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2012年9月5日号掲載記事より

クラシエHP、「いち髪」新CM発表会を開催、堀北真希を起用

 クラシエホームプロダクツは8月30日、新CM発表会を開き、“予防美髪”ヘアケアブランド「いち髪」の新キャラクターに女優の堀北真希を起用すると発表した。
 岩倉昌弘社長は、「いち髪」の歴史などを紹介しながら、「多くのお客様からの要望により、この秋に『いち髪』のシャンプー、コンディショナー、トリートメントは『濃密W保湿ケアライン』と『なめらかスムースケアライン』の2ラインを発売して、ブランドとしてさらに大きな1歩を踏み出すこととなった」と報告するとともに、「新しくなった『いち髪』をお客様に力強く伝えるために、日本女性の髪の美しさを表現するのにふさわしい方として、髪の美しさはもちろん女優としても最も輝いている堀北真希さんを起用する」と発表した。
 続いて、堀北がフランスの少年に憧れられるというストーリーの2本(ブランド篇、濃密W保湿篇)のCMが上映された後に堀北が登壇。CMでの役作りについて「凛とした中にも親しみやすさを意識した」とした堀北は、「濃密W保湿ケアライン」の使用感について「毎日撮影などが続き、髪も傷みやすくなっていたが、『いち髪』を使用してからは髪が“するっと”まとまるようになった。甘いあんずと上品な桜の香りも、とても気に入っている」などと評価するとともに、全国の女性に向けて「女性にとって髪はとても大切なもの。この使用感を是非とも実感してもらいたい」と訴えた。
 また、同社はこの日から新製品に関わるマーケティングを開始し、初日にあたるこの日は、JR品川駅構内の「ecute」前広場に大型モニターを設置した特設ブースを設け、そこを中心にサンプリングイベントを実施した。サンプリングイベントは9月末まで全国約100カ所で行われ、「濃密W保湿ケアライン」と「なめらかスムースケアライン」のシャンプー、コンディショナーをセットしたサンプルが合計100万セット配布される予定。

BOSが法人化、㈱ビーオーエス設立 まずはユーザー企業200社目指す

BOSが法人化、㈱ビーオーエス設立 まずはユーザー企業200社目指す

 森友通商、中央物産、花生堂の3社は地域卸、メーカーの受発注の効率化を推進するための一元受発注システム「Basic Order System」を開発、昨年4月から本格的な運用を行っているが、今年7月11日に「株式会社ビーオーエス」(略称・BOS〈ボス〉)として法人化。8月1日から花王カスタマーマーケティング(略称・花王CMK、高橋辰夫社長)も代行店卸からの受注のために参加した。
 BOSは全国化粧品日用品卸連合会(略称・全卸連)の事業の一環として地域卸の活性化を目的に前述の元卸3社が中心になり開発した受発注の仕組みで、地域卸が帳合先に関係なく、パソコンの専用発注画面からインターネットを経由で発注(ハンディターミナルも可)を行うと、BOS本部で受注データを帳合先ごとに振り分け、さらに3社からプラネット(玉生弘昌社長)経由、あるいはFAXでメーカーへ発注を行う。
 BOSにより地域卸は商品によって帳合先を振り分ける作業がなくなるなど発注作業が効率化でき、発注ミスの軽減、発注確認が容易にできるなどのメリットがある。一方、受注する元卸も受注を取りまとめてメーカーへ発注するので業務が軽減。メーカーも受注作業の効率化になるなど業界全体の受発注作業、業務効率化につながる。発注側、受注側双方にメリットがある。
 BOSの法人化は花王の参加を実現することが大きな理由の1つだった。任意団体よりも責任の所在が明確な法人組織にすることで、花王のようにコンプライアンスに厳格な企業でも参加しやすくした。法人化には森友通商と中央物産が5対5の比率で出資、本社は東京都中央区日本橋小網町の森友通商内に設置、会長には中央物産の小澤茂専務取締役営業本部長、初代社長には森友徳兵衛森友通商社長が就いた。当初設立メンバーの花生堂は出資しなかったが、ユーザー企業の拡大などで積極的に協力していくとしている。
 BOSは、業界インフラであるプラネットとは一部競合するが、ほとんどがプラネット経由では発注ができない規模の地域卸が対象なる。また、メーカーも同様に小規模の代理店を数多く持つメーカーもあり、こうしたメーカーをメンバー企業に勧誘する。また、BOSは地域卸の発注だけではなく、地域卸の得意先である小売業から受注を受ける仕組みも準備しており、流通BMSを導入できない小規模の小売業から効率的に受注できるようサービス展開を拡大する予定だ。

ライオン快適生活研究所、「泡」に関する夏休みイベント開催

ライオン快適生活研究所、「泡」に関する夏休みイベント開催

 ライオン快適生活研究所は、夏休み期間の8月23日、東京スカイツリータウン東京ソラマチで、小学生を対象にした学習イベント「TOKYO SKY LABO(東京スカイラボ)親子で泡マスターになろう!」を開催。関東圏を中心に秋田や三重など全国から親子約100組200名が参加した。今回は、子ども達の夏休みの自由研究課題などでも活用できる“泡のチカラ”に関するワークショップを実施した。
 イベントでは、はじめに伊野波所長が「当社が東京スカイツリーのオフィシャルスポンサーを務めていることから、この『東京スカイラボ』が実現しました。本日はお洗濯などで大切な“泡”について勉強してもらい、皆さんに『泡マスター』になってもらいたいと思います」とあいさつ。続いて4人のマイスターが登場し、まず、ヘルスケアマイスターの山岸氏が、子ども達を対話しながら“泡の7つのチカラ(空気をさえぎる、液体を広げやすくする、汚れを落とす、汚れに密着する、摩擦や衝撃をやわらげるなど)”に関するオリエンテーションを行った。次に実験スペースに移動し、先ほどのオリエンテーションで学んだ泡のチカラの中から「汚れを落とす」「汚れに密着する」「液体を広げやすくする」「摩擦や衝撃をやわらげる」の4点を実験形式で体験。
 特に「摩擦や衝撃をやわらげる」では、子ども達が水と洗浄成分を混ぜた洗剤を自作し、さらにしっかりふって泡を作り、その上に1円玉を乗せるという実験にチャレンジ。最初はうまく泡を作れなかった子ども達も何度が泡づくりに挑戦するうちにやわらかくしっかりとした泡が作れるようになり、中には同時に7枚の1円玉を乗せることができた女の子も。子ども達は「本当に1円玉が乗った!」と驚きの声を挙げた。また、最後のプログラムとして「シャボン玉を強くできる素材」に関するクイズゲームも実施。クイズとジャンケンを勝ち抜いた子ども達は「巨大シャボン玉の中に入ることができる」というユニークなプレゼントを経験した。そしてすべてプログラム終了後、マイスター達から子ども達全員に「泡マスター認定書」が授与されるとともに、ライオンちゃんも参加して記念撮影を行った。

DIYホームセンターショウ2012開催 花王、ニトムズなどが出展

DIYホームセンターショウ2012開催 花王、ニトムズなどが出展

 DIY・ホームセンター業界最大のイベント「ジャパンDIYホームセンターショウ2012」(主催=日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会)が8月23日~25日の3日間、千葉・幕張メッセ国際展示場で開催された。
 48回目を迎えた今年は「夢を力に!Make Your Dream Your Power!」をショウテーマに掲げ、国内外のDIY・住生活関連企業/団体約470社が出展した。今回の新たな試みとしては、同ショウキービジュアルならびにイメージキャラクターに、DIYを題材にした漫画「ホームセンターてんこ」の主人公“井本典子(愛称・てんこ)”を起用。てんこの親しみやすいイメージを通じて若年層女性など幅広い層にDIYを実践することを提案した。
 日用品業界からの主な出展社をみると、花王は、「リセッシュ」「フレアフレグランス」など“香り”に関する商品の使用イメージをリビングや玄関などの生活シーンごとに紹介。各製品の香りを体験しながらブース内を全て回るクイズラリーイベントも実施した。
 ニトムズは「かわいい“節テク”コレクション始めよう!ニトムズグッズで快適・便利なエコライフ」をテーマにブースを展開。窓用省エネグッズ「窓エコ商品」シリーズ、水だけでのり残りなくはがせる両面テープ「ミズトレック」、電気を使わずに掃除できる粘着テープクリーナー「コロコロ」などに関するプレゼンテーションを実施したほか、一般公開日にはオリジナルうちわや風船の無料配布も行った。
 卸店関連では、あらたグループのジャペルが「つながり―ペットと人との未来のために」をコンセプトにペット用品メーカー各社と共同出展。ペットと一緒に暮らす生活、ペットの高齢化などのテーマごとにゾーンを分けて、各分野の有力ブランド・商品を紹介していた。

イトーヨーカ堂、都市型小型スーパーをオープン 「上質」「手軽さ」

イトーヨーカ堂、都市型小型スーパーをオープン 「上質」「手軽さ」

 イトーヨーカ堂は、一般的な食品スーパーの半分程度となる店舗面積(約500~900平方㍍)を基本フォーマットとする都市型小型スーパー事業の第4号店目として都市型小型スーパー「食品館イトーヨーカドー早稲田店」を8月17日にオープンした。同店は、「上質」「手軽さ」「少量・適量」「安心・安全」を基本コンセプトに生鮮3品(青果、鮮魚、精肉)と惣菜、加工食品や生活雑貨等、商品購入頻度の高い商品に特化し、都市部の家庭内の食料需要への対応を目指している。
 食関連の品揃えでは、1階に生鮮品、和日配品、調味料、日用品等を、駅に隣接する2階にはOLやビジネスマン向けに寿司、弁当、総菜、洋日配品、菓子、加工食品、酒・飲料などで構成。この中で「上質」へのこだわりとしては、青果は旬のものを取り揃えているほか、鮮魚は当日水揚げされた鮮度の高いものを用意。さらに「安心・安全」な取り組みとして、独自の生鮮食品トレサビリティPB「顔が見える食品。」を導入。来店客は2次元コードから興味を持った商品の生産履歴情報を閲覧できる。また同店では、商圏設定を半径約1㌔圏内(約5万6000人、3万2000世帯)としており、このエリアの生活者が気軽に買い物ができるように「手軽さ」「少量・適量」を意識した品揃えも強化し、単身・少数世帯への利便性も高めている。


2012年9月5日号 記事一覧

M&A・設立

  • イズミ連結子会社のゆめマート、食品スーパー・西紅を子会社化

会合・発表会

  • P&G 記者会見質疑応答 「新製品投入での日本市場の位置づけ高まる」
  • 大商ブランド・フォーラムで大日本除虫菊・上山専務がパネラーとして出席
  • 西日本プラスチック製品工業協会など、関連業界懇談会開催
  • ウエ・ルコ、秋の新商品発表会開催 新カテゴリーに挑戦し更なる飛躍図る

経営・施策

  • ユニ・チャームプロダクツ、国内主力3工場に太陽光発電導入
  • 「nepia千のトイレプロジェクト」今年も継続実施 第5フェースに

製品・サービス

  • 日本ロレアル、ロレアルパリ史上最上級のヘア用オイルトリートメント発売
  • 流通経済研究所、POSデータ分析のクラウドサービスを開始
  • ユニ・チャーム、「ソフィボディフィット」長時間吸収スリム新発売
  • 小林製薬、「サワデー香りホルダー」など新製品、改良品発売
  • 丸富製紙、「パフュームロール」「ローションティシュ極厚保湿」新発売
  • マースジャパン、初の機能性キャットフード「PERFECT FIT」発売
  • パナソニックGエナジー社、「エネループ」トーンズ第4弾限定発売
  • P&Gジレット、ヒゲのスタイリングが可能な新シェーバー発売
  • 丸富製紙、ハローキティシリーズに「スイーツ」を追加
  • カルタス、「ワンピースBOXティシュー」を改良
  • ユニ・チャーム、「超立体マスク」改良 ソフトレッチを採用
  • アース製薬、「ピレパラアース」新製品を発売
  • ピップ、テーピング用アイテムなど秋の新製品発売
  • 花王、クイックルワイパーから初の香りつきタイプを新発売
  • 花王、「めぐリズム蒸気でホットアイマスク」から新製品発売
  • 花王、バブ詰め合わせに新しい香り「ナイトアロマ」「エキゾチックスパ」
  • 花王、リセッシュアロマチャージに新しい香りを追加

宣伝販促

  • サンスター、Superfly×VO5がコラボ 「Experience Switch」キャンペ
  • ユニリーバ、ダヴ「あわ~い秘密で5-7-5」キャンペーン実施中

人事・組織

  • 市野、新役員を選任

調査・統計

  • 西化工 24年1~6月販売統計 ヘアトニック、セットローションが2ケタ増
  • 日家工 紙・板紙製品の実績 24年1~6月の統計発表
  • 通販協、11年度通販市場売上高調査発表 前年比9%増の5兆900億円に
  • マンダム、フェイシャルペーパーの使用率など調査 幅広い層に使用される

イベント・展示会

  • 広島共和物産、M&Cが第37回メンバーズフェア開催 184社が出展
  • 第91回東京医療衛生用品フェア開催 販売店関係者など約1300名が来場
  • 全家協、「リビング・ワンダーランド」東京国際フォーラムで19、20日開催
  • 伊勢半、東京・渋谷で「ヒロインメイク体験イベント」開催
  • レキットベンキーザー「ミューズ」、「触育」テーマにイベント
  • ポーラ、美肌県決定するイベント開催 APEX-iニッポン美肌県グランプリ

施設・店舗

  • 東京堂、本社を移転 2カ所に分かれた本社機能を統合
  • 玉川衛材、大阪営業所を開設

訃報・葬儀

  • 訃報 岩﨑隆夫氏(クレハ代表取締役社長) 64歳

時評・コラム

  • 時評 卸がつくる理想の取引制度
  • 泡沫 世界のトイレ事情


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。