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2008年5月28日号掲載記事より

フジとレデイ薬局が資本・業務提携を強化 人材・組織の活性化図る

 フジとレデイ薬局は5月12日、資本・業務提携を強化することを発表した。レデイ薬局はフジの完全子会社であるメディコ・二十一(以下メディコ21)を株式交換により9月1日付で完全子会社化。フジは当該株式交換によりレデイ薬局の株式を追加取得し、発行済株式総数の34.8%を保有することで、レデイ薬局を持分法適用会社に移行させる。
 フジとレデイ薬局の両社は、昨年9月の「資本・業務提携に係る契約」締結以来、メディコ21に関して協議を重ねてきたが、レデイ薬局とメディコ21の企業価値を向上させるためには、営業基盤の統合により、顧客満足の向上、中四国地方における顧客基盤の確立、コスト削減と経営効率の向上、人材・組織の活性化を実現することが必要であると判断した。
 レデイ薬局は、メディコ21を完全子会社化することで、199店舗のドミナントを中四国地方に形成することとなり、各地域でのシェアや知名度を活用して、より強固な顧客基盤の確立を目指していく。
 一方、フジはレデイ薬局との資本関係をより強固なものにすると同時に、メディコ21とレデイ薬局が持つ経営資源を有機的・効果的に統合し、中四国エリアを地盤とした強固な体質・体力を持った企業及び企業集団づくりを目指すとしている。

日本ロレアル、メイベリンNYマスカラサロン開催、マスカラ新製品発表

日本ロレアル、メイベリンNYマスカラサロン開催、マスカラ新製品発表

 日本ロレアルは5月15日、新製品発表会「MAYBELLINE NEWYORK MASCARA SALON」を開催した。当日は、会場を①プロダクト・バー②「ラッシュエクストララスティングカールマスカラ」ホール③プレゼンテーションエリアという3つのゾーンに分け、①と②では新製品のテスターを用意して、来場者が自由に試すことができるように設計。
 その後、同社コンシューマープロダクツ事業本部メイベリンニューヨーク事業部・河野事業部長が、新製品「ラッシュエクステララスティングカールマスカラ」について「『見方を変えれば世界が変わる』と表現できる製品に仕上げることができた。今まで当たり前だと思っていたことでも、視点や角度を変えることで全く違うものに見える。現在は“市場初、カールするフィルムタイプのマスカラ”と謳っているが、“どうすればもっとまつげを長く見せることができるのか”、“まつげの長さの先にあるものは何なのか”を考え抜いた結論がここにある」と説明した後に、同事業部グループプロダクトマネージャー・秋葉氏が「ラッシュエクストララスティングカールマスカラ」、同事業部プロダクトマネージャー川口氏が「ウォーターシャイニーボリューミーパール」と「ピュアミネラルパウダー」などを紹介。続いて、メイベリンスポークパーソンを務めるタレント・知花くららのトークショーが行なわれ、新製品「ラッシュエクストララスティングカールマスカラ」の使用感について「ブラシに角度がついているのでつけやすい。普段は、目元がにじみにくいマスカラを使用しているが、この種の製品にはウォータープルーフタイプが多く、落としにくいため、オフする時にこすってしまいヒリヒリすることがあるが、『ラッシュエクストララスティングカールマスカラ』は簡単にオフできるのがありがたい」などと評価していた。

ハリマ共和物産、20年3月期連結業績は増収増益に 売上高6.2%増

 ハリマ共和物産はこのほど、平成20年3月期決算を発表した。同期連結決算は、売上高332億200万円(前期比6.2%増)、営業利益9億1800万円(同26%増)、経常利益12億2700万円(同15%増)、当期純利益は6億1700万円(同2.9%増)、1株当たりの純利益は116円71銭とすべて前期を上回る業績となっている。
 今回の決算の概況について同社は、以下のように説明している。
 「昨年創業100周年という大きな節目を迎えた当社グループは、卸卸売業の基本機能である小売支援機能、物流機能、商品育成機能、情報システム機能などの着実な実行と、卸売事業と物流関連事業の相乗効果の追求による高効率経営に努めた。その結果、当連結会計年度の業績は、売上高332億200万円(前期比6.2%増)をはじめ、営業利益、経常利益、当期純利益1株当たりの純利益と、すべて前期を上回る業績となり、さらに営業利益、経常利益、当期純利益においては、過去最高益を達成することができた」

米国P&G、第3四半期業績発表 純売上高は9%増に

 P&G米国本社では、現地時間4月30日付けで第3四半期(2008年1~3月)の業績について発表した。純売上高は、売上数量が4%増加したことにより、前年同期比9%増加し205億㌦となった。営業利益は同13%増加し41億㌦となった。これは、コスト削減活動、ジレット統合による相乗効果、間接経費の改善並びに売上数量の伸長によるスケールメリットが、原料となる相場商品コストの上昇を上回ったことによるもの。
 当四半期の希薄化後1株当たり利益は11%増加し、0.82㌦になった。
 また当四半期の営業活動によるキャッシュフローは43億㌦になった。フリーキャッシュフローは、当社年間目標の90%を大きく上回り、当四半期で純利益の136%、07年7月から08年3月までで109%になった。

サッポロドラッグストアー、20年3月期決算は増収増益に

サッポロドラッグストアー、20年3月期決算は増収増益に

 サッポロドラッグストアーは5月21日、平成20年3月期決算説明会を開き、同期の決算概要並びに今後の事業戦略を説明した。
 同期は、地域の消費者ニーズにあった店舗づくりに努め、店舗面積200坪タイプのドラッグストア6店舗と300坪タイプのスーパードラッグ3店舗及び新たなフォーマットであるコンビニドラッグ1店舗、調剤薬局1店舗の出店に加え、既存店見直しで5店舗を閉店し、期末で126店舗になったこと、営業面は、カウンセリング販売、フード販売、PB販売の強化を図ったこと、また、物流面では物流センターを稼動し、効率的な配送によるコスト削減、店舗作業の効率化を図ったことなどで既存店売上増、売上総利益増に寄与したことを説明するとともに、当期の実業績(連結)が売上高356億9400万円(前年比7.8%増)、売上総利益86億2600万円(同8.6%増)、営業利益6億9200万円(同18.2%増)、経常利益8億9000万円(同13.4%増)、当期純利益4億4700万円(同24.7%増)となったことを報告した。
 次に今後の事業戦略について説明。同社は「新たな価値を創造し、お客様に認められるオンリーワン企業」をスローガンとし、その具現化策として「複数フォーマットでの出店」「ローコストオペレーション」「PB商品の販売強化」「ポイントカードによる会員獲得と販促強化」に取り組むことを発表。


2008年5月28日号 記事一覧

M&A・設立

  • アイスタイル、ヤフーバリューインサイトと業務提携

会合・発表会

  • 全卸連 第34回通常総会詳報 各委員会の事業計画を審議・承認
  • 日本薬業連絡協議会が合同会見開く JACDSは10周年事業実行委員会を設置
  • チェーンストア協会が通常総会開く 会員数の拡大を目指す
  • 東京卸組が通常総会開く 森友理事長の再任など決議
  • 近石工、通常総会開く 「価格転嫁が大きな課題に」

経営・施策

  • 6月は「環境月間」 環境意識の啓発活動盛んに

製品・サービス

  • PRページ ニッサン石鹸、「ファーファ」シリーズ積極展開
  • P&G、「ファブリーズ」から「ゆらり楽園」シリーズを夏季限定発売
  • 宇部フィルム、「ポリラップ」が好調 安定価格での販売目指す
  • ライオン、「部屋干しトップ」から限定品「オリエンタルフラワーの香り」
  • リケンテクノス、「リケンラップたっぷり100m」「フォーラップ」好調
  • マックスファクター、化粧ブラシ全7品を新発売
  • 常盤薬品工業、「舞妓はんの練り香水」から夏季限定品発売

宣伝販促

  • 淡路島の線香メーカー16社がNYでキャンペーン JAPANブランド育成へ
  • ユニ・チャーム、「ウェーブ」から限定品 ハワイ旅行当たるキャンペも

人事・組織

  • CFSコーポレーション、5月14日付けで役員人事発表

決算

  • オカモト、20年3月期連結業績を発表 売上高は前年比0.5%減に
  • クロバーコーポレーション、08年2月期、黒字決算を達成

調査・統計

  • 経済産業省化学工業1~3月販売統計発表 ヘアケア、石けんなどが好調
  • 家庭紙統計発表 4月度出荷高と3月度生産・出荷・在庫高

時評・コラム

  • 時評 全卸連ブロック部会の意義
  • 泡沫 減少する卸組合の現状
  • 日雑談 DVの社会問題性を痛感 ドラマ「ラスト・フレンズ」考

その他

  • 小林製薬News Letter
  • マッチ時報第349号

特集 【歯の衛生週間】

    特別企画

    • 高まる消費者のオーラルケア意識 正しい知識の普及と啓発を推進
    • 歯磨工業会 口腔衛生の啓発活動推進 「お昼休み みがこうネット」拡充
    • 歯磨工業会、口腔アンケート実施 昼の歯磨きは全体で61%に
    • 歯の衛生週間にあたって 日本歯磨工業会 金田博夫会長
    • 品質推奨マーク制度反響呼ぶ 全日本ブラシ工業協同組合 稲田眞一理事長
    • ライオン 3つの山場で商品拡販図る 「デンターシステマ」などを訴求
    • P&G ブラウンオーラルBから新電動歯ブラシを発表 ナビシステム搭載
    • 川西商事 「クリスタルアニマルズ」から仕上磨き用など追加発売
    • サンスター 歯周病とメタボの関係を情報発信 新しい歯周病予防を提案
    • 小林製薬 噛むブレスケアに新香味追加 更なる新規ユーザー獲得目指す
    • J&J 「リーチ」「リステリン」のプロモーションを積極展開
    • 花王 「薬用クリアクリーン」改良新発売 ミクロクラッシュ顆粒新開発
    • ジャックス 「ブラックハブラシ×バットマン」でコラボ企画展開
    • エビス Ag+ハブラシシリーズが好調
    • 歯の衛生週間に寄せて 花王 尾崎元規社長
    • ニッサン石鹸 ドライマウス対応マウスウォッシュ新発売
    • サンスター、リラックマのグッズ当たるキャンペ実施
    • ライオン、6月4日に学童歯みがき大会開催 大相撲歯みがき大会場所も実施
    • ジャックス、舌清掃時における舌ブラシの安全性確認 歯周病学会で発表

    特集 【除湿剤】

    • 除湿剤市場 商品の付加価値化進むも単価下落・PB品台頭で微減
    • ニトムズ 特長ある除湿製品を展開 省ゴミ設計がユーザーから支持
    • エステー 備長炭ドライペットから新製品 衣類ケアでも香り・消臭ニーズ
    • オカモト 「水とりぞうさん」が発売25周年 記念キャンペーンを実施
    • 白元 ゴミ問題・環境問題に対応した除湿剤2品を新発売


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。