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2013年9月11日号掲載記事より

P&G・ジャパン、定例会見開く 13事業年度は前年度と同等の売上げ達成

P&G・ジャパン、定例会見開く 13事業年度は前年度と同等の売上げ達成

 P&G・ジャパンは8月30日、定例記者会見を開いた。奥山真司社長は、2013事業年度(2012年7月~2013年6月)の業績について、2012事業年度と同等の売上を達成したことを発表。特に下半期は春の新製品、既存品の施策が奏功し、ファブリックケア、ホームケア、スキンケア、ベビーケアの主要4カテゴリーが好調だったことを明らかにした。
 奥山社長は、業績好調を維持できた主要因として、「深い消費者理解とそれに基づくイノベーション」の徹底、「高付加価値製品」「市場を創造する製品」の育成・販売が奏功したことを挙げた。その上で、主要成功要因となった3つのイノベーションについて言及。まず製品のイノベーションとして、インドやアセアンのような人口が伸びるマーケットとの違いを示し、「シェアを食い合うのではなく、新市場を形成できることにフォーカスした」と述べた。
 次にマーケティングのイノベーションとしては、ブランド認知と試用、継続購入を促すことを引き続き行うことを明らかにし、更に店頭でのイノベーションでは、卸業者、得意先との協働による店頭での価値提案が奏功していることを取り上げた。ここでは男性をターゲットとして複数ブランドの販促企画として、「ジレット」「h&s formen」「ファブリーズ イージークリップ」や電動歯ブラシなどのマルチブランドキャンペーンを今回初めて実施し、店頭を活性化できたことを紹介した。

サンスター、「健康道場」新製品発表 触感などに優れた「玄米ごはん」

サンスター、「健康道場」新製品発表 触感などに優れた「玄米ごはん」

 サンスターは9月3日、健康食品ブランド「健康道場」の新製品発表会・試食会を開催した。「健康道場」は、同社の社員向け福利厚生施設「サンスター心身健康道場」の理念などをもとに生まれた健康食品シリーズ。日本の伝統的な“玄米菜食”の良さを科学的に解明し、身体の「自然治癒力」を高めて心身の健康を目指す製品群を展開している。
 発表会では、はじめに能美義之取締役ヘルス&ビューティ事業部長が「まず当社の2012年度決算を報告すると、厳しい市場環境の中で、売上高589億2200万円、前年比102.4%、営業利益88億2000万円、前年比107.4%と増収増益を達成できた。主力のオーラルケア事業では『G・U・M』ブランドなどの高機能・高付加価値型製品が好調で、ヘルス&ビューティ事業でも高機能スキンケアや特定保健用食品が順調な売り上げを記録した。
 本日はヘルス&ビューティ事業のブランド『健康道場』の新製品として“玄米ごはん”を発表させていただく。これは当社の今後の方向性や事業活動を更に拡大させるためのものだ」とあいさつするとともに、「サンスター心身健康道場」の理念や施設概要を紹介。
 続いてヘルス&ビューティ事業部研究開発部の仁神史生氏が玄米に関する最新の知見を発表するとともに、同事業部食品グループ・西銘志帆氏が9月から通販で発売する新製品「健康道場玄米ごはん」の製品特長などを説明した。

バスクリン、「日本の名湯 熱海」を熱海市と観光協会に贈呈

バスクリン、「日本の名湯 熱海」を熱海市と観光協会に贈呈

 バスクリンは、新製品の「日本の名湯 熱海」(9月9日発売)を熱海市に贈呈し、熱海市観光協会連絡会と協力し、商品の販売を通して熱海温泉をPRしていくことになったが、9月3日、熱海市で「『日本の名湯 熱海』商品発表会及び贈呈式」を行った。
 はじめにバスクリン・古賀社長があいさつに立ち、「観光協会の皆様など多くの方のご協力により日本の名湯の16番目の温泉地として『熱海』を発売することになった。私どもの入浴剤が目指すのは温泉であり、なんとか温泉に近いものができないかと考え、約30年前に発売したのが、『日本の名湯』シリーズである。私どもがどんなに努力しても本物の温泉を家庭で味わうことは不可能だが、『日本の名湯』は本物“らしさ”をいかに再現できるかを目指している。温泉成分分析表から上位3成分を選んで、肌ざわりやなどを近づけている。このため『日本の名湯』は、著名であれ、その温泉らしさを表現できなければ製品化しないという考えであるので、著名な温泉をすべて網羅してはしているわけではない。また、製品化には、温泉地や行政の方と話し合い、理解をいただいたうえで開発・販売している。今回の『熱海』であれば、家庭で使用していただくことで、本当の熱海の温泉に行ってみたいと思っていただきたいとの思いで開発している。パッケージの裏には熱海市観光協会のURLを記載し、微力ではあるが、『日本の名湯 熱海』の発売により熱海温泉をPRさせていただきたい」とあいさつ。
 次に古賀社長から熱海市・斎藤市長、熱海市観光協会連絡会・森田金清代表に、「日本の名湯 熱海」が贈呈された。贈呈を受けて斎藤市長は、「バスクリンの『日本の名湯』シリーズに熱海を加えていただけることになり、うれしく思っている。全国展開の商品とともに熱海在住のデザイナーがデザインしたパッケージの熱海限定のセットも企画していただいた。『日本の名湯 熱海』は熱海の温泉のエッセンを自宅で楽しんでいただけると考えている」と述べた。

旭化成HP、「フロッシュ」数量限定品 「手肌へのやさしさ実感セット」

旭化成HP、「フロッシュ」数量限定品 「手肌へのやさしさ実感セット」

 旭化成ホームプロダクツは、「Frosch」(フロッシュ)食器用洗剤」アロエヴェラ、ザクロ、シトラスのミニボトル(125㍉㍑)の3本がセットになった「フロッシュ 食器用洗剤手肌へのやさしさ実感セット」(希望小売価格473円)を10月1日、数量限定で発売する。
 「フロッシュ 食器用洗剤手肌へのやさしさ実感セット」は、手肌ケアに対するニーズが高まる秋冬の時期に、「フロッシュ」 の十分な洗浄力がありながら、手肌へのやさしさを実感してもうため、「フロッシュ」 の中でも特に手肌にやさしい3種類の食器用洗剤ミニボトルをセットにした数量限定品。
 「フロッシュ」 のスタンダード洗剤である「アロエヴェラ」、スッキリ洗えて手肌にやさしい「シトラス」、そして、今年の9月に新発売した「ザクロ」も試すことができる。
 同社が今年の6月に発売した「フロッシュ食器用洗剤トライアルセット」は好調な売れ行きを記録しており、消費者のトライアルニーズとマッチし、好評を博した。今回はその第2弾となる。
 同社は、今後もヴェルナー&メルツ社との共同開発や旭化成グループ独自の技術開発を進めるとともに、キッチン衛生用品だけでなく、ハウスホールド全体のカテゴリーにおける各種商品極的に展開していくとしている。

DIY協会、ジャパンDIYホームセンターショウ開催 412社925小間出展

DIY協会、ジャパンDIYホームセンターショウ開催 412社925小間出展

 日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会(DIY協会)は8月29日~31日の3日間、千葉・幕張メッセ国際展示場で、DIY・ホームセンター業界最大のイベント「ジャパンDIYホームセンターショウ2013」を開催した。
 49回目となる今年は、「あしたをDreaming!~世界はたくさんの夢に満ちている~」をテーマに、国内外のDIY及び住生活関連企業・団体412社/925小間が出展した。
 今回、テーマゾーン「キラリ!DIY女子」を新しく設け、女性に役立つDIYグッズを集めた特別企画「DIY女子!ツールドアップ」などを展開した。
 日用品業界からの主な出展社としては、ニトムズが「デコも、お掃除も、省エネもおまかせ!夢ある快適ライフスタイルを提案!」をテーマに、新製品などを展示。装飾ブランド「デコルファ」に関しては、「デコレーションテープ」や、「ウィンドウステッカー」でノートやコップなどを実際に装飾して提案したほか、新製品の「結露吸水断熱パネル」や、カーペット、たたみ、ビニール床など幅広く使える「コロコロフロアクリン」などを実演で紹介した。貝印は、音波振動カミソリ「bi-hada」の限定カラーや「薄刃オシャレハサミ」などの新製品の紹介や、パネル展示で①爪を切る②爪を整える③甘皮、ささくれのケアをする――などの5つのステップによる「できる男の新習慣~メンズネイルケア入門~」などを提案した。また、カー用品の販売代行などを手がけるエンパイヤ自動車のブース内に、エステーオートが出展。北海道トドマツの間伐材から抽出した“天然森林オイル”を採用した、車用空気清浄剤「クリアフォレストクルマ」を展示した。
 卸店関連では、あらたグループのジャペルがライオン商事、ユニ・チャームなどのペット関連企業と共同出展した。


2013年9月11日号 記事一覧

会合・発表会

  • 台湾貿易センター、DIYショウにパビリオン出展 記者発表会を開催

経営・施策

  • マルキョウ、西日本鉄道と資本・業務提携を発表
  • ツルハ、ウエダ薬局を吸収合併へ
  • ファミリーマートと宮本薬局の一体型店舗第1号店がオープン

製品・サービス

  • ニベア花王、ニベアのスキンケア発想受け継いだボディウォッシュ発売
  • コーセーコスメポート、肌ふっくらマスクなど「クリアターン」新製品発売
  • P&G「パンテーン」、「水」ダメージから髪を守る第2弾新発売
  • ダリヤ、濃厚保湿のくちびる美容液「オキドキリップトリートメント」発売
  • マックスファクター、「SK-Ⅱ COLOR」新製品「魅せつける、ナチュラル」
  • P&G、「ボールド」ラインアップ全面改良 新キャンペーンテーマを訴求
  • オカモト産業、介護空間の消臭ケアから布製品用のミストタイプ新発売
  • シャボン玉石けん、スノール固形タイプをリニューアル発売
  • ユニ・チャーム、超立体マスク改良 カップ部内側に「なめらかフィルタ」
  • 王子ネピア、ティシュのスタンダードライン「nepiaソフトティシュ」改良
  • 白元、高炭酸ガス配合の発泡入浴剤「エナジーバス」新発売
  • バスクリン、「きき湯」につめかえ用を追加
  • デンタルプロ、「フレッシュ」歯ブラシから超極細毛やわらかめ新発売

宣伝販促

  • P&G「ボールド」、新CMキャラにスーパーモデルのミランダ・カー起用
  • クラシエHP、「いち髪」インバス用ヘアマスク新テレビCMに堀北真希起用
  • ライオン、「グロンサン」Webキャンペで日本一のモーニングコール決定
  • ライオン、「お宅のおふろにイケメンお掃除隊がやってくる!」キャンペ
  • P&Gジレット、WEBキャンペーン実施 「ジレット キスを誘う男肌」
  • 白十字、アニメ「中二病でも恋がしたい!」とコラボ 包帯と眼帯が対象に
  • サンスター、VO5×sweetヘアアレンジアイテムをプレゼントするキャンペ

人事・組織

  • エステー、執行役の管掌変更など発表
  • ジュジュ化粧品、小林製薬の100%子会社に 新役員体制を発表

調査・統計

  • JFA 13年7月度コンビニ統計 天候の乱れなどで既存店売上高減

イベント・展示会

  • クラブコスメ、「CLUB110YEARSポスターグラフィックス展」開催中
  • ジェクス、東京ガールズコレクションに参加 “ラブ活”などのPR実施
  • クラシエHP、「ナイーブ ナチュラルマルシェ」イベントでサンプリング

時評・コラム

  • 時評 オーラルケア製品は進化する

特集 【H&BCマーケティングニュース】

    特別企画

    • オーラルケア市場、堅調に 高付加価値製品が受け入れられ市場は拡大基調
    • ライオン 「クリニカアドバンテージハブラシ」が好調
    • NSファーファ・J マウスウォッシュ「make a new habit!」取扱店が増加
    • サンスター 「覚えてください、防災にオーラルケア」を積極展開
    • J&J 「リステリン」からノンアルコールタイプ新発売
    • アース製薬 モンダミンシリーズリニューアル トライアル什器を展開
    • 花王 「ピュオーラ」改良 歯みがきシート新発売
    • シャボン玉石けん 高いリピート率の「せっけんハミガキ」が好調
    • デンタルプロ 「デンタルプロソフトラバー歯間ブラシ」新発売
    • エビス 高付加価値ラインから複数ブランドを投入
    • リベルタ “目覚めてすぐKissできる。LOVE歯磨き”デンティスが好調
    • 小林製薬 歯ぐき下がりを防ぐ歯磨「トマリナクール」新発売
    • 特別講演紙上再録 アマゾンジャパン社長 ジャスパー・チャン氏


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。