2010年8月18日号掲載記事より
JACDS、第43回記者意見交換会開催 台湾訪問などを発表
日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は8月6日、東京・虎ノ門の同協会事務所で第43回記者意見交換会を開催。今回は、根津孝一執行委員長(ぱぱす)、宗像守事務総長から、台湾・中華商店経営発展協会主催の「2010アジアドラッグストア経営戦略サミット」に合わせ、寺西忠幸会長(キリン堂)、樋口俊一副会長(ヒグチ産業)、宗像事務総長が7月18~19日に訪台し、同サミットに出席するとともに、両協会の友好関係締結の調印式に臨んだことや、7月22日、両団体の会長・副会長、厚生労働省審査管理課らが出席して会合が持たれ、「OTC医薬品の販売に本気になって取り組み“改正薬事法を守る”」ことを3者で確認したこと、 来年3月11日から13日までの3日間、千葉県・幕張メッセで開催する第11回JAPANドラッグストアショーについて、「セルフメディケーション新生活! ~ドラッグストアがみんなの笑顔を応援します!~」をテーマにするとして、出展社を募集していることなどを発表した。
大島椿、「大島椿」の頭皮ケアが夏の乾燥頭皮に有効 NHKで放映後に反響
大島椿のへアケア用椿油100%商品「大島椿」(60㍉㍑/40㍉㍑)が7月28日、にNHK朝の情報番組「あさイチ」で、夏の頭皮ケアに適した椿油として紹介された。番組放映後には、同社お客様相談室への問い合わせが通常の約2倍になり、オフシャルサイトへのアクセス数も3・2倍に上昇、番組で取り上げられた“椿油の頭皮ケア”への関心が集まった。
番組は同じNHKの人気番組「ためしてガッテン」とのコラボ企画で、「若返り&ケア 目指せ“美髪”の達人」と題して女性の髪の悩みに応える内容。ゲストの皮膚科専門医(東京医科大学皮膚科入澤亮吉先生)が夏場はシャンプーの回数が増えることから意外に頭皮が乾燥していることを説明。対策としてシャンプー前に椿油を頭皮に馴染ませる頭皮ケアが有効であると推奨し、その具体的な頭皮ケアの方法として、同社研究室の研究員が「大島椿」を使ってレクチャーするVTRが放映された。
放送後の反響は顧客だけでなく販売店からもあり、内容に関する問合せやプロモーションの商談が入り、発注数も増加。同社では今回のTV効果を活かし、「夏場に意外と多い乾燥頭皮のケアという季節性にのっとった店頭展開が期待できる」として、積極的な拡販につなげる。
ピアセラボ、「サンドリヨン」専売の新ブランド開発
マンダムの100%出資子会社で美容サロン流通事業会社のピアセラボは、ヘアサロン及びヘアスタイルに関する情報発信サイト「サンドリヨン」専用のヘアケアブランドの開発を担当、事業展開に協力することになった。
同社が開発した「サロン帰りの美しい髪」がホームケアで実現するヘアケアシリーズの新ブランド名は「サドゥーラ(Sadoola)」。毛髪内のCMC(細胞膜複合体)=「水のみち」ケアを行い、毛先まで潤う美しい髪に整える。
現在、ヘアサロンにおけるホームケア商品の店販売上げは約5%程度。他の販売経路(インターネット)の伸長や多忙なサロンでの販売チャンスロス等により、サロンとしては収益の小さい事業だった。そこで、トップサロン監修のプレステージの高いホームケア商品をWebサイト「サンドリヨン」の専売とすることで、新たな需要創造を図るというもの。
ヘアサロンは自店の顧客に合ったホームケア商品を紹介し「サンドリヨン」への登録を推奨。顧客は「サンドリヨン」で会員登録後これを購入する。登録の際、フラッグにより推奨したヘアサロンが特定され、購入費からヘアサロンへ収益の分配が行われる。またヘアサロンを経由していない顧客の購入費からも販売実績に応じてサロンに還元される。
スタート時は、東京青山を中心に約100店のヘアサロンがこの事業に参加。参加サロンは、顧客に対しホームケア商品のアドバイスを行うとともに「サンドリヨン」での会員登録と商品購入を推奨する。(サロンでの直接販売は行わない)
エステー「米唐番」、厳選食材プレゼントキャンペーンを実施
エステーは11月30日まで、米専用防虫剤のナンバー1ブランド「米唐番」を対象にした企画「新米がおいしい!厳選食材プレゼントキャンペーン」を実施する。
秋の新米シーズンに向けたこのキャンペーンは、同社の「新米の時期にお米を美味しく保存し、新米を一層楽しんでもらう」という思いのもと、米唐番(5㌔㌘タイプ/10㌔㌘タイプ、無洗米用5㌔㌘タイプ)の購入者の中から抽選で合計100名に、Aコース「但馬牛網焼き肉400㌘」20名、Bコース「まるいち味明太子無着色(一味)250㌘」30名、Cコース「加島屋瓶詰めセット」50名――のいずれかをプレゼントするもの。
なお、同社は、日本の食料自給率向上を推進する運動「FOOD ACTION NIPPON」を推進パートナーとして応援している。
麻友、第86回総合見本市開催 新規10社含む95社が出展
麻友は8月5、6の2日間、「第86回麻友総合見本市」を開催した。今回は「納得!店頭主義」をテーマに、新規10社を含む95社が出展し、初日だけで目標の60%を上回る売上高を達成した。
毎回注目を集める同社提案コーナーは、「麻友開発商品コーナー」(湯たんぽ、LED電球、衣料用洗剤)に加えて、「2010夏・生活者お買い物実態!お客様に支持される販促方法は?!」、「商品構成グラフ2010新潟地区の変化」、「応援プロジェクト」(忙しいママ、イクメンパパ、高齢世帯)、「“異常値”づくりに挑戦!POP提案」、「ウイルス対策コーナー」を展開。
「2010夏・生活者お買い物実態!お客様に支持される販促方法は?!」では、埼玉県西部・北部・中部の3都市でアンケート調査を実施し、①EDLPの認知率は低いが、20~40代主婦は「積極的に利用したい」の割合が高いこと②チラシを見て「安いから購入する」割合が“時間短縮”や高齢化の影響から減少傾向にあること――などの結果を、パネルを用いて発表した。
また「商品構成グラフ2010」では同社販促企画室部員によるプレゼンテーションも行われ、企業ごとに特色を出した商品展開が進んでいること、今年4~5月の“低温”により、過去の成功事例や“52週の販促計画”が通用しなかったこと(約3週間のズレが生じたこと)などが具体例とともに説明され、同社がこのような変化を把握した上で営業・提案活動を進めていることが改めて紹介された。
2010年8月18日号 記事一覧
会合・発表会
- SS協会、第1回全国大会を9月21、22日に開催
経営・施策
- JILS、8月2日付けで公益社団法人に移行
- エステー鈴木社長が「カンブリア宮殿」に出演 “不況に負けない社長術”
- 企業探訪 サティス製薬 「ふるさと元気プロジェクト」展開中
製品・サービス
- 牛乳石鹸共進社、「キューピーベビーミルクローション」など秋の新製品
- サンスター、「オーラツー ストライプペースト」を新発売
- コーセーコスメポート、「クリアターン ホワイトマスク」など改良新発売
- 資生堂、ツバキからアウトバストリートメント「ウオーター」新発売
- ニベア花王、アトリックスから美容液ハンドクリーム改良発売
- 常盤薬品工業、「ハダノミー」から「濃マスク」「濃クリーム」新発売
- ライオン、キッチンキレイキレイ4アイテムのパッケージデザイン一新
- 小林製薬、「消臭元」から秋季限定品発売 スウィートキャンドルの香り
- シック、「シックハイドロ」新発売 肌をうるおす世界初のテクノロジー
- ニトムズ、「ふんばる君」など「防災の日」シリーズの提案を強化
- ジェクス、「KABUTO」「チュチュベビー」など新製品発売
- 大香、ペーパーエアフレッシュナー「サンダーバニー」新発売
- マックスファクター、SK-Ⅱからクリームファンデーション新発売
- 資生堂、エリクシールシュペリエル改良 機能型エイジングスキンケアに
- 小林製薬「チクナイン」が昨年度累計売上額12億7000万円に
- ウテナ、シートマスク「プレサ」シリーズをリニューアル
- シャボン玉石けん 低刺激なやさしい石けん「ベビーシリーズ」新発売
宣伝販促
- ソーシャルメディアユーザー特化のコミュニティサイト「モニプラ」に注目
- ライオン、「クリニカアドバンテージ」発売1周年記念キャンペーン実施中
- フマキラー、「フマキッズこども研究所」今年も展開 出張イベントも開催
- ニトムズ、“コロコロの日”キャンペーンが好評 新製品を発売
- 貝印、「カイタッチ・プロジェクト」コメント累計1000件突破で記念企画
人事・組織
- 攝津製油、社外取締役の中島成生氏が8月31日付けで辞任
研究・開発
- 小林製薬、杜仲葉に含まれる成分に抗肥満効果の新たな作用を確認
調査・統計
- 猛暑到来で「真夏日の熱中対策」製品の関心高まる 品薄の商材も
- ツムラLSなど、ホテル滞在での浴用剤入浴が睡眠の質を高める可能性
イベント・展示会
- 寺島薬局、茨城地域物産展を8月から順次開催
- 伊勢半本店、夏休みこども研究講座「紅ってなあに」を開講
- A2Projrct、歌舞伎公演と連動したサンプリングフェア開催で出展企業募集
- 東京工科大学、中高校生と先生が化粧品づくりを体験 花王元研究員が担当
施設・店舗
- 花王CMK、宮崎オフィスを移転
- ユニ・チャームほか、広島支店などを移転
- 藤原物産、倉庫・事務所用物件のテナントを募集
時評・コラム
- 時評 総合商社の動きを直視する時
- 泡沫 上海万博訪問で感じる中国の思惑
- 私説・布衣の交わり(31)篠原芳一氏 作田信幸
上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。