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2008年4月9日号掲載記事より

セガミメディクスとドラッグイレブンが業務提携に向け協議開始

 ココカラファインホールディングスは4月3日、子会社であるセガミメディクス(大阪市)が、ドラッグイレブン(福岡県大野城市)との間で、業務提携に向けた協議を開始したと発表した。
 両社は、商品販売事業において、商品仕入に関する情報交換・共同実施、PB商品の相互供給、共同販促、調剤システムの共有化等に関して、相互の事業効率化を目指すために協議を開始。今後、提携内容の具体化に向け、詳細を詰めていくとしている。
 ドラッグイレブンは、従業員数922名、店舗数160店、売上高387億円(07年2月現在)。

中央物産、五色屋を子会社化 紙製品の品揃えを拡大

 中央物産(東京都港区、児島誠一郎社長)は3月31日、家庭紙卸売業の五色屋(東京都足立区、一瀬初男社長)との株式譲渡契約を4月1日に締結することを決議した。
 中央物産は、日用品、化粧品、医療衛生用品を主要な取り扱い品目として、小売業やメーカーなど取引先の収益拡大に貢献する中間流津業として事業を行っているが、これらの扱い品目に加え、昨年来、紙製品の品揃えを拡大させることと、関東圏における家庭紙卸売業の事業基盤を磐石にするために、平成19年4月にアルボを、同年10月にシステムトラストをそれぞれ子会社化した。これら2社に加えて、ドラッグストアやスーパーマーケット、業務品ルート、通信販売など多岐にわたる業態との取引がある紙卸売業の五色屋を子会社化する。中央物産の五色屋の取得株式数は1000株(6500万円)。
 五色屋の平成19年3月期の業績は、売上高28億9100万円、営業利益800万円、経常利益4200万円、当期利益2400万円。従業員25名、営業所は足立営業所、川崎営業所の2カ所。

マツモトキヨシ、明治堂薬品とフランチャイズ契約締結

 マツモトキヨシホールディングスは4月1日、同社の完全子会社・マツモトキヨシが、愛知県海部郡を中心にドラッグストアを展開する明治堂薬品(佐藤茂樹社長)との間で、マツモトキヨシのフランチャイズ・パッケージによるドラッグストア事業を行うフランチャイズ契約を締結したことを発表した。
 同社は、マツモトキヨシ直営店出店に加えて、フランチャイズやM&A、業務提携の推進による販売チャンネルの拡大などにより、重点エリアとなる関東以西への展開を強化している。グループとしての更なるシェア拡大に向けた取組みとして、中京エリアで地域密着の店舗展開を行っている明治堂薬品とのフランチャイズ契約は、同社が目指す「お客様に信頼される地域密着型のかかりつけの薬局」を実践し、双方にとってシナジーの発揮できる有益な対応だと判断した。今後は、今回の契約に基づき、明治堂薬品の既存店舗においてマツモトキヨシフランチャイズ店舗化を順次展開していく。

クラシエHP 「いち髪」初の改良 ダメージ補修・予防機能を強化

クラシエHP 「いち髪」初の改良 ダメージ補修・予防機能を強化

 クラシエホームプロダクツは、06年9月から発売したヘアケアブランド「いち髪」を、新開発の米の研ぎ汁由来成分「コメプレミアムEX」を配合(和草エッセンス、和草オイルは除く)し、ダメージ補修・予防機能を強化してリニューアルした。また、ロゴタイプ「ICHIKAMI」を日本語「いち髪」に変更することで、“日本人の髪のためのブランド”をよりアピール、4月7日から発売する。発売1年間の店頭売上は30億円を見込んでいる。
 新開発「コメプレミアムEX」は米の研ぎ汁由来成分で、ダメージ補修・予防機能に優れており、さらに、古来より髪に良いとされ日本人に受け継がれてきた、たくさんの自然植物から成る「純・和草エキス」とともに複合ダメージに対応。「いち髪」は、髪のダメージを補修・予防し、美しい絹のような髪へと導く。また、これまでの「山桜の香り」にボリューム感を付与、さらに華やかな香りになり、入浴シーンに華やぎと心地よさを演出する。

キリン堂、平成20年2月期決算発表 増収増益で推移

 キリン堂は4月1日、平成20年2月期連結決算を、売上高1060億円(前年同期比45.7%増)、営業利益23億2100万円(同77%増)、経常利益25億3000万円(同53.2%増)、当期純利益8億400万円(同39.3%増)の増収増益と発表した。
 同期は、関西地域ドミナント化の一層の推進を目的に、新たに「2015年 売上高2000億円・500店舗」体制を目指した「次なる成長ステージに向けての踊り場・利益体質への転換」と位置付け、実現のための施策を推進した。
 今期について同社では、売上高1104億8000万円(同4.1%増)、営業利益28億100万円(同26.5%増)、経常利益29億1200万円(同15.1%増)、当期純利益9億4500万円を目標に、関西地域ドミナント化推進を目的に積極出店を続けるとともに、ニッショードラッグとのグループシナジーを最大限に発揮させて業績基盤の拡大を図り、さらに化粧品並びにPB商品の販売強化とお客ニーズに応える品揃え・サービスの提供に鋭意取り組むことで既存店の活性化を図ることで利益率向上に努める方針を打ち出している。

P&G、「ヘッドスパ」テーマにセミナー開催 日常の頭皮マッサージを提案

P&G、「ヘッドスパ」テーマにセミナー開催 日常の頭皮マッサージを提案

 P&Gビューティリジェントラボ(中村優子所長/P&G研究開発本部ヘアケア担当アソシエイトディレクター)は4月2日、第4回セミナー「硬い地肌をほぐして若返り~地肌ケアで顔が変わる!ヘッドスパでアンチエイジング」を開催した。
 今回は、昨今ビューティケア意識の高い女性の間でブームになっている“ヘッドスパ(頭皮マッサージとヘアケアを中心としたエステサービス)”をテーマに、ヘッドスパの美顔効果に関する研究成果や、エステティシャンが提案する日常の頭皮マッサージ方法などを紹介した。
 セミナーでは、はじめに同ラボ主任研究員・北森敦子氏が「昨今のヘッドスパ事情」ならびに「ヘッドスパが与える美顔効果研究発表」の2テーマについて講演。
 同ラボでは、女性誌を中心にヘッドスパによる“美顔効果”への関心が高まっていることに着目し、ヘッドスパが与える美顔効果を科学的に実証する評価研究を実施。ヘッドスパ施術後に①顔の色味判定と顔画像判定評価②頭皮地肌の断層映像法評価――を行った結果、ヘッドスパを受けた後では、顔の肌ツヤ・明度・血色・引き締まり・ハリのすべてに美容効果が見られたほか、頭皮の角質層が乾燥状態からうるおい状態へ改善することなどを確認できたという。北森氏は「この研究成果により、これまでヘッドスパを受けた女性たちが何となく感じていた美顔効果を科学的に実証することができた。今後は効果的な美容方法の1つとしてヘッドスパを提案していきたい」と総括。
 続いて人気エステティシャンの高橋ミカ氏(エステティックサロン・ミッシィボーテ代表)が登場した。高橋氏は「サロンのお客様にも生活環境の変化などで頭皮の地肌が硬くなっている方が多い。頭皮のマッサージは顔のニキビの改善にもつながる」と指摘した後、①毎日手軽にできるヘッドスパ「おうちでできる1分マッサージ」②週末のスペシャルケア「美顔効果を高めるツボマッサージ」の2つのマッサージ方法を紹介した。同氏によると、これら指で簡単にできるヘッドスパは、パソコンなどで疲れた頭をリラックスさせる効果もあるとのこと。


2008年4月9日号 記事一覧

M&A・設立

  • ピップフジモト、ワダカルシウム製薬の株式取得 総合力向上への寄与期待

会合・発表会

  • 永廣堂本店、化粧品原料紹介セミナーを大阪で開催
  • ナチュリル、「アスリートクラブ」新競技者入社式を開催

経営・施策

  • メーカー各社 入社式訓示揃う 自立心・人間価値向上に期待
  • 改正薬事法施行で販売体制の今後は JACDS宗像事務総長が私見発表
  • P&G 特別レポート 「商品起点からショッパー・店頭起点へ」 後編
  • 花王、「コミュニティミュージアム・プログラム08」助成対象団体募集開始
  • ポーラ財団、平成20年度助成金贈呈式開催 41社に8788万円を助成
  • 入社式トップ訓示 新たな人生の第1歩に捧げる言葉を紹介
  • ライオン、投資単位の引き下げに関する方針を発表
  • オカモト、ガーナ家族計画協会にコンドーム約80万個を寄贈
  • マース・ジャパン、盲導犬10匹を盲導犬協会寄贈 訓練センターに入所
  • 東邦薬品、MS支援システム「メイサ」がモバイルテクンオロジー賞を受賞
  • J&Tプランニング、医療機関と連動でマーケティング事業を開始
  • ライオン、株式報酬型ストックオプションを発行
  • 花王、「メタボ予防」実践CDを制作 全国の点字図書館などに寄贈

製品・サービス

  • アース製薬、「エアコン洗浄スプレー」に超速乾タイプを追加
  • アース製薬、「アルゼンチンアリ駆除剤」をエリア限定で発売
  • バリューインク、次世代ボールペン「ペンアゲイン」浸透に全力
  • ナチュリル、“アスリートとともに闘う”サプリメント新発売
  • 王子ネピア、「ネピアティシュ」まおいろボックスに新色を追加
  • 貝印、調理用品シリーズ「セレクト100」からスライサーなど新製品発売
  • 三洋電機、「エネループ」がMoMAイベント会場で販売

宣伝販促

  • 日本製箔、専用ショッピングサイト「ニッパク通販館」が主婦から注目
  • ライオン「リード」、若手料理研究家コウケンテツ起用の新CM放映開始
  • オカモト、「水とりぞうさん」25周年で記念キャンペーン展開

人事・組織

  • 中央物産、4月1日付けで組織変更・人事異動 営業本部にMD統括部を新設
  • ライオン、3月28日付けで役員人事発表

研究・開発

  • 資生堂とCBRC、しわ形成の要因を解明 リンパ管の機能低下で

調査・統計

  • 石洗工20年1月度販売統計、洗濯用液体洗剤が大幅増に
  • チェーンストア20年2月度販売統計 26カ月ぶり総販売額が増加
  • コンビニ20年2月度統計 既存店売上高は伸長見せる
  • ポーラ文化研究所が女性の化粧実態調査「電車内のメーク」経験者も抵抗感

イベント・展示会

  • ザ・ボディショップとMTV、エイズ啓発で共同キャンペーン展開
  • フラワー&ガーデンショウに101社が出展 フマキラーも「カダン」を紹介
  • クラシエHP、新美白学術&研究セミナーを開催

施設・店舗

  • 東芝電池、資材部購買グループの事務所を東京都千代田区に移転
  • ショーワグローブ、ベトナムに大規模な社員寮を建設
  • メディカル一光、三重県名張市に「フラワー薬局夏見店」を開局

時評・コラム

  • 時評 “ベトナム詣で”と社会主義
  • 泡沫 メタボ対策 内臓脂肪なくしてリスク回避を

その他

  • 東芝ライテック、神宮球場に新スコアボードシステムを納入

特集 【殺虫剤】

    特別企画

    • 殺虫剤市場 新製品好調で伸長 不快害虫・虫よけニーズ高まる
    • 大日本除虫菊 「蚊に効くカトリス」「虫コナーズ」新製品発売
    • 白元 「網戸で虫よけムシストッパー」を新発売
    • 桐灰化学 「ムシガード」から新アイテム「虫よけブランペタン」発売
    • 藤原物産 「NEW虫よけどこでもクルリング」を積極展開
    • アース製薬 2年連続で大型新製品多数投入 「ゴキブリレストラン」など
    • フマキラー 新価値創造で市場拡大図る “安心・安全・環境”で商品開発
    • オカモト 「インピレスホウ酸ダンゴ」から販促セットを用意
    • ウェ・ルコ 「かんたんコバエとりガエル」のラインアップを拡充
    • 立石春洋堂 「虫よけトロピカル・マンゴーの香り60日用」を発売
    • カモ井加工紙 殺虫成分使わない殺虫商品で根強い人気

    特集 【衛生材料】

    • 軽失禁専門品の市場拡大に期待高まる 医療衛生用品の販路も拡大中
    • 花王 リリーフから「抗菌消臭やわらかラク伸びパンツ」改良発売
    • 小林製薬 「あせワキパッド」をリニューアル
    • P&G 「パンパース」おむつ換えの新たな提案でシェア獲得目指す
    • 王子ネピア 「nepia GENKI!」ユーザーの試用促進を推進
    • ユニ・チャーム 「ソフィKiyora」新発売 ライナーの更なる活性化推進
    • 衛生材料3カテゴリーの動向 市場縮小食い止めを各社推進
    • リブドゥコーポレーション 「リフレ」から大きめLサイズ発売
    • 日本製紙クレシア 「ポイズ」 女性のライフスタイルをサポート
    • 「KICCプロジェクト」 骨折予防プロテクターパンツを共同開発
    • 大王製紙 「エリスMegami」やわらかスリム/ウルトラスリム新発売
    • 白十字 「やわらかベ~ルパッド」新発売 透湿性超極薄フィルムを採用
    • 森下仁丹 傷当て材シリーズ「メディケア」をリニューアル
    • 小林製薬、「サラサーティ」20周年で記念サイトを開設


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。