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2011年6月22日号掲載記事より

花王コラボレーションフェア開催 約1000名が来場

花王コラボレーションフェア開催 約1000名が来場

 花王は6月14日、15日の2日間、全国の販売店約1000名を招き、「花王コラボレーションフェア2011」を開催した。今回の花王コラボフェアは、会場を「人と環境にやさしい快適な暮らしの提案」「新しい健康生活習慣の提案」「肌と髪のトータルビューティ提案」の3つのゾーンに分け、生活者への新しい価値提案や消費者満足の向上を目指した売り場・売り方、この秋に発売する新製品の提案が行われた。
 「人と環境にやさしい快適な暮らしの提案」ゾーンでは「炊事や洗濯、掃除などをもっと楽しくしたい」という生活者の声に応える様々な提案が行われ、新製品「アタックNeo抗菌EXパワー」が洗濯物のニオイ菌に反応して発泡する実演も実施した。
 「新しい健康生活習慣の提案」ゾーンでは「ヘルシア」の“歩くを応援”プロジェクトや「めぐりズム」「シャワータイムバブ」などによる生活習慣の改善や体のケア、日ごろの疲れを癒す新習慣の提案が行われ、健康意識の高まりに対応する提案が好評となった。
 また「肌と髪のトータルビューティ提案」ゾーンでは“洗うスキンケア”という新コンセプトで改良新発売する「ビオレ」が注目を集めたほか、ヘアケア、スキンケア、メイクアップまで花王グループならではのトータルビューティケアで市場の活性化を目指す提案が行われた。さらに肌のハリ・ツヤが顔全体の印象にどんな影響を与えるかなど加齢による印象変化の研究知見を紹介。就活メイクアップ講座も行われた。
 また、この3つのゾーン以外でも容器・包装での環境対応の取り組みやユニバーサルデザインの紹介、今夏の電力事情を踏まえた暑さ対策、衛生対策の売り場提案、「ニベアクリーム」が発売100周年を迎えたニベアブランドの歴史の展示やグローバルブランドの商品の展示も行われ、来場者は花王の事業活動の幅の広さに理解を示していた。

ウエルシア関東・寺島薬局、お取引先様感謝の会開催 今期業績など報告

 ウエルシア関東と寺島薬局は6月10日、合同の「お取引先様感謝の会」を開いた。
 冒頭、ウエルシア関東の池野隆光社長があいさつに立ち、この会の開催意図(新店開店の手伝いをするメーカーや卸の担当者に『ありがとう』の意を伝えること)を説明するとともに、両社の今期(平成23年8月期)4月末までの業績について、「ウエルシア関東は20店を出店(合計378店舗)して売上高1047億円(前年同月比110.9%)を達成。経常利益率は前年同期より1.3ポイント高い5.2%で、念願の5%を突破した。
 寺島薬局は売上高397億円(同108.6%)、経常利益率は前年同期のほぼ倍増となる4.2%となった」と報告。
 合わせて8月末までにウエルシア関東9店舗、寺島薬局3店舗を新たに追加する計画であることも発表して、参加者に対し「この短い期間に皆様にはさまざまなことをお願いすることになるが、協力をお願いする」と要請した。
 その後、子会社である寺島薬局の寺島さと子常務とドラッグフジイの藤井均社長を紹介。藤井社長は「4月1日から当社の物流システム、商流がウエルシア関東と統合した。
 現在は1日も早くウエルシア関東グループに近づき肩を並べる企業になるために、ウエルシア関東から派遣された加藤渉副社長(ウエルシア関東常務)と二人三脚で『3倍速で経常利益率5%』達成を目指して取り組んでいる。これからもご指導をお願いする」とあいさつした。

殺虫剤工業会、創立40周年記念式典開催 「我々のポジションを再確認」

殺虫剤工業会、創立40周年記念式典開催 「我々のポジションを再確認」

 日本家庭用殺虫剤工業会は6月16日、創立40周年記念式典を開催し会員、賛助会員、来賓など140名が参加した。
 第一部の記念講演会では、電通総研ヒューマン・インサイト研究部主任研究員の大屋洋子氏による講演「『いま』を読みとくキーワード」と題して「ホメ」、「ダケ」、「タメ」という3つのキーワードを基に、生活スタイルなどの変化について様々な話が行われた後、記念パーティーが行われ、はじめに上山直英会長(大日本除虫菊社長)が、「昔に比べて虫も減ったのではという話もあるが、都市化や温暖化が進み、暖かい場所が増え、冬でも蚊が発生し、また虫に対する現代人の感受性も昔より敏感になってきている。さらに世界的に見ればデング熱やマラリアを媒介する蚊の生息範囲がだんだんと北上し、またアメリカでの西ナイル熱も続いている。我々工業会の目的とするところは、水際でこうした病気の蔓延を防ぎ、またその製品を開発し、より安全に使ってもらうための知識を広げることである。当初、30社で発足したこの工業会は現在32社となっている。今年は東日本大震災があり、大変なときにこういう会を開くこともどうかという意見もあったが、復興、そして節電が言われる中で、我々がお役に立てる部分もあると考えている。また、こういう時であるからこそ我々のポジションを再確認し、引き続きお役に立てるよう頑張っていきたいと考えている」とあいさつ。
 続いて来賓の紹介、そして来賓を代表して大阪府健康福祉部薬務課山本課長、住友化学福林専務のあいさつ、さらに全卸連の森友会長の乾杯で開宴となり、懐かしい工業会OBなども顔を出した記念パーティーは、和やかに歓談が続いた後、大塚達也副会長(アース製薬社長)の中締めで散会となった。

ユニリーバ、「AXE恋愛特別講義」開き優木まおみが登場

ユニリーバ、「AXE恋愛特別講義」開き優木まおみが登場

 ユニリーバの男性用化粧品ブランド「AXE(アックス)」は、今年春から「GO DIRECT ~恋をしよう“いい香りで”」をキーメッセージに男性の恋愛を応援する活動を展開している。その一環として6月14日、PRイベント「AXE恋愛特別講義」を開催した。
 はじめに、司会者が現在展開中のキャンペーン(①日本記念日協会に5月9日を「告白の日」として申請し、認められたこと②男性の告白を応援する新しいウェブコンテンツ「GO TO THE AXE TOWER~告白の塔~」をオープンしたこと③同ブランドの商品購入者を対象に「告白資金」をプレゼントするキャンペーンを実施していること)を紹介。
 引き続き、タレントの優木まおみが登場。お笑いタレントの狩野英孝や生徒役の若い男性約20名を相手に「恋愛特別講義」(1時限目=恋愛講義▽2時限目=告白実践講義▽3時限目=お悩み相談)を行い、同社が今春実施したアンケート調査の結果を発表した。
 なお、アンケート調査では「女性は男性のアプローチを待っている」「現代男性が恋愛を成功させるために必要なものは自信」「男性は自信を持って告白すべき」「理想の告白」「良い香りがする男性が好き」などの結果が出ているが、これらの結果を踏まえて優木は「私も10~20代前半までは100点の男性を求め、『95点以上の男性でなければ付き合えない』と思っていたが、人生経験を積み『70点で良い』と思うようになった。女の子も『100点の男性』はいないことをわかっている。男性は自信を持って女の子に告白してもらいたい」などと話していた。

メディセオ、名古屋ALCが完成 EDI物流の都市型フルラインセンター

メディセオ、名古屋ALCが完成 EDI物流の都市型フルラインセンター

 メディパルホールディングスの医療用医薬品卸・メディセオは6月9日、新たな物流拠点として「名古屋ALC(エリア・ロジスティクス・センター)」を竣工した。
 同社グループは14年3月期を着地点とした「2014メディパル中期ビジョン」を掲げており、安全、安心、低コストを追求した新しい流通体制を構築による得意先や社会への貢献を目指しているが、今回完成した名古屋ALCは、その一環として建設した都市型フルラインセンターで生産者から最終消費者までの無駄を削減し、流通の全体最適を実現することをテーマとしている。
 従来、同社の医薬品物流は、郊外の大規模センターから各地に点在する支店を経由して、2段階で得意先に届ける方式だったが、この方式だとリードタイムやロット管理、支店在庫アイテムの限界に問題があった。そこで、これらの問題点を解決するため、より得意先に近い立地にフルラインのセンターとしてALCを設置し、ALCから直接得意先に届ける方式に転換。今回の名古屋ALCは神奈川ALC、南大阪ALCに続く、3拠点目となる。
 渡辺秀一社長は、「名古屋ALCは北陸、近畿の一部をカバーする。先行して稼動している神奈川と南大阪のALCは機能に対するお客様の評価が高まっており、名古屋ALCエリアのお客様にもこれまで以上に質の高いサービス・機能でお役に立てると考えている」と話している。


2011年6月22日号 記事一覧

会合・発表会

  • 家洗工・安対協が定時総会開催 田中元弘氏が新会長、新座長に就任
  • 店技研クラブ、23年度総会開催 「需要創造と付加価値向上に注力」
  • クラシエHP販売、大阪で秋の新商品商談会開催 今秋の新製品を発表
  • 愛知岐阜卸組合、設立55周年記念総会開催 「荒波乗り越えての55周年」
  • 埼玉卸組合、第32回通常総会開催 製配販の協力で業界の健全な発展を
  • ラッシュジャパン、ハッピーシェア発表会開催 震災復興支援活動を紹介

経営・施策

  • 「15%の節電」7月1日から開始 メーカー・卸がサマータイム制導入も
  • 花王グループ、節電対応を発表 出社人数の分散抑制など実施
  • 流通業界だからこそできる日本復興策「BJC」を提案② 宗像守氏
  • 森下仁丹、温浴関連商品の販売権をニシカワヤに譲渡
  • P&Gジレット、震災被災地支援活動としてサッカー教室開催
  • ライオン、7~9月の輪番休業を実施 エコ・ファースト夏の節電の約束
  • 特別レポート 被災地で展開する卸流通③ 郷古紙店 地域のため営業継続

製品・サービス

  • エステー「かおりムシューダ」、“奇跡の再ブレイク製品”としてTVに登場
  • PRページ ユニ・チャーム 夏のフェミニンケアカテゴリーの取り組み
  • ニトムズ、省エネ・窓エコ商品を「節電お助けアイテム」に再編
  • 小林製薬、「熱さまシート」発売から17年 暑さ対策製品として快適さ提案
  • 花王、ビオレスキンケア洗顔料発売 “洗うスキンケア”を提案
  • P&G、雑誌Martとコラボ開発 柔軟剤「ボールドダウニー」限定発売
  • ニトムズ、「ケータイコロコロ洋服用」新発売 男性が携帯しやすく
  • 銀座コスメティックラボ、「EYEMAZING」から新アイテム発売
  • 花王、サクセス薬用育毛トニック改良新発売 2つの作用で抜け毛を防ぐ
  • アラミック、次世代シャワーヘッド「3D-earth shower」新発売
  • 住友3M、「スコッチブライト」からフロアクリーニング新製品発売
  • ビーバンジョア、新ブランド「ジョアエコ」発売 トレハプランソープなど

宣伝販促

  • ニッサン石鹸と三洋電機がコラボ ファーファ×エネルーピーで節電啓発

人事・組織

  • 東京堂、佐々木忠雄氏が社長に就任

研究・開発

  • 桃谷順天館、“フコキサンチン”の紫外線に対する保護作用を確認
  • バスクリン、健康関連QOLと入浴法、睡眠の質と入浴方法との関連を検討

調査・統計

  • エスエスエルヘルスケア、「美脚」に関する消費者調査実施

イベント・展示会

  • 「スーパークールビズ2011節電技トークショー」開催 小池議員が出席

訃報・葬儀

  • 訃報 森昭氏 (ライオン元副社長) 91歳

時評・コラム

  • 時評 環境事業牽引の最先端基地に
  • 泡沫 脱原発に動く世界
  • らいたあ 山峡のコースに息切れ 親睦の深まりを実感

その他

  • 伊勢半本店、「紅ミュージアム」企画展入館料を全額寄付


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