2013年5月1日号掲載記事より
全家協・協力会、第37回総会開催 リビングワンダーランドの規模を拡大
全国家庭用品卸商業協同組合(全家協)・協力会は4月25日、「第37回通常総会」を開催した。
岡部弘幸協力会会長(全家協理事長、岡部)が「今期(第47期)の全家協に関しては『売りに強い全家協』を方針に、取扱高202億円を目標に努力をしていく。また先立って開催した全家協総会においてスリーキューブの中村幸夫社長が“全家協最高顧問”に就任した」と述べた。
9年目となるリビングワンダーランド2013について、下正晴担当理事(丸金)が今年度は8月28、29日の2日間、東京国際フォーラム展示ホール1で開催すること、テーマは「つながりの先へwelcome to my room」とし、会場を前年度よりも広いホールに変更して出展社規模を前回91社→110社と拡大する予定であることなどを発表した。
エステー、「STRセンター」内覧会を実施 エステーブランドを発信
エステーは4月18日、新本社「STRセンター」(東京・高田馬場)に取引先や報道関係者などを招いて内覧会ならびに懇親会を開催した。
同社が推進する全社改革プロジェクト「STR(エステーリフォーメーション)」の象徴として建設したこの新本社は、鈴木喬会長の「日本に元気を発信したい」という想いとともに、一昨年の東日本大震災を受けて、今後想定される首都直下型地震にも十分に耐えうる構造で、社員の生命を守り、事業の継続を図ることを最優先に設計・建造された。
規模は地上4階建で、コンセプトは「『エステー』ブランドを発信する、初めての『ショールーム』」と設定。同社のスローガンである“世にないことをやる会社”を具現化した場所として、社員の創造力を育み、“世にないことに取り組む社員”の育成を進めていく。
内覧会後に開かれた懇親会で鈴木貴子新社長は、「これまでエステーには、『世にないことをやる会社』などの企業理念やコーポレートブランドなどを表現し、紹介する場が存在しなかった。本日お披露目したSTRには、これらを視覚と嗅覚で感じてもらえる基地=ショールームという役割を持たせた。当社の社是は『誠実』である。私が4月から社長に就任するにあたり、創業者にこの社是の意味を訊ねたところ『言ったことを成して夢を実現する』という答えをいただいた。今後、エステーのトップとして、この社是に恥じない会社にするよう努力を続けていきたい。皆様からのご支援、ご指導をお願いする」と述べた。
ライオン、“ラジオ再価値化プロジェクト”に賛同 特別番組に協賛
ライオンは、日本民間放送連盟ラジオ委員会が“ラジオ再価値化プロジェクト”の一環として、5月4日、5日に民放ラジオ全100局で放送する特別番組「ALL TOGETHER NOW by LION」に協賛する。
この特別番組は、1985年にライオンが冠協賛した伝説の音楽イベント「ALL TOGETHER NOW」で実現した大物アーティスト同士の幻のセッションが28年の時を超えてラジオで復活する。AM、FMの2番組を構成し、AMのパーソナリティには藤井フミヤ、坂本美雨、スペシャルゲストには松任谷由美、コメント出演には吉田拓郎、小田和正、財津和夫、FMのパーソナリティには星野源、スペシャルゲストには松任谷由美、コメント出演には吉田拓郎、佐野元春、亀渕昭信が出演する。
日本民間放送連盟ラジオ委員会は、4月24日、特別番組の番組出演者及び詳細概要に関する記者発表会を行った。ライオン・掬川正純取締役執行役員があいさつに立ち、「今回の特別番組のタイトルになっている『ALL TOGETHER NOW』は28年前の6月に国立競技場で6万人を超える大観衆を集めた“伝説の野外音楽ステージ”と語り継がれている。この年は国際青年年であり、スローガンの参加・開発・平和を社会に広く訴えることをイベントコンセプトとして行われたが、当社が冠協賛できたことは意義深かった。当時、私も20代だったが、憧れの大スターが大勢出演し、感動した。28年経った今、メディアは多様化しているが、当時の音源をそのまま活かし、音楽が持つ感動を生み出す力とラジオが持つ絆を生み出す力をミックスアップして、ラジオの持つ価値を広く社会に知ってもらう“ラジオ再価値化プロジェクト”の主旨に賛同し、今回も協賛させていただく。放送が成功し、プロジェクトの目的である“ラジオの再価値化”の一助となることを心から願っている」とあいさつした。
ウエルシアHD、2013年8月期第2四半期決算は増収増益に
ウエルシアホールディングスは4月19日、2013年8月期第2四半期(12年9月~13年2月)決算説明会を開き、同期の連結業績、重点項目の進捗状況、通期連結業績予想などについて説明した。
同期の業績は、売上高1589億5600万円(前期比112.2%)、売上総利益474億900万円(114.2%)、販売管理費416億9900万円(115.7%)、営業利益57億1000万円(104.5%)、経常利益60億4500万円(105.1%)、当期純利益33億8900万円(128.1%)で増収増益となった。
売上高は2桁の伸長だが計画比では98.5%。売上総利益は計画比100.1%で計画通りだったが、営業利益は計画99.3%、経常利益は99.8%となり販売管理費の計画オーバーにより若干の未達となった。販売管理費は広告宣伝費、水道光熱費の計画オーバーが響き、売上高構成比26.2%、計画比100.3%となった。
高田社長は「時代が変化している中、ドラッグストアは新しい業態であり、まだ確立されておらず、高齢化社会に合った商品・サービスを取り入れることで、今後も伸びると捉えている。だが、時代にいかに対応した業態にしていくかによって差が出る。当社は時代が求めるヘルス&ビューティーを意識した展開を進めていくことで収益のアップを図っているが、その第一歩の結果が当期の決算に表れたと捉えている」と述べた。
大阪駅北側に複合商業施設「グランフロント大阪」オープン
去る4月26日、JR大阪駅北側にある梅田貨物駅を中心とする「大阪駅北地区(通称うめきた)」の先行開発区域プロジェクトとして、かねてから建設が進められていた「グランフロント大阪」がオープンした。
グランフロント大阪は、うめきたの約24haの内の約7haの敷地に、南側から「タワーA」「タワーB」「タワーC」「高層マンション」の4つの棟に、中核機能である知的創造拠点「ナレッジキャピタル」を中心に、西日本最大級の規模の「オフィス」、都会の喧騒を忘れて散歩が楽しめる商業施設「ショップ&レストラン」、関西初進出となる「インターコンチネンタルホテル大阪」、高級ホテルの設計思想を反映した高層マンション「グランフロント大阪オーナーズタワー」などの機能が盛り込まれている。
今回オープンしたのは、南館(タワーA=地上38階地下3階)と、北館(タワーB=地上38階地下3階、タワーC=地上33階地下3階/地上8階まで共用)で、南館は、JR大阪駅の地下1階と地上2階の2カ所で連結し、南館と北館は地上2階で連絡デッキで往来できるようになっている。
商業施設部分の構成は、南館が187店(飲食43店、物販128店、その他16店/店舗面積計2万8000平方m)、北館が58店(飲食17店、物販25店、その他16店/店舗面積計1万4000平方m)、うめきた広場が21店舗(飲食18店、その他3店/店舗面積計2000平方m)の衣食住のライフスタイルを網羅した計266店が出店。これらの総店舗面積は、都心部ターミナル立地としては日本最大級の規模となる約4万4000平方mとなっている。このショップ&レストランの中心となるターゲット層は、「好奇心旺盛で、こだわりの強い、ライフスタイル編集の達人」と設定し、買い物や食事などを、それぞれの感性で編集し楽しむことができる空間として提案していく。
一方、オフィスと商業施設のほかに、「感性」と「技術」の融合により「新たな価値」を創出する「ナレッジキャピタル」という知的創造拠点としての側面も持ち合わせおり、産業創出、文化発信、人事育成の実現を図る施設として位置付けられている。
ナレッジキャピタルは、北館のタワーB、タワーC内に設置され、各種プロジェクトの立ち上げや、ニーズに応じた企業・人材の紹介など分野を超えた様々な人との出会いと交流のための会員制サロン、小規模レンタルオフィス、国際会議にも対応できる都市型会議施設、大人から子供まで最新技術を実際に体験できる交流施設などに加え、様々な業種の企業や大学が一歩先の未来を提案し、企業と生活者が双方向の関係性を育みながら新しい価値を共創する「フューチャーライフショールーム」が設置されている。
2013年5月1日号 記事一覧
会合・発表会
- 界面工、第63回定時総会開催 竹本会長「顧客満足の向上を」
- 近石工、第94回技術部会・洗たく石けん・合成洗剤部会合同部会を開催
- 排水協、第19回総会開く 統一マークの定着化を推進
- 中野粧業社、第26回粧栄会総会開く 「今後も直販重視の経営姿勢を貫く」
経営・施策
- 大型地震相次ぎ発生 “事業所内備蓄”“家庭内備蓄”の対応が急務
- アイスタイル、“ビューティプラットフォーム”構築へ前進
- 小林製薬、関連会社の保有全株式を三菱商事に譲渡
- 大阪商工会議所、「大阪企業家ミュージアム」来館者が17万人突破
- マンダム、「第6回動物実験代替法国際研究助成金公募」の助成交付決定
- 通販協会、規制改革会議で意見表明 健康食品の機能表示求める新制度要望
製品・サービス
- ちゅらら、沖縄発の無添加化粧品「chulala」全国発売を開始
- 再春館製薬所、健康茶「美活湯」をローソンで限定発売
- 花王、エッセンシャルダメージケアから洗い流さないトリートメント発売
- マンダム、「ビフェスタ」などから夏季限定商品発売
- 資生堂、つけまつ毛「アイラッシェズ」発売 まつ毛と一体感ある仕上がり
- ユニリーバ、AXEから夏季限定のボディソープ発売
- ペリカン石鹸、「角栓御免洗顔石鹸」など石鹸新商品発売
- 日本ロレアル、「メイベリン」から新コンパクトファンデーション発売
- 東洋アルミエコープロアクツ、「お弁当の傷み防止シート」2品新発売
- ユニ・チャーム、「ムーニーエアフィット」新発売
- パナソニック、「エネループ」「エボルタ」新シリーズ発売
- 日東電化工業ヘルスケア事業部、ぐんまちゃんとコラボで日焼け止め新発売
宣伝販促
- ジェクス、「ラブ活」応援委員長に鈴木奈々を起用
- シック、「シック×ヱヴァンゲリヲン キャンペーン」実施中
- ニトムズ、「コロコロラボ」でプレゼントキャンペーン実施
人事・組織
- カドヤ産商、役員人事を発表
決算
- 資生堂、2013年3月期業績予想を修正
- ヤマサキ、第40期は大幅増収増益に 「ラサーナ」をトータルブランドへ
研究・開発
- サンスター、弘前大学、新規タデ藍エキスを共同開発 スキンケアで有用性
調査・統計
- 経済産業省 洗浄剤25年2月度統計 総計で数量・金額ともにマイナスに
- JCA 25年3月度チェーンンストア統計 既存店で13カ月ぶりプラス
- JFA 25年3月度コンビニ統計 全店ベースの売上高、プラスに回復
- スーパー3団体 25年3月度SM統計 黄砂・花粉対策用マスクが好調
イベント・展示会
- 愛知岐阜卸組合、AGK第23回ゴルフコンペ開催
- メサゴ・メッセフランクフルト、「インテリアライフスタイル」概要発表
施設・店舗
- 日本デキシー、本社を東京都千代田区に移転 5月7日から業務開始
時評・コラム
- 泡沫 排水協が活動を推進中
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