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2010年8月11日号掲載記事より

資生堂、アジア市場・日本低価格市場に新スキンケア戦略ブランドを導入

資生堂、アジア市場・日本低価格市場に新スキンケア戦略ブランドを導入

 資生堂は、アジアマステージ市場と日本低価格帯市場へ向けた戦略ブランド第一弾として、新スキンケア「専科 保湿クリームからつくった化粧水」を、日本では9月中旬よりエフティ資生堂を通じて発売するとともに、年内に台湾、11年以降にアジア各国へも順次導入していく。
 「専科」は価格を越えた価値・満足感を提供するブランドで、今後、さまざまな高機能型アイテムを追加発売し、ブランドとしての充実を図っていくとしている。
 「専科 保湿クリームからつくった化粧水」は、“単なる化粧水ではものたりない、うるおいが続かない、でも短時間で済む簡単なシンプルケアは変えたくない”という消費者の要望に応えた新発想の化粧品。同社独自の乳化技術によって保湿クリームと同じ製法で、保湿クリーム級の高いうるおいがありながらべたつかず、指先が吸いつくほどの弾むような肌へと導く。無香料・無着色。さっぱり・しっとり/各本体200㍉㍑、つめかえ用180㍉㍑。オープン価格。

ライオン、22年12月期第2四半期決算は増収増益、新製品が好調に推移

ライオン、22年12月期第2四半期決算は増収増益、新製品が好調に推移

 ライオンは8月5日、ライオンプレスクラブ(LPC)への決算説明会を開き、平成22年度12月期第2四半期の業績について太田修一取締役が説明した。第2四半期の連結業績は、売上高1557億5800万円(前年同期比2・2%増)、営業利益27億5500万円(同26・8%増)、経常利益33億5700万円(同18・4%増)、四半期純利益15億8200万円(同50・1%増)の増収増益を達成。厳しい市場環境下、新製品が好調に推移し、コストダウンも進んだことで、利益は当初予想を大きく上回った。
 セグメント別の業績は、ヘルスケア事業が636億8500万円(前年同期比2・3%減)、営業利益22億6700万円(同15・9%減)となり、内訳はオーラルケア事業分野が276億2900万円(同6・6%増)、ビューティケア事業分野が170億7700万円(同10・8%減)、薬品事業分野が189億7800万円(同5・6減)となった。新型インフルエンザ特需の反動、OTC市場縮小といった厳しい環境下、オ―ラルケア事業では高付加価値商品が好調に推移した。
 ハウスホールド事業は、売上高776億6000万円(前年同期比3%増)、営業利益6億5200万円(同240%)、内訳はファブリック事業分野が565億3500万円(同4・5%増)、リビングケア事業分野211億2400万円(同0・8%)減。洗濯用液体洗剤、漂白剤、台所洗剤が好調に推移した。化学品事業は、売上高124億3600万円(同21・2%増)、営業利益マイナス2億3700万円(前年同期7億3400万円の損失)となった。

メディパルHD、23年3月期第1四半期決算は増収増益を達成

 メディパルホールディングスは7月30日、平成23年3月期第1四半期決算短信(連結)を発表。売上高6563億900万円(前年同期比4・7%増)、営業利益82億9400万円(同238・9%増)、経常利益105億6800万円(同113・3%増)、四半期純利益26億2200万円となった。
 通期業績予想は、売上高2兆6510億円(同4・1%増)、営業利益324億円(同75・8%増)、経常利益405億(同51・1%増)、当期純利益176億円(798・9%増)としている。
 なお同社では同日、連結業績予想(第2四半期・通期)の修正を発表。第2四半期、通期とも四半期純利益のみの修正で、第2四半期は26億円から70億円に修正、通期は132億円から176億円に修正した。修正の主な要因は、5月14日に発表した同社連結対象の完全子会社である医療用医薬品等卸売事業会社(3社)を対象とした希望退職者募集の結果が、募集人数750名に対して、93名の応募になったことにより、特別割増退職金の支給総額が減少するためとしている。

ピップトウキョウ、“最後の”藤信会を開催 136社が出展

ピップトウキョウ、“最後の”藤信会を開催 136社が出展

 ピップトウキョウは7月28~29の2日間、「第92回藤信会展示会」を開いた。同社は11月1日にピップフジモトと経営統合を果たすことから、「藤信会展示会」としては今回が最後の開催になる。
 今回も藤信会、ピップトウキョウならびにピップグループ各社の共催で開かれ、新規7社を含む136社(コンフォート35、ベビー26、ヘルス74、専売・ピップ開発各1)が出展し、小売業を中心に、全国から約2000名が来場した。
 メインテーマは「年代別のウエルネスを応援します」で、“有終の美”を飾るべく、同社内で「ウエルネスライフの新企画 消費者視点で売場の提案 情報満載藤信会」を社内スローガンに、準備段階から取組みを強化。会場では「年代別」「消費者視点」に拘った企画展示を行ったほか、過去に実施して好評を博した企画など「お客様に如何に喜んでいただけるか」を中心に考えた内容を可能な限り盛り込んだ。
 注目の提案コーナーだが、「新製品コーナー」は、対象商品を絞り込まず、期間中に発表・発売されたほぼ全ての商品をカバーし、POPでの情報に加えて“QRコード”に各種情報を盛り込んで提供した。さらにコーナー展示全品を対象にした人気投票も実施し、別項の商品が入選を果たした。
 加えて、同社MDが厳選した企画・商品・情報を集約した「お勧め品コーナー」、パナソニック・コンビウエルネスなどの協力を元にした「イベントコーナー」、エレキバンZ、スリムウォークなどを紹介した「ピップ商品紹介コーナー」、ピップトウキョウ専売品を紹介した「専売品紹介コーナー」、「クロスMDコーナー」なども展開した。

NID、第84回秋季展示会開催、参加社総数は399社に

 日本ドラッグチェーン会並びにNIDは、「平成22年・第84回秋季展示会」を8月3、4日の両日、神戸で開いた。新規出展11社を含む279のメーカーの出展に加えて、103の加盟社と17社の卸が参加し、参加社総数は399社となった。
 取扱高構成比は、医薬品32%、衛生品10%、トイレタリー9%、医療用具2%、化粧品関連15%、フード(含健食)11%、家庭日用雑貨21%となっている。
 なお、現在のNIDの加盟社の総数は、114社、3975店舗で加盟社の総年商(ドラッグ部門)は1兆117億円となっている。
 また、開催2日目の4日午後4時から、同チェーン会の藤井会長や今年新たにNIDの新社長に就任した筒井敏幸氏(まるい薬局社長)ら幹部出席の下、記者会見が行なわれ、筒井社長は今回の売上げについて、「昨年の秋季展示会の売上げは271億円であっが、今回はまだ最終集計前の予想だが、恐らく240億円程度になる見込みである。この減少の要因としては、数社のドラッグストアが脱会したことでその分の販売量が減ったことが大きな要因である。それに加えてメーカーと加盟社の販売実態の把握、つまり事前契約と納品実績をより正確につかみ、事前の契約の未消化を減らすためによりシビアな数字を出したことも影響したものと思われる」と述べた。


2010年8月11日号 記事一覧

会合・発表会

  • アスコット、情報化促進貢献賞受賞記念セミナー開催 約110名が出席
  • 森下仁丹、ビフィズス菌プレスセミナー開催 耐酸性カプセルの認知に向け

製品・サービス

  • コーセーコスメポート、肌をほぐす新エイジングケアを新発売
  • 花王、オーブクチュールメイクコンパクトを数量限定発売
  • 資生堂、「インアンドオン」から新製品 2プログラムを追加
  • ジュジュ化粧品、新エイジングケア「弾」をイトーヨーカドーで先行発売
  • ウテナ、「ウテナモイスチャー」など新製品発売
  • ジャックス、「デンタルプロ激細歯間ブラシ」など秋の新製品発売
  • ロート製薬、「オキシー」から新洗顔料「クリーミーウォッシュ」を発売
  • カネボウ化粧品、「KATE」中国市場に導入 ワトソンズで先行発売
  • ライオン、中性洗剤「アクロン」改良 新しい2タイプの香調を採用
  • ライオン、「香りとデオドラントのソフラン アロマリッチ」を新発売
  • ライオン、「バストロジー泡のボディケアウォッシュ」改良新発売
  • ライオン、「リード」調理関連シートを改良 新スリットパターンを採用
  • 白十字、携帯性考慮した単包使いきりタイプのポケットジェル新発売
  • ザ・ボディショップ、新ヘアケア「レインフォレスト ヘアケア」発売
  • J&J、「アネトンせき止めZ液分包」を新発売
  • エステー、ホームケアなどの秋の新製品発売 「ファミリーシリーズ」など
  • ニベア花王、ボディ用乳液新発売 「ボディミルク スィートハッピー」

宣伝販促

  • 歯磨工業会、「健康な歯と笑顔」フォトキャンペーン実施
  • エステー、「母娘でムシューダ!ペアでムシューダ!キャンペーン」実施
  • 明色化粧品、「オーガニックナチュラル」プレゼントキャンペーン実施中

人事・組織

  • 花王CMK、8月1日付けで人事異動を発表
  • クラシエHP、8月1日付けで人事異動を発表

決算

  • Paltac、23年3月期第1四半期決算は売上高1875億円に
  • 資生堂、23年3月期第1四半期決算発表 連結売上高は4.4%増に
  • マンダム、23年3月期第1四半期決算発表 増収減益で推移
  • エステー、23年3月期第1四半期決算はコスト削減で大幅増益
  • 攝津製油、23年3月期第1四半期決算を発表 増収減益で推移

調査・統計

  • 経済産業省 2010年5月度販売統計 液体タイプの伸びで洗濯用洗剤好調
  • 東家同 22年7月度市況概況調査発表 価格に大きな変動見られず
  • 花王、中国の洗濯の水使用量を試算 1世帯当たり年間約3万㍑に

イベント・展示会

  • ハリマ共和物産、秋の見本市開催 テーマは「共生そして共存」
  • 貝印、第10回文化事業コンサート開催 coba氏がプロデュース
  • 東京・日本橋で「打ち水大作戦」行われる 環境意識向上へ

施設・店舗

  • 大島椿本舗、東京都八王子市に新工場「大島椿みなみ野工場」を竣工
  • 資生堂、本社社屋を立て替えへ

時評・コラム

  • 時評 業界挙げて標準EDI推進を
  • 泡沫 100歳以上のお年寄りの行方は?
  • プラネット玉生社長、コラムがヤフーJのトピックス一覧に掲載
  • 私説・布衣の交わり(30)藤原照久氏 作田信幸

その他

  • プラネットVANVAN第87号

特集 【暑中号③】

    特別企画

    • 家庭紙業界の上半期を振り返る 汎用品の販売構成比減少への取り組み始動
    • 大王製紙 ティシュー市場に革命を 「エリエール+Water」新発売
    • 日本製紙クレシア 環境、新カテゴリー創造、使用シーンの提案で商品開発
    • 王子ネピア 「アンパンマン鼻セレブティシュ」を新発売
    • 丸富製紙 2つのキャンペーンを実施 宮崎県に義援金を寄附
    • イトーヨーカ堂、大型SC「アリオ北砂」オープン 7&iの専門店が出店
    • 全家協 「リビングワンダーランド」9月に開催 下正晴担当理事に聞く
    • ジャパンDIYHCショウ2010 8月26日から幕張メッセで開幕
    • エステーオート 人気の芳香消臭剤「デコピン」シリーズを拡充
    • 住友3M ガラストップクリーナー新発売 活性炭粒子つき不織布を採用
    • FDK アルカリ「G.D.R」シリーズ“高品質・日本製”を提案
    • ニトムズ DIYショウで“ドゥ・エコ・ユアセルフ”を提案
    • 上場小売業74社 2月、3月期決算の売上高・営業利益・経常利益を探る
    • 注目される通信販売 拡大する市場規模と参入メーカーの現状は
    • 夏休み子供向けコンクールが盛ん 夏恒例の文化事業として業界でも浸透
    • 花王 「おそうじ絵日記コンクール」 家族で楽しく行うおそうじを提案
    • 日本香堂 「ふるさとのお盆の思い出絵画コンクール」が恒例行事に
    • ライオン 「ぼくの、わたしの、川の絵コンテスト」 水環境を身近に
    • フマキラー 「虫や植物とふれあうコンテスト」 ユニーク賞品で意欲喚起
    • 花王、第1回「花王国際こども環境絵画コンテスト」募集開始
    • 商品探訪 不二ラテックス 「キューティー」などコンドーム新製品発売
    • カミソリ対談 世界中のカミソリ刃に採用されている日立金属の「帯銅」
    • ザ・バーバープロジェクト、世界の床屋紹介したiPad専用ソフトを配信
    • 「上海万博ぶらり観」 万博史上最多の189国・57国際機関が参加
    • 2010年と2020年の「総人口」「一般世帯総数」などの変化を比較


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。