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2009年2月18日号掲載記事より

ライオン、初の東西一本化でライオン会総会開く

ライオン、初の東西一本化でライオン会総会開く

 ライオンは、昨年まで東・西2会場で開催していた「ライオン会総会」を、今年度は合併後初めて一本化による「09年度ライオン会総会」として2月10日、会員266社290名を招いて東京で開催した。
 藤重社長(ライオン会会長)は、09年度は「健康・快適・環境」をキーワードに①新快適生活産業NO・1企業を目指す②環境対応先進企業を目指す③企業文化の活性化を推進する―という3つのビジョンを掲げて施策展開を行うとし、さらに「ブランド価値の最大化」(100億円ブランドの充実強化、NO・1ブランドの充実強化、新規需要創造型ブランド重点投下)を成長戦略の柱として推進し、「優良顧客(ロイヤルカスタマー)満足の最大化」に向けた取組みを行うとし、特に「〝健康寿命〟の延伸のための快適な暮らしに貢献していきたい」と述べた。

JACDS、「医薬品説明文書情報」説明・相談会開き約180名が参加

JACDS、「医薬品説明文書情報」説明・相談会開き約180名が参加

 日本チェーンドラッグストア協会は2月5日、「『医薬品説明文書情報』説明・相談会」を開催。会員をはじめ約80企業・団体から約180名が参加した。
 当日は、同協会の事務所を受付ならびに相談会会場として使用し、データベース事業者であるプラネットの担当者が相談員を務めて、改正薬事法によりOTC医薬品販売時に義務付けられた「説明文書」の提供方法などについて解説。会場では、①エプソン販売②大木・ベンサムネットワーク協同組合③シャープシステムプロダクト④寺岡精工⑤東芝テック⑥日本電気⑦富士ソフトディアイエス――が出展する展示会が開かれ、説明文書を効率的に提供するIT機器やソフトなどが紹介された。
 今回の説明・相談会について協会関係者は、「改正薬事法の施工を4ヵ月後に控え、会員の中には『対応準備が間に合わないのではないか』と焦りを感じる企業も少なくない。
 こうした事情も関係してか、今日は開場直後から多数の正会員らが会場に詰め掛け、『説明会』は開始直後から予約制になるほどの盛況となった。来場者からは『今後の業界全体の取り組む仕組みがよくわかった』『自社システムへの導入方法などが理解できた』などと感想を頂いた」と話していた。

プラネット、医薬品説明文書データ登録の説明会を3月に開催

 プラネットは、改正薬事法の施行に先駆けて09年4月からサービスを開始する「医薬品説明文書データベース」への登録方法に関する説明会をOTC医薬品メーカー対象に3月3日~3月5日の3日間、開催する。改正薬事法によって義務化される販売時の情報提供への対応を円滑に完了させるのに役立つ内容であり、同社では積極的な参加を呼びかけている。
 11年以上にわたり商品データベース運営の実績を持つプラネットは、経済産業省からの委託を受けて同省の平成20年度流通システム標準化事業「チェーンドラッグストア業界における標準化検討」に取り組んでいる日本チェーンドラッグストア協会より、改正薬事法で義務化されるOTC医薬品販売時の情報提供・相談応需をサポートする「医薬品説明文書データベース」の開発および運用の依頼を受け、対応するとしている。
 改正薬事法施行2ヶ月前の4月から提供を開始する「医薬品説明文書データベース」は、OTC医薬品メーカーが登録した説明文書や添付文書の情報をデータとして効率よく小売業・卸売業に届けるというサービスで、関連する業界各団体と協力してプラネットが国内で唯一、提供を行なう予定。

ライオン 08年12月期決算 コスト増・為替変動が大きく影響

 ライオンは、平成20年12月期の決算短信を発表した。
 連結業績は、海外事業で為替の急激な変動等の影響を受け、売上高3382億3600万円(前期比1・0%減)、営業利益は、コストダウン額を上回る原材料価格の上昇等により82億7700万円(同7・1%減)、経常利益は76億300万円(同24・8%減)、当期純利益は30億4000万円(同43・9%減)となった。
 セグメント別概況では、「ヘルスケア事業」の売上高は、1363億8400万円(前期比0・7%増)、営業利益は、製造原価低減等により、79億2800万円(同46・4%増)となった。このうちオーラルケア事業分野の売上高は549億4200万円(同1・6%増)、ビューティケア事業分野の売上高は354億8400万円(同1・4%増)、薬品事業分野の売上高は459億5600万円(同0・9%減)となった。
 また「ハウスホールド事業」の売上高は、為替変動の影響を受け、1635億円4100万円(前期比2・9減)、営業損益は製造原価の低減等に取り組んだが、原材料価格上昇等の影響を受け7億2500万円(同76・8%)となった。
 このうちファブリックケア事業分野は売上高1165億7200万円(前期比1・8%減)、リビングケア事業分野は売上高469億6900万円(前期比5・5%減)となった。
 「化学品事業」の売上高は314億7400万円(前期比3・0%減)、営業損益は6億500万円の営業損失(前期は1億6300万円の営業損失)となった。
 「その他の事業」の売上高は、68億3600万円(前期比27・5%増)、営業利益は競争激化等により2億4100万円(同52・1%減)となった。

ピップトウキョウ、第90回藤信会開催 見やすさ・わかりやすさを重視

ピップトウキョウ、第90回藤信会開催 見やすさ・わかりやすさを重視

 ピップトウキョウは2月4、5の2日間、第90回藤信会展示会を開いた。今回はメーンテーマを「SIMPLE&BASIC 分かりやすく買いやすいウェルネス提案」、社内スローガンを「お客様の立場に立ってSIMPLE&BASIC 情報満載・提案充実 信頼創造藤信会」に設定した。それに伴い会場レイアウトも、「お客様にとっての見やすさ、分かりやすさ」を重視して前回から大きく変更。
 まず「ベビー」「ヘルス」「コンフォート」の3カテゴリーそれぞれで同社のカテゴリー提案と、そのカテゴリーをメーンとするメーカーの商品を一気に見られるように設計。
 さらに同社企画コーナーも、「新製品コーナー」や「お勧め品コーナー」、「改正薬事法解説コーナー」などの継続企画に加えて、同社社内公募により内容を決定した〃クロスMD提案コーナー〃を「帰社後、すぐに取り組める〃半歩先〃の提案」(小林部長)を念頭に置いて新設。台紙商材を活用した①台所用洗剤とS字フック②住居用洗浄剤とマスク③ボディソープと毛抜き④生理用品と女性用カミソリ⑤男性用/女性用化粧品とコンドーム――の展開を提案し、来場者の高い関心を集めていた。


2009年2月18日号 記事一覧

会合・発表会

  • JACDS、記者意見交換会 改正薬事法の理解促進図る取り組みを発表
  • シック、女性用初の電動トリマー付カミソリ新製品「トリムスタイル」発表
  • ライオン、LPC開き決算説明 家庭品の市場環境悪化を懸念
  • 「育児と仕事」両立へコミュニケーションを マンダムなど8社が交流会
  • 日本オラクル、SCM勉強会開く SCMの定義の認識・理解促進を目的に

経営・施策

  • 花王・尾﨑社長会見 質疑応答 「アジアは重要な市場、引き続き強化」
  • ポーラ、「3・9プロジェクト」で地域産業の活性化に貢献目指す
  • ライオンコーディアルサポート 「人を大切にする親切対応が好評」
  • 低価格路線鮮明にする西友 V字回復につながるか期待と不安が交錯

製品・サービス

  • ポーラ、美容サロン市場に参入 専用高級ヘアケア品「カエナ」を投入
  • 日本香堂、東京INギフトショーに出展 春の新製品などを発表
  • ドウシシャ、下着ブランド「ハスラー」からヘアケアなどを新発売
  • ジュジュ化粧品、「アクアモイスト」一部終売品を通販子会社で再販
  • ライオン、「レインガード」を改良 新はっ水基剤を採用
  • pdc、「セルディ」「シェイプクイーン」から春の新製品発売
  • ダリヤ、「ベネゼル」「パルティ」から新製品・新色を発売
  • P&G、「プレミアムヴィダルサスーン」からヘアマスク新発売
  • J&J、「ベビーローションUVケア」を改良新発売
  • ユニリーバ、「ダヴ ゴーフレッシュ」から洗顔シリーズを追加
  • 花王、「メリット」からトリートメント「さらさらヘアミルク」を新発売
  • ホーユー、「シエロ」「ビゲン」から新製品・追加品を新発売
  • ユースキン製薬、口唇炎・口角炎治療薬「メディリップ」が好調な動き
  • カネボウ化粧品、「ブランシールスペリア」から美白スキンケア新発売
  • 資生堂、「エリクシールシュペリエル」からスペシャル洗顔料を新発売
  • ライオン、CHARMY泡のチカラから限定品「もぎたてレモンの香り」発売
  • エビス、「口内エステハブラシ」「ポルンハブラシ」を新発売
  • ウエ・ルコ、「虫よけガエル」「トイレの洗浄剤」など春の新製品発表
  • 花王、「エコナドレッシングソース」から新しい味2種を追加
  • P&G「ブラウン」、電気シェーバー「ブラウンSeries5」新3機種を発売
  • 住商アグロ、米ペット用品ブランド「ハーツ」から新製品発売
  • ユニ・チャーム、「ウェーブ」シリーズに新色「パステルピンク」を追加
  • ライオン、洗濯用洗剤「トップ」改良 CO2排出量51%削減
  • ユニリーバ、「ラックスボディソープ」にフローラルタッチを追加新発売
  • フマキラー、「おすだけベープ120日分」など春の新製品発売
  • 丸富製紙、新感覚トイレットロール「花束バスルームティシュ」新発売

宣伝販促

  • 大日本除虫菊、「ゴンゴンV.I.P.陳列コンテスト」実施概要を発表
  • フェザー安全剃刀、「HiGEとコラボ」カミソリキャンペーン第2弾を実施
  • クレハ、木村カエラとコラボ キャンペーン限定品「カエラップ」が登場
  • 大王製紙、エリエール30周年記念して新種のあじさいを開発

人事・組織

  • メディ・パルHD、グループ内の動物用医薬品等卸売業再編で基本合意
  • ライオン、3月27日付けで役員人事の異動を発表
  • 資生堂、前田社長の任期を延長 役員人事の異動を発表
  • スリーエム・エステー販売、水谷康則氏の新社長就任を発表
  • アルフレッサHD、4月1日付けで石黒傳六副社長の社長昇格を発表
  • 成和産業、4月1日付けで機構改革・人事異動を発表

決算

  • 攝津製油、21年3月期第3四半期決算を発表

調査・統計

  • ペットフード工業会、全国犬猫飼育率調査結果を発表
  • グローブ工業会、20年度手袋国内実績発表 家庭用はほぼ横バイで推移
  • 東家同、21年1月度市況概況価格調査を発表 需給バランスは崩れず

イベント・展示会

  • 東京INギフトショー春2009に約2200社が出展
  • ファインドスター、展示会「ニッチメディア09」を2月27日に東京で開催

時評・コラム

  • 時評 “選ばれし卸”との信頼関係
  • 泡沫 製品が売れるためには
  • 日雑談 景気後退の中で 今後の経済の展望


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。