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2008年6月4日号掲載記事より

東流社、第9回「なとわ会」総会開く 売上高451億円で増収増益に

東流社、第9回「なとわ会」総会開く 売上高451億円で増収増益に

 東流社(宮城県仙台市、寺嶋大祐社長)は5月26日、仙台市内のホテルで、同社と主要取引先メーカーで構成されている「なとわ会」の平成20年度(第9回)総会を開き、第13期(平成19年2月~平成20年1月)の業績を報告するとともに、第14期(平成20年2月~平成21年1月)の経営方針を発表した。出席メーカー会員は84社。
 寺嶋社長があいさつに立ち、第13期の業績が売上高451億3800万円(前期比102.2%)、経常利益1億3500万円(同171.2%)と増収増益となったことを報告。
 また、第13期は、第2次中期3カ年計画の2年目にあたり、取引先、メーカーから本当の意味で信頼される会社への発展を目指し、その実現のために、①カテゴリー卸としての体制の整備②収益力向上と財務基盤の強化③礼節を守り、意欲ある人材の創出と変革の構築④J―NET事業化戦略の中核を担う企業として、新しい卸売業へのチャレンジ―を行っていくことを表明した。
 また、第14期は、売上高460億円、経常利益2億円を目指すことを明らかにするとともに、果たすべき機能をしっかり理解してもらえる卸として事業を行っていくことに努力していくと締めくくった。

ココカラファインンHDが会社説明会開く 次世代型Drgビジネスを創造

ココカラファインンHDが会社説明会開く 次世代型Drgビジネスを創造

 セガミメディクス(大阪市中央区、瀬上修社長)と、セイジョー(東京都府中市、塚本厚志社長)の両社が4月1日に設立した持株会社「ココカラファインホールディングス」は、5月26日、会社説明会を開催。同社の事業内容、今後の事業戦略などについて説明を行い、長期目標に2013年3月期売上高2500億円、経常利益150億円、1000店舗を目指すことを明らかにした。
 同社は、「スペシャリティコンビニドラッグ」と「バラエティードラッグ」の特長を併せ持つ“次世代ドラッグストア”を出店立地のニーズに応じて展開していく考えを明らかにした。また、「人々のココロとカラダの健康を追求し、地域社会に貢献する」を企業理念とし、価格志向ではなく、専門知識とカウンセリングによる接客販売に重点を置いた「ドラッグストア事業」と服薬指導や対話を通じた情報提供等の専門性を高めたかかりつけ薬局を目指した「調剤薬局事業」を柱に、健康関連サービスを総合的に提供していく。また、健康関連事業サービスについては、①介護・介護用品レンタル②高齢者・患者用食事サポート③ドラッグ商材住宅事業④ネットショッピング⑤エステ⑥メディカルフィットネス⑦ガン検査紹介――を展開していく。
  塚本社長は、「『ココカラファイン』の名称には、みなさまの『ココロ』と『カラダ』を元気(ファイン)にしたいという願いが込められている。当社は、セルフメディケーション時代に社会貢献できる企業として、生活者の健康に少しでもお役に立てるよう、努力していく」と述べた。

日本精蝋、ワックス製品値上げ 6月21日出荷分から実施

 日本精蝋は、5月28日、石油ワックス類の値上げを各特約店に通知した。
 価格改定内容(値上げ額)は、ワックス仕切り価格を㌔㌘あたり32円とし、6月21日出荷分から実施するとしている。なお、今回の値上げ幅は過去最大となる。
 値上げ理由について同社は、「当社の石油ワックス類は、パラフィン留分の多いミナス原油とスラックワックスを原料としているが、原油価格の暴騰で原料調達コストが急激に上昇していることに加え、昨年12月発表以来の再度値上げとなるが、この間の原油価格は1バレル当たり25㌦以上もアップし、当社の自助努力の域を超えた極めて深刻な事態に陥っている。従って、ワックス製品価格の改定をお願いせざるを得ない状況に至った」としている。

牛乳石鹸、来年の創業100周年に合わせ新コーポレートメッセージを採用

牛乳石鹸、来年の創業100周年に合わせ新コーポレートメッセージを採用

 牛乳石鹸共進社は来年の2009年に創業100周年を迎えるが、100周年という節目を迎えるにあたり、新しいコーポレートメッセージとして「ずっと変わらぬ やさしさを。」を採用する。
 また、新コーポレートメッセージに合わせて、シンボルマーク及び「牛乳石鹸」のロゴタイプも、やさしさを感じさせるやわらかいイメージに変更する。
 同社では、「1909(明治42)年5月に創業した牛乳石鹸共進社は、2009(平成21)年で100周年を迎えます。
 牛乳石鹸の製品の多くは、お客様の肌に直接触れるものです。だからこそ、その品質、安全性には格別の注意を払って参りました。
 『ずっと変わらぬ やさしさを。』
 お客様に安心してお使いいただける製品を、これからもつくり続ける。100周年という節目を迎えるにあたり、そんな気持ちを新しいコーポレートメッセージに込めました。
 社員1人ひとりの『やさしさ』が、製品の『やさしさ』につながると信じて、お客様の肌に、こころに、そして環境にやさしい製品をこれからもつくって参ります」と述べている。 

あらた、20年3月期決算は売上高5.7%増 統合効果が発現

あらた、20年3月期決算は売上高5.7%増 統合効果が発現

 あらたは5月29日、08年3月期決算並びに09年3月期の戦略、業績計画について説明した。3月期連結決算は、売上高5517億5100万円(前期比5.7%増)。売上総利益705億2600万円で8%増、売上総利益率は前期の12.5%から12.8%に改善した。
 販管費は720億9100万円で前期より6.5%増えたが合併に伴うのれん代の償却が約9億円含まれている。販管費比率は前期の13%から13.1%となり、0.1%上昇したものの、売上高の増加に比べて低い伸び率に収まった。これは「支店統廃合、システム統合の効果が徐々に現れてきた」(畑中社長)ことによる。営業利益は15億6500万円の損失だが営業損失率は前期の0.5%から0.3%に改善した。経常利益は19億2700万円で50.9%増。当期純利益は1億4700万円の損失。
 部門別売上高前期比は、パーソナル・ヘルス・化粧品部門が109.1%、洗剤部門115.2%、家庭用品部門103.2%、紙・衛生部門101.1%、電気関連用品部門96.4%、ペット部門・その他103.8%となり、重点カテゴリーの化粧品、家庭用品、ペットが順調に推移した。
 09年3月期の戦略、業績計画は、中期経営計画の基本戦略である「地域密着型全国卸実現」のために、【基本戦略Ⅰ】統合度を高めローコストな経営体制の構築【基本戦略Ⅱ】資産の圧縮を進め効率的経営体制を構築【基本戦略Ⅲ】卸機能強化による収益性の向上を推進する。


2008年6月4日号 記事一覧

会合・発表会

  • 石洗工、20年度定時総会開く 活動基本方針を発表
  • 東家同・家同連が定時総会開く 新理事長に嶋脇明氏が就任
  • 日石工組、通常総会開催 創立50周年事業の実施を決議
  • 店技研クラブが20年度総会開く 利用率は順調に増加
  • ブラシ組合が通常総会開催 稲田理事長ら3役などが留任

経営・施策

  • マツモトキヨシ、ラブドラッグスとFC契約締結
  • 公正取引委員会、福岡の食品スーパー・マルキョウに排除措置命令
  • アルフレッサHD、中国の子会社が青島市紅十字会に自社製品寄贈
  • チーム・マイナス6%、「COOL BIZ+」でマイバッグ・マイカップ使用推進

製品・サービス

  • エステー、殺蛆剤「エスゾール」を自主回収 ガラスビン口元の口径不良で
  • PRページ サンスター、新たな歯周病予防提案 歯周病とメタボの関係発信
  • PRページ 桐灰化学、熱中対策シリーズのラインアップ拡充
  • 貝印、巻き髪作りに便利な「Ducurl」から新製品2品発売
  • フェザー安全剃刀、ピアニィシリーズから夏限定セットを発売
  • PRページ P&G「レノア」躍進で柔軟剤市場活性化 レノアハピネス好調
  • 大王製紙、「エリエール」「エルフォーレ」家庭紙を改良新発売
  • 丸富製紙、新エンボスで高品質化したトイレットペーパー新製品を発売
  • ユニ・チャーム、ソフィ超熟睡ガードから「涼肌(すずはだ)」限定発売
  • B&Cラボラトリーズ、ブレンド自在のチークを新発売
  • マックスファクター、SK-ⅡからUVケア美容乳液を新発売

宣伝販促

  • エステー、「赤毛のアン」TVCMを“月9”限定でオンエア

人事・組織

  • トゥディック、新社長に野村誠一郎氏が就任 副社長は宮越一郎氏
  • 日本製紙クレシア、6月18日付けで役員異動を発表
  • 日本製紙クレシア、役員担当・委嘱業務の変更、人事異動を発表
  • 東海、新社長に塩塚彬彦氏が就任、副社長に稲塚洋一朗氏
  • 資生堂、6月1日付けで人事異動を発表

決算

  • セガミメディクス、セイジョーが20年3月期決算発表 売上高11.4%増加
  • ハーバー研究所、20年3月期決算は販管費増加で減益に

調査・統計

  • チェーンストア20年4月度販売統計 総販売額が3カ月ぶりに減少

イベント・展示会

  • 大阪ビジネスEXPO、東京での開催に191社・団体が出展
  • 低用量ピル情報サイト「OC-for-me」が渋谷で街頭プロモーションを実施
  • ユーザックシステム、FAX受注効率化セミナーを11日に東京で開催
  • 07年度CMアドバタイザー発表 フマキラーが躍進企業3位に

施設・店舗

  • 旭化成HP、東京本社事務所を移転 6月9日から業務スタート
  • 丸井商店、社屋・倉庫を移転 6月9日から業務を開始

時評・コラム

  • 時評 流通業界の定説と騎虎の勢い

その他

  • ポーラ財団、伝統文化シネマ上映会を6月に東京・神奈川で開催

特集 【ペット関連】

    特別企画

    • ペット関連市場 高付加価値型商品の展開に鍵
    • ペットフード市場 犬用・猫用とも微減で推移 犬猫の健康意識高まる
    • ライオン商事 「ペットキレイきれいのミスト」が好調
    • ユニ・チャームペットケア 飼育の4大潮流踏まえて商品ラインアップ拡充
    • マースジャパン ペットのQOL向上を図る商品群を充実
    • ニトムズ 「コロコロハイグレード」がペット毛取りの定番商品に
    • 花王 ペットと暮らす快適な毎日のための商品を積極展開
    • ジョンソントレーディング ジョイペットから「ザ・しつけ」新製品発売
    • エステー 「エアウォッシュ」からペット用を追加発売

    特集 【薫香・ローソク】

    • 線香市場 依然続く原料価格高騰 転換期迎えて課題山積に
    • 全日本ローソク工業会鳥居会長インタビュー 「一助になる取り組みを」
    • ローソク市場 原油高騰がローソクメーカー直撃 業界挙げての対策が必要
    • 日本香堂 小仲社長インタビュー 「母の日キャンペーン」で需要創造
    • 巣鴨地蔵通り商店街で聞く 値上げ後も需要はほぼ前年並み
    • カメヤマ 谷川社長インタビュー 売場の活性化につながる施策を展開
    • 東京ローソク製造 塩田社長インタビュー キャンドル製品を積極展開
    • 梅栄堂 NYのギフトショーに合わせて新製品を発売
    • 孔官堂 山下営業本部長インタビュー 自然派シリーズが好調に推移
    • 大発 新しい形の線香「ピッコロ」新発売
    • チェッカーサポート 「Time&Again」など付加価値型キャンドルを積極展開
    • キャンドル・ジュン氏が展示販売会開催 「キャンドルで平和を訴える」
    • 日本香堂、エステバンから新フレグランス「エスプリ ド テ」を発表
    • こもりコーポレーション 小森社長インタビュー 荷動きは新値で定着化
    • 21日に表参道でイベント「キャンドルナイト Eco Avenue 2008夏至」開催
    • 鳥居ローソク本舗 高級蜜蝋ローソク「蜜蝋夕霧」を展開
    • 天昇堂 線香・お香・フレグランスなど目的に応じた用途で提案
    • 淡路島の線香メーカー、4年連続でJAPANブランド育成支援事業に選出
    • 東亜ローソク 新たなスタート切る 「より最適なラインアップに」
    • 芳薫堂 アンズの香り楽しめる線香「凪杏(なぎあんず)の香り」が好評
    • 誠寿堂 カラー微煙香「うらわか」シリーズが好調
    • 国光産業 福岡・八女に新工場建設 稼動スタートで生産効率アップ
    • 薫寿堂 業界初のエコ線香「エコ宝」を発売
    • マルエス 「特撰 明王香」が好調 豊富な品揃えで人気高まる


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。