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2012年2月1日号掲載記事より

JACDS、第12回JAPANドラッグストアショー開催内容発表

JACDS、第12回JAPANドラッグストアショー開催内容発表

 日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は、1月20日、「第12回JAPANドラッグストアショー」の開催内容について浦上晃之実行委員長(ゴダイ)が記者会見を行った。今回は、「セルフメディケーション宣言!~がんばろう日本!ドラッグストアでつながる家族の元気!日本の元気~」をテーマに、復興途上の日本ですべての人が元気になるようなイベントを目指して開催。復旧から復興へ、元気な日本を取り戻すため、同ショーを盛り上げていく考えを示した。
 同ショーは、3月16日、17日、18日の3日間、幕張メッセ(4・5・6・7・8ホール)で開催。出展規模は1月13日時点で314社1026小間(韓国企業除く)の出展が決定し、最終的には昨年の345社1182小間を上回る出展規模になる見通し。これについて浦上実行委員長は「昨年は初日に発生した東日本大震災で2日目、3日目を中止せざるをえなかった。その影響で今回は出展者が減少する心配もあった。そこで今回は前回よりも1カ月早く各企業を訪問して、出展をお願いしたところ多くの企業の賛同いただいた。また、今回は出展しやすいミニブースを設けたことで新規出店の拡大につながった」と話しており、昨年中止の影響を跳ね返し、出展社増の見通しとなった。
 出展ゾーンは、ヘルスケア、ビューティケア、ホームケア、シニアライフケア、フーズ&ドリンク、サプリメント、ペットケア、ウェルネスウエア、エンジョイライフ、ストアファシリティ、調剤システム、出版・その他の12ゾーンで展開。イベントは、テーマブース2012、新製品コレクション2102、ヘルス&ビューティ情報ステーション2012、全国うまいものフェア2012、企画セミナー、お楽しみ抽選会、お弁当コーナー、同時開催イベントが行われる。

ライオン、「2012年オールマスコミライオン会」盛大に開催

 全国各地のテレビ・ラジオ・新聞・雑誌・広告代理店などマスコミ関係者トップとライオン首脳並びに全マスコミ関係者同士の絆を深める場である「2012年オールマスコミライオン会」が1月24日、760名が参加し盛大に開かれた。また会場入り口には、今春の主要新製品と紹介パネルが展示され、マスコミ関係者の関心を集めた。
 最初にあいさつに立った藤重貞慶会長は、2011年12月期決算が過去最高益を更新する見込みであり、過去3期連続の最高益更新となることを明らかにした。更に昨年の10月30日で120周年を迎えたことを紹介。「今後も革新的な生活価値の提案並びに革新的な情報発信を通してマスコミの皆さまとの共存共栄のパートナーシップを結んでいきたい」と述べた。続いて藤重会長は、121年目にあたり「ビジョン2020」を制定し新経営体制のスタートを図ったことを説明し、濱逸夫新社長を紹介した。濱社長は、社長就任にあたり藤重社長から「これまでの技術畑では経験できない、1+1が3や4にもなり、場合によってはマイナスにもなる文化系の経験をしてほしい」と言われたことを披露。「化学反応において有益な物質を生みだす際に、触媒反応が重要な働きをするが、自分が触媒になってライオンを大きな飛躍に導けるよう全力を尽くしたい」と語った。
 この後、ライオン賞の発表があり、宮城テレビ「みやぎ生協 おやこふれあいバスツアー」と、テレビ岩手「薬王堂ハーフルトーク」が受賞し、関係者がお礼の言葉を述べた。
 続いて同社CMタレントの紹介があり、多彩な俳優・タレントが次々に登壇し会場を盛り上げた。抽選会などが行われ、最後に掬川正純ヘルス&ホームケア事業本部長のあいさつで終了した。

日本製紙クレシア、岩国工場の生産設備を9月末で停止

 日本製紙グループ本社は1月17日、家庭紙事業の厳しい経営環境に対応すべく、日本製紙クレシアの岩国工場の生産設備を、9月末をもって停止することを決定した。
 具体的には、同社の生産能力全体の約15%に相当する抄紙機1台(生産能力4万3000㌧/年)及びティシュー加工機1台、トイレットロール加工機2台を停止。
 岩国工場で生産している製品は京都工場を中心とする他工場に移管し、他工場は生産設備の稼働率を90%以上に高める。
 なお、生産設備停止後の岩国工場は機能強化を図った物流センターとして活用する予定で、中四国・九州地区をカバーする拠点になる。

グローウェルHD、12年8月期第1四半期決算 調剤売上高が大幅増

グローウェルHD、12年8月期第1四半期決算 調剤売上高が大幅増

 グローウェルホールディングスは1月20日、12年8月期第1四半期決算説明会を開催。鈴木孝之会長、高田隆右社長ら役員が出席して、同期の連結業績、重点項目を説明した。
 同期の業績は売上高699億2400万円(前年同期比9.4%増)、売上総利益202億6600万円(同10.7%増)、販売費及び一般管理費179億300万円(同9.5%増)、営業利益23億6200万円(20.4%増)、経常利益25億700万円(18.2%増)、当期純利益12億7000万円(同112.8%増)の増収増益となった。
 また、同社は①調剤併設(かかりつけ薬局)②カウンセリング化粧品③深夜営業の3つのビジネスモデルを推進しているが、同期における進捗状況は、①の調剤併設では5店舗増の472店舗(ウエルシア関東307、高田薬局70、寺島薬局71、イレブン24)で調剤併設店率は66.4%。率ではやや減少したものの、調剤売上高は前年同期比31.6%増と順調に拡大した。②のカウンセリング化粧品の取扱店は16店舗増の648店舗で取扱店率は91.1%となり、順調に推移。③の深夜営業店は18店舗増の524店舗(で深夜営業率は73.7%となり、前期末から1%伸びた。同期の出店は当初計画の24店舗に対して16店舗の実績。期末の総店舗数は711店舗となった。通期計画の91店舗は変更せず、出店の高速化を進めていく。
 高田社長は、「厳しい小売業界の中でドラッグストアは数少ない成長業態であり、競争も激しくなっているが、今後はさらにホールディング体制の強化に努めていく」と語った。

「ウエルネスフェスタ2012Spring」大阪で開催 ドラッグストア中心に来場

「ウエルネスフェスタ2012Spring」大阪で開催 ドラッグストア中心に来場

 ピップと9卸による共同展示会「ウエルネスフェスタ 2012 Spring」(第48回サンエス共同展示会)が1月25~26の両日、大阪で開かれ、ドラッグストアのバイヤーを中心に計画を上回る2250名超が来場した。
 今回は「未来につながるウエルネスライフの情報発信」をテーマに、震災以後、生活者の意識や消費行動に大きな変化が起こる中、時流を捉えた価値を創造し、生活者から支持・共感を得られる提案を紹介。会場は147社(新規メーカー10社を除く)によるメーカー出展ブースのほか、今春の新製品コーナー、展開事例コーナー(クロスMD提案30例、成功事例コーナー7例、即展開什器コーナー46例)、MD提案コーナー(3テーマ約70の陳列例を紹介)などで構成され、開会初日から多数の来場者が詰め掛けた。
 メーン企画の「MD提案コーナー」は、「ベビー」「ヘルス」「コンフォート」の3つの切り口で構成され、コンフォートでは、①便利②空間③美容の3つをキーに、生活者に対して「快適生活」のための「気づき」を与えるソリューションを紹介。急速に普及が進むスマートフォン用グッズの売り場提案や、ドラッグストアでの展開に最適な車用芳香剤を中心としたカー用品の陳列例の紹介、若い女性に人気のカラーコンタクトの効果的な展開方法などが披露された。


2012年2月1日号 記事一覧

会合・発表会

  • 資生堂、「マキアージュ」新CM発表会開く 後藤久美子と武井咲を起用
  • 大日本除虫菊、関西地区金鳥製品説明会開く 「ハンター」など新製品投入
  • 香料工業会、通常総会開催 新会長に井垣理太郎・高砂香料工業社長が就任
  • フマキラー、12年度政策共有会開く 新製品や売り場・売り方提案など説明
  • エステー大阪支店、12年春の商談会開催 新製品や販促企画・棚割を提案
  • アース製薬、大阪で12年度方針発表会開く 卸店・販売店507名が参加
  • エビスが記者懇談会 中間期は増収増益で推移 新製品も高機能商材揃う
  • 日本香堂、関東地区の卸店招き恒例の新春懇談会開く
  • 日本OTC医薬品協会が記者会見 セルフメディケーションの普及に注力
  • スーパー関連4団体、「流通BMS普及推進説明会」初の開催
  • 日衛連、賀詞交換会開く 「成長力確保のための商品開発に努力」

経営・施策

  • 流通BMS時代の到来か 製・配・販連携協議会が参入・拡大計画を公表
  • シャボン玉石けん、グッドカンパニー大賞特別賞受賞で表彰式に出席
  • 苛性カリの世界シェアナンバー1企業・韓国・UNIDが日本支店開設

製品・サービス

  • 花王、「シャワータイムバブ」シリーズから新製品発売
  • 花王、ビオレから新製品「薬用アクネケア」新発売
  • 桐灰化学、「熱中対策」「ムシガード」などから春の新製品を発表
  • P&G、「ボールド」「ファブリーズ」から新製品発売
  • ヤマサキ、「ラサーナ海藻ヘアミスト」など改良新発売
  • エステー、エアケア春の新製品発売 「マイアロマ」シリーズを強化
  • ホーユー、「ビューティラボ」美容液など新製品発売
  • オカモト、「ゼロゼロスリー3色カラー」などコンドーム新製品発売

宣伝販促

  • フマキラー、「アレルシャット花粉鼻でブロック」新キャラ「ハナブロウ」

調査・統計

  • 経済産業省 11年11月度販売統計 洗浄剤市場全体では金額3ポイント増
  • 東家同 11年12月度市況概況価格調査 全体的に下げ止まり感
  • 日家工 「紙 板紙」11年11月度統計と12月度速報を発表
  • 通販協会、ネット通販利用者実態調査 「本・雑誌・コミック」が1位に

イベント・展示会

  • 日本オラクル、4月に2つのカンファレンスを開催

施設・店舗

  • BICジャパン、本社事務所を2月27日から東京都中央区新富に移転

時評・コラム

  • 時評 メーカー連合の時代が始まる
  • 泡沫 消費税増税に怒る

その他

  • 日本香堂HD・小仲会長兼社長が著書「『美質』の時代」を発刊


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。