2013年4月24日号掲載記事より
小林製薬、製品効果体験イベント「熱SUMMER教室」開催
小林製薬は4月16日、製品効果体験イベント「猛暑を乗り切る!熱SUMMER教室」を開催した。同社ならびにグループ会社の桐灰化学はこれまで、「熱さまシリーズ」や「熱中対策シリーズ」で、“暑さ対策製品”市場を牽引してきた。今夏は、2社合計で新製品8アイテムを投入し、“暑さ対策”に加えて“汗対策”まで範囲を広げ、夏のトータルケアとして新たな価値を提案することを表明している。今回のイベントでは、クールビズシーズンに先駆けて、今夏の市況予測の発表とともに、同社グループの暑さ対策製品の効果やおすすめの使用法が紹介された。
メーン企画である「今夏の猛暑を乗り切るとっておき製品活用術」では、同社日用品事業部開発部衛生・スキンケア開発グループの渡辺哲史氏ならびに田角祐介氏が実演を交えながら各新製品の開発背景や活用術などを紹介した。
今夏、同社グループが提案する内容は①オフィスで「熱さまシート」デビュー②通勤や外出先でも頭の先から足の先までクールに③汗やニオイ、汗ジミを気にせず過ごす④休日も暑さ対策で快適に――の4点。
淡路島付近震源の最大震度6弱の地震発生 線香メーカーに大きな被害でず
4月13日土曜日の午前5時33分ごろ、淡路島付近を震源とする最大震度6弱の地震が起こった。
淡路島を震源とする大きな地震といえば、1995年に起こった阪神淡路大地震を思い出す。このときは、兵庫県を中心に広い範囲で大きな被害が出た。しかし、今回の地震は強いものではあったが、その時と比較すると被害も限定的で小さいものであり、被害の多くは淡路島に集中していたこともあって、マスコミの報道もごく限られたものであった。
淡路島には多くの線香メーカーがあり、国内最大の線香生産地となっている。これから夏のお盆シーズンに向けて最盛期を迎える線香製造への影響はどうなのか、今回の地震の被害状況について現地のメーカー及び兵庫県線香協同組合に問い合わせを行った。
結果的には、電話で直接確認したメーカー5社及び同組合の話では、商品や半製品が棚から落ちて壊れたものが出たり、あるいは工場のガラスが割れたなど部分的な被害はあったものの、工場や社屋が全半壊したり、製造設備が壊れるなど業務に支障が出るほどの大きな被害は出ていないということであった。
中には、たまたま問い合わせを行った週明けの月曜日が臨時休業というメーカーもあって連絡がつかず、震災の影響が大きいのでは、と心配もしたが、翌日にはすぐに連絡もついて、被害もたいしたことはない、とのことでひと安心したところもあった。
線香メーカーにとっては、これからが最盛期という大切な時期であり、地震の影響も心配されたが、今のところ大きな被害は出ておらず、“不幸中の幸い”といった感じである。
ただ、今回の地震でも震源地を含む5府県で被害が報告されており、30人近いけが人が出たほか、一部損壊、半壊を確認した住宅は空き家を含めて2000戸近くにものぼるとされ、いつどこで大きな地震が起きても不思議ではない、という日本の現実と地震の怖さを改めて感じさせられた。
アンファー、医薬品通販事業開始 薬剤師がサポートする窓口を設置
アンファーはこのほど、新ブランド「アンファー医薬品」を立ち上げ、新たに医薬品通販事業に参入。第1弾として、4月17日から、第3類医薬品の販売を専用WEBページ限定で開始し、順次商品を展開していく。
同社は、医薬品通販事業を立ち上げるにあたり、「アンファー医薬品」から、ビタミン剤の「マルチファンV」(90カプセル1960円)と「スムスクリアBB」(60錠990円)の2品を販売するとともに、薬剤師がサポートする「アンファー医薬品相談窓口」を開設。
「アンファー医薬品相談窓口」は、同社の薬剤師3名が常駐し、医薬品の効果・副作用・飲み合わせなどに関する顧客の相談に電話とEメールで対応する。また、フォローサービスとして、購入後に症状の改善や、副作用がないかどうかなどを顧客へ確認するフォローメールや医薬品に関する質問について、薬剤師とチャットでやり取りができるサービスを展開し、ネット通販での顧客の不安にできる限り対応していく。
同社では、「今後もエイジングケアに対する研究・取り組みを活かし、多くの人々のエイジングケアを多角的にサポートしていく」としている。
花王、スマイルとうほくプロジェクトに今年も協賛 新たな被災地応援活動
花王グループは、東北に笑顔を広げ、その笑顔を日本中に届ける「スマイルとうほくプロジェクト」 に、昨年に引き続き、今年も協賛している。
今年は新たな活動として、4月から「日本中に咲かせよう!とうほくへ届けよう!100万本の笑顔の花」をスタートした。この取り組みは、自分やまわりの人たちを笑顔にするための“スマイル宣言”を、東北各地で行なわれる種まきイベントやスマイルとうほくプロジェクトのウェブサイトなどで募集し、集まった一人ひとりのメッセージカードを使って、東北復興のシンボルをイメージしたモザイクアートをつくり、東北3県に届けていくもの。
花王グループでは昨年より、東北各地で被災者の人たちと一緒に、ひまわりの種まきや花畑づくりへ参加したり、全国の花王の事業所でのひまわりの栽培、事業所を来訪される取引先や工場見学者などへひまわりの種の配布等、東北に元気を届けていく活動を行なってきた。今年もこれらの活動を継続し、さらに新しい活動を行なうことで、日本中から東北への思いをこめて、100万本の笑顔の花を咲かせていきたいとしている。
「スマイルとうほくプロジェクト」は、東北の3つの新聞社(岩手日報社、河北新報社、福島民報社)が中心となって、被災地3県(岩手県、宮城県、福島県)に花を咲かせ、笑顔を広げていく活動。
P&G、「レノアハピネス アロマジュエル」から新しい香り新発売
P&Gは、“衣類の香りづけ専用”製品「レノアハピネス アロマジュエル」より、新しい香り「アメジストバニラ」を、5月中旬から新発売する。
「レノアハピネス アロマジュエル」は、洗濯時に洗濯槽に直接入れるだけで、衣類に香りをつけることができる製品。さらに柔軟剤と組み合わせてオリジナルの香りをつくる“香りメーク”も楽しめる。2012年2月の発売以来、“自分好みの香りを楽しむ”という消費者のニーズに応え、爆発的なヒットとなった。ここ数年の社会現象となっている香りブームにおいて、柔軟剤の香りを“楽しむ””選ぶ“から、自分好みにカスタマイズするまでに進化している。
今回新発売する新しい香り「アメジストバニラ」は、洗濯用製品には珍しい、バニラの濃厚な甘さにフルーティーな甘酸っぱさをアクセントにしたリッチな香り。甘くとろけるような香りは、贅沢で幸せな気分を演出する。
「アメジストバニラ」が加わって3種類になった「アロマジュエル」と、4種類の柔軟剤「レノアハピネス」を組み合わせて、12種類の香りバリエーション「香mixレシピ12」が楽しめる。気分やシーンに合わせて、洗濯の香りをカスタマイズする楽しみを拡げることを提案する。375gオープン価格。
サンエー、2013年通期決算説明会開催 台風の影響などで増収減益に
沖縄県内の小売企業最大手であるサンエーは4月17日、2013年2月期決算説明会を開催。上地哲誠社長などが同期決算の概況と今期の経営方針を説明した。
同期の業績は、連結売上高1489億3000万円(前期比2.0%増)、営業利益98億9000万円(5.8%減)、経常利益101億5500万円(5.1%減)、当期純利益55億9700万円(10.9%減)と増収減益。売上面はショッピングセンターおよび衣料専門店の新規出店や、食品部門でワンランクアップ商材の拡充に取り組んだことで増収。しかし、利益面は、台風の影響で計2日の休業を余儀なくされたことや、業態を超えた競争激化の影響で減収に終わった。
部門別売上高は、衣料品141億5300万円(102.4%)、住関連品399億9400万円(98.5%)、食料品798億9600万円(103%)、外食64億4900万円(106.3%)、ホテル8700万円(111.4%)、コンビニ3億4400万円(95.2%)となった。住関連品部門の減収は、前年の地デジ放送完全移行に伴うテレビ需要増の反動によるもの。
今期(2014年2月期)に関しては「あるべき姿」を経営方針に掲げ、①安心、安全、信頼を最優先②事業部の専門性を高め、総合力を生かす③人材力の強化④既存店の強化⑤確実な出店と早期安定――の5点に努めることで、更なる顧客満足度の向上と収益アップに努めていく。出店計画は、4月に島尻郡八重瀬町で近隣型ショッピングセンター「八重瀬シティ」をオープンする予定。
2013年4月24日号 記事一覧
会合・発表会
- ダスキン、記者懇親会を開く 創業50周年事業の概要を発表
経営・施策
- 市場活性化に新製品の協働展開が重要に 消臭芳香剤で目立つ高付加価値品
- ライオン、グリーンウェーブ2013に参加 森林整備活動を実施
製品・サービス
- ニトムズ、「コロコロ」が笑っていいとも“ちょっと便利になりまし大賞”
- 花王「ソフィーナ」、エイジングケアする「オイルメイク落とし」新発売
- エステー、消臭力クルマ用から新製品 3つの容器を入れ替えて使用
- フェザー安全剃刀、「ピアニィシリーズ」限定パッケージハンガーセット
- ライオン、「CHARMY泡のチカラ」アロマ紀行第2弾を数量限定発売
- ライオン、トップNANOXと香りソフランがコラボ 数量限定品発売
- 日本製紙クレシア、「クリネックス」などディズニーとコラボ 限定品発売
- コロンブス、歩行時の悩みを解消する透明タイプのジェルパッド新発売
- PRページ UYEKI 「スーパーオレンジ」が発売20年目 お試しセット発売
宣伝販促
- P&G「ブラウン」、電気シェーバー「ブラウン クールテック」TVCM放映
- エステー、「消臭力優しい森」新TVCMをオンエア開始
人事・組織
- ユニ・チャーム、人事異動を発表
研究・開発
- ユニ・チャーム、長崎大学大学院と共同で「赤ちゃんの触感」を研究
イベント・展示会
- 近石工、第129回近畿石鹸ゴルフ会開催 23名が参加
- 日本ロレアル、「ラロッシュポゼ」Suhada Beauty Award 2013を開催
- エステー「赤毛のアン」チケットプレゼントキャンペーンを実施中
時評・コラム
- 時評 業態融合拡大の予感がする
- 泡沫 ベープマット発売50年
特集 【H&BCマーケティングニュース】
- 多様化するニーズに応えられるマーケティング活動が企業の成長に不可欠に
- 男性用化粧品 若年男性のスキンケア意識が高揚 需要の伸びに期待
- 花王 新マッサージケア「サクセスV」シリーズ積極展開 ペアもみを訴求
- マンダム 「ギャツビー薬用フェイスケア」シリーズに洗顔料など新投入
- 資生堂 「ウーノ ホイップウォッシュ」新発売 数量限定品も発売
- ユニリーバ 男性用化粧品「AXE」展開 “さりげない香り”の追加品発売
- ロート製薬 「オキシー」洗顔シリーズを改良 UVケアシリーズに追加品
- ライオン 30代男性のカラダの変化に着目 「PRO TEC」で活発展開
- ユニ・チャーム 「シルコットHOMME」で“汗ケア”を提案
- 小林製薬 「あせワキパットRiff」から男性用を新発売
- グルーミングインタビュー 山﨑智士氏(サティス製薬社長)
- ウェットシェービングは高機能化が進む 肌のヒリつき抑える施策が鍵
- P&Gジレット 「プログライド」替刃増量品発売
- シック 「シック ハイドロ」などから新商品発売 キャンペーンも実施
- フェザー安全剃刀 男性用システムカミソリ「サムライエッジ」が好調
- BICジャパン 「フレックススリーコンフォート」新発売
- 貝印 男性用システムレザー「カイレザー」改良発売
- インタビュー 日立金属・瀬尾武久統轄部長 「磨帯鋼」を製造
- ドルコ 男性用6枚刃「DORCO PACE6ディスポ」など新発売
- P&G 日本初の男性のための「h&s for men」発売 男のヘッドスパ提案
- サンスター サンスタートニックでプレゼントキャンペーン実施中
- 斜凡珠 伝説的のブランド「ティモテ」が復活
- クラシエHP むだ毛処理剤ブランド「エピラット」から新製品発売
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