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2014年1月8日号掲載記事より

第56回日用品化粧品業界年詞交歓会開催 335名が参列し盛況に

第56回日用品化粧品業界年詞交歓会開催 335名が参列し盛況に

 2014年の日用品化粧品業界の幕開けとなる第56回日用品化粧品業界年詞交歓会(近畿石鹸洗剤工業協同組合、大阪府化粧品日用品卸組合、石鹸新報社共催)が1月6日、大阪市内の新阪急ホテルで開かれ、メーカー・卸売業をはじめ業界関係者335名が参加した。あいさつや懇親の場では、今年4月に実施される消費増税への適切な対応を図るとともに、メーカーと卸業者による真の協働を実現し、市場の活性化を目指す決意を新たにする交歓会になった。
 交歓会は参加団体から、年詞交歓会会長・宮崎仁之氏(牛乳石鹸共進社社長)、近畿石鹸洗剤工業協同組合理事長・瀧山謙氏(日本合成洗剤社長)、大阪府化粧品日用品卸組合理事長・井上正治氏(シンタクス社長)、日本家庭用殺虫剤工業会会長・上山直英氏(大日本除虫菊社長)、日本繊維製品防虫剤工業会会長・鈴木喬氏(エステー代表執行役会長)、日本衛生材料工業連合会会長・高原豪久氏(ユニ・チャーム社長執行役員)の6名が登壇した。
 参加各団体を代表してあいさつした高原氏は、「リアルとネットをうまく融合させ、需要の拡大を図ることが重要になる」と述べるとともに、生活に密着した業界商材の価値を更に高めることの重要性を説いた。続いて参加者を代表し、ライオン・濱逸夫社長が、「単価アップの継続と拡大を進める中で、内需拡大と経済の活性化につなげていかなければならない」と呼びかけた。乾杯に移り、エステーの鈴木貴子社長が、「メーカーと卸流通の強みを出し切ることが大切であり、消費活性化に向けて空気を変えよう」と述べ、力強く乾杯を発声。このあと懇親宴に入り、参加者はあいさつを交わしながら、今年1年に臨む決意を新たにした。最後に卸業界を代表して、あらた・畑中成乃助副社長が「消費増税対応でのメーカー様のご協力をお願いしたい」と述べ、3本締めを行い、盛況の中で交歓会を終了した。

資生堂、新社長に魚谷正彦氏が4月1日付けで就任へ

資生堂、新社長に魚谷正彦氏が4月1日付けで就任へ

 資生堂は、昨年12月24日、同社汐留オフィスで社長交代発表記者会見を行い、3月末日で前田新造代表取締役会長兼執行役員社長が執行役員社長を退任し、4月1日付けで、魚谷雅彦マーケティング統括顧問(ブランドヴィジョン社長)が執行役員社長に就任すると発表した。
 魚谷雅彦氏は、日本コカ・コーラ社長・会長を10年務め、「ジョージア」「爽健美茶」といったヒット商品を手がけた。昨年4月に資生堂マーケティング統括顧問に就任以来、同社の企業理念やものづくりにかける想いを社員と共有しながら、主力ブランド育成を強力にリードしてきた。高いマーケティング能力と強いリーダーシップを持ち、グローバルビジネスの経験も豊富なことから、資生堂の舵取りに適した人材として選出された。
 会見であいさつした前田会長兼社長は、「私が魚谷氏に期待しているのはマーケティング力、そして、当社の強みをより強め、最大限に発揮させ、現状を打破し、攻めに転じていくための突破力である。私は、これまで『強い領域をより強く』と言ってきた。当社が持つブランドや技術力に裏づけられた商品開発力、世界中に広がるお客様接点、そして、お客様に資生堂の持てる価値をお伝えするBCや営業担当を中心とする人材など、当社には他の追随を許さない強みがあると考えている。これらを本当の強みとして活かしきり、将来のゆるぎない成長の原動力としていくためには、持てる強みを総動員し、統合していくマーケティングの力をさらに強化していく必要があると考えている。そして、お客様からの絶大なる信頼を獲得し、支持され続け、真のグローバルカンパニーとして発展する次なるステージに進んでいえると考えている。そのために魚谷氏には社長CEOとして手腕を発揮していただくのが最善と考えた」と述べ、魚谷雅彦氏は、「これまでの経験、知識をフルに生かして、前田社長の下で、進めてきた経営改革を更に発展させ、資生堂の次なるステージに向け、一層の革新と成長を実現することが私の使命である。将来に向けた経営のビジョン、戦略については今後、経営陣と検討した上で、改めてお伝えする機会を持ちたい」と抱負を語った。

P&G、プレミアムライン柔軟剤「レノアオードリュクス」店舗限定で発売

P&G、プレミアムライン柔軟剤「レノアオードリュクス」店舗限定で発売

 P&Gは、柔軟剤ブランド「レノア」から、上質な香りを楽しめるプレミアムラインの柔軟剤「レノアオードリュクス」を、2月中旬から、一部店舗及びオンラインにて限定発売する。
 同品は、「お洗濯でも高級ホテルのルームフレグランスのような贅沢な香りを体験したい」という消費者の声を受け、大切な衣類だけでなく、ベッドリネンなど家の中のファブリックを上質で奥深い香りで手入れする“ファブリックトリートメント”という新しいコンセプトのプレミアムな柔軟剤として誕生した。
 使用する香料の種類や質、調合など徹底的にこだわることで、今までの柔軟剤にはなかった、上質で奥深い香りを実現した。洗濯の最中から乾燥後まで、印象的な香りがより長く持続するような香りの設計で、1日中良い香りに包まれる。
 パリに実在する高級ブティックホテル「ル・パヴィヨン・ドゥ・ラレーヌ」において、大切なゲストへのおもてなしとして実際に使われている香りで、ファブリックを“お手入れ”するという新発想を提案する。
 女性的で繊細な香りの「イノセント」、官能的で上品な香りの「センシュアル」の2種類で展開する。各600mlオープン価格。

フェザー安全剃刀、「NMB48×サムライエッジ」神ソリ7キャンペが好評

フェザー安全剃刀、「NMB48×サムライエッジ」神ソリ7キャンペが好評

 フェザー安全剃刀は昨年9月に、男性用システムカミソリ「サムライエッジ」の大型販促企画「NMB48×サムライエッジ 神ソリ7キャンペーン」をスタート。これまで前回を上回るペースで店頭消化が進むなど、好調な推移を続けているという。
 今回のキャンペーンは、12~13年に実施された第1弾キャンペーンに続き、人気アイドルグループ「NMB48」をキャンペーンキャラクターに起用。
 キャンペーンの景品もNMB48とタイアップしたものとなっており、対象商品のバーコードをハガキに貼って応募するクローズド懸賞では、「NMB48貸切公演招待」(120組240名/3月中旬予定)や、NMB48のメンバーがカラーセレクトした「オリジナルイヤフォン」(30名)を設定。
 さらに、キャンペーンに合わせて、NMB48の「メンバーのサイン入りオリジナルゲルフック付きホルダー」「メンバー顔写真入りのオリジナル付箋付き替刃」などの企画品も数量限定で発売された。
 同社では、今回サムライエッジが効果的に提案できる「BOXセット」「ハンガーセット」「フロアセット」などの販促用什器を用意するとともに、昨年11月に放映されたTVCMでは、NMB48のメンバーが、神7(かみセブン)ならぬ、「神ソリ7」(かみそりセブン)となって、サムライエッジのやさしい剃り心地をPR。店頭展開と連動する形でTVCMを投下することで、効果的な店頭消化につなげることに成功している。
 同社では「現在、サムライエッジは、キャンペーンの実施やTVCM効果もあり、月毎に伸長を見せているほか、替刃のリピートについても順調な推移を続けている。特に、『肌当りのやさしさ』『しっかり剃れる』『コストパフォーマンス』に対して非常に高い評価をいただいており、大手ネット通販サイトにおいては、こうした点が評価され、カミソリカテゴリーの『ベストセラー』に選出されるなど、製品に対する強い手応えを感じている。
 今後は、こうしたネット通販サイトでの高評価をもとに、実店舗型の小売業へのさらなる展開拡大につなげていきたい」と述べている。

ツルハHD、第2四半期業績は増収増益 中部以西地域の店舗網を拡大

ツルハHD、第2四半期業績は増収増益 中部以西地域の店舗網を拡大

 ツルハホールディングスは、昨年12月17日、2014年5月期第2四半期(13年5月16日~11月15日)決算説明会を開き、業績並びに第2四半期の業績並びに通期の取り組みについて説明した。
 第2四半期の業績は売上高1836億8200万円(前年同期比106.5%)、売上総利益520億9500万円(107.4%)、販売費・一般管理費401億2000万円(109%)、営業利益119億7500万円(102.3%)、経常利益127億1400万円(97.3%)、当期純利益75億200万円(103.8%)で、増収増益となった。
 営業利益は、計画に対して、6億4300万円未達となったが、この要因は東北地方の売上不振などによる。東北地方は前年度に伸びた反動減と台風の上陸など天候不順によるもので、同社では一時的なものと捉えている。
 商品別の実績は、医薬品441億5500万円(107.2%)、化粧品346億9900万円(104.7%)、日用雑貨566億5000万円(105.7%)、育児用品66億2200万円(105.1%)、その他396億3000万円(109.2%)。
 調剤部門の実績は、店舗数237店舗(16店増)、調剤報酬額170億1100万円(前年同期比114%)、処方箋枚数195万3000枚(105.7%)。
 PB商品の売上高は、209億9800万円(112.1%)、内、自社PB「エムズワン」「メディズワン」は、118億8700万円(119.2%)。
 出店状況は、国内51店舗を出店、子会社化等での増加32店舗、閉店11店舗、合計1146店舗。海外(タイ)は、7店舗を開店、閉店1店舗で既存店を含め、11店舗となった。


2014年1月8日号 記事一覧

会合・発表会

  • 石洗工、環境委員長定例会見開く 「容器包装プラ使用量削減」など報告
  • 日本スーパーマーケット協会、川野会長が懇談会で展望を語る
  • 14年新年会 東化工など3団体連合 健やかな暮らしに役立つ生活提案を
  • 14年新年会 西化工 信頼向上と海外競争力を強化

経営・施策

  • セブン&アイ・HD、「フランフラン」展開するバルスと資本業務提携
  • エステー、タイの連結子会社の社名を変更「S.T.(Thailand)Co.,Ltd」に
  • 14年新春インタビュー ユニリーバ副社長 里村治氏
  • 新社長に訊く ミマスクリーンケア 稲岡幸久氏 引き続きOEM事業展開
  • ヱスケー石鹸川口工場にAPO「緑の生産性視察団」が訪問
  • アイスタイル、@cosmeの総クチコミ累計1100万件突破

製品・サービス

  • カシオ計算機、黒・赤2色印刷ページプリンタで注目集まる
  • バスクリン、「バスクリン 一番ノリで!サクラ咲く香り」数量限定発売
  • 小林製薬、「のどぬ~るぬれマスク鼻スッキリ」数量限定発売
  • マックスファクター、「SK-Ⅱセルミネーション」から薬用美白美容液
  • クラシエHP、新ヘアケア「ディアボーテ HIMAWARI」など新製品発売
  • ポーラ、「B.A」から日中用クリーム「ザプロテクターS」新発売
  • 牛乳石鹸、「クーリア薬用デオドラントウォッシュ」等春の新製品発売
  • 小林製薬、「消臭元」「サワデー」「ブルーレット」から春季限定品発売
  • マンダム、「ギャツビーストロングUVカットシリーズ」など春の新製品発売

宣伝販促

  • ユニリーバ、AXE宇宙飛行士選抜キャンペ 日本から現役高校教師が選出
  • ラボーテ・J、「ヒラリス」新テレビCMに榮倉奈々を起用
  • 牛乳石鹸、「スパワールド」とコラボ スキンケア入浴風呂を展開

人事・組織

  • 花王、花王CMK、1月1日付で人事異動・機構改革を発表
  • ユニ・チャーム、1月1日付けで取締役・部門長人事を発表

調査・統計

  • 流通BMS協議会、流通BMS導入企業数発表 6500社以上が導入済み
  • 経済産業省 13年10月度洗浄剤統計 「漂白剤」が拡大傾向に
  • スーパー3団体、13年11月度販売統計 景況感上昇で全店売上高増に
  • JCA 13年11月度チェーンストア統計 マスク、液体洗濯洗剤など好調
  • JADMA、ジャドマ通販研究所が贈り物と通販に関する消費者調査実施
  • SC協会、13年12月定例記者懇談会・交流会開催 13年は65施設開業
  • アイスポット、ベストサロン大賞発表 人気の4カテゴリーの部門賞新設

イベント・展示会

  • ピップなど8卸による共同展示会「ウエルネスフェスタ」1月に大阪で開催

訃報・葬儀

  • 訃報 田路之啓氏(カドヤ産商取締役会長) 79歳

時評・コラム

  • 時評 天馬の如く駆ける年に

年頭所感

  • 皆様が生き生きとした毎日が送れるよう切磋琢磨 東化工会長 岩倉具房


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。