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2011年5月18日号掲載記事より

丹平中田、新商号を「アルフレッサ ヘルスケア」に変更へ

 アルフレッサホールディングス傘下の丹平中田は10月1日付でシーエス薬品のセルフメディケーション卸売事業と事業統合するが、統合後の商号を「アルフレッサ ヘルスケア株式会社」に改めると共に、本店所在地を「東京都中央区日本橋本町3の11の5マルサンビル」に変更する。
 また、組織については、代表取締役の直轄下に「経営企画部」「営業本部」「営業業務本部」「管理本部」を設置するとともに、執行役員制度を導入する。

ライオン、11年第1四半期業績発表 システマ、まめピカなど新製品が好調

ライオン、11年第1四半期業績発表 システマ、まめピカなど新製品が好調

 ライオンは5月10日、2011年第1四半期(11年1~3月)の業績並びに同社経営概況について説明した。(以下、カッコ内前年同期比)
 第1四半期の業績は、売上高は657億300万円(101.2%)、営業利益マイナス4億8700万円、経常利益マイナス1億8700万円、四半期純利益は震災の影響により33.9億円の特別損失を計上したことなどからマイナス27億2500万円となった。だが前年同期から営業利益は24.2億円、経常利益は24.3億円改善している。
 業績のポイントとしては国内新製品が好調に推移しているほか、海外事業も高成長が継続、通販事業も伸長していることが挙げられたほか、同四半期は東日本大震災の影響を受けた。この内、健康・快適・環境の3つのキーワーズに開発した新製品は「デンターシステマ」シリーズが3月売上112%、「Banデオドラントパウダースプレー」が1月~3月117%、「部屋干しトップ」が3月175%、「ルックまめピカトイレのふきとりクリーナー」が3月計画比136%といずれも好調に推移。海外事業はアジア地域における衣料用洗剤、オーラルケア市場地位向上戦略を推進し、同四半期の売上高は104.6%(実質108.7%)、海外構成比は10年1~12月期の15.2%から同四半期18.6%に拡大。また、海外事業の実質成長率は、07年109%、08年106%、09年112%、10年110%、11年1~3月109%となった。

あらた中部支社、生活用品フェア開催 メーカー111社が出展

あらた中部支社、生活用品フェア開催 メーカー111社が出展

 あらた中部支社が主催する生活用品フェアが5月10日、11日の2日間にわたり開かれた。今回のフェアにはメーカー111社が出展、参加小売業は169社にのぼり、前回の約2倍の規模での開催となった。参加企業では家庭用品メーカーをはじめ、日用品化粧品メーカーからも多くが出展し、業界を横断する多面的な展示が注目を集めた。
 フェアでは、入り口付近にあらた提案コーナーとして、フェアの概略を紹介するコーナーを設置し、参加者が場内をスムーズに見学できるように配慮。またヘルス&ビューティ新製品コーナーでは、今春の新製品現品確認会を再現。特価品コーナーは中部地区限定の特価企画を用意した。また会場後方では、同じくあらた提案コーナーとして、「美・健・清・快」の4つのテーマに基づき、同社MDと現場セールスが共同で企画立案した「おすすめ品」を組み合わせて“売り方”を提案。更に「春・夏・秋・冬」のテーマで季節催事に合わせた提案を実施した。
 総合生活提案コーナーでは、「安心・安全・新しい」をキーワードに、信頼の証しとしてのAAAの称号と、日本アクセス・あらた・アルフレッサグループとしての信頼の証しであるAAAを連動させ、テーマを【Concept+〈plus〉】に設定し、医薬品・食品・雑貨という3つのカテゴリーが互いの特性を打ち消すことなく、相乗効果を発揮する売り場づくりを提案した。

大阪ステーションシティがオープン 三越伊勢丹、大丸、LUCUAが集る

大阪ステーションシティがオープン 三越伊勢丹、大丸、LUCUAが集る

 5月4日、JR大阪駅及び同駅の南北の商業施設で構成された「大阪ステーションシティ」(総事業費2100億円/延床面積約53万平方m)がオープンした。
 大阪ステーションシティは、JR大阪駅、同駅北側の「ノースゲートビルディング」、同駅南側の「サウスゲートビルディング」の3つで構成。駅の上部には同施設のシンボルとなる北から南へ包み込む巨大な屋根(南北100m、東西180m)が設置されているほか、四季の彩を演出する8つの広場も設置。さらには3階には駅と南北の商業施設を、また5階には南北の商業施設をつなぐ通路が設置され、相互に往来できるよう設計されている。駅の北側の再開発地区に建設されたノースゲートビルディングは、売り場面積5万平方mの「JR大阪三越伊勢丹」と、洋服・雑貨・コスメなど198店舗が集積したファッションビル「LUCUA」、関西最大級のシネコン、スポーツクラブなど、また、サウスゲートビルディングは、売り場面積が1.6倍に増床(6万4000平方m)された大丸梅田店、ホテルグランビア大阪、総合クリニックなど様々なテナントで構成されている。
 また、LUCUA地下1階には、マツモトキヨシがプロデュースした新ビューティ&コスメショップ「H&B Place」関西1号店がオープンした。同店は、より多くの女性に支持される「化粧品・健康食品」を厳選し、「健康と美」に特化した新業態店で、コレット・マーレみなとみらい店(横浜市)に続く出店となる。
 化粧品ではオーガニックコスメ、ナチュラルコスメ、ドクターズコスメ、カンセリング化粧品、ブランドメイク、化粧品小物など、健康食品では美肌サプリメント、ダイエット食品、低カロリー食品など、また輸入菓子なども取り扱っている。同店では、「専任の化粧品アドバイザーや管理栄養士による内外美容を提案することで、多様化する消費者のニーズに対応し、“お客様に信頼されるお店づくり”を推進していく」としている。

イオン、初のアウトレットモールを埼玉県越谷市にオープン

イオン、初のアウトレットモールを埼玉県越谷市にオープン

 イオンは4月29日、埼玉県越谷市に、イオン初のアウトレットモール「レイクタウンアウトレット」をオープンした。
 「レイクタウンアウトレット」は、太陽光発電施設や屋外ミスト空調、壁面緑化、電気自動車充電ステーションなど多くの環境配慮型設備を備えた新世代のショッピングモール。敷地面積7万5724平方m、延床面積2万9073平方m、商業施設面積2万6740平方mで、3つの街区(ファーストアベニュー“グリーン”、セカンドアベニュー“ハーベスト”、サードアベニュー“フラワー”)の中に141のテナントが入居。
 既存のショッピングセンター「イオンレイクタウン」に隣接し、フォレストブリッジを渡ると、イオンレイクタウンの1階(mori GARDEN WALKレストラン街)へ回遊することができる。なお、「レイクタウンアウトレット」と「イオンレイクタウン」を合わせると、延床面積39万平方m、商業施設面積24万平方m、テナント数は710、1万台を超える駐車場を有することとなる。イオンでは、「国内では他に類をみない業種業態の集積、そして自然と一体化した一大ショッピングセンターへと進化し、お客様のライフスタイルに合わせた施設・店舗を選択できる魅力的な複合商業施設となる」としている。


2011年5月18日号 記事一覧

会合・発表会

  • 浴用剤工業会、第23回定期総会開催 「浴用剤の使用拡大を図る」

経営・施策

  • ユニ・チャーム、グローバル調達による製品供給を実施 業務用限定で
  • Paltac、希望退職者募集を実施 募集人数は200名
  • ライオン、通販事業は今年度50億円規模へ サプリ「糖質習慣」新発売
  • エステー、ストックオプションに関する委任承認を株主総会に付議
  • 小林製薬、児童への支援目的に震災復興キャンペーンを計画
  • 人(ひと) ラポーアンジェリック 代表取締役 櫻井美知さん

製品・サービス

  • サティス製薬、カタログハウスと共同で天然由来保湿化粧品を開発
  • 花王、シャワータイムバブの発売を延期 震災の影響で

宣伝販促

  • ライオン「グロンサン」スペシャルサイトを開設
  • サンスター、西野カナのライブペアチケットプレゼントキャンペ実施
  • ニトムズ、「コロコロの日」記念キャンペ フロアクリンなどプレゼント
  • フマキラー、「はじめてカダン」キャンペーン第1弾を実施

人事・組織

  • 小林製薬、6月29日付け予定で役員異動を発表
  • Paltac、5月1日付けで人事異動を発表
  • クラシエHP、クラシエHP販売、5月1日付けで人事異動を発表

決算

  • マンダム、11年3月期決算を発表 海外売上高34.5%に拡大
  • 小林製薬、11年3月期連結業績は増収増益に 既存ブランドの伸長が寄与
  • メディパルHD、11年3月期連結業績予想を修正
  • Paltac、11年3月期通期業績予想を修正
  • ポーラ・オルビスHD、11年12月期第1四半期決算は減収増益に
  • 攝津製油、11年3月期決算短信を発表
  • 大王製紙、11年3月期通期の業績予想を下方修正

研究・開発

  • ポーラ化成工業、アロニアベリーに体内エネルギー産生向上作用を確認

イベント・展示会

  • 貝印、「第4回貝印スイーツ甲子園」開催 高校生がスイーツ作りの腕競う

施設・店舗

  • イオナインターナショナル、オフィスを東京・日本橋小舟町に移転

訃報・葬儀

  • 訃報 吉田佐四郎氏 (ライオン元副社長) 享年96歳

時評・コラム

  • 時評 ウェブ活用で挑む資生堂戦略
  • 泡沫 業界の節電対策が活発化

特集 【調理・保存関連品】

    特別企画

    • 行楽シーズンに向け例年通りの動きに期待 各社商品安定した供給に努力
    • 旭化成HP お米の虫よけパックなど新製品を発売
    • クレハ キチントさんから新製品2アイテムを発売 季節販促を展開
    • 三菱アルミニウム 「魚焼きホイル」などの提案強化 利便性を啓発
    • リケンテクノス 「リケンラップたっぷり100m」が好評
    • エステー ジッパーズ「おやつバッグ」など展開 ロイヤルユーザー獲得へ
    • 日本デキシー 抗菌タイプの弁当シート新発売 「間伐材マーク」認定取得
    • クリーンラップ 韓国で高いシェアの「クリーンラップ」 日本でも展開
    • 宇部フィルム 「ポリラップ」「キッチンパック」中心に事業展開
    • 日本製紙クレシア 「スコッティファイン」に2アイテム追加
    • ライオン 「リード」更なる価値向上目指して「ぬら・くる・チン」訴求

    特集 【家庭紙】

    • 家庭紙 震災後の仮需で生活必需品としての存在感示す
    • 王子ネピア 加藤道範取締役マーケティング本部長インタビュー
    • 日本製紙クレシア 鹿野秀人専務・営業統括本部長インタビュー
    • 大王製紙 保湿ティシューの販売構成比を拡大
    • 東家同、23年4月度市況概況調査 目玉商品としてのチラシ掲載が減少
    • カルタス 小澤茂社長インタビュー ライフラインを守る義務を果たす
    • 家庭紙工業会・黒崎会長インタビュー 「価格修正の取り組み完遂へ」
    • 正和 紺野正弘社長インタビュー


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。