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2013年1月16日号掲載記事より

JAPANドラッグストアショー概要発表 これからのドラッグストアを発信

 ドラッグストア業界の1大イベント「第13回JAPANドラッグストアショー」(主催・日本チェーンドラッグストア協会〈JACDS〉)が3月15~17日の3日間、千葉・幕張メッセで開催される。第13回目を迎える今回は、「『夢ふくらむドラッグストアの進化』~セルフメディケーションで街に元気を!家族に元気を!~」をテーマに生活者の元気を応援するさまざまな提案が行われる。1月10日、同ショーの実行委員長を務める皆川友夫氏(アカカベ)がJACDS東京事務所で記者会見し、開催概要を発表した。
 皆川実行委員長は、「多くの方々の協力により、今年も開催する運びとなったが、今回は出展小間数、来場者ともに過去最高を目指したい」と抱負を語った。
 また、昨夏に重点企業74社を訪問し、出展者を募り、昨年12月26日時点で、289社・1025小間(前回366社・1235小間)の出展が決定し、小間数では前回を上回る規模で開催できる見通しとなったことを報告。さらに今回のショーでは、「これからのドラッグストアについて情報発信、セルフメディケーション推進への挑戦、面分業推進への挑戦、社会変化とアジアマーケットへの挑戦―の4つが見どころになる」と述べ、ショーの概要について詳細に説明した。
 説明によると今回の「テーマブース2013」ではセルフメディケーションの推進を中心に、JACDSの活動紹介や「これからのドラッグ」についての情報を発信する。ここではセルフメディケーションと面分業推進における課題と取り組みや、初めてスイッチOTC化された生活習慣病薬「エパデール」の育成方法・技術習得による攻略法、さらには高齢者(介護)向けの売り場提案、自分の健康状態を確認する「健康ライフステージ」などを展開する。
 皆川実行委員長は「今回もセルフメディケーション推進を大きなテーマとしており、セルフメディケーションを軸にテーマブース、ステージイベント、セミナーなどを連動させる。健康(セルメ)川柳の募集も啓蒙の大きな意味がある」と語るとともに、「厳しい状況の中で、新しい商材の発掘は自社の扱いにプラスになる。正会員はミニブースも含め、全ブースを回っていただきたい」と述べ、実りあるショーにしたいという思いを語った。

小林製薬、春の新製品内覧会開催 「消臭元木のある生活」など紹介

 小林製薬は1月9日、「2013年春の新製品内覧会」を開催した。
 今回発表された新製品は、薬粧品事業、日用品事業合計で昨春比約2倍の27品目。
 内覧会では、オリジナルのハッピを着た同社社員が来場者への商品説明にあたっていたほか、会場内ステージブースでは、MCやモデルが実演を交えながら新製品のプレゼンテーションを行った。また、グループ会社の桐灰化学も夏季シーズンに向けて「熱中対策」シリーズの新製品・注力商品を訴求した。
 会場で注目度の高かった新製品を一部紹介すると、薬粧品事業では、外用消炎鎮痛剤に対して女性が持つ「男性・お年寄りが使用するもの」「ニオイがくさそう」といったイメージを払拭すべく、3年の歳月を掛けて開発した良い香りの乳液タイプ肩こり薬「アンメルツほぐタイムマッサージ乳液」を投入。女性が店頭で手に取りやすいように、化粧品のようなパッケージを採用した。
 日用品事業では、ロングセラー芳香消臭剤ブランド「消臭元」の大型リニューアルを行い、更なるシェア拡大を目指す。特に「トイレの消臭元」では、既存品の“使用時にろ紙が見える”という不満に応え、ろ紙が見えないオーバーキャップを新たに採用。容器形状もよりデザイン的に、機能的にリニューアルを図る。
 さらに、今後の芳香消臭剤市場において、天然系、自然系への回帰が始まるとの予測のもと、同ブランドに“自然派”芳香消臭剤「消臭元木のある生活」を新たに投入。香料は青森ヒノキ・紀州ヒバの端材やおかくずから抽出し、容器には杉の間伐材を原料とした“木プラ(バイオマスプラスチック)”を採用。ステージブースでのプレゼンテーションでは、「本物の木の香りにこだわった」ことを強調していた。

13年新年会 首都圏卸組合 「“根拠なき自信を持とう”をスローガンに」

13年新年会 首都圏卸組合 「“根拠なき自信を持とう”をスローガンに」

 首都圏化粧品日用品卸組合(東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城)・合同賀詞交歓会が1月8日、開かれ、各組合の組合員、賛助会員・関係団体・業界紙など137社・362人が出席。新年を祝った。
 会は千葉県化粧品日用品卸組合・関塚弘行副理事長(セキヅカ商事)の司会で進められ、はじめに東京都化粧品洗剤卸商業組合・森友徳兵衛理事長(森友通商)、神奈川県化粧品日用品卸組合・岩田保雄理事長(相模スミック)、千葉県化粧品日用品卸組合・秋葉吉秋理事長(秋葉商店)、埼玉県石鹸洗剤卸商業組合・清水政弘理事長(麻友)、群馬県化粧品日用品卸組合・森本仁理事長(小松屋本店)が登壇。
 代表して東京卸組合・森友理事長が「大きな観点でみれば会社は継続することが最も重要。今年は卸が継続するために赤ちゃんが歩き始めるような『根拠なき自信』をスローガンにチャレンジしていきたい」とあいさつ。
 次に賛助会員を代表してライオン・濱逸夫社長が登壇し、「今年は環境に動じない本質的な需要拡大を国内市場で実現することに製・配・販が連携した新たな取り組みが必要。非価格競争による需要の拡大をキーワードに進め、日本の元気を取り戻すための脱皮の年にしたい」と祝辞を述べた。
 この後、「第8回・首都圏卸組合アンケート」の上位3社(1位日本香堂、2位エステー、3位大日本除虫菊)の表彰が行われ、各社に東京都卸組合・森友理事長から賞状と記念品が贈呈され、代表して日本香堂・小仲正克社長があいさつ。
 引き続き、埼玉卸組合・清水理事長が同組合の今年の事業方針①消費税の外税化のお願い②メーカーとのコミュニケーション強化③新しいチャネル開拓―を披露し、同氏の発声で声高らかに乾杯。あちこちで製・配の歓談の輪ができる盛宴となり神奈川県卸組合・岩田理事長の中締め後、終了した。

13年新年会 キリン堂協栄会 「抜本革新を貫徹する」決意を語る

13年新年会 キリン堂協栄会 「抜本革新を貫徹する」決意を語る

 キリン堂が取引先メーカー・卸売業との親睦を目的に運営するキリン堂協栄会は1月10日、「平成25年度協栄会新年会」を開き、500名を超える会員が出席した。
 寺西会長は、同社が取り組んでいる抜本革新について、「現在と未来の間に存在する問題の本質的解決を、全社員の成長を巻き込んで断行することである」とし、従業員1人ひとりが自己革新を図り、顧客の喜びを自分の喜びにする価値観を共有する抜本革新を貫徹する決意を語った。このあと、昨年、薬事功労者として厚生労働大臣表彰を受けた寺西会長に、協栄会会長のPaltac・折目光司社長から記念品が贈呈された。
 続いてキリン堂の寺西豊彦社長が「当社の経営課題は、社員の主体性と創造性をいかに最大限に発揮できるかに尽きる」と述べ、「全社員が顧客と真摯に向き合う姿勢が確立できてきている」と報告。今後も人材育成に全力を挙げ、魅力のある企業にしていく方針を語った。
 懇親会では、協栄会副会長の大木・松井秀夫会長兼社長執行役員が開会の辞を述べ、Paltac・折目光司社長が「キリン堂様の理念をしっかり共有し、元気で活気ある業界にしよう」とあいさつ。協栄会副会長のロート製薬・吉野俊昭社長による乾杯の発声で宴に入り、懇親を深めた。

全国マスク工業会、「マスク工業会会員マーク」認知訴求へキャンペーン

全国マスク工業会、「マスク工業会会員マーク」認知訴求へキャンペーン

 全国マスク工業会は1月10日~3月31日の期間、先般改訂した「マスクの表示・広告自主基準」において導入した「マスク工業会会員マーク」の認知訴求を目指したキャンペーンを実施する。キャンペーンのタイトルは「マスクで元気快適応援キャンペーン~クイズに答えて、素敵な賞品を当てよう!」。応募方法は、専用の告知・応募はがきまたはWebサイト応募フォームで、正しい「マスク工業会会員マーク」を選び、住所、氏名、電話番号を記入して応募する。
 応募者の中から抽選で、特賞「JTBトラベルギフト10万円分」(3名)、2等「JTBトラベルギフト5万円分」(5名)、3等「全国共通図書カード3000円分」(100名)のいずれかが当たる。応募締切は3月31日。なお、同連合会では、同キャンペーンの実施に合わせて、告知・応募はがきを15万枚作成し、店頭で配布を行っている。


2013年1月16日号 記事一覧

会合・発表会

  • 13年新年会 東海4県卸組合 「少しでも我慢から解放される年に」
  • 13年新年会 石洗工/界面工 「持続可能な循環型社会の形成目指し活動」
  • 13年新年会 日家工/家同連 「次の問題点対応にバトンタッチする年に」
  • 13年新年会 殺虫剤工業会 「絶えることなく殺虫剤を供給する」
  • 13年新年会 白十字グループ 「医療・介護に関わる企業の使命果たす」
  • 13年新年会 花王 「よきモノづくりの原点に立ち日本の活性化に繋ぐ」
  • 13年新年会 ライオン 取引先など多数の訪問客に藤重会長、濱社長が対応
  • 13年新年会 大日本除虫菊 虫よけ剤、蚊取り線香、キンチョールの拡販へ

経営・施策

  • 業界主要メーカートップ訓示 新しい年迎え各社誓い新たに事業推進へ
  • 13年新春インタビュー ユニリーバ副社長・里村治氏

製品・サービス

  • クラシエHP、「プロスタイル」から新スタイリングシリーズ発売
  • 日本ロレアル、「メイベリンNY」から新商品発売
  • ジュジュ化粧品、「アクアモイスト」大幅リニューアル 新製品2品を追加
  • マンダム、ギャツビースキンケアオイルブロックローションをCVS限定発売
  • サンスター、「エクイタンス」から美容飲料を通販で発売
  • ピップ、「ピップマグネループ」から男性向け限定品発売
  • ピアセラボ、ヘアサロン専売の新スタイリングブランド「カルドール」発売
  • オカモト、除湿剤「水とりぞうさん」から“香り付き”タンクタイプ発売
  • 資生堂、「マジョリカマジョルカ」誕生10周年記念品など発売
  • ニトムズ、ジョイントタイプ「除湿棒」2アイテム新発売
  • 小林製薬、春の新製品発表 「アンメルツほぐタイムマッサージ乳液」など

調査・統計

  • 西化工 24年1~10月統計 ヘアトニック、セットローションが2ケタ増

時評・コラム

  • 泡沫 ニューノーマル化時代の企業観


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。