2010年1月27日号掲載記事より
旭化成HP、サランラップ50周年感謝の会開催 店頭基点の販促更に強化
旭化成ホームプロダクツは1月18日、「サランラップ発売50周年感謝の会」を開催し、東日本地区の卸店経営幹部等約150人が出席した。
まず山口旭化成会長があいさつに立ち、旭化成の生い立ち、ポリ塩化ビニリデン「サラン」の歴史を紹介、「サランラップ」の発展には卸店の力が大変大きかったこと、今後も一緒になって努力していく考えを語った。次に蛭田史郎旭化成社長が「更なる発展のために、ホームプロダクツ事業において品揃えの拡充と、更なる品質向上のためにサランラップの鈴鹿工場を新しくし、より一層安心して扱っていただけるようにしていく」と述べた。
引き続き羽田研司旭化成ホームプロダクツ社長が「サランラップ事業が本年度非常に良い形で50周年を迎えることができたのは消費者、流通各社、特に卸業のおかげである。当社は次の50年に向かって、今日に留まることなく、商品、事業、会社ともに力強く進化を続ける。そして消費者の皆様に旭化成ならではの高い価値の提供を通じて製・配・販三位一体の発展に全力を尽くしていく。今後ともご支援、ご指導を心からお願い申しあげる」と語った。
JACDS、第10回JAPANドラッグストアショー開催概要を発表
日本チェーンドラッグストア協会が生活者にセルフメディケーションの啓発・普及を図ることを目的に毎年開催している「JAPANドラッグストアショー」が今年も3月12日から3月14日まで千葉県・幕張メッセ(日本コンベンションセンター)で開催される。1月15日、JACDS東京事務所で今回(第10回)の実行委員長を務める亀ヶ谷邦博氏が同ショーの見所などについて記者会見した。
今回のテーマは「ドラッグストア新時代!生活提案でセルフメディケーション推進、健康で美しいあなたに」として、初日の12日(金)は業界向け、2日目の13日(土)は業界と一般、14日(日)は一般向けとして開催する。昨年の12月28日までの集計では300社・1100小間の出展申込みがあり、昨年(317社・1100小間)とほぼ同規模になる見込み。来場者は約12万人を想定している。
会場の出展ゾーンはヘルスケア、ビューティケア、サプリメント、シニアライフケア、フーズ&ドリンク、ホームケア、ペットケア、エンジョイライフ、ステーショナリー&OAグッズ、ストアファシリティ、調査剤システム、出版・その他で、フーズ&ドリンクゾーンを新設する。
イベントとしては「テーマブース2010」として、セルフメディケーションの推進と10兆円産業への取り組みゾーンを設ける。ここではセルフメディケーションの推進を図る課題や10兆円産業への取り組み焦点を当て、ドラッグストアと生活者がどのように変えていかなければならないかについて提案する。
ライオン、「トップNANOX」のCMにベッキーとニオイ犬を起用
ライオンは1月18日、超コンパクト洗剤「トップNANOX」の新CM発表会を開催。同品のイメージキャラクターにタレントの「ベッキー」ならびにニオイ犬「クン君」を起用すると発表した。
発売日と同じ1月20日から放送を開始したCM「犬語を通訳篇」(15秒/30秒)は、クールなスーツ姿のベッキーとお揃いの黒縁メガネを掛けたクン君が登場。クン君は〃人間の1000倍〃という嗅覚を使って同品の高い洗浄力を評価し、ベッキーが「ナノックス、驚きました」「これだけの洗浄力。これだけのニオイ落ち」などのクン君のコメントを同時通訳する。その間、ベッキーはクールな表情を崩さないものの、洗濯物にニオイ残りがないことを実感した時だけ「うん、違う!」と笑顔をみせる(30秒バージョンのみ)。
次にCMを上映した後、CMと同じ衣装をまとったベッキーとクン君が登場。ベッキーがクン君の〃通訳〃を務めながらトークショーを行った。ベッキーは同品の使用感について「本当に小さな汚れやニオイまで落ちる。ボトルが非常にコンパクトなので買い物に便利そう。デザインもオシャレで家に置いていて『カッコいい』と感じた」と述べた。
コスモス薬品、22年5月期第2四半期決算発表 過去最高の増益に
コスモス薬品は1月14日、「平成22年5月期第2四半期決算記者懇談会」を開き、宇野正晃社長が期中の概況について説明した。
今第2四半期は、売上高1018億1200万円(前年同期比20・2%増)で、平成3年の決算期変更以来19期連続の増収を達成。天候条件や新型インフルエンザ予防商品の特需も貢献した。営業利益は39億1100万円(同65・8%増)、経常利益は43億3800万円(同56・2%増)、四半期純利益は23億6600万円(同136・4%増)で、いずれも過去最高の増益となった。
また期中は、九州地区に14店、中四国地区に6店、合計20店を開店する一方、調剤薬局1局を閉鎖(期末店舗数342店)。既存店は38店で棚替・改装を行い活性化を図り、売上高6・2%増を達成した。
プライベートブランド(PB)の対売上高比率は、トータルで前年の12・5%から13・7%に拡大。そのうち、昨年11月から発売した食品を中心とした「ON365」ブランドは、売上に対して3%の構成比を占めた。
通期業績については、今までの「ローコストの仕組み」で経費を抑制しながら、より一層のディスカウント戦略を推進して消費者の間で強まっている低価格志向に応え、売上高2040億円(同14・8%増)、営業利益62億円(同14%増)、経常利益70億円(同12・6%増)、当期純利益36億4000万円(同28・1%増)の達成を目指す。
環境省、「チャレンジ25」始動 「未来が変わる。日本が変わる」宣言
環境省は1月14日、新たな国民的環境保全運動「チャレンジ25キャンペーン」のキックオフ・イベントを、総理官邸に鳩山総理や大手企業トップ、大物芸能人、マスコミ関係者らが参集して開催。政府方針として掲げた〃2020年にCO2排出量を90年比25%削減する〃の達成に向けて国民全体でCO2削減に取り組み、その挑戦の輪を世界に広げることを宣言した。「25%は現実味のない数値」との批判もある中、今後は、産業界だけでなく、国民の関心・協力をどこまで得られるのかが課題となる。
「チャレンジ25キャンペーン」は、チーム・マイナス6%の趣旨を包括しながらも、「産業界でのCO2削減は限界に達している」との観点から、「家庭やオフィス、交通・輸送での削減活動」を中心とする。キャッチコピーは「未来が変わる、日本が変える」。具体的なチャレンジ内容は①エコな生活スタイルを選択しよう②省エネ製品を選択しよう③自然を利用したエネルギーを選択しよう④ビル・住宅のエコ化を選択しよう⑤CO2削減につながる取り組みを応援しよう⑥地域で取り組む温暖化防止活動に参加しよう――の6つで、一般家庭での〃エコな生活スタイル〃の普及を重視している。今後、政府は、その行動の実践を国民に呼びかけ、基盤づくりとして〃エコ減税〃などを強化していく。
2010年1月27日号 記事一覧
会合・発表会
- フマキラー、販売方針説明会で強力新製品発表 6年連続で業績アップ
- 丸三産業、春の新製品発表会開催 「ふわピュア」など紹介
- 流通システム開発センター、新春トップセミナー・懇親会開催
- 日衛連が賀詞交換会開催 「商品開発促進し成長力確保へ」
- 中央ホームズ、新年賀詞交換会開催 「業界全体の安泰のために」
- シャボン玉石けん、年賀交換会を開催 「100周年、社業発展目指す」
- JACDS、勤務薬剤師会の現状を報告 「分析シート」について説明
- 香料工業会、第42回通常総会開催 長谷川会長の任期延長決定
- 資生堂、米国自然派化粧品会社ベアエッセンシャル買収で会見開く
経営・施策
- ツムラLS、新社名「㈱バスクリン」に決定 9月1日付けで変更
- 中央物産、連結子会社の家庭紙卸業3社を合併へ
- SS協会、スーパーマーケットベスト店長大賞2名を選出
- ライオン、「チャレンジ25」に参画 キックオフイベントに藤重社長が出席
- 日東電工/ニトムズ、大阪国際女子マラソンに今年も協賛
- フマキラー 園芸用品レビュー③ 卸店との協働で更なる配荷店拡大目指す
- 花王、「アジエンス」アジアンビューティプロジェクトを始動
製品・サービス
- P&G、「ボールド」「パンテーン」など春の新製品発売
- エステー、「タバコ/ペットの消臭力」などエアケア春の新製品発売
- フタバ化学、トラの顔をデザインした「トラ丸ボディソープ」新発売
- ユニ・チャーム、「ムーニー」くまのプーさん採用10周年記念品発売
- サンスター、「オーラツーステインクリアシリーズ」から新製品発売
- 大王製紙、エリエールローションティシュー企画BOX限定発売
- 桐灰化学、「ムシガード」「あずきのチカラ」から新アイテムを発売
- ライオン、「CHARMY泡のチカラ」から春の香りの企画品発売
- 花王、ビオレ毛穴スッキリ洗顔料シリーズを新発売
- 花王、「リーゼ」からアイロンメイクコレクションを新発売
- 花王、「エスト」から美白ファンデーションを改良新発売
- 花王、「エスト」から美白美容液を改良新発売
- 花王、「ソフィーナ」から薬用ホワイトニング新発売
- エスエスエルヘルスケアJ、「ドクター・ショール」から春の新製品発売
- 伊勢半、「キスミーフェルム」のイメージモデルに前田ゆかを起用
- 花王、40代からの歯の喪失予防「ディープクリーン」新発売
- ヤマサキ、「ラサーナ海藻ヘアエッセンス」が楽天コスメ1位に
- サンスター、生薬「当帰」の力で歯周炎・歯肉炎予防する新ハミガキ発売
- 小林製薬、「天使の消臭元」「コムレケア」など春の新製品15品目発売
イベント・展示会
- サンスター、春季新製品商談会を大阪からスタート 全国7カ所で開催
- エステー、大阪支店が春の商談会開催 販促企画や棚割提案
- コラボレイト21、大阪でも最後の開催 約800人が来場
- グリーンベル、春の新製品商談会開催 「デリサポシリーズ」など発表
- ネイチャーズウェイ、ファンデ手作り教室&メイクショーを開催
- SC協会、第34回ショッピングセンター全国大会開催
時評・コラム
- 時評 歴史に刻む合同商談会
- 泡沫 新連載に反響続々
- らいたあ 人生初の大相撲観戦 白鵬対稀勢の里に大興奮
- 私説・布衣の交わり③佐々隼太氏(2) 作田信幸
その他
- アイスタイル、「@cosme」を大幅リニューアル 各機能を拡充
上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。