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2012年7月25日号掲載記事より

ライオン、「トップHYGIA」CMに鈴木杏樹を起用

ライオン、「トップHYGIA」CMに鈴木杏樹を起用

 ライオンは7月17日、超コンパクト衣料用液体洗剤「トップHYGIA(ハイジア)」新CM発表会を開き、イメージキャラクターに女優の鈴木杏樹を起用すると発表した。
 7月18日から新発売した「トップHYGIA」は、同社の超コンパクト衣料用液体洗剤の第3弾。“予防発想のお洗濯”をコンセプトに、見えない汚れとして生活者の関心が高い「菌」に着目。プラスイオン抗菌成分が菌の栄養となるタンパク汚れをしっかり落とし、さらに洗うたびに同成分が衣料の繊維表面に付着して抗菌力を高め、洗濯物に残存する菌を抑える。また菌と汚れの作用で出る嫌なニオイも防ぎ、高い防臭効果も発揮する。
 同社は、主婦層や若年層女性に同品の価値「菌に強い」などを提案するため、ターゲット層からの好感度が高い女優の鈴木杏樹をイメージキャラクターに起用。発売開始に併せて全国放送をスタートしたテレビCMでは、主婦代表の鈴木杏樹と5人の子供が元気いっぱいに「洗うたび、衣類が菌に強くなる!」というメッセージを訴求。製品特長とともに、同品がもたらす明るく健やかな毎日のくらしを表現している。
 発表会では、はじめにヘルス&ホームケア事業本部・満武純ファブリックケア事業部長があいさつに立ち「トップHYGIAは、お洗濯に安心感を求める“衛生感重視層”の方々のニーズに対応するために開発したものだ。同品の性能実証試験では、現代女性の約7割が使用し、そのうち約9割がカバンの中に保有している“ハンドタオル”に着目。ハンドタオルを同品で約10回お洗濯した結果、繊維に菌は残らず、見えない汚れもほとんど付着していないことを確認した」と説明。
 続いてイメージキャラクターの鈴木杏樹が登場してテレビCMを披露した後、HYGIA応援団としてロック歌手のダイヤモンド☆ユカイも登場。司会を含めた3人でトークショーを行った。

エビス、エビス協力会総会開く 3カ年中期経営計画「N-1計画」を報告

エビス、エビス協力会総会開く 3カ年中期経営計画「N-1計画」を報告

 エビスは、同社と取引先との相互の親睦を図るエビス協力会の第5回総会並びに事業方針説明会を7月18日開き、同社の仕入先関係者多数が参加した。
 乾正孝社長は初めに、12年5月期業績について説明。前年比で売上高105.6%(オーラルケア関連109.6%、ハウスウェア関連98.2%)、営業利益85.1%、経常利益89.3%、当期純利益69.6%となり、売上高営業利益率8.3%、売上高経常利益率9.0%となったことを明らかにした。
 売上高が前年を上回った要因は、「プレミアムケアハブラシ」の販売が好調に推移したこと、減益要因では①家庭用品の価格競争が激化②原材料価格の高騰③昨年3月以降、洗濯用品が輸入関税の対象になった④原価償却費及び除去資産の増額――を挙げた。
 続いて、3カ年中期経営計画「NEXTステージ1(N-1)計画」について報告。
 期間は12~14年の3年間で、テーマは「価値創造企業の実現に向けてのスタートを切る」とし、「単にモノをつくり出すのではなく、価値そのものを提供できる企業にしていく」と語った。N-1計画の基本戦略について、①質的拡大に向けたグループシナジーの創出②時代の変化に対応できる強い組織能力③「戦うマザー工場」としての高生産性工場④他社より圧倒的に強い商品展開⑤専業メーカーならではの販売支援体制――を挙げた。
 13年5月期の事業方針としては、「成長を目指した攻め」とし、①代理店との取り組み強化②広告宣伝とプロモーション強化③生産性向上活動の推進――を推進計画にすることを表明。
 13年5月期は前年比で売上高104.6%、営業利益92.8%、経常利益102.8%、当期純利益121.4%、売上高営業利益率7.4%、売上高経常利益率8.9%を目標に掲げた。

流通問題研究会、IDR研究交流会を開催 エステー・鹿毛氏が講演

流通問題研究会、IDR研究交流会を開催 エステー・鹿毛氏が講演

 流通問題研究会(玉生弘昌会長/プラネット)は7月13日、「第290回IDR研究交流会」を開催。今回は、エステー執行役宣伝部長・鹿毛康司氏が「愛されるアイデアの作り方 ヒットCMを作り続けるエステー式『究極の発想法』」をテーマに講演した。
 講師の鹿毛氏は雪印乳業を経て03年にエステー入社。現在は宣伝部長兼クリエイティブディレクターとして同社テレビCM200作品以上の制作を担当しており、「ムッシュ熊雄シリーズ」をはじめとするヒットCMで広告業界などから注目を集めている人物。
 特に昨年は東日本大震災を受けて制作した“ミゲル君”出演の消臭力CMシリーズが社会的な話題となった。今回の講演では、ミゲルCMシリーズの制作秘話をメインテーマに、雪印乳業時代のエピソード等々の内容も絡めながら、エステーおよび鹿毛氏のCM作りに対する理念や持論、企業にとって“お客様”である消費者や取引先とのコミュニケーションのあり方などを示唆した。
 また、消費者・視聴者から愛されるCMを実現するためには、その企業の経営者の判断力や決断力が重要であることを指摘したほか、“愛されるアイデアの作り方”については「多くの方から『エステーが自由な会社だからできる』といわれるがそれは大きな間違い。エステーにも様々な制約が存在し、決して自由な会社ではない。しかし、制約や条件の中に自由を見出すことがアイデアを生み出す元になる。若い人達は“やれない理由”を探してしまうことが多いが、自由を履き違えないことが大切だ。さらに支持されるクリエイティブを生み出すためには“熱意”が必要。熱意には平均値や参考事例が存在しない。自分自身で考え込んでアイデアを出すことだ。ただ、熱意を高めるためにこすりすぎてしまうとカラ回りしてしまう」と語った。

オヤノコト.エキスポ2012開催 花王は「キュレル」で講演会開く

 「オヤノコト.エキスポ2012」が7月14、15日の2日間開かれ、イトーヨーカドーあんしんサポートショップや花王など66社が出展した。
 「イトーヨーカドーあんしんサポートショップ」は、機能やデザイン面にも工夫をこらした高齢者向けの各種商品を取り揃えている専門店(コーナー)で、現在は全国102店のイトーヨーカドー店内に設置され、ユーザーの要望や悩みを聞いて、最適な商品を案内する「接客販売」を徹底している。ブースでは高齢者向けの食品、衣料、くつなどに加え、大王製紙(アテントすっきりフィットうす型パンツなど)、王子ネピア(nepiaインナーシートなど)、光洋(あんしんサポートすっきりパンツうす型タイプなど)、日本製紙クレシア(ポイズライナーさらさら吸収スリムなど)、白十字(サルバDパンツすっきりシルエットうす型下着感覚)などがブースを構えて、サンプリングを交えながら排泄ケア用品を紹介した。
 また花王は「バブ」、「めぐりズム」、「レディセルフ吸水セーフティ」、「リリーフ」、「キュレル」の各ブランドで出展。そのうち「キュレル」では、ブースで“10分間スキンケアレクチャー”を行うとともに、15日午後1時30分からは会場内ミニステージで、日本臨床皮膚科医会常任理事でなおこ皮膚科クリニック院長の服部尚子医師による講演「親世代に多い肌トラブルとその対策」を行った。
 講演で服部医師は、老人性乾燥症の対策として“洗うこと”と“保湿”(ボディ用クリーム、乳液)の重要性を強調。特に「保湿」では、「ハンドクリームは手を洗う度に使用することが必要だ」と説いた。

Paltac、石川県能美市に北陸エリア最大級の最新鋭RDC建設を決定

 Paltacはこのほど、石川県能美市に事業用地を取得し、当該事業用地に北陸エリア最大級となる最新鋭の大型物流センター(RDC)を建設することを決定した。
 取得予定の用地は、石川県南部・加賀平野のほぼ中央に位置する能美工業団地内にあり、国道8号線と隣接し、北陸自動車道美川インターチェンジまで約7㌔㍍と北陸3県(石川県・富山県・福井県)へのアクセスにも優れている。
 今回のRDC建設の目的は、北陸エリアの出荷能力の増強及び得意先への貢献にあり、汎用物流センターとしての機能とSCL(物流受託)事業としての専用物流センター機能を併せ持つ複合型(ハイブリッド型)の物流センターを構築し、投資効率及び生産性の向上を図るもの。
 耐震構造と自家発電装置を備え、「安心・安全」の物流機能の提供を目指す。
 事業用地及び新設RDCの概要は次の通り。
 所在地=石川県能美市能美1丁目~3丁目▽敷地面積=約3万8000平方㍍▽建築面積=約1万2000平方㍍▽延床面積=約2万5000平方㍍▽主要設備=パレット自動倉庫、ケース自動倉庫、自動補充システム▽年間出荷能力=350億円▽総投資額=約50億円▽完成予定時期=2013年11月


2012年7月25日号 記事一覧

M&A・設立

  • アルフレッサHD、常盤薬品を10月1日付で完全子会社化へ
  • ヤマダ電機、ベスト電器を子会社化

会合・発表会

  • プラネット玉生社長、「まったなし!BCP」で講演 BCPの重要性説明
  • ピップ、「スリムウォーク」新製品発表 「売上トップブランドに成長」
  • ラッシュジャパン、新カテゴリー「エモーショナルブリリアンス」を発表
  • 秋葉商店、秋葉吉秋社長の子息・宗一郎氏の結婚披露宴が盛大に開催
  • クリハラワールド、新社屋披露・竣工祝賀会開く 「決意を新たに前進」

経営・施策

  • スマホ普及でモバイルマーケティングが本格化 テレビ+スマホを関連
  • ユニ・チャーム、中国・江蘇省に現地法人設立へ
  • ミツエイ、三協を来年2月に統合し一本化へ
  • ココカラファイン、ABCドラッグのドラッグストア・調剤薬局事業を譲受
  • グローウェルHD、連結子会社イレブンの商号を「ウエルシア関東」へ
  • ミニストップ、インドネシアの現地企業とミニストップ事業展開で合意
  • P&G、社会貢献プログラム「P&G環境教室~水と生活~」教材が賞受賞
  • 王子ネピア、ひろげよう防災の輪!復興支援キャンペーンに参加
  • 花王、タイ北部で環境保全プロジェクトを開始

製品・サービス

  • 花王、「エマール」改良新発売 色・シルエットをキープしてやさしく洗う
  • P&G、「ボールド」からさわやかソープ&フローラルの香りを新発売
  • サンスター、「ガム デンタルフロス&ピックY字型30P」新発売
  • ライオン、ルックまめピカトイレのふき取りクリーナーから数量限定品発売
  • フェニックス、男性のスキンケアに最適 「気になる男の石鹸」新発売
  • 桐灰化学、「桐灰チンして!ゆたんぽ」など秋の新製品・追加品を発表
  • クラシエHP、心と体を香りで癒す「アロマリゾート」新製品発売
  • ジェクス、「チュチュベビー」「グラマラスバタフライ」から新製品発売
  • ショーワグローブ、「ナイスハンド」からするっとタッチ新発売
  • ファンケル、ゴルファーの悩みに着目 新発想の「ゴルフサプリ」発売
  • ユニ・チャーム 秋の新製品④クリーン&フレッシュカテゴリー

宣伝販促

  • 牛乳石鹸共進社、ユニクロから「カウブランド赤箱」デザインステテコ発売
  • 日本香堂、夏のキャンペーン展開 帰省応援キャンペーンなど

人事・組織

  • 丸富製紙、役員人事を発表
  • マツモトキヨシHD、子会社の代表取締役異動など発表

決算

  • コスモス薬品、2012年度5月期業績発表 4年連続の過去最高益に
  • クスリのアオキ、2012年5月通期決算発表 大幅増収増益を達成
  • クロバーコーポ、2012年2月期決算は減収も経常利益確保 6期連続黒字決算

調査・統計

  • 流通システム標準普及推進協議会、流通BMS導入企業数を発表

イベント・展示会

  • ポーラ美術館、開館10周年記念展「鈴木常司 美のまなざし」開催中
  • ユニリーバ、モッズ・ヘアダメージケアチャレンジ24H Vol.2実施中
  • 大木、12年秋冬用カテゴリー提案商談会開催 番傘世代に向けた提案を強化
  • 大王製紙、第31回エリエールレディスオープンの開催概要発表
  • 大王製紙、第1回女子児童軟式野球大会「エリエールトーナメント」を開催

時評・コラム

  • 泡沫 定年引き上げの是非

特集 【洗濯用品】

    特別企画

    • 衣料用洗剤市場 粉末から液体へのシフトが加速、堅調に推移
    • 花王 「ふんわりニュービーズ」新発想の調香を採用して発売
    • P&G 「レノアハピネス アロマジュエル」が好調に推移
    • ライオン 予防発想のお洗濯を提案「トップHYGIA」新発売
    • トイレタリージャパンインク 香りサフロンから液体「アロマジェル」発売
    • ミマスクリーンケア 業務用液体濃縮洗剤「ランドリーム」販売
    • 第一石鹸 バイオマス由来ボトルの濃縮液体洗剤発売
    • マルフクケミファ 「バイオリキッド衣料用液体洗剤濃縮タイプ本体」発売
    • 東邦 「ウタマロ」から新シリーズ発売 「ウタマロキッチン」など3品
    • NSファーファ・J 「ファーファ」秋の新商品・改良品発売
    • サラヤ 新ブランド「ハッピーエレファント」を展開
    • ミヨシ石鹸 固形洗濯石鹸の併用を推奨 部分洗い、手肌への優しさを訴求
    • シャボン玉石けん 洗濯用液体石けん「シャボン玉スノール」改良
    • ブルーベル カナダ生まれの衣料用洗剤「ナチュラルせんたく洗剤」改良


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。