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2010年8月4日号掲載記事より

大王製紙、「エリエール+Water」など50SKU新製品を発表

大王製紙、「エリエール+Water」など50SKU新製品を発表

 大王製紙は7月22日、新製品発表会を開き、汎用品ティシュー市場で“使い分け”を提案する「エリエール+water」をはじめとする今秋の新製品・計50SKUを発表した。
 工藤敏久常務取締役H&PC事業部長は、「エリエール+Water」について、「生活者視点の商品コンセプトと需要創造の発想で開発を進めてきた新製品で、約10年かけて確立した『ティシューへの保湿成分の高速塗布技術』など、新しい価値を提供するための技術やアイデアで計31件の特許出願をしている。販売価格は、汎用ティシューと比較すると高価格に設定したが、繰り返し実施した生活者調査の結果を見ても、『価値』を納得して継続購入していただける商品だと自信を持っている。その『価値』を伝えるプロモーションは、テレビCMだけでなくウェブ、雑誌など生活者の認知経路を多方面からカバーする計画だが、最も重要な認知メディアは生活者との接点である『店頭』における商品告知、商品理解で、流通の皆さまの知恵を借りながら売場提案を進めていく」と述べた。
 その後、商品企画部担当者からベビーケア(グ~ンはじめての肌着・すっきり決まるパンツ)、フェミニンケア(ナチュラ快適さらり吸水ライナー/エリスMegami)、シルバーケア(アテント股モレブロックうす型パンツ)、そして「エリエール+Water」の順で新製品の概要とプロモーション計画が紹介(次週以降順次紹介)され、フェミニンケア紹介時には、「エリスMegami」でイメージキャラクターを務めるモデル・入夏が登場し、トークショーを行う一幕も見られた。

ジャックス、「秋の新商品発表会」福岡で開催 2つの革新を両立

ジャックス、「秋の新商品発表会」福岡で開催 2つの革新を両立

 ジャックスは7月21日、「秋の新商品発表会」を福岡市中央区で開催、九州・沖縄地区の卸店・小売店約80名を招待した。今回の発表会は、創業85周年を目前に同社が初めて開催するもので、今期、九州地区を重点地域として位置づけていることもあり、九州地区での開催となった。
 佐野晃社長は、自社が製造するオーラルケア製品の高い品質に対する自負や、消費者の口腔のみならず全身の健康に寄与する歯ブラシ・歯間ブラシの生産に対する想いを述べた後、 佐野社長は、“生産からマーケティングのジャックスへ”を目指し、技術とマーケティングの2つのイノベーションを両立して進めていくとし、同社に課せられた使命として「オーラルケア製品全般の価値を高める」「オーラルケアでの新市場開拓」を“ジャックスVISION”として掲げ、最後に企業信条として、「世の中のお役に立つためにものづくりを続けていき、お集まりの企業様とのご縁を深めていきたい」と述べた。
 続いて商品開発部米田隆文部長から、秋の新商品の紹介に移り、「デンタルプロ激細歯間ブラシ」「同歯間ブラシI字型10P/15P」「同ブラックシリーズ」「オーラルアクセ ねこの肉球ハブラシ」--の4ブランド23SKUの新商品を説明。(商品詳細は次号)
 続いて、プロモーション・販促企画について発表が行われ、まず、九州地区で今秋から「ブラックシリーズ」のTVCMを放映することを発表。11月8日の「いい歯の日」に合わせて集中投下していく。店頭サポートでは、各種POPやVTRモニターなどを用意して、TVCMに連動した形で展開していき、アウト展開での提案に積極的に取り組んでいく。

クリニーク、体験型ビューティーコミュニティサイト設立発表会開催

クリニーク、体験型ビューティーコミュニティサイト設立発表会開催

 ELGC(東京都千代田区)が展開するプレステージ化粧品ブランド「クリニークラボラトリーズ」(以下、クリニーク)は7月27日、元プロテニスプレーヤー・杉山愛を起用した体験型ビューティーコミュニティサイト「CLINIQUE Reporters with 杉山愛」(http://prom.ameba.jp/clinique-reporters/)を開設したが、同日、東京・丸の内の丸ビルに報道関係者を集めて、同サイトの開設記者発表会を行った。
 「クリニーク」は3月25日、杉山愛をチーフビュティオフィサー(CBO)に任命し、化粧品の販売を通じて提案する女性美を磨く発想やライフスタイルについてのメッセージを発信するカタリストとして活動を行っている。
 そして、今回開設した同サイトでは、健やかな女性美を磨くためのビューティコミュニティのリーダー(シンボル的存在)として、杉山愛が定期的に活動に携わる。
 同サイトは、ウェブとイベントが連携した“デュアルプラットフォーム”というユニークな仕組みを採用しており、「情報検索と実体験」を連結させ、定期的に「クリニーク」商品モニターの募集やビューティイベントなどの機会を提供する。またこのサイトは、日本最大のブログメディア「アメーバブログ」(09年12月度会員数約728万人)内に開設しており、「クリニーク」に関する意見交換の場を許容するとともにクリニーク公式ウェブサイトへのリンクによって、ブランドが発信する情報へのアクセスも提供する。参加無料。参加メンバー約1万人を想定。発表会では、杉山愛とクリニークレポーターズ(読者モデル)の麻生裕子氏、服部紗幸氏が登場してトークショーが行われた。

グローウェルHD、22年8月期第3四半期決算は増収増益の好業績に

グローウェルHD、22年8月期第3四半期決算は増収増益の好業績に

 グローウェルホールディングスは7月23日、「平成22年8月期第3四半期決算説明会」を開き、佐藤範正取締役執行役員グループ財務経理本部長の補足説明を挟み、高田隆右社長が業績並びに今後の方針を説明した。
 同期決算は、①寺島薬局が『V字回復』を果たしたこと②ウエルシア関東が堅調に推移していること――などが貢献して、売上高1706億2400万円(前年同期比20%増)、営業利益47億3500万円(同17・9%増)、経常利益50億3900万円(同16・7%増)、四半期純利益24億1800万円(同41・9%増)の増収増益を達成した。
 計画値に対しては、天候不順や昨年の新型インフルエンザ需要の反動、花粉飛散量の激減などから未達だったが、6月以降は全社で〃絶好調〃の状態が続いていることから、通期の業績目標は変更することなく経営を進める。また「出店」は、計画=105店の計画に対して、利益などを慎重に見極めて出店していることにより実績=97店に留まっているが、「利益率は確保できている」(佐藤取締役)という。さらに「差別化戦略の進展具合」は、「調剤併設率」が62・7%、「化粧品のカウンセリング販売」が90・4%、「深夜営業率」が63%、「PBの売上高に占める割合」が8・1%となった。
 今後は「差別化戦略」をさらに推進するほか、本部機能を強化していく方針で、特に「調設」についてはクオールとの業務提携を生かして調剤併設店舗の増加に注力。調剤の売上構成比を10%以上に高め、新店舗を増やすことなく増収を図れる取組みを展開する。加えて「PB」も売上構成比10%にまで高めるほか、自社PBの増加にも注力する。

花王、22年3月期第1四半期決算を発表 増収増益を達成

 花王は、4月26日、平成22年3月期第1四半期の業績を発表した。
 売上高は2899億6900万円で前期に比べて1%増加、営業利益は261億7000万円で同34・6%の増加、経常利益は254億900万円で同27・5%増、四半期純利益は124億7600万円で同5・7%増となり、増収増益を達成した。
 コンシューマープロダクツ事業は2・5%減の2406億円。日本の売上高は、3・8減の1975億円となった。アジアの売上高は販売店との協働取組など日本を含むアジア一体運営をさらに推進したことにより14%増(為替変動の影響を除く実質10%)の203億円となった。米州は新製品発売による出荷が一巡した影響などにより、7・9%減(実質3・7減)の129億円、欧州は新製品が好調に推移し、6・3%増(実質5・4%増)の151億円となった。
 コンシューマープロダクツ事業の事業別の売上高をみると、ビューティケア事業は日本の化粧品市場の縮小などの影響を受け、2・2%減の1313億円となった。ヒューマンヘルスケア事業は、昨年9月にエコナ関連製品を製造・販売中止したことなどにより、前年同期に対して7・8%減の438億円となった。ファブリック&ホームケア事業は、日本で濃縮液体洗剤「アタックNeo」の育成に努め、柔軟仕上剤「ハミングフレア」や漂白剤「ワイドハイターEXパワー」が順調に推移。アジアでは0・5%増の653億円となった。
 ケミカル事業は、日本や欧米でも緩やかながらも回復してきた結果、前年同期に対して19・6%増の572億円となった。


2010年8月4日号 記事一覧

会合・発表会

  • 薬業連絡協議会、第36回定例合同記者会開催 静岡県協会設立で報告
  • 住友3M、秋冬新製品発表会開催 営業本部設置し販売体制を強化
  • 日本香堂、恒例の設立記念会開催 OB・近隣住民など491名が参加
  • 乳がん検診推進企業ネットワーク、定例会開き検診率向上の成果を発表

経営・施策

  • ドラッグストアの新たな店舗像 次世代型店舗の開発を急ピッチで進行
  • P&G、IOCと最大規模のグローバルパートナーシップ締結
  • 資生堂、バルカン半島の3カ国で化粧品の販売を開始
  • SS協会、第6回食品表示管理士検定の結果を発表
  • ハーバー研究所、知的障害の女性へ「基本のスキンケア&メイク講座」開講
  • ちふれ化粧品、中国市場の展開強化 ワトソンズ600店舗に拡大
  • 花王、CSR/サステナビリティレポート2010を発行

製品・サービス

  • 花王、「キュレル」から潤浸保湿アイゾーン美容液を新発売
  • 資生堂、ウーノフォグバーにストロングタイプを追加発売
  • ユースキン製薬、急な猛暑の影響で「ユースキンあせもクリーム」が好調
  • シャボン玉石けん、アボガドオイル使用のベビーシリーズ新発売
  • ダリヤ、ワンプッシュ泡のヘアカラーがモンドセレクション銀賞受賞
  • 住友3M、「ネクスケア」から秋冬の新製品発売
  • コーセーコスメポート、「ソフティモ」新製品発売 プレゼントキャンペも
  • 資生堂、「マシェリ」から新スタイリング剤14品目を発売
  • 大香、新エアミスト「スージーズー エアミスト」など新発売
  • PRページ マックス 石けん3Pシリーズ5アイテムが好調な売れ行き
  • ウテナ、「フレーバーヴェール」からマンゴーの香り新発売
  • サンスター、「ガムデンタルブラシ」超先細毛シリーズを新発売
  • アース製薬、「ピレパラアース柔軟剤の香り」を新発売
  • エステー、かおりムシューダなど「衣類ケア」秋の新製品
  • ニトムズ、「すきまテープ」から徳用ロングを新発売
  • PRページ ユニ・チャーム フェミニンケア市場への積極展開で市場活性化

宣伝販促

  • アイアイメディカル、「パンナポンパ無添加クレンジング」TVCM放映
  • ジュジュ化粧品、コーポレートサイトを全面リニューアル

決算

  • 小林製薬、23年3月期第1四半期決算発表 売上高307億円に

調査・統計

  • 西化工 22年1~5月期販売統計 シャンプー・ヘアリンスが低調な動き
  • 日家工 平成22年5月紙関連統計と6月出荷高速報を発表
  • エスエスエルヘルスケア「コパトーン」 理想的な肌の色に関する調査実施

イベント・展示会

  • G&G、第33回秋季商談会開催 今後もPBブランド増やす方針
  • 日本香堂、子ども絵画館inNARA開催 さだきちくんらが登場

施設・店舗

  • 油脂製品、本社を大阪市中央区に移転 8月9日から業務開始
  • ローソン、クオールが調剤薬局併設型CVSを東京・虎ノ門にオープン

時評・コラム

  • 時評 HCの店頭展開に次の一手を
  • 泡沫 暑い夏と熱中症対策
  • 私説・布衣の交わり(29)松下勝氏 作田信幸

特集 【暑中号②】

    特別企画

    • 上半期日用品市場の動向 夏物商材が好調 6月中旬から売上げアップ
    • 夏の殺虫剤特集 大きな伸長が期待される殺虫剤関連市場
    • 夏の殺虫剤特集 フマキラー “成長カテゴリー”に大型新製品を投入
    • 夏の殺虫剤特集 ライオン 「バルサンプロEX」のラインアップ拡充
    • 夏の殺虫剤特集 大日本除虫菊 虫よけカテゴリーが順調に推移
    • 夏の殺虫剤特集 アース製薬 “成長+既存カテゴリー”で市場を活性化
    • 夏の入浴剤特集 若い女性中心に“夏の入浴”に関心
    • 夏の入浴剤特集 花王 「バブクール」アソートに新製品
    • 夏の入浴剤特集 ツムラLS 「バスクリン」「日本の名湯」から限定品
    • 夏の入浴剤特集 白元 入浴剤新ブランド「バスララ」などから新製品
    • 夏の入浴剤特集 ライオン 「バストロジー」インバススキンケア習慣提案
    • 夏の入浴剤特集 アース製薬 夏場の入浴に「バスロマンクール」を提案
    • 夏の入浴剤特集 ニッサン石鹸 ファーファ入浴剤シリーズを展開
    • 北海道小売流通この1年 道内小売市場は約6兆円-21年度実績
    • 特別講演 はとバス再建から得た教訓 はとバス元社長・宮端清次氏

    特集 【夏ラップ】

    • 夏のラップ・調理関連品市場、夏秋はアウトドア等で拡販の好機
    • 旭化成HP 「サランラップ」50周年で積極展開 店頭起点の販促強化
    • クレハ 「ガチャピン&ムック」とタイアップ 様々な企画展開で販売促進
    • 日本製紙クレシア 新ブランド「スコッティファイン」でキッチン分野進出
    • 宇部フィルム 「ポリラップ」安心・安全なイメージが定着
    • エステー 「ジッパーズおやつバッグ」改良 デザインテーマを一新
    • 日本紙パック “添加物ゼロ”「ワンラップ」を積極提案
    • ライオン リードヘルシークッキングペーパーの更なる価値向上目指して
    • リケンテクノス 「リケンラップたっぷり100m」が好調
    • 日本デキシー 「はらぺこ戦隊おかずケース」など付加価値商品を積極展開
    • 小林製薬 「チンしてこんがりシリーズ」手軽な使用方法でユーザー獲得


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。