バックナンバー

2009年11月4日号掲載記事より

日本薫物線香工業会が発足 設立総会開催 初代理事長に福永稔氏を選出

日本薫物線香工業会が発足 設立総会開催 初代理事長に福永稔氏を選出

 日本薫物線香工業会の設立総会が10月29日に開かれ、会員・来賓など47人が参加した。同工業会は、これまで各地の線香メーカーと地域組合によって構成されていた全国薫物線香協議会(全薫協)を母体に、線香業界の発展と市場の活性化を目指して設立された。
 当日の総会は、設立準備会代表の福永稔氏(薫寿堂)が開会のあいさつを行ない、今年4月に行なわれた全薫協の協議会において全国組織として新たに日本薫物線香工業会の設立が承認され、その後全国のメーカー各社に入会の案内を打診し、現在までに54社の入会があったことが伝えられた。理事候補者の紹介並びに承認、続いて理事互選による役員決定が行なわれ、初代理事長には福永稔氏が、副理事長には大久保哲夫氏(日本香堂)と中造和夫氏(玉初堂)、また会計理事には藤原日順氏(誠寿堂)、監事に熊谷純三氏(鳩居堂)がそれぞれ決まった。
 福永理事長は「皆様の知恵と実行力を便りとして誕生したばかりの日本薫物線香工業会だが、力を合わせて心を1つにして邁進していくことができればと考えている。生まれたばかりの会であり理事長だが、何卒よろしくご指導、ご鞭撻のほどお願い申し上げる」とあいさつした。

全家協、製・配・合同フォーラム開催 成城石井大久保社長が講演行う

全家協、製・配・合同フォーラム開催 成城石井大久保社長が講演行う

 全国家庭用品卸商業協同組合(中村幸夫理事長)ならびに全家協協力会は10月28日、「09年製・配・合同フォーラム」を開催した。
 中村理事長があいさつに立ち、まず組合員の状況について、今年度2社が廃業、来春にも1社が廃業予定となっているものの、新組合員としてソリトン沖縄(沖縄市海邦町)が加入、また全家協アスコット事業部を㈱アスコットとして株式会社化し、組合員とすることを報告(今期末組合員数27社)。
 また、同フォーラムに先立ち開催した全家協代表者フォーラムにおいて、任期満了に伴う来年度全家協役員の改選を行い、岡部弘幸氏(岡部社長)が新理事長に内定したことなどを発表した。
 そして「卸売業にとって厳しい市場環境が続くが、本日の代表者フォーラムで、岡部新一郎最高顧問(岡部)から『組合活動は数より質だ』との心強いアドバイスを頂戴した。今後は組合員同士の協力関係をより強固にし、全家協の活動の〃質〃をさらに上げていく」と述べた。
 続いて、事務局から新組合員のソリトン沖縄の紹介ならびに同社・伊古慈社長の挨拶があった後、上田俊男理事(京都カテイ)が、9月に開催した製配合同見本市「リビングワンダーランド2009」が来場者数前回比34%アップの成功裏に終了したことを報告した。
 小憩を挟み、恒例の講演プログラムとなり、今回は経営コンサルタントとして著名な成城石井・大久保恒夫社長が「『経営改革と成長戦略』~これからの流通業界の展望と勝ち残るための秘訣~」をテーマに講演した。

旭化成HP、ジップロックコンテナー企画品発売 豆しばとコラボ

旭化成HP、ジップロックコンテナー企画品発売 豆しばとコラボ

 旭化成ホームプロダクツは、 豆腐料理がピッタリのこれからの季節に向け、大人気のキャラクター「豆しば」とコラボレーションした「ジップロックコンテナー企画パッケージ2009年冬」を10月15日から12月中旬まで期間限定で発売する。
 パッケージ側面には豆しばの仲間「大豆(だいず)しば」が語る豆腐に関する豆知識が掲載されている。また、「ジップロックコンテナー」と電子レンジで簡単に作れる肉豆腐と湯豆腐のレシピカード付き。
 また同社は、「豆しば」のオリジナルグッズが当たるプレゼントキャンペーンの第2弾を、09年11月初旬~10年1月15日まで実施する。
 対象商品の品質マーク2枚を1口として応募すると、「豆しばブランケット(専用ポーチ付き)」、「豆しばクオ・カード(3000円分)」、「豆しばパーティー小皿(5種類1セット)」など、「豆しばオリジナルグッズ」が抽選で合計5000名に当たる。
 対象商品=サランラップ、ジップロック、クックパー、ズビズバ、旭化成そうじ機紙パック各シリーズ商品(粗品を除く)

花王、平成22年度第2四半期業績は売上高実質5%減に

 花王は10月27日、22年第2四半期の業績を発表した。売上高は、ファブリック&ホームケア事業が伸長したものの、プレステージ化粧品が低迷、ケミカル事業も売上数量が大幅に低迷したことなどにより、前年同期に対して8・9%減(為替変動の影響を除く実質5%減)の5990億5100万円となった。
 利益面では原材料価格の低下が売上原価の改善に寄与し、さらにコストダウン活動の推進やマーケティング費用の効率化などに取り組んだものの、売上げ減少の影響を受け、また、エコナ関連製品販売自粛に伴う費用のうち、棚卸資産整理損を売上原価に25億円、その他の処理費用については特別損失34億円計上した。この結果、営業利益は455億8400万円(前年同期比16・7%減)、経常利益458億6100万円(同16・6%減)、四半期純利益252億3700万円(同22・1%減)となった。
 事業別でみると、コンシューマープロダクツ事業の売上高は前年同期に対して、4・1%減の5147億円(実質1・2%減)となった。営業利益は、前年同期を52億円下回る374億円となった。この内、ビューティケア事業の売上高は前年同期比8・1%減の2756億円(実質4・4%減)。営業利益は前年同期を83億円下回る11億円。ヒューマンヘルスケア事業の売上高は前年同期比0・3%増の979億円(実質2%増)。営業利益は前年同期を24億円下回る45億円。ファブリック&ホームケア事業の売上高は、前年同期に対して1・5%増の1410億円(実質3・5%増)。営業利益は、前年同期を55億円上回る317億円となった。ケミカル事業は、売上高は前年同期に対して、28・6%減の1006億円(実質21・2%減)となった。

エステー、平成22年3月期第2四半期決算は増収増益に

 エステーは10月29日、平成22年3月期第2四半期連結決算を発表した。
 同中間期は、基本戦略①絞り込みと集中②世にない商品の開発③スピード経営のもと、更なる主力ブランドの強化と徹底したコスト削減を推進し、連結売上高224億6400万円(前年同期比0・1%増)、営業利益19億6400万円(同8・0%増)、経常利益17億8700万円(同11・5%増)、当期純利益10億2800万円(同16・0%増)と増収増益を達成した。
 カテゴリー別の売上高をみると、主力のエアケア(消臭芳香剤)は「自動でシュパッと消臭プラグ」「消臭力」などが好調だったものの、その他既存品が低調で前年同期比1・2%減と苦戦。一方「ムシューダ」などの衣類ケア(防虫剤)は同1・1%増、「ドライペット」の湿気ケア(除湿剤)も同4・0%増とそれぞれ好調に推移した。また、新型インフルエンザに対する関心の高まりを背景に薄手タイプの需要が伸びたハンドケア(手袋)は同0・8%増。そのほか、内食志向の拡がりで米用防虫剤「米唐番」が堅調だったホームケア(その他)は同1・3%増の増収となった。
 3月期連結通期業績は当初の予測通り、連結売上高460億円(前期比2・5%増)、営業利益26億円(同4・3%増)、経常利益22億円(同10・6%増)、当期純利益12億円(同11・5%増)の〃V字回復〃による増収増益を見込む。


2009年11月4日号 記事一覧

会合・発表会

  • JILS、ロジスティクス全国大会開催 「ロジスティクス大賞」表彰など実施
  • イムダイン、プレスセミナー開き新型インフル対策の免疫向上策を報告

経営・施策

  • 三洋電機、ニッケル水素事業などをFDKに譲渡で合意
  • プラネット、旧式の通信手段終了 「全銀TCP/IP」及び「AS2通信手段」へ
  • ビーバンジョア、吉野の桜を守る会に協賛 寄付金を「さくら募金」に寄付

製品・サービス

  • 花王、「クリアクリーンChange」が好調 働く女性に“昼ハミガキ”新提案
  • サンスター、「ガムアクティバイタル」改良 効能効果よりわかりやすく
  • サンスター、「ガム」2品がグッドデザイン賞を受賞
  • クラシエHP、「リラックマ」ビューティケアアイテム限定で発売
  • フマキラー、「アレルシャット」から鼻腔洗浄できる点鼻スプレーを新発売
  • 貝印、「シェフン」からにんにくのみじん切り専用グッズ新発売
  • 資生堂、「マキアージュ」から冬のポイントメーキャップ発売
  • マックスファクター、2つのウィンターコフレを限定発売
  • ツムラLS、生薬100%の薬用育毛剤「髪姫」を通販限定で新発売
  • 常盤薬品工業、「サナ」「エクセル」から新製品発売
  • ライオン「ペアA錠」、販売個数100万個突破 潜在的な意識掘り起こす

人事・組織

  • 第一石鹸 新社長に山川耕平氏が10月1日付けで就任
  • クラシエHD、10月1日付けで新役員人事を発表
  • 日本製箔、10月19日付けで役員人事を発表
  • ライオン、11月1日付けで人事異動を発表

決算

  • メディパルHD、2010年3月期第2四半期連結業績予想を上方修正
  • 攝津製油、平成22年3月期個別業績の売上高予想を下方修正

調査・統計

  • 生き残りかけた百貨店 大阪地区 新店・増床の動き激化 2011年を前倒し
  • JACDS米国流通視察レポート③ 米大手Drg「ウォルグリーン」など訪問
  • 西化工21年1~8月販売統計 ヘアスプレー、ヘアトリートメントが堅調
  • コンビニ21年9月度CVS統計 平均客単価は10カ月連続減に

イベント・展示会

  • 日本香堂、「ふるさとのお盆の思い出絵画コンクール」最終選考会
  • 資生堂、銀座本社前のクリスマスツリーイルミネーションを13日に開始
  • 大王製紙、「第28回エリエールレディスオープン」20日から開催
  • キャドバリー「リカルデント」、いい歯の日セミナー開催

訃報・葬儀

  • 訃報 ハリマ共和物産元社長 津田二雄氏 89歳

時評・コラム

  • 時評 勝負に出た大阪地区百貨店
  • 泡沫 ますます厳しくなる愛煙家
  • 斜凡珠 消費者利益優先の企業使命を果たす

その他

  • サンスター、「世紀の新薬発見 その光と影の物語」を共同出版


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。