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2013年10月30日号掲載記事より

サンスター、いい歯の日~年末企画発表 高単価歯周病予防ハミガキを訴求

サンスター、いい歯の日~年末企画発表 高単価歯周病予防ハミガキを訴求

 サンスターは、「いい歯の日~年末企画」の販促内容や同社商品動向などを発表した。
 まず10月から展開している「Ora2」の新プロモーションとして、「きゃりーぱみゅぱみゅ」を“Ora2 HAMiGAKiアンバサダー”として起用した「Ora2きゃりーはみゅがきゅプロジェクト」を展開しているが、真のグローバルブランドへのステップップとして、ハミガキを“KAWAii”クリエイティブとメッセージに乗せたプロモーションを、日本国内だけでなくアジアでも展開。限定企画パッケージ品も発売して、ブランド価値の拡大に向けて訴求していく。
 「Doクリア」では、人気キャラクター・しまじろうが毎日のハミガキを応援する「キミだけのハミガキ絵本プレゼントキャンペーン」を実施。TVCMも投下する。
 「いい歯の日」展開については、お口のトラブルや気になる症状を持つ中高年をターゲットに、「ガム・アドバンスケア」と「当帰の力」を中心に、「積極予防」と「症状対応のケア」をメディア・店頭から情報発信し、高単価歯周病予防ハミガキのマーケット拡大に向けて展開していく。11月初旬からは、「Doクリアマルチフィット」の販促企画として、TVCMとの連動企画で、店頭ツール各種を用意するほか、「Doクリアシリーズ1カ月で400万本突破」POPを貼付して展開する。
 年末企画については、年末にハブラシをまとめ買いする消費者に向けて、ハブラシ購入促進のクローズドキャンペーン「祝いハブラシで賞金総額500万円が当たる!」キャンペーンを中心に展開していくほか、昨年も実施した景品「ハブラシキャッチャー」にカラーバリエーションを加えて4色展開することで、まとめ買い促進を図っていく。

ウエルシアHD、13年8月期決算は増収増益に 「Tポイント」販促が奏功

ウエルシアHD、13年8月期決算は増収増益に 「Tポイント」販促が奏功

 ウエルシアホールディングスは10月22日、「2013年8月期期(12年9月~13年8月)決算説明会」を開き、連結業績、重点項目の進捗状況などについて説明した。
 13年8月期の連結業績は、売上高3343億9300万円(前期比114%)、売上総利益990億5900万円(114.6%)、販売管理費864億5100万円(115.3%)、営業利益126億0700万円(109.7%)、経常利益138億1100万円(112.4%)、当期純利益76億6900万円(130%)の増収増益となった。
 売上高は、ウエルシア関東において共通ポイントサービス「Tポイント」の販促を実施したことや調剤売上高が364億2500万円で前期比121.8%と好調に推移したことなどにより増収。当期純利益は、ドラッグフジイをウエルシア関東に吸収合併したことや、グループ会社の寺島薬局のドラッグ事業をウエルシア関東に統合したことによる税率の影響で大幅増となった。
 売上高の部門別売上構成比は、医薬品23.8%、調剤10.9%、化粧品18.3%、雑貨14.2%、食品23.8%、その他9%。
 池野会長は、「『Tポイント』を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブによると、年間約4700万人が『Tポイント』を利用し、うち900万人がウエルシアでの利用されている。特に富山と茨城では、店舗から1km圏内にいるお客様で『Tポイント』を利用する人はそれぞれ5割以上となっている。そこで、今後当社では、小商圏で成り立つ店舗フォーマットの確立を目指していく」と述べた。

サティス製薬、2013年9月期は増収 2021年にアジアNo.1化粧品会社創る

サティス製薬、2013年9月期は増収 2021年にアジアNo.1化粧品会社創る

 サティス製薬は10月18日、記者会見を開き、2013年9月期(12年10月~13年9月)の事業展開や事業ドメイン、今後の事業戦略を発表した。
 山﨑社長は、現在、同社の得意先は約720社で、その99%が通販企業となっているとした上で、2013年9月期の事業展開とその業績について、「国産化粧品素材を開発・製品化するプロジェクト『ふるさと元気プロジェクト』や30億円ブランドを持つ得意先を100社にする『30億×100社プロジェクト』などを推進し、『売れるモノ作りと仕組み作り』を行ったことや『台湾への進出』に注力した。さらに、既存得意先の売上げが好調に推移したことにより、当社業績の伸長率は売上高が前年比約112%、利益では約200%と大幅な伸びを示した」と述べた。今後の事業戦略については、国内の化粧品市場は微減傾向にあるが、その中でもアンチエイジングとオーガニックのカテゴリーは伸びており、海外でも同様の傾向を示している(同社調べ)ことを踏まえ、「2021年にアジア№1の化粧品会社を創る」を目標とする中期経営計画(13年9月~16年9月)を策定。「ナチュラルなのに高性能」を事業ポリシーに、アンチエイジングとオーガニックカテゴリーを融合させた新たな市場を創造していく。この目標について山﨑社長は、「『2021年にアジア№1の化粧品会社を創る』とは、アジアで生まれてアジアで最も影響力のある会社を目指すという意味である。アンチエイジングとオーガニックを1つにした新たな市場を創り、2021年には、この市場を3000億円の規模に成長させたいと考えている」と語った。

Paltac、「RDC北陸」を石川県能美市に開設 11月から稼働

Paltac、「RDC北陸」を石川県能美市に開設 11月から稼働

 Paltacは10月25日、最新鋭の大型物流センター「RDC北陸」を新たに石川県能美市に開設、11月から稼働することを発表した。
 RDC北陸は、石川県白山市にある既存センターを再構築し、最新鋭設備を導入することで自動化を図り、生産性及び効率性を向上させるとともに、出荷能力を年間350億円と既存センターの1.5倍に増強、小売業とメーカーの発展に貢献できる物流体制を再構築する。立地は、北陸3県(石川県、富山県、福井県)のほぼ中央に位置する石川県能美市の能美工業団地内にあり、北陸自動車道美川インターチェンジ及び国道8号線に隣接しているなど交通アクセスに優れている。
 またRDC北陸は、卸売事業における汎用型物流センター機能(RDC)と、同一建屋内に特定小売業の物流業務を一括して請け負う専用センター機能(SCL)とを併せ持つハイブリッド型での運用を行うことが特徴だ。投資効率と物流効率の向上を図り、更なる生産性向上によるローコスト化を実現する。
 同社では、新RDCの開設にあたり、新たに地元の新入社員を5名採用し、パート従業員220名の新規雇用を予定するなど、地域雇用の創出に貢献する。
 なお、今回の新センターでも、自然災害などの有事の際に、3日間の稼働を可能にする非常用自家発電装置を設置するなど、安心・安全の物流体制を構築し、中間流通業として生活必需品の安定供給責任を果たす。

ファンケル、「ファンケル銀座スクエア」リニューアル 世界に情報発信

ファンケル、「ファンケル銀座スクエア」リニューアル 世界に情報発信

 ファンケルは10月20日、フラッグショップ「ファンケル銀座スクエア」をリニューアルオープンした。これに先立ち10月18日、報道関係者などを招き、内覧会を行った。
 「ファンケル銀座スクエア」は、同社の企業姿勢、技術、サービスを結集させた“美と健康”をかなえるフラッグショップとして、銀座のメーンストリートである中央通り沿いに2004年3月に開業。10周年を迎えた今年、フラッグショップとしての役割をさらに強化するために、地下1階から地上10階までの各フロアを一新した。
 店内は、①壁画ギャラリーエントランスエリア(1~2階)②ビューティエリア(3~5階)③ヘルスエリア(6~8階)④レストランエリア(地下1階、9階)⑤特別エリア(10階)――の5エリアで構成。
 エントランスエリアには、日本語、英語、中国語の3カ国語対応可能なスタッフを配置したインフォメーションカウンターを新設し、海外の来場者の対応を強化した。
 美容に関するビューティエリアでは、化粧品の販売や、スキンケアおよびメークカウンセリングのほか、ファンケル未来肌研究室で、将来起こり得る肌悩みを予測する同社独自の「角質マーカー診断」を基にしたアドバイスなどを実施する。
 また、健康に関するヘルスエリアでは、サプリメント、発芽米、青汁の販売のほか、“予防医療”の考え方に基づき、栄養士などの専門スタッフによる遺伝子検査や血液検査など最先端最先端の技術を使ったカウンセリングを行う。さらに、体験型のファンケル予防医療ミュージアムを設置した。
 池森会長は「当社は現在174店舗展開しているが、今回初めて、美容と健康に関するフロアを明確に分け、それぞれに専門スタッフを配置するなど専門性を追求した。今後、このスクエアをファンケルの全てが体験できる“世界に向けた情報発信基地”として広げていく」とあいさつした。


2013年10月30日号 記事一覧

M&A・設立

  • カワチ薬品、横浜ファーマシーを来年1月メドに子会社化

会合・発表会

  • バスクリン、大塚製薬がコラボセミナー 入浴・睡眠・水分補給について

経営・施策

  • 資生堂、店頭在庫の改善に向け下期に店頭在庫の回収実施
  • 牛乳石鹸共進社、「風呂育」がテーマの絵本「ごしごし せなか」を刊行

製品・サービス

  • PRページ 小林製薬 「扁桃腺のはれ」改善する内服薬「ハレナース」発売
  • アイコンセプト、新棚割システム「棚POWER2013」をリリース
  • P&G「ファブリーズ」、ワンタッチで装着 車専用消臭芳香剤新発売
  • コージー本舗、益若つばさプロデュースの「ドーリーウインク」新製品発売
  • 資生堂「エリクシールデーケアレボルーション」店頭販売個数200万本突破
  • 牛乳石鹸共進社、「ミルキィボディソープ」限定品「ローズ&ベリー」発売
  • UYEKI、撥水効果で汚れブロック「スーパーオレンジ トイレ用」新発売

宣伝販促

  • シック、“ドリームシェービング”動画再生150万回突破 ムービー公開
  • 小林製薬、「消臭元/いぬのきもちワンちゃんHAPPYキャンペーン」実施

人事・組織

  • ウエルシアHD、役員人事を発表

イベント・展示会

  • JSA、アニュアルセミナー開催 2日目は平和堂、ライフの成長戦略紹介
  • NSS、ユーザーフォーラム開催 小売POSデータの更なる活用など報告
  • 愛知岐阜卸組、AGK第24回ゴルフコンペ開催 ライオン・伏田氏が優勝
  • 第48回プレミアム・インセンティブショー開催 販売促進ツールが一堂に

時評・コラム

  • 時評 地域卸はスーパー復活に動け

その他

  • 全国通運連盟、JR貨物と共同で「鉄道コンテナ利用キャンペーン」実施

特集 【カイロ】

    特別企画

    • カイロ市場、昨年度は市場規模300億円超を維持 使用率向上へ施策活発
    • 桐灰化学 新しい価値提案する新製品上市 カイロ分野の活性化に寄与
    • 白元 「ホッカイロ」「ゆたぽん」2ブランドを展開 使用率アップ図る
    • ロッテ健康産業 ホカロンから“くつ用”新発売 寒さ対策ニーズに対応
    • 立石春洋堂 主力品「ホット驚く」展開 安定供給と価格維持図る
    • エステー 「オンパックス」25周年 スマートオンパックスは改装
    • 大日本除虫菊 カイロの本格的需要期に向けて「どんと」シリーズ拡販

    特集 【卸流通】

    • 製配販が連携を深めるために 大型卸の物流戦略と地域卸の流通戦略探る
    • 全卸連・森友会長インタビュー“地域卸の活性化”中心に全卸連改革へ邁進
    • Paltac 店頭起点の発想でサプライチェーン全体の最適化へ
    • ピップ 来年2月、東関東物流センター稼働予定
    • あらた 高度な物流で日本全国を網羅 事業ネットワークを構築
    • トゥディック 物流システム「LOTAS」導入から約1年半が経過
    • メディセオ、Paltac山岸特別顧問に聞く「全体最適の実現で生産性高める」
    • プラネット物流 荷主・事業者とのコミュニケーションを強化
    • 冨田屋商店 ノンリテールへの売り先開拓を強化 配送圏外も開拓へ
    • センコー “流通情報産業”目指して 商流・物流一体型のビジネス構築
    • セキヅカ商事 「小売密着卸」モットーに卸売業を展開
    • ハリマ共和物産 卸売業と受託物流事業が経営における2本柱に
    • プラネット・玉生会長インタビュー 卸の有用性を数学的に証明
    • アスコット 卸売業向けパッケージソフトなどが好調に推移
    • 特別寄稿 「今こそ、日用雑貨卸売業の時代」 産能大准教授・寺嶋正尚
    • こもりコーポ 線香・ローソク、神仏用具の専門卸として展開
    • 中日物産 「POPラボ」に注目 店頭販促支援に一役買う機能で導入店舗増
    • サプリコ 今年設立10周年 中核3事業が順調に推移
    • J-NET中央 経営者の魂の伝達と高い意志で邁進
    • J-NET 広域ネットワークの基礎活かした取り組み 化粧品の専売開始
    • 藤原物産 自社開発のスキンケア化粧品「ライセア」のネット販売を開始
    • 東流社 「二本松物流センター」小分けソータの稼働で瞬発力ある物流実現
    • ときわ商会・相澤社長インタビュー 様々な情報が集まる卸にしていく
    • 森友通商 元卸事業の営業方針語る 新分野の開発、新規販売ルート開拓


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。