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2009年2月11日号掲載記事より

トゥディック、第16回春の商談会開く 「地に足つけた経営目指す」

トゥディック、第16回春の商談会開く 「地に足つけた経営目指す」

 トゥディックは、2月4日~5日の2日間、「2009第16回TODIC春の商談会」を開いた。フェアに商談会形式を採用してから5年目の商談会となるが、上位メーカー50社が出展、販売業者60企業250人が出席し、活気に溢れる内容となった。
 展示企画では、「自然派」「熱中対策」「口内衛生」「省エネ」「輸入製品」などのテーマコーナーを大胆なレイアウトで展開。また機能性ストッキングや単品メイク商材などのコーナーもあり、参加者の関心を呼んだ。更に各メーカーブースでは、春の新製品が数多く並び、参加者は製品を手に取りながらメーカー担当者の説明を熱心に聞き入っていた。
 野村社長は、今年度の取り組みとして「我々を取り巻く経営環境には不確定な要素が多いことから、確実な目標を立て、地に足をつけた経営を目指していきたい」と語り、これまで行ってきた地元小売業との関係強化を更に進展させるとともに、中央ホームズやJ-NETとの協働事業についても、積極的に取り組むことを明言。「今回のフェアを業績拡大の起爆剤にしたい」と決意を語った。

花王、21年3月期第3四半期連結業績発表、通期予想を修正

 花王は、平成21年3月期第3四半期の連結業績を発表した。
 売上高は、アジアのコンシューマープロダクツ事業やケミカル事業が伸長した一方で、昨年秋以降に国内市場で減速感が顕在化してきたことや欧米のコンシューマープロダクツ事業が苦戦したことなどにより、前年同期より0.4%増(為替変動の影響を除くと実質2.4%増)の1兆41億円となった。
 利益面では、天然油脂や石油化学原料を中心とした原材料価格の上昇の影響が大きく、営業利益は914億円(対前年同期47億円減)、経常利益は907億円(同47億円減)、純利益は円高による海外連結子会社の留保利益に係る税金計上額の減少などにより542億円(同5億円増)となった。
 事業別の概況は、【コンシューマープロダクツ事業】 売上高は、前年同期に対して1.0%減の8237億円(為替変動の影響を除くと実質0.6%増)。営業利益は、前年同期を65億円下回る735億円となった。【ケミカル事業】 売上高は、前年同期比8.5%増の2113億円(為替変動の影響を除くと実質12.0%増)。営業利益は、前年同期に比べ減益となったが、累計では21億円上回る178億円となった。

ココカラファインHD、21年3月期第3四半期決算発表 通期予想を下方修正

 ココカラファインホールディングス(HD)は、平成21年度3月期第3四半期決算短信を発表。売上高1255億8600万円、営業利益33億6500万円、経常利益58億9500万円、純利益33億円となっている。
 セイジョー並びにセガミメディクスは、昨年4月に経営統合を行いココカラファインHDを設立。その後様々な事業統合やシステムの高度化などを進めている。また、同HD傘下の両社もそれぞれに新たな取り組みに挑戦し企業力を高めている。
 セイジョーは、訪問介護事業へ参入し、地域医療とドラッグストア事業との連携を深める新たな事業に取り組んでいる。またセガミメディクスは、九州地区の店舗ネットワークの拡大・他社との差異化推進のため、ドラッグイレブンとの業務提携を行ない、相互の事業効率化を進めている。こうした取り組みによりココカラファインHDは、ますますその存在感を高めているが、しかし今回の第3四半期決算と同時に発表された通期の連結業績においては、前回第2四半期決算発表時の業績予想を下方修正しており、このところの景気後退の影響は同社にも逆風となっていることを伝えている。

パルタックKS、ストアソリューションフェア開催 新製品1800品目超展示

パルタックKS、ストアソリューションフェア開催 新製品1800品目超展示

 パルタックKSは2月4日~5日の2日間、大阪市内で「美・健康ナビゲーション」をテーマに「パルタックKS・ストアソリューションフェア2009」を開催。同社の情報・物流の取り組みや、効率的なMD提案のほか、今春の各社から発売される新製品や主力商品が一同に集められ、独自の切り口で具体化した売場提案によって紹介した。全国の販売業者約700企業、約3500名が来場した。
 今回のフェアでは、今春発売される2381品目の新製品・リニューアル品の内約1800品目以上を展示、既存ブランドの機能強化を図ることで、ターゲットのニーズをより的確に捉えることに比重を置いた製品が数多く披露された。プレゼンテーションゾーンでは、「1週間の『キレイいいからだ』活性化プログラム」として、「ケア」「キュア」「癒し」をテーマに売り場提案。「新製品ナビゲーション」では、今春の新製品を「健康」「美」「暮らし」の3つのカテゴリーに分け、各カテゴリーの動向を大型モニターで説明。改正薬事法関連の提案では、「売り場フォーカス」として、登録販売者の管理店舗を想定した店舗を会場に再現し、医薬品の陳列と品揃えや薬事法の改正に関する直近の情報、薬剤師の教育支援メニュー「MPラーニング」を紹介した。

ウエルネスフェスタ、大阪で開催 ライフステージ別のヘルスケアを提案

ウエルネスフェスタ、大阪で開催 ライフステージ別のヘルスケアを提案

 ピップフジモトと共同10社による共同展示会「ウエルネスフェスタ2009」(第45回サンエス共同展示会)が1月28~29の両日、大阪で開かれ、西日本地区の取引先ら約2200名が来場した。今回は「ライフステージに合わせたカラダとココロの健康提案」のテーマのもと、充実したライフスタイルを送るための具体例が提案された。
 会場は151社によるメーカー出展ブース(新規出展メーカーは16社)、今春各社から発売された新製品を一同に集めた「新商品コーナー」、最新のセキュリティー機器を提案する「セキュリティーコーナー」、今回発表された新商品などが楽しめる「試飲・試食コーナー」のほか、ピップブランドや専売品(アンドコンフォート)を紹介するコーナーなどで構成。中でも最も注目を集めていたのが、独自の切り口で棚割りを行った「ライフステージ提案コーナー」。今回は胎児期から晩年期まで人生の節目を8つのライフステージに区切り、各ステージで起こるトラブル対策を精神面から身体面まで計78のテーマをそれぞれ1本単位の棚で提案。各ステージに提案コンセプトや、市場の傾向が一目で分かるパネルを配置することで、来場者が棚割りの趣旨を理解しやすいよう配慮されていた。


2009年2月11日号 記事一覧

M&A・設立

  • ファルコバイオシステムズ、示野薬局と経営統合に向け覚書を決議

会合・発表会

  • 花王、西日本地区「有力販売店懇談会」を開催、320名が出席
  • 日石工組、新春懇親会開く 瀧山理事長「悲観論よりもプラス思考で」
  • フマキラー、東京で販売方針説明会開く 「市場での完全勝利を目指す」
  • 大日本除虫菊、関東地区金鳥製品説明会開く 「トップブランド拡売へ」
  • ウエ・ルコ、春の新製品発表会開く 「消費者の心に響く製品を提供」
  • パナソニック、“リンク型”デジタルテレビ「新ビエラ」発表会開く
  • 大平工業、佐野晃社長令嬢が結婚 披露宴に230名が出席

経営・施策

  • ミレニアムR、そごう、西武百貨店が合併 新商号は「そごう・西武」に
  • メディ・パルHD、純粋持株会社体制へ移行
  • 小林製薬、医薬品「ラクミナ」の発売を中止
  • pdc、本橋唯志社長インタビュー 「既存ブランドを強化」

製品・サービス

  • 景気後退下の春・夏新製品発表 改良メガブランド化競争が鮮明に
  • ニトムズ、住まいの花粉対策アイテムの提案を強化
  • サラヤ、低刺激洗たくパウダー「ヤシノミ洗濯たくパウダーネオ」新発売
  • ライオン、「PRO TEC STYLE」新発売 30代男性特有のニオイ抑える
  • 花王、排水パイプ用洗浄剤「パイプハイター高粘度ジェル」新発売
  • ジャックス、デンタルブラシ歯間ブラシL字型からサイズ1を新発売
  • クロバーコーポ、「薬用せっけんシリーズ」を新発売
  • ユニ・チャーム、「シルコットウェットティッシュ99.99%除菌」を新発売
  • ユニリーバ、「ダヴオイル泡クレンジング」につめかえ用を追加
  • サンスター、「Ora2」ステインクリアペーストから新香味発売
  • 花王、柔軟剤「ハミングフレア」からフレグランスタイプ新発売
  • ツムラLS、新開発の発毛促進剤「モウガ漲」「モウガL艶髪」新発売
  • ライオン、「デンターシステマ」から音波アシストブラシ新発売
  • 資生堂、「ベネフィーク」から薬用美白美容液など新発売
  • カネボウ化粧品、「SALA」から新ヘアスタイリング剤を新発売
  • ニベア花王、「8×4キレイ」から美肌スキンケア剤を新発売
  • 資生堂、「アクアレーベルエイジングライン」から新製品2品発売
  • 伊勢半、「ヒロインメイク」シリーズに4アイテムを追加
  • 桃谷順天館、新感覚スキンケアベースを新発売

宣伝販促

  • ユニ・チャーム、「ライフリー」キャンペ展開「生きることがリハビリ。」
  • エステー、「ムシューダ」発売20周年記念キャンペーンを展開
  • マックスファクター、100周年迎えて新キャンペ「しあわせ美人」を展開

決算

  • 資生堂、21年3月期第3四半期業績 連結売上高は前年同期3.4%減に
  • メディ・パルHD、09年3月期の通期連結業績予想を修正
  • ユニ・チャーム、21年3月期第3四半期業績 過去最高益達成も通期予想修正
  • 小林製薬、21年3月期第3四半期連結業績は減収増益に 連結予想は変更なし
  • エステー、21年3月期第3四半期連結決算発表 減収減益で推移

調査・統計

  • コンビニ08年通年販売動向発表 既存店は9年ぶり売上増

時評・コラム

  • 時評 消費低迷の影響が顕著に
  • 泡沫 日本の代表マスコミが一同に会したオールマスコミライオン会
  • 鹸楽席 早期発表の影響 やる気は上がる?下がる?

その他

  • ホームテック、「リフォーム」ガイドブックを発刊
  • 公正取引委員会、シャンピニオンエキス配合の健康食品で排除命令


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