バックナンバー

2011年7月20日号掲載記事より

エステー、夏の商談会開催 新製品「消臭力ぷくポン」を発表

 エステーは7月6~11日、「エステー2011年夏の商談会」を開催。関東・首都圏エリアの流通関係者約500名が来場した。テーマ「デザイニング・ライフスタイル2011夏」のもと、快適な暮らしと生活空間の提案に加えて、未曾有の大震災を体験した人々の心の癒しにつながる新製品として、世にないデザインや機能を提案する“デザイン革命”、香りを追求する“フレグランス革命”を融合した高付加価値型製品を多数発表。
 まずエアケア(消臭芳香剤)部門では、メガブランド「消臭力」から、容器にアロマリキッドを注ぐと小さなビーズが“ぷく”っとふくらみ、フレッシュな香りが“ポン”と広がる消臭芳香剤「消臭力ぷくポン」を投入する。エアケアの代名詞ブランドともいえる消臭力から“楽しみながら消臭芳香剤を使う”という新提案を行い、同ブランドの更なる広がりとエアケア市場全体の成長に寄与していく。
 タンク洗浄剤「タンクの消臭ポット香りのクリーナー」に関しては、薬剤タブレット処方と容器台座の改良とともに、パッケージを大幅リニューアル。最近の“香りブーム”に応えたタンク洗浄剤として、店頭での訴求力アップと、効果実感の向上を図った。
 衣類ケア(防虫剤)部門では、爽やかに香る防虫剤「かおりムシューダ」に“洋服ダンス用”を追加新発売するほか、「ムシューダ」のプロモーションでは、秋の防虫剤シーズンに向けて、引き続き人気キャラクター“ムッシュ熊雄”が登場するテレビCMや店頭販促ツールを展開。香る防虫剤と既存の無臭タイプ双方の成長につながる取り組みを推進する。

貝印、「カイレザー」新キャンペーン発表 フリー女子アナ5名を起用

 貝印は7月12日、男性用システムカミソリ「KAI RAZOR(カイレザー)」の新キャンペーンキャラクター記者発表会を開催。今夏から人気女子フリーアナウンサー5名を起用した販促キャンペーンを展開することを発表した。
 今回のキャンペーンは、カミソリユーザーである男性達に「カイレザー」シリーズ並びに、高品質な替刃でいつでも快適にシェービングを行うことを提案する施策「替刃革命」を訴求するため、幅広い層の男性から支持される女子フリーアナウンサー5名(杉崎美香、高樹千佳子、八田亜矢子、松本あゆ美、美馬怜子)をイメージキャラクターに起用。約1年間にわたり、“日本の男子に、ニュースです!”をテーマにした様々なプロモーション活動を展開する。
 まず、7月12日から放送を開始したテレビCM「KAI RAZOR女子アナとお茶会篇」(30秒)では、「ある男性が男友達からお茶会に誘われたら、お相手が女子アナだった」という設定を通じて、高品質なカミソリと替刃による毎日のヒゲの身だしなみなどの重要性を伝えていく。さらに同日から、同シリーズのWEBサイト(http://www.kairazor.jp)内にCMのシチュエーションを再現した特別コンテンツ「花のお茶会篇」を設置。同コンテンツは、Twitterなどのソーシャルメディアと連動し、ユーザーは5人1組で女子アナたちとの相性診断ゲームに挑戦。最終勝利チームには「実際に女子アナと会える」という豪華賞品をプレゼントする。
 遠藤宏治社長は「新キャンペーンは、男性用カミソリ市場では過去に例のない『女子フリーアナウンサーの起用』を実現したものだ。女子アナ5名が女性目線で“日本男性のカッコ良さ”に関するメッセージを発信し、男性たちの当社製品への興味を喚起していく。それにより、『日本男性の男磨き』に貢献していきたい」と述べた。

クスリのアオキ、23年5月期決算発表 フード部門強化などで大幅増収増益

 クスリのアオキは7月7日、アナリストや報道関係者を対象に「平成23年5月期(通期)決算説明会」を開催。売上高646億9000万円(前期比19.8%増)、営業利益21億6400万円(同29.9%増)、経常利益22億4200万円(同30.3%増)、当期純利益10億4800万円(同12.4%増)と大幅な増収増益となった。
 上半期は、ドラッグストア事業が、長らく続く消費低迷の影響で3~5月は売上げ、客数ともに前年同期を下回ったものの、チラシ配布頻度の拡大、ポイント制度の見直し、既存店におけるフード部門の強化を実施。下半期には3月11日に発生した東日本大震災により、同社の商圏でも日用品などの需要が急激に高まった。それにより通期では前年度実績を大幅に上回る業績を達成した。
 また、調剤事業では、「ドラッグストア&ファーマシー」をコンセプトに、調剤併設型ドラッグストアの拡大に取り組んだほか、昨年11月からはテレビCMも投下。その成果で処方箋処方枚数が前期比33.4%増、調剤売上高が同27.8%増と大きく伸長した。
 今期については、引き続き“近くにあって便利なお店”「ドラッグストア&ファーマシー」をコンセプトにした店舗作りを強化するとともに、新規出店によるドミナント化を積極的な推進していく。さらに青木社長は「ドラッグストア業界もオーバーストア時代に突入した。今後も成長を続けるには“新しい客層”の取り込みと“新しい市場”への挑戦が不可欠となる」と述べ、今期の重点取り組みとして①既存店活性化②調剤事業拡大――の2点を挙げた。

ピップと共同9卸による共同展示会「ウエルネスフェスタ」大阪で開催

ピップと共同9卸による共同展示会「ウエルネスフェスタ」大阪で開催

 ピップと共同9卸による共同展示会「ウエルネスフェスタ2011AUTUMN」が7月13~14の両日、大阪で開かれ、多数のドラッグストアのバイヤーなどが来場した。
 今回のフェアは、震災の影響やその後の電力事情などから会場を大阪に移し、展示会名も「ウエルネスフェスタ2011AUTUMN」に一新されての開催となり、フェアのメインテーマである「ショッパー心理を刺激する、店頭コミュニケーション提案」に基づき、秋冬商戦を活性化させるウエルネスに関する数多くの企画・提案が行われた。
 会場は139社によるメーカー出展ブースのほか、新商品・新規取り扱いメーカーコーナー(ニッサン石鹸:ファーファベビーシリーズほか)、展開事例コーナー(成功事例、クロスMD、サイドネット提案)、カテゴリー別提案コーナー(3カテゴリー21テーマ)などで構成されていた。
 メーン企画の「カテゴリー別提案コーナー」は、同社が得意とする「コンフォート」「ヘルス」「ベビー」の3つの切り口で構成。コンフォートでは、①季節力(什器を変更せず季節に応じた最適なアイテム数を厳選した展開例)②女子力(様々な女性のキレイを提案)③男子力(男性の身だしなみ用品の提案)④台所力(便利な食品保存容器の紹介)の4つをキーに、来店者に対して「チカラ」を与える売り場を紹介していた。

大木、秋冬用カテゴリー商談会開催 過去最高の850人が来場

大木、秋冬用カテゴリー商談会開催 過去最高の850人が来場

 医薬品卸売業の大木は7月12日、13日の2日間、「2011年秋冬用カテゴリー商談会」を開催。メーカー出展数は約150社、来場者数は過去最高の約850人に達した。
 同社は「医薬品スタンディングの美と健康と快適な生活にウィングをもつ需要創造型の中間流通業を作り上げ、消費者満足の向上を通じて社会に貢献してゆく」ことを経営方針として掲げているが、今回の商談会でも経営方針に掲げる通り、「医薬品コーナー」「健康食品コーナー」「快適生活コーナー」「コスメ&バラエティコーナー」のカテゴリーに分けて様々な商品と売り場提案を行った。
 「医薬品コーナー」では季節性・売れ筋カテゴリー・次世代カテゴリーを勘案し、①美容医薬品はキレイの源=年代別症状提案②肉体・精神疲労に元気の源=症状別提案③血流改善は健康の源=症状別提案④冬の節電=節電による寒さなどが引き起こす症状の予防⑤医薬品カテゴリー=50代以上の方が悩む症状の予防の5つのプロモーションを提案。「健康食品コーナー」では高齢化社会を迎えるにあたって、今後、増加することが考えられる症状・疾病に的を絞ったプロモーションを提案。「快適生活コーナー」では医療機器・衛生用品分野とコンタクトケア分野の分けてのプロモーションを行った。「コスメ&バラエティコーナー」では化粧品で夢や希望、癒しを提供し、「笑顔」で過ごせるライフスタイルを提案。メディカルコスメ&バラエディ商品とナショナルブランドの商品を展示し、メディカルコスメ&バラエディ商品ではネット通販での売れ筋商品、話題の商品を紹介した。


2011年7月20日号 記事一覧

会合・発表会

  • エステー、夏の卸店説明会開催 “負けてたまるか”逆境をバネに
  • 小林製薬、秋の新製品商談会開催 「トマリナ」など注力商品を紹介

経営・施策

  • ソリューション型に進化する卸の展示会 問われる提案力・需要喚起
  • 新日本スーパーマーケット協会、第4期RMPを延期
  • ブラシ組合、大阪府社会福祉協議会に歯ブラシ・歯磨きなど8450本を寄贈
  • 日本香堂、招待催事の売上を相馬市に寄贈 被災孤児の心のケア・支援に
  • 牛乳石鹸共進社、被災地の早期復興を願い「応援デザインバーコード」採用
  • オルビス、中国で独自のネットショップを開設 化粧品通販事業を本格開始
  • 花王、新しい化粧水つめかえ容器を開発 ユニバーサルデザインに配慮
  • 震災発生から4カ月 原材料事情 パウチ容器・フィルム類は影響残る

製品・サービス

  • 牛乳石鹸共進社、「ミルキィボディソープ」など秋の新製品発売
  • 大王製紙、「アテント」夜用パッドを改良発売 全面通気性シートを採用
  • 王子ネピア、「旭山動物園×nepia」コラボ企画第2弾商品をCVS限定発売
  • シャボン玉石けん、「シャボン玉浴用」コラボパッケージを数量限定発売
  • サラヤ、「アラウ.」洗濯用リンス仕上げとボディソープつめかえ用発売
  • 大王製紙、猛暑対策品としてペーパータオル3品を新発売
  • クロバーコーポ、「ローズスパ」「アロマデュウ」前面に展開で順調な動き
  • ミヨシ石鹸、石けんシャンプー&リンスを同社通販サイトで発売開始
  • P&G、電気シェーバー「ブラウン」シリーズ7とシリーズ3を改良

宣伝販促

  • 日本香堂、夏のキャンペーン実施 「こころのふるさと」「香涼み」など
  • 牛乳石鹸共進社、「自然ごこち 茶 洗顔石けん」巾着袋付限定企画品

人事・組織

  • 白十字、6月29日付けで役員を選任
  • 日本製紙クレシア、6月16日付けで役員人事を発表

調査・統計

  • オヤノコトネット、震災後の親に対する意識・行動についての調査を発表
  • 日本ロレアル、紫外線対策に関する意識調査実施 女性にとっては常識に
  • 東家同 23年6月度市況概況価格調査発表 適正価格での販売に一致協力を

イベント・展示会

  • J-NET中央、第64回MDFを8月23日に開催
  • マンダム、弦楽四重奏団「昴21」招き本社で「七夕コンサート」開催

時評・コラム

  • 時評 核店舗変化は業態動向を映す
  • 泡沫 人口減少と超高齢化社会のゆくえ

その他

  • プラネットVANVAN第91号

特集 【洗濯用品】

    特別企画

    • 衣料用洗剤 液体化の流れ加速 超コンパクト液体洗剤シェア15~16%に
    • 花王 アタックNeo抗菌EXパワー新発売 すすぎ1回のNeoシリーズ展開
    • 東邦 洗濯用石けん「ウタマロ 石けん」更なる成長が期待
    • P&G 「アリエールレボ イオンジェルコート」好調に推移
    • UYEKI 「マイティドライニング」にスティックタイプを追加
    • カネヨ石鹸 「エリそで部分洗い浸透ジェル」今春発売 女性ターゲットに
    • ライオン トップNANOX、超コンパクト香りつづくトップの共通CM展開
    • ニッサン石鹸 新ベビーシリーズ「ベビーファーファ」今秋発売
    • マルフクケミファ バイオリキッド衣料用液体洗剤濃縮タイプ詰替など発売
    • ミツエイ 安部徹社長インタビュー ミツエイグループの三協が始動
    • ミマスクリーンケア 業務用液体濃縮洗剤「ランドリーム」今春発売
    • トイレタリージャパンインク 「香りサフロン アロマ洗剤」が好調
    • シャボン玉石けん シャボン玉スノール液体タイプなど洗濯用品が好調推移
    • サラヤ “無添加せっけん+天然ハーブ”「アラウ.洗濯用せっけん」好評
    • ブルーベル カナダ生まれの「ナチュラル・ウルトラファイン」を販売中
    • 第一石鹸 「ファンスソフター詰替用」新柔軟剤を今春から発売開始
    • ミヨシ石鹸 香りの液体洗濯用石けん「液体せっけん そよ風」改良発売
    • 太陽油脂 多彩な商品ラインアップで展開 “バスタオル不使用”を提案
    • ヱスケー石鹸 液体せっけん需要拡大も粉せっけんの使用満足度向上に注力


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。