2012年12月12日号掲載記事より
アンファー「スカルプD」、イメージキャラクターにEXILEメンバー新加入
アンファーは12月6日、神奈川・ラゾーナ川崎プラザのルーファ広場で、主力の薬用シャンプー「スカルプD」シリーズの新イメージキャラクター発表会を行った。
12月25日から放送を開始する新CMでは、既存のイメージキャラクターであるEXILE(エグザイル)のTETSUYA(テツヤ)に加え、新たに同じくEXILEメンバーのKENCHI(ケンチ)ならびにKEIJI(ケイジ)を起用。3名が勢揃いする「ムーンライトジャンプ篇」、TETSUYAのみが出演する「トレーニング篇」の2バージョンを制作した。特に「ムーンライトジャンプ篇」では、スカルプDを使うことで感じる“髪の毛の躍動感”や“成長感”また“自信の現れ”を3名の息のあったジャンプシーンで表現している。
発表会では、新イメージキャラクター3名が出席し、新テレビCMのお披露目とトークセッションを行った。TETSUYAは単独出演のトレーニング篇について「自分自身の普段のトレーニングシーンやシャワーシーンから表現した内容になっているが、今回、EXILE人生初のヌード披露となったので、全力を込めて撮影に臨んだ」と語った。スカルプDの使用感に関しては、3名とも口を揃えて「スカルプDは、洗い上がりが“男らしい!”」と強調したが、女性用スカルプDボーテに対しては「“女性らしい”洗い上がりになると思う」と、EXILEファンたちにメッセージを送った。
クラシエHP、Peachと機内コラボ 「肌美精」3Dマスクをサンプリング
クラシエホームプロダクツと格安航空会社のPeach Aviationは、Peachの機内コラボレーションとして、クラシエが今秋改装新発売した3Dシートマスク「肌美精超浸透3Dマスク(エイジング保湿)」の機内サンプリングを12月14日まで実施している。
この機内コラボは、「肌美精超浸透3Dマスク(エイジング保湿)」を女性の搭乗客にサンプリングするほか、機内アナウンスで同品の紹介を行うというもの。対象便は、国内線、国際線の全路線(1日36便)。
Peachの搭乗客は、女性の割合が高く、女性をターゲットとした商品の案内に適していることから、両社ではこの機内コラボに至ったという。
クラシエでは、「乾燥しやすい航空機内でシートマスクを使用される女性は多くいることから、すぐに機内で使っていただいたり、旅行先のホテルでも使って頂くなど、サンプリング商品の試用の割合は高くなるものと考えている。また乾燥する機内やホテルは、『肌美精超浸透3Dマスク』のうるおい感を実感していただくには最適な場所でもある」としている。
「超浸透3Dマスク(エイジング保湿)」は、シートマスク購入時の期待点で圧倒的なニーズを誇る「保湿効果」に応えたシートマスク史上最高級(肌美精マスク従来品比)の保湿マスク。密着浸透設計の“立体形状シート”で、小鼻の脇・あご下もぴったりフィット。肌とマスクの密着度をさらに高める高粘度で濃厚な“ゼリー美容液”(含有量30ml)がリッチなうるおい感を実現。美容液に配合された角質柔軟成分の“フルーツ酸(レモンエキス)”が肌表面の角質を柔らかくし、角質層の深層まで成分をしっかり浸透させ、浸透コラーゲンがハリつや溢れる透明肌へ導く。
フマキラー、2013年3月期第2四半期業績は売上4.7%減に
フマキラーは12月4日、決算説明会を開き、13年3月期第2四半期(12年4月1日~12年9月30日)の業績並びに今後の展開などについて説明した。
売上高は133億3400万円(前年同期比95.3%)、営業利益7億9000万円(98.6%)、経常利益7億4700万円(93.7%)、四半期純利益3億9000万円(105.3%)となった。売上高は殺虫剤のマイナスと現地通貨安による海外売上の目減りにより4.7%減収。利益面では販管費を11%削減したものの、売上高のマイナスと競争激化による原価率アップを補えず、営業・経常利益ともに減益となった。
商品別の売上高は殺虫剤105億1800万円(前年同期比10億5600万円減)、家庭用品9600万円(3億5800万円増)、園芸用品11億4400万円(200万円減)、防疫剤8億100万円(500万円増)、その他7億7300万円(4200万円増)。殺虫剤は残暑が厳しく後半に持ち直したものの、6月の低温と競争激化による価格ダウン・数量減により前年比・計画比ともにマイナス。家庭用品は花粉関連商材の返品が減少(例年並みに戻った)したため、純売上高は3億5800万円改善。だが計画比では主にアルコール除菌の計画未達によりマイナスとなった。園芸用品は数量ベースで伸長したものの、競争激化伴う価格ダウンにより、売上高は横ばいとなった。
今後の展開については、国内・海外双方で着実に事業基盤を固めるために、下期も①商品開発体制の強化②販売マーケティングの強化③利益構造の改善④海外事業の拡大と強化に取り組み、さらにテクノピアグループ子会社化によるASEAN市場の開拓強化とエステー、NSファーファ・ジャパンとの3社連合による協業を推進する。
首都圏卸組合、第8回アンケート調査発表 日本香堂が1位に
首都圏の化粧品日用品卸組合(東京都化粧品洗剤卸商業組合、神奈川県化粧品日用品卸組合、千葉県化粧品日用品卸組合、埼玉県石鹸洗剤卸商業組合、群馬県化粧品日用品卸組合)はこのほど、組合員卸を対象に、主要メーカーに関するアンケート調査「第8回・首都圏卸組合アンケート」を実施。12月6日にその結果を発表した。
今回の対象メーカーは22社。回答した組合員数は41社(前年比1社増)。調査項目は昨年度と同じ対象メーカーの①店頭価格安定度②返品対応標準化③地域卸重点度④売上貢献度⑤利益貢献度――の5項目で、各項目20点満点、合計100点満点で採点した。
その結果、総合評価は4年連続で日本香堂(79.4点)が1位。2位には昨年4位のエステー(72.7点)、3位は大日本除虫菊(72.2点)がそれぞれランクインした。
また、追加調査では、「最も利益貢献があった商品」において「青雲バイオレット」が得票数7でトップ。以下、「レノアハピネスアロマジュエル」(得票数3)、「消臭元」(同2)、「トップハイジア」(同2)となった。
一方「最も乱売が激しかった商品」では、「ブルーダイヤ」と「アタック1㌔㌘」が同数(得票数4)で並んで1位に挙がった。
アンケート結果について東京都化粧品洗剤卸商業組合の森友徳兵衛理事長は「今回は日本香堂が4年連続で首位の座を死守できるかが焦点だったが、エステーの強烈な追い込みをかわして見事4連覇を遂げた。この調査自体は決して個々のメーカーに対しての批判ではない。首都圏の卸が日頃より5つの視点から見た、健全な流通を目指したメーカーの努力、取り組みを評価させていただいたものだ。卸にとっては、今後、真剣に取り組むべきメーカーはどこなのかという判断材料とし、またメーカーにとっては今回のアンケートの結果を今後の卸取引の参考にしていただくことを願いたいい」とコメントしている。
東京スカイツリー模した石鹸彫刻が「ソラマチ」に 澁谷油脂などが企画
東京スカイツリーに隣接するショッピングセンター・東京ソラマチで墨田区が運営するショップコーナーに、11月下旬から12月初めまで、東京スカイツリーをモチーフにした石鹸彫刻がお目見えした。
この石鹸彫刻「空樹(そらき)」は、全長約2m50cm、使用済み回収油から造られた約800kgの石鹸を材料に、澁谷油脂と東京油田プロジェクトで食用油のリサイクル活動を関東地区で行っているユーズが企画し、武蔵野美術大学に依頼をし、美大の4年生・西川祥子さんが3カ月の製作期間を費やして完成させたもの。澁谷社長とユーズの染谷社長は日ごろから、日本全国の食用油を回収するリサイクルシステムを作り上げようと考えており、その一環として今回のスカイツリーをモチーフにした石鹸彫刻の企画が誕生した。
2人の思いを受けて西川さんは、「より多くの人に使用済み食用油のリサイクルの大切さを知ってもらいたい」との思いも込めて「空樹」を作製。大地にしっかりと根を張った大樹が空に向かって雄々しく伸びていく様子を表しており、自然へのやさしさと生命の力強さがみなぎる内容になっている。
澁谷社長は「リサイクル運動の1つとして石鹸がこのような形で貢献できたことに非常に満足しており、石鹸の使命である環境にやさしいという意味合いが水環境、お肌に優しいということだけではなく、色々な形で社会貢献を考える時期に来ていると思っている」と話す。「空樹」は、12月13日から都内で開催されるエコプロダクツにも出展が検討されており、出展されれば多くの人々の注目を浴びそうだ。
2012年12月12日号 記事一覧
会合・発表会
- ユニ・チャーム、大阪・名古屋で2013年春の新製品発表会開催
- 貝印、新製品商談会開催 新製品関連の情報発信を強化
- グリーンベル、13年春の新製品内見会開催 「ミミスキット」など披露
- 日石工組東日本支部、研修会・懇談会開催 景気の見通しなど聴講
- 近石工、第93回技術部会・工場見学会を開催 田村薬品工業など見学
経営・施策
- サプリコ、紫竹屋(新潟市)が加入 メンバー社は77社に
- 全家協、コスモプロダクツとヒロカの2社が新規加入
- Paltac、新株式発行で発行価格・売出価格など発表
- ユニリーバ、「こども笑顔プロジェクト」で被災地の公園を整備
- JACDS、登録販売者試験の実務経験証明不備・不正問題で対策を発表
- デンタルプロ、タイの小学校に8年連続で図書館を寄贈
- マンダム、第6回動物実験代替法国際研究助成金公募を開始
- ダイドードリンコ、健康食品、美容食品の通信販売を開始
- 本紙が選ぶ2012年業界10大ニュース 付加価値商材投入が市場活性化の光明
製品・サービス
- PRページ 花王「めぐりズム蒸気でGood-Night(グッドナイト)」新発売
- ユニ・チャーム、尿吸引ロボ「ヒューマニー」に関する臨床研究を実施
- マンダム、ビフェスタうる落ちクレンジングから限定ディズニーボトル発売
- クラシエHP、肌美精から「目もと集中リンクルケアマスク」新発売
- ユニ・チャーム、「シルコット」化粧用パフシリーズをリニューアル
- ポーラ、「ホワイティシモ」から「ながす」スキンケアアイテムを新発売
- 王子ネピア「鼻セレブ」、ご当地キャラクター“バリィさん”とコラボ
- サンスター、「DoクリアLEDソフト仕上げみがきハブラシ」新発売
- シャボン玉石けん、「バブルガード」の提案強化 ノロウィルス感染拡大で
- ニトムズ、携帯用コロコロ「コロコロコロフルモバイル」限定発売
- 東芝HA、USBモバイル対応ニッケル水素電池充電器セット発売
- 商品探訪 エステー「米唐番」、今秋「無洗米用」をリニューアル
宣伝販促
- 貝印、タツノコプロのキャラクターグッズがついてくるキャンペーン実施中
- シック、「シックハイドロ」新CMに錦戸亮を起用
人事・組織
- ライオン、組織改正・人事異動を発表
- 資生堂、人事異動を発表
研究・開発
- ポーラ化成工業、“ブランノール”に新たな美白効果があることを発見
調査・統計
- 東家同、24年10月度市況概況価格調査 大手第2ブランドなどで安値アップ
- エステー、「洗濯機のカビ汚染度」調査実施 洗濯時の洗い水にカビ汚染
イベント・展示会
- 近石工、第128回近畿石鹸ゴルフ界に17名が参加
- ジョンソン、「第9回ジョンソンおそうじ川柳」入賞作品発表
上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。