2009年4月1日号掲載記事より
ニッド、第81回春季展示会・全国総会開催 NID商品が好調に推移
日本ドラッグチェーン会ならびに株式会社ニッドは3月12、13日の2日間、平成21年・第81回春季展示会及び全国総会を開催した。展示会には新規10社を含む268のメーカーが出展。116社の加盟社と27社の卸が参加。事前約定ならびに2日間の商談を通して281億6342万671円の売上高を達成した。
13日の展示会終了後に開かれた全国総会では、藤井チェーン会会長があいさつに立ち、①今期は、2月末までに前年同月比103・7%の実績で推移していること②展示会での約定では、加盟社に購入金額の1%を協賛金として割り戻ししていること――を紹介し、展示会での商品購入を要請。次に田中運営委員長が登壇し、改正薬事法施行に伴い予測されるOTC医薬品市場への異業種の参入について触れながら「NBの割引販売を行う異業種の参入により、クローズな状態で販売できるNID商品の存在感が増している」と述べ、今後も共同仕入れ機構として加盟社と一緒に発展していきたいとあいさつし、その後各種コンクール、キャンペーンの表彰式が行われた。
ダリヤ、「メンズパルティヘアカラー」TVCMにDAIGOを起用
ダリヤは3月25日、テレビCM記者発表会を開催。新ヘアカラー「メンズパルティヘアカラー」のイメージキャラクターに、ミュージシャンでタレントの〃DAIGO〃を起用すると発表した。
「メンズパルティヘアカラー」は、「使い勝手の利便性」を重視して開発した〃シェイクした混合液を手で塗るだけ〃のワックスタイプの新感覚ヘアカラー。DAIGOのイメージキャラクター起用は、この新生メンズパルティの誕生に合わせたもの。4月1日から放送を開始した新CM「DAIGO'S BAR」篇は、バーテンダーに扮したDAIGOが、カウンターの客のために同品を〃シェイク〃する。そして「手で塗るだけ」「ガチカンタン!」というセリフとともにクールなポーズを決めるというストーリー。ターゲット層の10~20代の男性にシェイクやワックスといった同品のキーワードを訴求する。なお男性単独のテレビCMは同社初となる。
発表会には、CMと同じバーテンダーの衣装でDAIGOが登場。DAIGOは「CMのメンパル(メンズパルティヘアカラー)をカクテルのようにシェイクするシーンに備えて〃シェイクのことだけを意識する生き方〃を続けてきた。また数百回もの〃シェイク練〃にも取り組んだ」と、DAIGOならではの表現で撮影時の苦労話を披露した。
小林製薬、今期のグループ経営方針発表 製品事業を4事業部体制に
小林製薬は去る2月21日、「第92期小林製薬グループ経営方針発表会」を開催、今期の小林製薬グループの経営方針について次の通り紹介した。
今期は「激変する環境を事業機会と捉え、誇りと自信の持てる 『強い小林製薬グループ』を目指して更なる変身を成し遂げる」を同社グループの経営方針とし、①需要創造力の変革=事業部制導入による全体最適の製品開発②利益体質への変革=選択と集中、環境適応による無駄の削減③品質の変革=「品質は命」の徹底で企業ブランド価値の向上を図る--に取り組むことを明らかにした。
この内、小林製薬の事業部制導入の背景については、「現在の環境下では、1人ひとりが、事業全体の目的を認識した『全体最適』の中で、スピーディに製品の開発、経営資源の投資、コストダウンなどの判断をしなければならなくなってきている」と説明。
今回、製品事業を、マーケティング・研究開発・製造の各機能を内包した「薬粧品」「日用品」「通販」「国際」--の4つの事業部体制とすることで、機能の連携を一層強め、的確な判断で効果的・効率的な製品開発を図っていくとともに、各事業部が売上げ・経費・利益に責任を持ち、独立した管理を行っていくことを明らかにした。
一方、利益体質への変革については、必要な投資は引き続き積極的に行う一方で、徹底的に無駄を省いた効率的経営を追求することが更なる成長への鍵となり、企業体質そのものの変革を目指すことを表明した。
プラネット、21年7月期第2四半期決算説明会開催 売上高2.2%増
プラネットは3月25日、平成21年7月期第2四半期決算説明会を行い、業績並びに経営戦略について説明した。平成21年7月期第2四半期決算は売上高が12億5000万円となり2・2%増加。増加要因はEDI事業における通信処理データ量が約6億2900万レコードを達成し、前年同期比で1・8%増と堅調に推移したことが主要因。
利益は、営業利益が2億4800万円となり1・9%減、経常利益は2億600万円で10・3%減、四半期純利益は4800万円で63・6%の減となった。
減益要因は、09年6月施行の改正薬事法に備え、リリース準備の「医薬品説明文書データベース」や経済産業省が推進するGDS実証実験への参画などシステム開発及び体制準備に関る販管費が増加したこと、また、金融不況や急激な為替変動により、金融商品(一部ランド債)が大幅に下落したため、損金として計上したことが影響した。だが、原価率は05年に更新したハードウェアが安定的に稼動していることで引き続き低減し、前年度期末の45・8%から45・3%に改善した。
事業別の売上高は、EDI事業10億6400万円(1・7%増)、データベース事業1億7300万円(4・5%増)、その他事業1200万円(15・5%増)と各事業ともに伸長した。
クラシエHP、「プロスタイル フワリエ」発売記念イベント開催
クラシエホームプロダクツは3月21日、人気女性誌「non-no」とともに、東京・渋谷の渋谷パルコ公園通り側屋外特設ステージで、「プロスタイルフワリエ」発売記念イベントを開催した。
同社は3月20日から4月30日まで、〝巻き髪のキレイな女の子(フワリエンヌ)〟 の中から、最も巻き髪が似合う女の子を日本全国から見つけ出すヘアスタイルコンテスト「フワリエ巻き髪選手権」を展開しており、このイベントは同選手権の〝キックオフイベント〟との位置付けで催された。当日は「non-no」専属モデルの美優と人気タレント・高橋ジョージが、ピンクの2階建てロンドンバス「フワリエンヌ号」を前にトークショーを行い、ヘアスタイルに対するこだわりなどを披露。実際に商品を使用したと語る美優は「使いやすい製品なので、是非試して欲しい」と呼びかけていた。
また「フワリエンヌ号」を用いて全国7大都市を巡るキャラバンも実施。「フワリエンヌ号」の中には、巻き髪体験ができるサロンを設置したほか、コンテストのエントリー写真を撮影できるコーナーも完備した。各都市のイベント会場では、「プロスタイルフワリエ アイロンしっかり巻きミスト」のミニボトルもサンプリングする予定。
2009年4月1日号 記事一覧
会合・発表会
- 薬業連絡協議会、定例合同記者会開く JACDSなど4団体が報告
- 日本オラクル、「SaaS」への取り組み説明会を開く
- 近石工、第16回情報交流会開く ライオン、新日本理化が講演行う
- マースJ、「Pet Loving Culture調査」記者ブリーフィングを開催
経営・施策
- マツキヨHD、完全子会社の健康家族とマックスが7月1日付で合併へ
- 資生堂、日本内部統制大賞の最優秀賞受賞
製品・サービス
- 花王、「アジエンス」マレーシアで発売開始 導入地域は6地域目に
- 資生堂、「dプログラム」から日中用ケア2品を新発売
- 藤原物産、新体感の身体冷却用ローションを新発売
- ユニチャーム、「ふんわり母乳パッド」新発売 不織布・吸収体技術を駆使
- ライオン、「キレイキレイお手ふきウェットシート」新製品・改良品発売
- 花王、メイクアップブランド「オーブクチュール」から新製品発売
- 資生堂、「エリクシール プリオール」から新ベースメーキャップ発売
- マックスファクター、SK-Ⅱから集中ケアセット新発売
- P&G、「パンテーンクリニケア」から洗い流さないオイルトリートメント
- 常盤薬品工業、「エクセル」クリアルーセントパウダーのミニサイズ発売
- ライオン、キレイキレイ薬用泡ハンドソープから限定品発売
- DKSHジャパン、科学の耳せん「サイレンシア」から新製品発売
- J&J、「バンドエイド」キズパワーパッドから保護用ライン新発売
- ライオン、”おやすみ”サポート飲料「グッスミン」改良、通販限定で発売
宣伝販促
- エステー、「消臭力」新CM「気分はLucky!」篇の全国放映開始
- エステー、ミュージカル「赤毛のアン」チケットプレゼントキャンペを実施
人事・組織
- 高砂香料工業、3月25日付で井垣理太郎氏が新社長に就任
- ユニ・チャーム、4月1日付の機構改革・人事異動を発表
決算
- アルフレッサHD、21年3月期通期業績予想の下方修正を発表
研究・開発
- 資生堂、「女性研究者サイエンスグラント」第2回受賞者を決定
- ライオン調香技術センター、男性の魅力向上させる香料の開発に成功
調査・統計
- 1月度カテゴリー別ランキング 主要カテゴリーの平均単価上昇?
- 経産省21年1月度販売統計 消費停滞で洗浄剤市場は苦戦
- 家庭紙工業会、21年2月度出荷高速報 大手・中小とも前年割る
- ナガセビューティケァ、「感情と脳の疲れ」働く女性の意識調査を実施
- グラクソ・スミスクライン、花粉症と眠りの調査実施
イベント・展示会
- 日本香堂、子ども絵画展inお台場開催 絵画コンクール入賞作品を展示
- ユニリーバ「ラックス」、渋谷で大型イベントを実施
訃報・葬儀
- 高砂香料工業、武弘樹社長が逝去 65歳
- 日本香堂、荒木治夫営業企画部長が急逝 58歳
- 元キスミーコスメチックス副社長、中内昭夫氏が逝去 71歳
時評・コラム
- 時評 海外現地法人の現状判断
- 泡沫 WBC 日本2連覇の理由
その他
- セルフサービス協会、第5回食品表示管理士検定を全国一斉実施
- ニッコー、人気キャラ「スイスイ!フィジー!」採用した子供用食器を発売
特集 【家庭用包材】
- 家庭用ラップ、需要は堅調も消費不況が影響 使い方提案で需要喚起を追求
- 旭化成HP サランラップ中心にエリア深耕に取り組む、キャッチコピー一新
- ライオン リード「体感コミュニケーション」 レシピ提案で機能性訴求
- 宇部フィルム 無添加ラップ「ポリラップ」など積極販売
- リケンテクノス リケンラップたっぷり100mが順調な動き
- クレハ 「いちばんうれしいラップ」目指して NEWクレラップを改良
- 日本アルミニウム協会、20年生産・出荷統計発表 不況などで市場低迷
- エステー ジッパーズおやつバッグ手さげタイプにBIGサイズを追加
- 日本製箔 「レタス柄のおかず入れ」新発売 専用販促物用意して店頭拡販
- 日本紙パック 「ワンラップ」ラインアップ拡充 添加物ゼロで安心・安全
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