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2007年11月14日号掲載記事より

ハリマ共和物産、創業100周年記念式典開催

ハリマ共和物産、創業100周年記念式典開催

 ハリマ共和物産は、11月6日、ハリマ共和物産創業100周年記念式典を、兵庫県姫路市にある天台宗別格本山である書寫山圓教寺において執り行うとともに、同日午後から、ホテル日航姫路に場所を移して祝宴を催し、来賓310人が出席した。
今回式典が行なわれた書寫山圓教寺は平安時代年に開かれ、1千有余年の歴史をもつ古刹であり、同社歴代社長とも縁の深いお寺として80周年に続き、100周年の記念式典も同寺で催されることとなった。
式典の中で津田社長は、圓教寺との深いかかわりを披瀝するとともに、天台宗開祖伝教大師の編纂による山家学生式(さんげがくしょうしき)の一節「一隅を照らすこれ国宝なり」という言葉を引用し、ハリマ共和物産も一隅を照らす会社として、社会に貢献し、末永く事業が継続できるよう皆さまの一層のご愛顧をお願い申し上げる、とあいさつで述べた。
 式典は、津田社長のあいさつに続いて地元播磨での縁で結ばれた西松屋チェーン大村禎史社長、三菱東京UFJ銀行三木繁光会長、そしてアース製薬大塚達也社長が祝辞を述べた。続いて津田社長から圓教寺大僧正大樹孝啓師に100周年を記念しての寄進目録が手渡され、大樹住職からの謝辞のあと、筑前琵琶旭会上原まり師範の琵琶演奏が奉納され、式典が終了した。そして、姫路市内にある日航ホテル姫路に場所を移して第2部となる祝宴が開かれ、津田社長の開会のあいさつ、石見姫路市長の祝辞と続いたあと、姫路市に本社のあるショーワグローブ三裏泰紀社長の乾杯で宴に入った。宴半ばには、ハリマ共和物産の歴代社長の紹介が行なわれ、津田社長とともに、津田二雄名誉顧問、津田三夫相談役が登壇し元気な姿を見せ、会場は大きな拍手に包まれた。そして定刻の午後2時20分、津田信也副社長の御礼の中締めで閉会となった。
当日の出席者には西松屋チェーン大村社長、スギ薬局杉浦社長、イオン久木専務など得意先の首脳をはじめ、ライオン藤重社長やユニ・チャーム高原社長など数多くの業界主要メーカートップ、グループの西日本共和やJ-NET関係者、さらにはパルタック三木田社長、あらた畑中社長など各地の同業者、そして地元の関連企業など様々な人の姿が見られ、ハリマ共和物産の100年という歴史が、同社の努力とともに、地域と多くの人の縁に支えられたものであることが強く印象に残る祝典となった。

JACDS、記者意見交換会開く 「薬剤師フォーラム」概要など発表

 日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は11月2日、定例会見(第17回)を開き、次の内容を発表した。
 ①特定健診・特定保健指導に薬剤師が追加された。医薬品指導は薬剤師の“得意技”であり、生活者の健康作りにドラッグストアが機能するためにも、保健指導できる薬剤師の育成を進めたい。登録販売者資格の開始により薬剤師にはもう一段階上の仕事が期待されることもあり、現在は薬剤師クラブ会長でもあるJACDS小田副会長と研修プログラム開発をスタートしたところだ。11月21日、この件に関する打ち合わせを行う。
 ②11月2日、日本薬業連絡協議会で、薬事法改正に伴う一般用医薬品のリスク分類におけるパッケージや陳列方法、商品の入れ替えなどについて討議を行った。特に“入れ替え”については、猶予期間を設けた場合、昨年の“処方箋医薬品騒動”と同様の事態を引き起こす懸念がある半面、市中在庫を一気に返品した場合、メーカーの経営が持たなくなることから、その部分を調整しながら進めていく。
 ③第3回薬剤師フォーラムの概要がほぼ固まった。
 開催タイトルは、仮に「医療政策大変革時代 今後、薬剤師に求められるものは何か~薬学(大学)と薬業界との協働による可能性を探る」に設定。「国民皆保険制度はどうなるか」「今後、薬剤師が果たすべき役割は何か(日米比較)」「これからの医療制度のあり方」などをパネルディスカッション、もしくはセミナーを通して討議する予定。 

プラネット、ユーザー会開く エステーと中央物産の活用事例など報告

プラネット、ユーザー会開く エステーと中央物産の活用事例など報告

 プラネットは11月7日、東京で「プラネットユーザー会2007」を開き、メーカー、卸、関連事業者社、報道関係など158社344名が参加した。
 玉生弘昌社長は「マーケティングやマーチャンダイジングなどの非定形業務のためのネットワーク・バイヤーズネットの展開を進めており、業界共通基盤として定着させていきたい。さらに隣接業界やEDIの展開が進んでいない小売業界に展開を進めていく。プラネットがインフラと呼べるようになったのはメーカーのオンライン受注比率が高まった10年目ぐらいからである。業界メーカー、卸の深い理解のもとに、続けていただいた結果であり、サービスメニューや技術だけでは小売業のEDIやマーケティングネットワークは実現できない。この点を理解いただき、ある期間我慢してもらえばうまくいくはずであり、ご協力をお願いしたい」とあいさつ。
 次に明治大学大学院グローバルビジネス研究科上原征彦教授による基調講演「新流通産業ビジョンとこれからの戦略展開~新流通産業ビジョンを踏まえ、今後卸売業・メーカーはどう対応戦略を考えるか~」が行われた後、プラネットサービスを活用した業務効率化の実現について、プラネット営業部上原英智課長が説明。報告の途中で、エステーSTBシェアードサービスDIV箱守直人リーダーがメーカーの事例を紹介。また、中央物産MD第一部福島道博部長が卸の事例報告を行った。

P&G、サステナビリティ・レポート発行

 P&Gはこのほど、「サステナビリティ・レポート2007」を発行。同社が「環境保全」「経済発展」「社会への責任と還元」にどのように取り組んでいるかを紹介している。同レポートの特長は、消費者がイメージしやすいよう製品を中心として、企画・開発から調達・生産、流通、製品使用、使用後というテーマごとに取り組みを紹介し、わかりやすく構成。また、消費者に気軽に手にとって読んでもらえるように、26ページのシンプルな冊子にまとめた。幅広いテーマについて、わかりやすいデザインと言葉で報告している。
 またP&G米国本社では、全世界のP&Gグループが目指す、サステナビリティ5カ年目標を次の通り発表した。
 ①P&G製品の環境的側面を向上しつつ、消費者に喜んでもらえるようなサステナビリティでの革新を通じてビジネスを構築する。今後5年間で、環境に与える影響が従来より少ない製品を、少なくとも累計売上高200億㌦分生み出すことを目指す。
 ②P&Gの操業において、環境的側面の改善を続ける。今後5年間でCO2排出量、エネルギーと水の消費量、固形廃棄物量をそれぞれ生産量あたり10%さらに削減し、10年間(2002~2012年)の合計で40%の削減を目指す。
 ③社会貢献プログラム「Live,Learn and Thrive」を通して、人々の暮らしをより良くすることを目指す。2億5000万人の子供たちの生活の改善に貢献する。また、「子供たちのための安全な飲料水プログラム」により、今後5年間で、新たに20億㍑の水を供給する。
 ④社員が日々の業務の中でサステナビリティについて考え、実践するよう刺激を与え、社員の取り組みを促進する。
 ⑤世界全体のサステナビリティへの課題に対し、新たな機会と解決を生み出すため、米国疾病対策予防センター(CDC)、ユニセフ(国連児童基金)、世界保健機構(WTO)などの社外のステークホルダーと引き続き協働を続ける。


2007年11月14日号 記事一覧

M&A・設立

  • マツモトキヨシ、JAいずもとFC契約を締結

会合・発表会

  • サンスター、Mouth&Bodyプレスセミナー開く がん患者向け口腔ケアを説明
  • 流通システム開発センター、全国商店街情報化フォーラムを開催
  • 石洗工、クリーンセミナー開催 「毒性実験」をテーマに

経営・施策

  • 歳暮商戦が本格始動 百貨店は早期需要取り込みに
  • 歳暮商戦 花王、デパート限定「アタックプレミアムギフト」を発売
  • 歳暮商戦 クロバーコーポ、「ローズスパ」ギフトセットなど拡大展開
  • 歳暮商戦 ライオン、「トップ風合い感セット」に注力
  • ライオン、チーム・マイナス6%活動中間報告 04年同期比削減を達成
  • フマキラー戦略レビュー① 園芸用品事業 新価値創造商品で市場拡大
  • エステー子会社・日本かおり研究所、革新的ベンチャー活用開発事業を受託
  • 日本歯磨工業会、歯の衛生習慣に募集した「標語」入賞作品を決定

製品・サービス

  • P&G、「コクラン共同計画」が電動歯ブラシの歯垢・歯肉炎改善効果を発表
  • 白十字、指先のささくれやあかぎれ改善する「FCささくれベ~ル」新発売
  • ライオン、「おふろのルック」からゆずの香りを限定発売
  • ユニ・チャーム、インドネシアで12月から「マミーポコパンツ」を展開
  • 小林製薬、「消臭元」「サワデー」から冬季限定の香りを限定発売
  • 花王、「エリスリトール」の殺菌剤浸透効果をオーラルケア素材として応用
  • ウェ・ルコ、灯油用芳香剤「灯油のニオイ消し」を新発売
  • 龍角散、嚥下補助ゼリー「漢方薬服用ゼリー」2アイテムを新発売
  • ライオン、解熱鎮痛薬「バファリン」から顆粒タイプ新発売
  • アラミック、高機能シャワーヘッドをシャンプー売場で展開
  • ライオン、「トイレのルック」からフレッシュグリーンの香りを限定発売
  • エムキューブ、「薬用メディカルリップバーム+」新発売
  • P&G、「プリングルズ」から「ウィンターチーズフォンデュ味」限定発売
  • シーボン.、リンクルケア保湿用パックなど新発売

宣伝販促

  • マンダム、GATSBY学生 CM大賞授賞式開催 大賞に女子高生
  • 貝印、「K-4テトラ」などでガンダムプロジェクトⅡ第2弾キャンペ実施中
  • リブドゥコーポ、「リフレはくパンツ」キャッシュバックキャンペ実施
  • ユニ・チャーム、「ママのやさしさいっぱいキャンペーン」実施中
  • 桐灰化学、「めっちゃ好きやねん!桐灰カイロキャンペーン」実施中

決算

  • ベルーナ、20年3月期中間決算はカタログ事業不振で減益に
  • 攝津製油、3月期中間決算は減収減益に

研究・開発

  • 小林製薬、「トイレの日」にちなみトイレの“しみつき臭”の特徴を紹介
  • 資生堂、生体成分「カルノシン」に「しわ」改善効果を実証

調査・統計

  • 首都圏卸組合、第3回アンケート調査 メーカーの流通政策など14項目評価
  • チェーンストア19年9月度統計 総販売額は微減で推移
  • J&J「リーチ」アンケート調査 歯科医にしたい有名人は「福山雅治」
  • J&J、乳がん患者の意識調査発表 乳がん検診受診の動機など

イベント・展示会

  • 全国万引犯罪防止機構、27日に店舗責任者向け万引防止実践講座を開催
  • テクノメッセ東大阪開催 モノづくり企業の技術力・開発力をアピール
  • 神奈川皮膚科医会など、「皮膚の日」記念イベント開催
  • スズケン、12月開催の「東海三県ノムラ資産管理フェア2007」に出展
  • 大王製紙、第26回エリエールレディスオープンが16日から開催
  • スターリングコマース、次世代フルフィルメントセミナーを27日に開催

施設・店舗

  • メディカル一光、滋賀県蒲生郡に「フラワー薬局日野店」オープン

時評・コラム

  • 時評 GABA(ギャバ)の新たな効用
  • 泡沫 団体スポーツと個人スポーツの違いとは
  • らいたあ 琵琶の音が100周年の歩みを寿ぐ ハリマ共和物産100周年

その他

  • サンスター相談役・金田博夫氏が旭日小綬章受章 秋の叙勲で
  • 大平工業会長・佐野清氏が旭日双光章受章 秋の叙勲で
  • マックス相談役・小川寛氏が旭日双光章受章 秋の叙勲で
  • 小林製薬News Letter第12号
  • ポーラ、12月5日からアネックスで「アートエキシビジョン」開催

特集 【カイロ】

    特別企画

    • カイロ市場は早期店頭化の流れ継続 “若いユーザー”開拓の動きが活発に
    • 白元、「ホッカイロ アイピロー」でアイケア訴求
    • ロッテ健康産業、「ホカロン」販売再開 7SKUをリニューアル
    • エステー・マイコール、「オンパックス」からやわらか素材の新製品
    • オカモト、「快温くん」ワンランク上のカイロとして積極展開
    • 桐灰化学、「スチーム足湯」「血流改善」など冬の付加価値商材を訴求
    • 大日本除虫菊、「どんと」シリーズ8アイテムを展開
    • 立石春洋堂、各種「サンホッカー」のほか「カイロベルト」も展開中


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。