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2008年4月2日号掲載記事より

アルフレッサHD、アポロメディカルHDの株式取得、子会社を決議

 アルフレッサホールディングス(アルフレッサHD)は3月26日、同日開催した取締役会で、調剤薬局を中心に“トータルヘルスケアサービス”を提供する企業として地域社会の医療に貢献している「アポロメディカルホールディングス」(東京都豊島区・我妻照男会長兼社長、アポロMHD)の株式を取得し、子会社化することを決議したと発表した。
 今回の子会社化は、アポロMHDの申し出を受けて実現したもの。アポロMHDの発行済株式総数5377株のうち、アルフレッサHDは個人株主から所有割合65.9%となる3533株を取得。株式譲受は翌27日に行われた。
 アルフレッサHDでは「この株式取得を契機として、互いのシナジー効果を発揮することにより、グループビジョンの具現化を図り、企業価値の最大化をめざす」とコメントしている。

マンダム、男性フェイスケアセミナー開催 トータルケアへのニーズ拡大

マンダム、男性フェイスケアセミナー開催 トータルケアへのニーズ拡大

 マンダムは3月24日、マスコミ向けセミナー「男性フェイスケアセミナー」を開催した。今回のセミナーでは、同社が長年「マンダム」「ギャツビー」などのブランドを通して蓄積してきた男性の美意識・肌質の研究成果をもとに、最近の男性のフェイスケア/グルーミングに対する意識・行動変化の現状などを報告。今春新発売の“爽快感と機能性”を両立したフェイスケア「ギャツビー瞬快!フェイスグルーミングシリーズ」の開発背景を紹介した。
 はじめに同社中央研究所・岡田和喜所長があいさつに立ち、同社の製品開発について「すべて当社の経営理念『美と健康を通じて快適な生活にお役立ちする』をベースとしている。具体的には、技術的な視点で男性の肌質を分析して独自の肌科学を構築。それを技術・処方・特許開発に応用する。商品開発では男性の化粧行動を徹底的に調査・分析し、独自のマーケティング戦略に転換して企画・コンセプト開発を行う。すなわち生活者を理解することで得られた技術とマーケティングを融合し、新製品の開発に取り組んでいる。当社の製品開発の基本は、すべて生活者のお役立ちのためにあるとご理解いただきたい」と説明。
 続いてプログラムに移り、第1部では、第1商品開発部・永野隆一課長が「男性の化粧品行動と意識」をテーマに講演。第2部「男性の肌実態とフェイスケア」では、中央研究所第二開発研究室・作山秀課長が、日本人男性の肌質の特長やフェイスケアニーズの傾向を紹介。

花王「アジエンス」上海・バンコクで発売開始 アジア5地域に販路拡大

花王「アジエンス」上海・バンコクで発売開始 アジア5地域に販路拡大

 花王は今春、プレミアムヘアケアブランド「アジエンス シャンプー・コンディショナー・トリートメント」を、上海およびバンコクにて新発売した。これにより、「アジエンス」のアジアでの販売エリアは、台湾・香港・シンガポールに続き、計5地域に拡大する。
 「アジエンス」は、03年10月に日本で発売して以来、新アイテムの追加や改良を重ね、東洋人の髪の美しさを追求するプレミアムヘアケアブランドとして、美容意識の高い女性に親しまれてきた。また、07年10月には、日本国内で発売する商品について、毛髪の最表面に存在し、キューティクルの保護膜の役割を果たす成分<18-MEA>の働きを補う独自の技術を開発して商品を進化させ、バージンヘアのような、なめらかな髪本来の触れ心地を実現することに成功した。
 「アジエンス」を上海とバンコクで新発売するとともに、すでに導入済みの台湾・香港・シンガポールの3地域においても、<18-MEA>の働きを補う技術を採用した改良新商品の発売を開始。各地域で発売と同時に話題性のあるコミュニケーション活動を展開させ、洗練されたアジアンビューティの魅力ある世界を表現していく。
 同社は、「アジアでの成長の加速を図ることは、花王グループにとって成長の可能性をより高めることだと考えている。今後もアジエンスは、花王のグローバルブランドとして、アジアンビューティという新しい美の基準を提案していく」としている。

マツモトキヨシHD、執行役員制度導入 副社長に吉田雅司氏就任

 マツモトキヨシホールディングスは、取締役会の改革と執行役員制度の導入を柱とした経営機構改革を4月1日付けで実施した。今回は、持株会社本来の役割である“事業会社の管理機能”を高めるとともに、各事業会社が経営環境の変化に即応できる意思決定の仕組みの確立と、経営執行体制そのものの強化に向けて改革を実施する。
 4月1日時点では、同社と、事業会社の中で最も規模の大きいマツモトキヨシの取締役を若干名が兼務することになるが、将来的には、子会社である事業会社は同社執行役員を中心とした遂行体制にする計画とのこと。
 その“改革の柱”である「執行役員制度の導入」については、現在は同社の取締役全員が子会社のマツモトキヨシ取締役を兼務しているのを、4月1日付けで同社の取締役会から業務執行機能を執行役員に分離し、取締役会を“経営の意思決定”“戦略創出”および“経営監視”を担う機関として位置付けを明確にして、同社取締役の管掌を明確にするとともに、平成20年6月下旬開催予定の定時株主総会の承認を条件に、現在1名の社外取締役を2名増員した3名体制にすることで、より透明性のある適切な意思決定等が実践できるよう、監視機能の強化を図る。
 この経営執行体制の改革に合わせ、意思決定体制、責任と権限を整理するとともに、取締役・執行役員双方の報酬体系についても、企業業績および部門業績への責任と連動した体系への進展を図る予定。

プラネット、中間業績は売上高1.3%増 EDI通信データ量は過去最高に

  プラネットは、このほど08年7月期の中間決算を発表した。
 同期は、売上高12億2400万円(前年同期比1.3%増)、売上総利益6億7000円(同8%増)、営業利益2億5200万円(同15.1%増)、経常利益2億2900万円(同1%増)、中間純利益1億3200万円(同11%減)、1株当たり配当金3500円となり、売上高、営業利益、経常利益が増加。
 事業別の業績は、EDI事業10億4700万円(前年同期比4.7増)、データベース事業1億6600万円(同0.4%増)、その他事業1000万円(同74.7%減)。EDI事業における通信処理データ量は、過去最高のデータ量6億1794万レコード(前年同期比6.3%)を達成した。
 通期予想は、売上高24億8000万円(前年同期比2.9%増)、売上総利益13億3000万円(同6.2%増)、営業利益4億9000万円(同14%増)、経常利益5億3000万円(同19.3%増)、純利益3億円(同8%増)、1株当たり配当金7000円。
 また同社は、EDINT-AS2を利用した国内初の本格的インターネットEDIサービス「SMOOTHEDI」のパルタック(三木田國夫社長)による利用が07年末から開始され、順調に稼動を続けている。


2008年4月2日号 記事一覧

会合・発表会

  • 日本薬業連絡協議会、定例会見開き3団体が取り組み発表

経営・施策

  • 東洋アルミエコーP、日用品製品の価格を5~15%程度の引き上げへ
  • 資生堂、ベトナムにアセアン向け化粧品の生産会社を設立
  • 全日本ローソク工業会・鳥居会長インタビュー 「会員各社の意識が結集」
  • 花王芸術・科学財団、美術に関する研究奨励賞・助成先を決定
  • P&G 特別レポート 「商品起点からショッパー・店頭起点へ」 前編

製品・サービス

  • イムダイン、“声の美容・エイジングケア”サプリメントを新発売
  • PRページ UYEKI「ダニクリン」、ダニ寄せ付けない機能に高い評価
  • ジョンソントレーディング、「ジョイペット」春の新製品発売
  • 大王製紙、「テークケア」改良 介護初心者にわかりやすく
  • アール、「結露吸水断熱ボード」を積極展開 更なる販路拡大目指す
  • 日本製紙クレシア、「スコッティ」から消毒ウェットタオル新発売
  • 東洋アルミエコーP、「超ベタつきおとシート」など新製品発売
  • 小林製薬、「ドルチトール」「命の母ホワイト」を新発売
  • アース製薬、「おそとでノーマット」キャラクターシリーズ数量限定品発売
  • P&G、「プリングルズ」から限定フレーバー2品発売
  • エビス、「Ag+ハブラシ」シリーズが好調な滑り出し
  • ジョンソン、「カビキラー」からカビを防ぐミスト新発売

宣伝販促

  • 日本香堂、「子ども絵画館inお台場」で絵画コンクール入賞作品を展示
  • 日本カイロ工業会、「カイロの使い方標語」入賞作品を発表
  • ライオン、「デンターシステマ」「バファリンA」新CMを放映開始

人事・組織

  • 日本グローブ工業会、新理事長にダンロップHP河原真澄社長を選任
  • ココカラファインHD、組織・人事異動を発表
  • アルフレッサHD、子会社2社の人事異動を発表
  • アルフレッサ、4月1日付けで人事異動を発表
  • 資生堂販売、4月1日付けで人事異動を発表

研究・開発

  • 小林製薬、「ドロドロ血」のメカニズムや生活習慣の改善方法などを紹介

調査・統計

  • ドラッグストア業界の現況 囲い込むイオン、対抗勢力も動き活発に
  • 西化工20年1月期出荷統計 ヘアトリートメントが大幅増
  • 就職人気企業 理系女子は14年連続「資生堂」

イベント・展示会

  • 第1回としまものづくりメッセ開催 白十字も出展し医療衛生用品を紹介

施設・店舗

  • 東邦薬品、物流本部のTBC東京がISO9001を取得
  • 日本SC協会、「第3回日本SC大賞」発表 金賞はららぽ~とTOKYO-BAYに
  • 国光産業、福岡県八女市に新工場建設 稼動スタートで生産効率アップ
  • 花王、飲料充填ライン用洗浄剤を開発 従来の約半分の時間で洗浄が可能に

時評・コラム

  • 時評 道州制の狙いは地方の自立化
  • 泡沫 高齢化社会の現役感覚とは
  • 斜凡珠 「学校=勉強の場」意識の崩壊

その他

  • ポーラ財団、伝統文化記録映画上映会を4月に東京・神奈川で実施

特集 【家庭用包材】

    特別企画

    • 家庭用ラップ市場 需要は堅調も原材料高騰続き影響広がる
    • 旭化成HP 「サランラップ」大幅リニューアル 店頭体験イベント展開
    • エステー 「ジッパーズ」おやつバッグに「ピングー」を追加
    • クレハ 「NEWクレラップ」20年目迎える 「プラスチック刃」を採用
    • 日本アルミニウム協会 19年1~12月生産・出荷統計発表
    • 三井化学ファブロ 中が見えにくい黄色いゴミ袋「散らカラ~ズ」が話題
    • 日本製箔 ポップで楽しい「キッチンカラフルフード」新発売
    • 積水化成品工業 新技術用いて「発泡吸水シート」を開発・提案
    • ライオン 「リード」全面改良、“ヘルシークッキング”を新提案
    • 宇部フィルム 「ポリラップ」が好調な荷動き 値上げへの理解求める
    • リケンテクノス 「リケンラップたっぷり100m」が好調な動き


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。