2012年10月31日号掲載記事より
キリン堂、第24回協栄会総会開催、会員300社約500名が出席
キリン堂が取引先の医薬品・日用品・化粧品メーカー、卸売業との親睦を目的に運営する「キリン堂協栄会」は10月19日、第24回協栄会総会を開き、会員300社約500名が出席した。
会長のPaltac社長・折目光司氏は、キリン堂が行ってきた、国内事業の強化や、グローバル戦略としての中国市場への展開など、施策のスピードと実行力を高く評価するとともに、「消費者への貢献に向け、業界が一体となって協力・協働して取り組んでいかなければならない。日本経済の先行きは不透明であるが、こういう時代だからこそ、キリン堂様の理念をしっかりと共有させていただき、会員企業の皆様とともに、強い関係を築き上げたい」と述べた。
続いて寺西忠幸会長が登壇。はじめに、現在同社が、「高齢者に対する配送」についての取り組みを進めていることを明らかにするとともに、現代社会は、豊かさを得た半面、人との関係性を断ち切ってしまったことが最大の問題であると指摘。
今後は、現場の店長やリーダーの育成を重点課題と位置付け、同社のリーダーに必要な資質として、「今の自分は、先祖の存在や、地域のお客様との関わりによって生かされていることを理解していること」を上げながら、「自分だけ良ければ良いという考えではなく、我々は薬や日用生活品の提供を通じて、地域社会の人たちのお役に立てる存在として、積極的により深い関わりを構築していきたい」と述べ、総会を終了した。
コージー本舗、ふたえまぶた化粧品「アイトーク」新CM発表記者会見開催
コージー本舗は10月23日、液体タイプのふたえまぶた化粧品「アイトーク」の新CM発表記者会見を開催した。「アイトーク」は、1980年の発売以来、シリーズ累計9000万本以上の販売実績を誇るふたえまぶた化粧品のトップブランド。瞳に塗って押さえるだけで誰でも簡単にきれいなふたえにできる
今回、イメージキャラクターに、同品のメインターゲットである女子中学生をはじめ、幅広い層に人気のアイドルグループAKB48のメンバー・北原里英を起用。
11月1日から放送を開始するテレビCMでは、北原が黒いドレスを着た大人めeye(アイ)ドル、白いドレスのラブリーeyeドルの2バージョンを制作。どんなスタイルにも際立つ“ぱっちりふたえ”の可愛さを印象的に伝えている。さらにCMと連動して、同ブランドサイト(http://www.kjmb.jp/eyedol_dochi/)では、特別コンテンツ“どっちのeyeドルが好き?”を実施し、好みのバージョンに“いいね!”して北原を応援できる。会見ではトークショーが行われ、黒いドレスの大人めバージョンの北原が登場し、商品の特長やCM撮影のエピソードなどを語った。北原は「私は元々ふたえなのですが、寝不足や泣いた翌日に左右のまぶたの大きさに違いが出ます。寝ている間、このアイトークでふたえのラインをしっかり作って、毎日ぱっちりふたえを維持しています」と、同品の使用で、より理想的なぱっちりふたえになることを説明した。
プラネット物流、馬場純夫新社長が記者会見
プラネット物流は10月24日、同社本社に関係業界紙を招き、久留雅雄前社長と馬場純夫新社長が出席して記者会見を行った。
馬場新社長は「私はライオンの出身だが、ライオンでは営業、営業のラインスタッフ、物流支援、システムなどに従事した。システムは最も長くプラネット物流に来る前まで約10年間担当した。当社に来て物流の仕事はシステムの仕事と共通点が多いということを感じた。その1つは『出来て当たり前、出来なければ怒られる』ということである。着荷主様にきちんと商品を届けるということが荷主様から求められる機能であり、きちんと正確にやっていかなければならない。また、BCPという観点でもシステムが止まると業務が止まってしまうことから、対策に気を使っている点もシステムと物流の共通点である。
私は仕事上では『やっている』と『出来ている』ことの違いにこだわっている。例えば『緊急連絡網はあるか』と言った場合に『あります』という答えが返ってきたとして、ただ緊急連絡網があるだけで、それがメンテナンスされてなければ『出来ている』とは言えない。こうしたことをきちんと行う感覚を身に着けていくことに精進していきたい」と抱負を語った。
馬場純夫氏は昭和27年11月27日生まれ。昭和51年4月ライオン歯磨(現、ライオン)入社、平成19年3月同社統合システム部長に就任、平成24年1月にライオン取締役待遇ライオン流通サービ常務取締役に就任した。同年7月プラネット物流社長付部長となり10月18日にプラネット物流社長に就任。
ウエルシアHD、増収増益を達成 2016年8月期に売上高5000億円目標
ウエルシアホールディングスは10月19日、高田隆右社長ら同社役員が出席して、2012年8月期(11年9月1日~12年8月31日)の業績並びに中期目標について説明した。
同期の連結業績は、売上高2933億7800万円(前期比108.3%)、売上総利益864億5600万円(109.1%)、販売管理費及び一般管理749億6700万円(109.7%)、営業利益114億8800万円(105.7%)、経常利益122億9200万円(107.9%)、当期純利益58億9900万円(129.8%)で増収増益となった。
一方、計画比では売上高97.8%、売上総利益99.7%、営業利益94.9%、当期純利益は同107.3%となった。
出店計画は91店に対して79店。これが売上高計画未達要因となった。閉店は計画の12店舗に対して11店舗。この結果、店舗数は764店舗(ウエルシア関東及び子会社415、高田薬局132、寺島薬局136、イレブン81)となった。
品目別の売上高は、医薬品709億3100万円(前期比100.4%)、調剤299億1100万円(125.2%)、化粧品548億1400万円(108.2%)、家庭用雑貨418億6500万円(107%)、食品695億8000万円(110.6%)、その他262億7500万円(111.3%)となった。
花王、2012年12月期第2四半期決算、CP事業は0.2%増の5070億円に
花王は10月23日、平成24年12月期第2四半期(12年4月1日~6月30日)の連結決算を発表した。
同期の売上高は、前年同期比1%減の6089億7600万円(為替変動の影響を除く実質0.5%増)、営業利益は7.2%減の533億7700万円、経常利益は6%減の553億5300万円、四半期純利益は決算月を3月31日から12月31日に変更に伴い、一部の連結子会社において繰延税金資産を計上したことなどで16.6%増の358億6100万円となった。
コンシューマープロダクツ事業の売上高は、前年同期比0.2%増の5070億円(実質1.2%増)。日本では、環境配慮型商品の提案、消費者の生活スタイルの変化に対応した新製品の発売、提案型販売活動及び店頭展開活動の強化などに取り組み、市場競争の激化やデフレの影響に対処したことで、売上高は1%増の4211億円となった。アジアの売上高は、3.7%増の424億円(実質8%増)、米州の売上高は、3.9%減の281億円(実質1.4%減)、欧州の売上高は12.5%減の274億円(実質3.5%減)。同事業の営業利益は新製品・改良品等の育成に積極的に取り組むとともに、費用の節減やコストダウン活動に努め、前年同期を1億円上回る442億円となった。
2012年10月31日号 記事一覧
会合・発表会
- ボシュロム・J、「ボシュロム ナチューレ」販売拡大記念発表会を開催
- 薬業連絡協議会、第62回定例合同記者会開く JACDS、日登協等が報告
- バタフライ・アイランド、エイジングケア洗顔料PRイベントを開催
- グリコ乳業、ドロリッチ発売PRイベントを開く
- アダプトゲン製薬、ヒアルロン酸吸収食品の臨床試験結果を発表
経営・施策
- 資生堂、第27回国際化粧品技術者会大会口頭発表基礎部門で最優秀賞受賞
- 森下仁丹、大阪ものづくり優良企業賞2012最優秀企業賞を受賞
- 製品評価技術基盤機構、GHS分類結果にデータを追加
- 小林製薬、「中小企業支援融資」など2つの復興支援活動を実施
- 山本香料、朝日放送系TV番組「探偵!ナイトスクープ」に山本社長らが出演
- ファーマライズHD、ヤマダ電機と業務提携
製品・サービス
- PRページ、小林製薬 新肥満症対策薬「ナイシトールG」を発売
- エステー、「消臭力」からディズニーシリーズ第2弾を季節限定発売
- 日本製紙クレシア、介護用ウェットティシューの新ブランドを立ち上げ
- ダリヤ、「リトルツインスターズ」2アイテムを数量限定発売
- 貝印、グルーミング用品シリーズ「Groom!」から11アイテムを発売
- 商品探訪 ヤマサキ「ラサーナ海藻オールインワンゲル」
- 東洋アルミエコーP、「ホームメイドハッピー」から2アイテムを新発売
- ユニ・チャーム、「シルコット」から香りつきウェットティッシュ限定発売
- マンダム、限定受験対策デザインのフェイシャルペーパーを発売
- 資生堂、創業140周年記念フェースカラーを数量限定発売
- 日本製紙クレシア、「スコッティ」「ポイズ」から新製品
- フォローミー、まつ毛専用の集中美容液を新発売
- ライオン、「ストッパ下痢止めEX」改良新発売
研究・開発
- マンダム、冷たいと感じる温度が外部温度に影響を受けるメカニズムを解明
調査・統計
- 経済産業省 24年1~8月期洗浄剤統計 市場全体では数量金額ともに1%増
イベント・展示会
- ニトムズ、「第5回IFFT/インテリア ライフスタイル リビング」に出展
- 貝印、「第5回全国高校生スイーツ選手権大会」決勝大会を開催
時評・コラム
- 時評 小規模企業卸の灯を消すな
- 泡沫 石鹸洗剤日用雑貨卸と化粧品卸の間の「目に見えない壁」
特集 【カイロ】
- カイロ市場、11年度は厳冬・震災特需で市場急伸、今年度は微減の見通し
- 白元 「ホッカイロ」足元用などを強化、カイロ市場の底上げ図る
- 桐灰化学 「血流改善シリーズ」肩用、腰用から徳用タイプ追加
- エステー 「オンパックス」で黒タイプのくつ下用を投入
- 大日本除虫菊 カイロの本格的需要期に向けて「どんと」シリーズを拡販
- ロッテ健康産業 「ホカロン」イメージキャラに中村玉緒を継続起用
- 立石春洋堂 秋冬シーズンに向けて主力ブランド「ホット驚く」を展開
- 全卸連の足跡を振り返る “地域の卸の活性化”を図る活動に注力
- 卸流通アカデミー 卸売業の次世代経営者の育成を目指してスタート
- 全卸連・森友会長インタビュー 改革のリーダーシップを発揮
- 特別企画 全卸連+単位組合座談会
- ライオン・濱社長インタビュー ライオンの120年は卸と共存共栄の歴史
- P&G・朝田本部長インタビュー 業界挙げて情報発信力向上へ
- 花王CMK・柴田グループリーダーインタビュー 代行店の流通機能は重要
- ユニ・チャーム・森専務インタビュー 全卸連の活動は「三方良し」の精神
- エステー・加藤常務インタビュー 卸・販売店と協働で市場の変化に対応
- 日本香堂・小仲社長インタビュー 卸、メーカー共通の問題解決の場に
- ミヨシ石鹸・三木社長インタビュー 地域卸は時代に合った商いを
- プラネット・玉生会長インタビュー 情報システム委員会で全卸連と繋がり
- 宮城卸組合 震災後、地域卸活性化研究会を開催
- 神奈川卸組合 卸とメーカーの対話を重視
- 埼玉卸組合 講演会の開催や全卸連活動に参加
- 長野卸組合 役員会後の懇親会に組合員も出席
- 全卸連を支える裏方、本部事務局 “魅力ある全卸連”実現に尽力
- アスコット 「中小企業IR経営力大賞2012」を受賞
- 全卸連 37年の歴史と活動の概要
- 論説 業界発展に活躍することが全卸連の使命
特別企画
特集 【卸流通】
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