーム、「ライフリー下着の感覚超うす型パンツ」男女別柄発売
  • 大王製紙、嫌なニオイを香りに変える「GOO.Nアロマジック」発売
  • 花王、「ヘルシアコーヒー」改良 コーヒー豆本来の豊かな風味更に高める
  • 日本製紙クレシア、「ディズニー」デザインボックス第3弾限定発売

宣伝販促

  • コーセーコスメポート、「ジュレーム」新TVCM放映中
  • P&G、「ファブリーズ受験生応援キャンペーン」をスタート

人事・組織

  • あらた、取締役・執行役員の人事異動及び組織変更を発表

調査・統計

  • P&Gファミリープロジェクト、アスリートママの子育ての5つの秘訣発表
  • ライオン「ストッパ」、大学受験とプレッシャーの関係に関する意識調査

イベント・展示会

  • サティス製薬、ファインドスターと化粧品通販事業者向けセミナー開催
  • ライオン、積水ハウス工業とダイキン工業と“キレイ”セミナー共催

時評・コラム

  • 時評 消費増税後のPB戦略に懸念
  • 泡沫 心に残る高校サッカー決勝戦

その他

  • プラネットVANVAN第101号


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。