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2011年10月26日号掲載記事より

フマキラー、園芸用品新製品発表会開く 「予防」ニーズに応える施策展開

 フマキラーは10月14日、「フマキラー政策共有会『2012年度園芸用品新製品発表会』」を開催。来春の新製品を発表するとともに、“予防”という新テーマを加えた12年度のマーケティング戦略、営業方針を説明した。
 大下一明社長は「これまで当社は“ナチュラル&セーフティ”をコンセプトに、効き目はもちろん、安心・安全・天然を重視した新発想で製品開発に取り組み、より安心して手軽に楽しめるガーデニングを提案してきた。そして12年度は、新たに『予防』というキーワードも加えた提案活動を推進する。また『市場を取り戻す』を合言葉に営業活動を強化し、流通の皆様から『フマキラーと取り組んで良かった』と評価いただける1年にしたい」と語り、重点政策として①成長市場拡大のための投資②販促提案力の強化③得意先との連携強化――を発表した。

宮城卸組合、23年度通常総会開催 芳賀愉一郎氏を新理事長に選出

 宮城県化粧品日用品卸組合は10月14日、宮城県松島・ホテル一の坊で、平成23年度(第51回)通常総会を開催した。
 寺嶋大祐理事長(東流社)が「今回の総会は本来6月に総会を行う予定だったが本日に延期して開催させていただくことになった。事前の臨時役員会で私からは今回は中止したいとお願いしたが、役員の方からこういう時期だからこそ、宮城卸の組合員は頑張っているところをメーカー様に見てもらおうということで開催の運びとなった。震災後はメーカー様から商品調達について本当にお世話になり、改めてお礼を申し上げるとともに供給していただけることのありがたさを感じた。また、いざという時にご支援いただけるより良い関係をつくらなければならないとも強く感じた。震災後、同じコースで4度、お仲間様を訪問させていただいたが、我々が東北で卸を辞めてしまったら、地域に卸がなくなってしまう、だから辞めるわけにはいかないという決意が強くなっていることに感銘を受けた。私ども卸が役割・使命・責任をしっかり果たしていきたいと認識している」とあいさつ。
 役員改選では寺嶋大祐理事長に代わって新理事長に東流社社長の芳賀愉一郎氏を選出。寺嶋理事長は顧問に就任。また、新理事に相江屋商店の加藤社長を選任。その他の理事、監事は留任となった。事業計画での今年度のスローガンは「流通の拠点として復興に情熱を燃やそう」=①地域卸として復興に協力しよう②地域社会の消費生活に欠かせない卸として役割を発揮しよう③地域卸として流通の機能を確立しよう――となった。

マックスファクター、SK-Ⅱ新CM発表会に桃井かおり、綾瀬はるか登場

 マックスファクターは10月17日、スキンケアブランド「SK-Ⅱ」の新テレビCM発表会を開催した。10月21日から全国放送を開始した新CM「5つの秘密」編(15秒/30秒)は、同ブランドミューズ(イメージキャラクター)を務める桃井かおり、小雪、綾瀬はるかの3世代の美肌女優が初共演した作品。対象商品である化粧水「フェイシャルトリートメントエッセンス」の製品コンセプト“美肌に必要な①キメ②ツヤ③うるおい④エイジングケア⑤ハリの5要素に働きかける”を訴求するため、「3人がリレー形式で美肌の5角形を描く」というストーリーを展開する。
 またCMの最後には、綾瀬=キメとツヤが自慢の「ツヤピカたまご肌」、小雪=すくみのない「透き通る小雪肌」、桃井=ハリのある「もぎたて桃肌」と、それぞれの輝く美肌をキャッチフレーズ化して同品のスキンケア効果を表現している。
 また来年度から、このミューズの3人が日本女性の美肌を応援するための様々な活動を展開していく新プロジェクト「美肌JAPAN」をスタートする。
 発表会には、桃井かおりと綾瀬はるかの2人が出席(小雪は産休で欠席)。新CMを披露するとともに、撮影時の裏話やSK-Ⅱに関するトークショーを行った。

リードEJ、COSME TOKYOなど2展開催発表・説明会開催

リードEJ、COSME TOKYOなど2展開催発表・説明会開催

 リードエグジビションジャパンは10月18日、来年6月下旬に東京ビッグサイトで開催する“化粧品”に特化した専門展示会「COSME TOKYO(第1回国際化粧品展)」並びに「COSME INNOVATION(第3回化粧品開発展)」の開催発表・説明会を開催。出展検討企業の関係者など418人が参加した。
 来年で3回目を迎える化粧品開発の展示会「COSME INNOVATION(旧称・コスメティクスジャパン」は、化粧品開発のための原料・容器・OEMなどの商談専門展示会。過去2回の開催では出展者から「新規顧客獲得の絶好の場」として高い評価を獲得した。
 その一方で、来場者であるメーカー関係者などからは「化粧品市場の競争激化に伴い、生き残りのための新たな販売チャネル開拓が不可欠になっている。国際的かつ総合的な化粧品総合展を開催してほしい」という要望が寄せられていた。
 「COSME TOKYO」は、そのような要望に応え、世界各国の化粧品関連企業が一同に出展し、有意義な“化粧品の商談”が行える国際商談会として初開催するもの。この2展を同時開催し、化粧品開発のパートナー探しから最新コスメの仕入れや情報収集までを1カ所で行える展示会として進化を図る。
 発表会では、同社・石積忠夫社長が「化粧品業界もグローバル化が進んでいるが、この2つの展示会により、日本を化粧品ビジネスにおけるアジアの中心にできると確信している」と述べるとともに、5年後の2016年の開催時には“出展社数1900社、来場者数6万5000人”とアジア最大規模の化粧品総合展に成長させることを表明した。

牛乳石鹸が協賛、「シャボン玉だよ!牛乳石鹸!!昭和歌謡レヴュー」公演中

 日本のエンターテイメント文化の発祥の地である“東京・浅草”。その一角にある商業施設・浅草ROX内の特設劇場で、8月から劇団ユニット“虎姫一座”が、「シャボン玉だよ!牛乳石鹸!!」と題した歌謡レヴューを公演している。
 虎姫一座は、芸能事務所アミューズの子会社アミューズエデュテイメントに所属する若手俳優9名で結成されたユニット。“古き良き昭和歌謡のリバイバル”をコンセプトに、昨年12月から第1弾の演目「復活!昭和歌謡!!『エノケン、笠置のヒットソングレビュー』」の上演を開始し、「シャボン玉だよ!牛乳石鹸!!」は第2弾の演目となる。
 タイトルにある「シャボン玉」とは、1960年代~70年代の伝説的な音楽バラエティ番組「シャボン玉ホリデー」をモチーフにしたもので、同番組の単独スポンサーだった牛乳石鹸が同演目に協賛し、その演目名にも名を連ねている。
 「シャボン玉だよ!牛乳石鹸!!」は、東京オリンピックの開催を翌年に控えた浅草の下町で、子ども達が夕方になると「もうすぐシャボン玉ホリデーが始まるよ!」と一斉に帰宅してしまうシーンからスタートする。劇中では、シャボン玉ホリデーをイメージした歌謡シーンとともに、恋のバカンスや情熱の花といったザ・ピーナッツの代表曲メドレーなどを通じて、戦後から高度経済成長期にかけて、日本人の心の拠り所として「テレビ」と「歌」が果たしてきた役割を再認識する内容が展開される。
 すでに牛乳石鹸・宮崎仁之社長も、劇場に足を運んで同ショーを観劇したそうで、公演ごとに同社製品の詰め合わせセットを観客1名にプレゼントする抽選会も行われている。


2011年10月26日号 記事一覧

会合・発表会

  • ピリカインターナショナルJ、スキンケア「アクアネイチャー」発表
  • J&J、乳幼児の睡眠に関するプレスセミナー開催
  • ライオン、「きれいな川と暮らそう」基金キャンペ活動支援金額を決定

経営・施策

  • 花王、「花王社会起業塾」支援対象起業家を決定 大震災へ様々な活動
  • 資生堂、ビューティー支援活動と化粧品セットを寄贈 震災復興支援で
  • 大王製紙、日本吸収体技術研究所の知的財産権などを取得

製品・サービス

  • P&G、「アリエールイオンパワージェル抗菌フレッシュ」を新発売

決算

  • スギHD、2012年2月期第2四半期決算発表 増収増益で推移
  • 資生堂、平成24年3月期第2四半期決算業績予想を上方修正

調査・統計

  • 日家工 「紙 板紙」2011年8月度統計と9月度速報を発表

イベント・展示会

  • 日本香堂、奈良国立博物館講堂でプレ講演会開催 「第63回正倉院展」
  • 貝印、「第4回全国高校生スイーツ選手権大会」決勝戦を開催

時評・コラム

  • 時評 協働性携えた共存を活かせ
  • 泡沫 精密検査を受けて

特集 【カイロ】

    特別企画

    • カイロ市場 2010年度は厳冬+震災特需で大幅増 節電対策品として注目
    • 白元、新ブランド「スチームゆたぽん」誕生 「ホッカイロ」など提案
    • 立石春洋堂、秋冬シーズンに向けてカイロ商品の販売に注力
    • 桐灰化学 医療温熱シート「血流改善」を一新 「プリポカ」も新製品
    • 大日本除虫菊 カイロの本格的需要期に向けて「どんと」シリーズを拡販
    • ロッテ健康産業 「ホカロン」ユーザー満足度向上目指しブランド力強化
    • エステー タイムリーなカイロ売り場展開推進 「メディカルジーン」発売

    特集 【卸流通特集-特別編】

    • 地域密着型卸の果たす大きな役割を再認識 元卸、仲間卸事業者の実情
    • 「元卸」という言葉について 「卸が卸に卸す」ということ
    • 中央物産 付加価値の高い新しい中間流通業を目指して
    • あらた 仲間卸事業は“サポート事業”、“コンサルタント業務”
    • 森友通商 近代的な元卸の構築目指して 180度の発想の転換を
    • 森友通商・安宅本部長に訊く 商品部をマーケティング部に変更
    • 花王CMK 必要な商品を適正に配荷していくことにフォーカス
    • 花生堂 地域卸のニーズに応える取り組みを強化
    • J-NET 既成概念に縛られずに売り場の掘り起こし進める
    • 東流社 仲間卸と役割分担して生活者が必要な商品をタイムリーに届ける
    • 中日物産 中京地区の元卸として大きな役割担う
    • こもりコーポレーション 線香・ローソク、神仏用具などの専門卸展開
    • ライオン 濱常務インタビュー 商品価値をしっかり伝える活動に注力
    • サプリコ 唯一無二の中小卸の全国ネットワークとして
    • P&G 「GS・プログラム」を改変「一般店プログラム」成功事例拡大へ
    • エステー 加藤常務インタビュー 売り場基準・現場主義・突破力を徹底
    • 日本香堂 小仲社長インタビュー 環境変化に合わせた卸との協働策展開
    • ミヨシ石鹸 三木社長インタビュー 自ら売りに出る発想が必要
    • ユニ・チャーム 森専務インタビュー 卸基点とした情報接続で価値創造を
    • プラネット 玉生社長インタビュー 地域卸には多様性と情報力が必要
    • 特別企画 “元卸業を展開する3社”座談会
    • 地域卸のための一元受発注システム「BOS」
    • ハリマ共和物産 丈夫な石垣を作るには小さな石も必要
    • トゥディック 営業企画チームを設置 ヒット商品生まれ粗利向上に貢献
    • J-NET中央 「商品調達力の強化」に注力
    • 旭川石鹸販売 得意先小売店と協働でノンリテールへの新規開拓
    • シンタクス 地域小売業の活性化が地域卸の務め 「スピード」「提案力」
    • 福大商事 卸機能の強化で地域卸は生き残りへ
    • セキヅカ商事 得意先小売店の状況に合わせた施策を実施
    • コラム 冨田屋商店・池田社長 時代の変化を感じられる若い感覚が必要
    • 丸幸 キャッシュ&キャリー事業も展開 横手のみちのく商社の取り組み
    • ときわ商会 「まごころの循環+ニッコリアイディア起業」へ
    • オオツカ 地域の一般小売店に頼られる卸売業を展開
    • コラム “トータルコストの削減”“再投資可能な収益”が流通のテーマに
    • 編集後記 「元卸」と「仲間卸」


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。