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2011年1月12日号掲載記事より

第53回近畿日用品化粧品業界年詞交換会に343名が参列し盛況に

第53回近畿日用品化粧品業界年詞交換会に343名が参列し盛況に

 2011年の日用品化粧品業界の幕開けとなる第53回近畿日用品化粧品業界年詞交歓会(近畿石鹸洗剤工業協同組合、大阪府化粧品日用品卸組合、石鹸新報社共催)が1月5日、大阪市内の新阪急ホテル2階宴会場「紫の間」で開かれ、メーカー・卸売業をはじめ業界関係者343名が参加した。あいさつや懇親の場では、長引く市場環境の低迷を打開するため、メーカーと卸売業が更に強く団結し、低価格販売に歯止めをかけ、高付加価値商品の提供と適切な売り場提案による製配協働により、業界全体を一気に盛り上げ、切り開く決意が溢れる交歓会になった。
 交歓会は石鹸新報社・由上主幹の司会で進行。初めに、君が代を斉唱。続いて参加団体から、年詞交歓会会長・宮崎仁之氏(牛乳石鹸共進社社長)、近畿石鹸洗剤工業協同組合理事長・瀧山謙氏(日本合成洗剤社長)、大阪府化粧品日用品卸組合理事長・井上正治氏(シンタクス社長)、日本家庭用殺虫剤工業会会長・上山直英氏(大日本除虫菊社長)、日本繊維製品防虫剤工業会会長・鈴木喬氏(エステー社長)、日本衛生材料連合会を代表して高原豪久氏(ユニ・チャーム社長)の6名が登壇した。
 参加各団体を代表してあいさつした上山氏は、「市場低迷を切り開くカギは、切り開こうとする自分自身の強い意志と決意にある」とし、自らが前向きに挑戦すれば、必ず良い年にできると強調した。
 続いて来賓祝辞に移り、まずライオン・藤重貞慶社長は、「快適で健康な生活をしたい、豊かな自然を守りたいという人々の願いは、我々の業界がまず実現できること」と述べ、メーカーのイノベーションと卸売業の適切な売り場提案実現の重要性を語った。
 続いてPaltac・折目光司社長は、「メーカー様、卸売業様、小売業様の3者がそれぞれの役割をしっかり果たせば、業界として必ず素晴らしい成果を得られる」とし、「卸売業は中間流通の役割をしっかり果たしていきたい」と語った。
 乾杯に移り、サンスター・濱田和生社長が「今年は卯の年。しっかり跳ねるところを見せていこう」と述べ、乾杯を発声。このあと懇親宴に入り、参加者はあいさつを交わしながら、今年1年に臨む決意を新たにした。
 最後に卸業界を代表して、あらた・畑中伸介社長が「こういう時こそ気迫が大切であり、良くしていこうと動けば知恵が生まれる」と話し、3本締めを行い、盛況の中で交歓会を終了した。

大阪府登録販売者協会、設立総会を開催 会員企業16社が出席

 昨年12月10日、大阪市内のリバーサイドホテルで関西圏初の登録販売者支部となる「大阪府登録販売者協会」の設立総会が行われ、会員企業16社21名が出席した。
 同協会は「日本医薬品登録販売者協会」の都道府県支部として、全国で7番目、関西圏では初の団体として設立された団体で、大阪府内で勤務する登録販売者の資質向上と地位向上を図り、登録販売者の総合的支援を通じ、社会に貢献することを目的としている。
 具体的な事業活動としては、①登録販売者の資質向上と資質標準化を図るための同一の継続研修の開催②大阪府等行政との連携と協力体制の構築③登録販売者の活用と地位向上のための意見具申④医薬品販売等の改善点等の意見具申⑤日登協及び関係団体主催各事業への参加--など。総会終了後に行われた記者会見では、皆川友夫副会長(アカカベ)が「大阪府内のJACDSの加盟社は18社あり、大阪府内には6462名の登録販売者がいる。今後は、JACDS加盟社以外の企業についても人脈を利用しながら広く加盟を呼びかけていきたい」と語った。

 【大阪府登録販売者協会/日本登録販売者協会大阪府支部の概要】
 ◎役員(敬称略) 会長=槌屋茂康(イレブン代表取締役社長)▽副会長=皆川友夫(アカカベ代表取締役)、奥谷英一(シグマ薬品代表取締役社長)▽監事=橋本勝之(キリン堂常務)
 ◎会員(法人会員・50音順/16社) 会員=アカカベ、イレブン、オークワ、キリン堂、ケアーズ、コクミン、シグマ薬品、スギホールディングス、ジャパン、タキヤ、テイコク製薬社、ヒグチ産業、マツモトキヨシホールディングス、ミックジャパン、ヤクショー、ユタカーファーマシー

石洗工/界面工新年合同懇親会 新たな門出の年として市場活性化を目指す

石洗工/界面工新年合同懇親会 新たな門出の年として市場活性化を目指す

 日本石鹸洗剤工業会(石洗工)並びに日本界面活性剤工業会(界面工)は1月6日、「平成23年新年合同懇親会」を開催した。
 はじめに石洗工・尾﨑元規会長(花王)があいさつに立ち「両工業会は昨年9月に設立60周年の区切りを迎えた。今年は新たな門出の年として、これまで業界全体で培ってきた知見と経験をもとに、新鮮な気持ちで低迷する市場の活性化と更なる発展を目指したい。
 両工業会では今後も継続して①化学物質を原料とする業界製品の安全・安心の確保(GHS対応の拡大など)②持続可能な循環型社会の形成(3R活動の推進など)③より付加価値の高い製品の提供――の3点に尽力する。また本年は、北京での洗浄剤博覧会およびアジア・オセアニア石鹸洗剤工業会国際会議などが開催されるが、このような国際的な情報交流の場に積極的に参加できる工業会としてさらに成長を図っていく」と抱負を語った。
 続いて経済産業省製造産業局・川上景一大臣官房審議官が祝辞を述べた後、界面工・阿部清孝会長(ライオン)が「今年は両工業会にとって61周年の新たなスタートを切る年となる。昨年下期からの上昇傾向をより一層力強いものに変えていきたい」と挨拶するとともに乾杯発声。新年を祝い盛会となった。

3団体が業界連合新年会開催 様々な課題に取り組み活動の充実を図る

3団体が業界連合新年会開催 様々な課題に取り組み活動の充実を図る

 東京化粧品工業会(田尾有一会長/アリミノ)、日本歯磨工業会(藤重貞慶会長/ライオン)、日本粧業会(中野了理事長/ジュジュ化粧品)の3団体は1月5日、恒例の「業界連合新年会」を開き、政・官界からの来賓、メーカー・卸など関係者約1000名が出席した。
 主催3団体の紹介に続き、田尾会長が「昨年の夏は全国的な猛暑となった。多くの産業で暑い夏は景気拡大の一助になると言われているが、昨年の化粧品出荷額は、1月~10月累計で前期比101%となり、ようやく回復基調が感じられるようになった。一方、歯磨剤市場の昨年1月~6月期の出荷額は前期比105%と好調に推移した。
 化粧品業界は、今年も昨年に引き続き、『化粧品及びその安全性の確保』、『薬事法に基づく化粧品の新たな効能拡大』、『ISOなど国際的な共通規格、試験方法などを踏まえた発展』、『ICCRや交流会議などによる海外各国規制当局及び各国工業会との連携、協調』、さらには、『CO2問題や3R(リデュース、リユース、リサイクル)対策等の環境対応』などの課題に取り組む。また歯磨業界では、近年、お口全体の健康が全身の健康寿命に影響していることが明らかになりつつあり、『健康維持のためのオーラルケアの重要性を踏まえた研究開発と商品提案』などを進めていく。
 化粧品・歯磨業界は、生活者・消費者の日々の生活に最も近いところにある。本年もお客様重視の姿勢を崩さずに活動の充実を図っていく」とあいさつ。次に来賓を代表して経済産業省・川上景一大臣官房審議官製造産業局担当と厚生労働省・平山佳伸大臣官房審議官医薬担当が祝辞を述べ、片山さつき衆議院議員ら政界からの来賓紹介に続き、日本化粧品工業連合会・前田新造会長(資生堂)の乾杯発声で開宴。新年を祝い歓談の輪が幾つも広がる盛会となった。

首都圏卸組合合同賀詞交歓会 製配の団結を強める有意義な交換会に

首都圏卸組合合同賀詞交歓会 製配の団結を強める有意義な交換会に

 首都圏化粧品日用品卸組合・合同賀詞交歓会が1月7日、東京の帝国ホテル・富士の間で開かれ、各組合の組合員、賛助会員、業界紙など、361名が出席。製配の団結を強める有意義な交歓会となった。
 会は千葉県化粧品日用品卸組合・関塚弘行副理事長(セキヅカ商事)の司会で進められ、はじめに東京都化粧品洗剤卸商業組合・森友徳兵衛理事長(森友通商)、神奈川県化粧品日用品卸組合・岩田保雄副理事長(相模スミック)、千葉県化粧品日用品卸組合・秋葉吉秋理事長(秋葉商店)、埼玉県石鹸洗剤卸商業組合・清水政弘理事長(麻友)、群馬県化粧品日用品卸組合・森本仁理事長(小松屋本店)が登壇。
 代表して東京卸組合・森友理事長が「当業界は今、大変厳しい状況である。昨年の暮れには『買い物難民』という言葉が流行語大賞にノミネートされた。なぜこのような現象が起きたかというと売上げが大手小売業に集中したこと、メーカーが売上第一主義に走ったことなどが重なり、中小小売業が減少し、それに伴い中小卸も減ってきたことなどが要因だと考えられる。我々の体はどこでも傷がつけば血が出る。つまり全身に温かい血が流れている。首都圏卸も全身に血がめぐるように、地域の隅々に商品を届けられる流通を目指し、『買い物難民』の解消できるよう頑張っていきたい。そして、今後も首都圏卸は地域の卸の活性化、業界の活性化に向けてできることは何でもやっていくという気持ちで取り組んでいく」とあいさつした。

エステー、ムッシュ熊雄のファンイベント「クリスマス会」を開催

エステー、ムッシュ熊雄のファンイベント「クリスマス会」を開催

 エステーは昨年12月11日、東京都練馬区のショッピングセンター・光が丘IMAで、防虫剤「ムシューダ」のブランドキャラクター“ムッシュ熊雄(以下・熊雄)”のファンイベント「熊雄のクリスマス会」を開催した。このイベントは、昨秋から同社とタカラトミーアーツのコラボにより、熊雄のキャラクターグッズが発売されたことを記念したもの。さらに同社ならではのユニークな取り組みとして、一般から会場スタッフ「おともだち」4名を公募した。
 当日は、熊雄との記念撮影会などの常設企画に加えて、午後から合計4回のステージイベントを実施。家族連れの買い物客だけでなく、熊雄グッズを身につけた“熊雄ファン”がステージ前に詰め掛ける中、熊雄トークショーやじゃんけん大会、若手お笑いコンビ・わらぶちなるおと熊雄によるお笑いライブ等々、多彩な企画を展開した。特にトークショーでは、熊雄の「シャイで無口」という性格もあってか、“主役がまったく話さないトークショー”という斬新なスタイルで会場の笑いを誘ったほか、じゃんけん大会では、パーしか出せない熊雄に代わって、おともだちのCOO(Chief Otetsudaisuru-Otomodachi)が大活躍。さらにお笑いライブでは、わらぶちなるおの2人が「お客さんのカメラがすべて熊雄くんに向いているのでは」と嫉妬するほど、会場の注目は熊雄に集中していた。


2011年1月12日号 記事一覧

会合・発表会

  • 日石工組東日本支部、研修会・懇親会開催 景気の見通しなどを聴講
  • 花王、賀詞交換会開催、関係取引先など420名が参加
  • ライオン、賀詞交歓会を開催、1000名超える訪問客に応対
  • 西日本化粧品工業会新年互礼会 世界市場に向けて技術を進展
  • 東海4県卸組合合同新年会 決して諦めないという強い意志を
  • ポーラ・オルビスHD、上場発表会開催 再生知名率向上で真のブランドへ

経営・施策

  • 2011年 主要各社トップ訓示
  • 小林製薬、「小学校のトイレぴかぴか計画キャンペ」がPRアワード受賞
  • ユニ・チャーム、環境効率アワード2010で産業技術環境局長賞を受賞
  • 花王、音声情報CD「歯の健康の基礎知識版」を発行
  • 石洗工、環境関連の取り組み状況を発表
  • 資生堂、パナマ共和国で「SHISEIDO」化粧品販売を開始
  • 花王、中国・安徽省合肥市に第2工場建設用地を取得
  • 大王製紙、タイで合弁会社「エリエールインターナショナル」設立
  • スタイリングライフHD、B&Cラボを吸収合併 新組織として発足

製品・サービス

  • クレハ「NEWクレラップ」、アジアデザイン大賞とDFA銅賞をダブル受賞
  • 花王、「ニュービーズNeo」新発売 柔軟剤入り濃縮液体洗剤
  • P&G、「パンパースさらさらコットンケア」改良新発売
  • エステー、「ムシューダ」から人形用防虫カバーを新発売
  • サティス製薬、「一本仕立てお茶石鹸」発売 抗酸化力が通常緑茶の1.5倍
  • ライオン、新「Ban」発売 ナノイオンの働きでニオイをしっかり抑える
  • 伊勢半、ヒロインメイクからインパクトフレイム&カールマスカラ限定発売
  • アットアロマ、ヒノキの間伐材使用したアロマディフューザーを発売
  • クラシエHP、「肌美精」「プロスタイル」など春の新製品を発売
  • 明色化粧品、「明色うるおい泡 美人 馬油石鹸」など春の新製品発売
  • エスエスエルヘルスケアJ、おそとでメディキュットトレンカ新発売
  • 資生堂、「インテグレート」からセルフメーキャップ春の新製品発売

宣伝販促

  • CM総研、CM好感度「ブランド・オブ・ザ・イヤー」発表
  • 貝印、「龍が如く・神室町キャバ嬢TV:キャバ嬢強化合宿」をサポート
  • ライオン「ストッパ」、iPhoneアプリで「@トイレカレッジ」提供開始

決算

  • ポーラ・オルビスHD、平成22年12月期第3四半期決算は増収増益に

調査・統計

  • 経済産業省、10年10月度販売統計 洗濯用が液体タイプの好調受け伸長
  • J&J、タバコ増税後の禁煙調査実施 禁煙チャレンジの6割が失敗
  • スーパーマーケット3団体 販売統計10年10月実績、11月速報を発表
  • 通販協会、ネット通販利用者実態調査発表 「本・雑誌・コミック」が1位
  • mediba、若年層のモバイルECサイトでの購買行動調査を発表

イベント・展示会

  • フマキラー、「第7回 虫や植物とふれあうコンテスト」最終審査会を開催

施設・店舗

  • フマキラー、大阪支店を吹田市垂水町に移転

訃報・葬儀

  • 訃報 宝子山泉氏(元・山宝社長、宝子山嘉一氏夫人) 56歳

時評・コラム

  • 時評 「日本を明るく」を当業界から

年頭所感

  • 消費者マインドの変化にアジャストする ニトムズ社長 浅井春雄
  • スピード感持って改革を進める 日本通信販売協会会長 宮島和美


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。