バックナンバー

2006年11月22日号掲載記事より

プラネットがユーザー会を開催、バイヤーズネットの新サービス等を説明

プラネットがユーザー会を開催、バイヤーズネットの新サービス等を説明

 プラネットは11月9日に東京で、15日には大阪で「プラネットユーザー会2006」を開催。ユーザー、関係者、報道などが出席した。
 玉生弘昌社長があいさつに立ち、流通機構全体の機能強化を図るため、情報のインフラストラクチャーの構築を目指す経営理念や、事務合理化ネットワークからマルチメディアネットワークに進化していること、次世代EDIに対応できるフル装備EDIを備えていることなど最近の活動状況を報告するとともに、小売店とのEDIについて次世代EDIの標準化が整備される可能性があり、フル装備EDIで対応できるなど将来の方向性などについて語った。
 引き続き、舟本流通研究室・舟本秀男代表による基調講演「標準化が拓く次のステップ~コラボレーティブコマース~」が行われ、舟本氏は、QR、ECR、カテゴリーマネジメント、CFAR、CPFRなどこれまでの欧米流通業界のサプライチェーンの変遷を説明。また、それらのコラボレイティブコマースが小売業、製造業のビジネスの改善につながっていること、コラボレイティブコマースを構築するにはコード体系・データ交換の標準化、マスターデータの同期化が基本となり、その上で需要予測、販売・販促計画、製品開発など、より効果的なビジネスへつなげていけることなどを説明した。この後、休憩をはさみ、営業・マーケティング担当者向けのセッションAとシステム担当者向けのセッションBに分かれて説明が行われた。

中央物産、大阪市営地下鉄の6路線で歳暮ギフトの車内吊り広告を展開

中央物産、大阪市営地下鉄の6路線で歳暮ギフトの車内吊り広告を展開

 11月24日~26日の3日間、大阪市営地下鉄の6線(御堂筋線・谷町線・四つ橋線・中央線・千日前線・堺筋線)の全車両に「2006お歳暮 もらって嬉しいGIFT 洗剤・せっけん・入浴剤は『もらって嬉しいギフト』のベスト3に入りました(月刊ギフト2006年7月号より)」というメッセージとともに7社のギフト商品が並んだ車内吊り下げ広告が掲出される。
 今回の企画は、石鹸・洗剤・入浴剤のギフトセットを、更に消費者にアピールしたいという願いを込めて、昨年に引き続き中央物産大阪支店がまとめ役となりメーカー7社に協賛を呼びかけて実現したもの。
 中央物産では、「昨年の掲出では、多くの乗客の目に触れることで、積極的なアピール効果があった」としており、今年の企画によせる期待も大きい。
 掲載商品の内容(カッコ内メーカー名と税込み価格、順不同)は「P&Gアリエールホームセット」(P&G、5250円)、「ライオン部屋干しセット」(ライオン、5250円)、「ピーターラビットハーブギフト」(サランラップ販売、3150円)、「資生堂サボンドール エクストラソープ」(資生堂、2100円)、「ラックススペシャルソープ」(ユニリーバ、3150円)、「カネボウ絹石鹸フローラルソープ」(カネボウホームプロダクツ、3150円)、「ツムラの日本の名湯ギフト」(ツムラ、3150円)。
 10車両連結の御堂筋線では、10枚のポスターが乗客の目に触れることになり、視覚に訴えた試みが、ギフトの売れ行きにもたらす効果が見ものだ。

ユニリーバジャパンの新社長に上垣内猛氏が来年1月1日付けで就任へ

ユニリーバジャパンの新社長に上垣内猛氏が来年1月1日付けで就任へ

 ユニリーバは07年1月1日付で、ユニリーバ・ジャパン、ユニリーバ・ジャパン・ビバレッジ、ユニリーバ・ホールディングス・ジャパンの3社の新社長に、現ユニリーバ・ジャパン取締役財務本部長の上垣内猛氏が就任することを発表した。なお、3社の現社長・木下尚慈氏は本年12月末で退任する。
 上垣内氏は、64年7月13日生まれの42歳、一橋大学経済学部卒業後、87年日本リーバ(現ユニリーバ・ジャパン)入社、99年日本リーバ取締役ファイナンスダイレクター、03年ユニリーバ・アジアフーズシニアヴァイスプレジデントファイナンス&オペレーション、05年同アジア/アフリカ地域ヴァイスプレジデントファイナンスを歴任し、06年現職のユニリーバ・ジャパン財務本部長、ユニリーバ・ジャパン・ビバレッジおよびユニリーバ・ホールディングス・ジャパンの財務担当。社長就任後も、現職を引き続き兼務する予定。
 また、3社の取締役を務める根布谷雅毅氏は12月末付で退任する。

メディパルHDが中間決算説明会を開く、パルタックがグループの推進力に

メディパルHDが中間決算説明会を開く、パルタックがグループの推進力に

 メディセオ・パルタックホールディングスは11月14日、07年3月期中間連結決算説明会見を行った。熊倉社長から①事業改革・IT戦略委員会(BIC)の取組み②中間決算概況③新世界へ、様々なアプローチについて詳細な説明が行われた。
 熊倉社長は、「メディパルHDの成長を〈企業がかわる〉〈組織がかわる〉〈ビジネスモデルが変わる〉の3つのステップで進めており、当期は『組織が変わる』を課題として、メディセオ事業はシステム統合、転籍、希望退職者の募集などを、パルタック事業ではヘルスケア事業統合を課題として取組み、これらを順調に進め、企業としてのインフラ整備、土台固めができた。さらに第3ステップである事業改革・IT戦略委員会を中心とする、新ビジネスモデルの構築に向かっていく」と述べた。
 上期決算概況については、パルタックが好調に推移したこと、医療用医薬品は価格安定により粗利益率が改善したものの、売上高はほぼ横ばいだったこと、販管費の削減が進んだこと、ヘルスケア事業が不振だったことを総括として挙げた。
 メディパルHDの中間業績は、売上高1兆734億円(前年同期比126.1%)、売上総利益951億円(同140.1%)、販管費808億円(同128.9%)、営業利益143億円(同274.8%)、経常利益216億円(同189.8%)、中間純利益86億円(同95.6%)となり、売上高はパルタックの売上げが加わったことで大幅に伸長。医療用医薬品等卸売事業の売上高は8452億円(前年同期比99.9%、内、医療用医薬品7309億円〈同100.2%〉)、化粧品・日用品、一般医薬品卸売事業の売上高は2252億円となった。
 パルタック事業の中間業績は、売上高2252億円、売上総利益221億円、販管費177億円、営業利益43億円、経常利益47億円、中間純利益29億円となり、売上総利益は計画通りで、その他の項目はいずれも計画を上回る実績となった。市場の伸びない日用品・化粧品市場でパルタックは毎年成長、10月1日からヘルスケア事業が加わり、同事業をパルタックの成長軌道に乗せ、1年から1年半後にはシナジー効果を出していきたいとした。

マンダム19年3月期連結中間決算説明会を開く、増収減益も計画値上回る

マンダム19年3月期連結中間決算説明会を開く、増収減益も計画値上回る

 マンダムは11月10日、平成19年3月期決算説明会を開催した。
 今中間期の連結売上高は272億8700万円で前年同期比104.8%、計画比101.1%となった。国内の売上高は194億6200万円で同100.3%、海外は78億2500万円で同117.9%となった。
 グループの売上げを単純合計すると308億4700万円、同104.6%、計画比100.3%となり、その内訳は国内が約210億円、同99.8%、海外98億4000万円、同116.8%で、売上げ全体に海外分が占めるウエートは32%にまで高まった。海外は事業の好調に加えて、現地通貨が円に対して強かったことが好影響を与えた。
 重点商品群別に売上げを単純合計すると、「ギャツビー」は、国内112億1100万円(同105.2%)、海外39億5400万円(同127.9%)で、合計151億6500万円(同110.3%)。
 国内ではヘアカラー、デオドラントが伸び悩んだが、ヘアワックスのリニューアルによる大幅増収でカバー。デオドラントは、「超特大サイズ」が苦戦。「特大サイズ」は予想通りの推移を見せたが、昨年度の数字が大きかったことから今期はマイナスに終わった。
 「ルシードエル」は、国内が17億8400万円で同84.3%、海外は2億7200万円で同145.8%、合計20億5700万円、同89.3%となった。
 さらに重点カテゴリーでは、フェイス&ボディが77億2600万円、同103%(国内=55億800万円、同98%、海外=22億6300万円、同117.7%)、ヘアカラーが27億4000万円で90.9%(国内=22億6300万円、同84.6%、海外=4億7600万円、同140.9%)、女性コスメが25億7700万円で同106.9%となった。

小林製薬19年3月期中間決算説明会を開く、メーカー部門が牽引し増収増益

小林製薬19年3月期中間決算説明会を開く、メーカー部門が牽引し増収増益

 小林製薬は11月13日、3月期中間決算の記者発表会を開き、連結売上高1307億2100万円(前年同期比4.5%増)、営業利益91億3300万円(同5.4%増)、経常利益80億6000万円(同0.4%増)、中間(当期)純利益48億8100万円(同37.2%増)の増収増益となったことを発表した。
 今中間期(連結)の業績について、顧客の潜在ニーズの開拓、既存の参入市場の活性化、事業の譲り受け、海外展開などを積極的に展開した結果、売上高は前年同期比56億4400万円の増収、またブランド育成のため積極的に広告を投下するとともに、徹底した製造原価低減によるコスト削減や販促費の見直しなどを実施したことで、営業利益は4億6800万円の増益、経常利益は2800万円の増益、中間純利益は13億2300万円の増益となったことを報告。
 今中間期は卸事業部門および海外事業部門が伸び悩んだものの、メーカー部門の好業績がこれらを吸収する形となり、連結では計画通りの業績を達成した。
 各事業別の概要では、家庭用品製造販売事業は、売上高495億円(前年同期比7.9%増)、営業利益84億3800万円(同4.2%増)。家庭用品卸事業では、売上高860億19000万円(同4.3%増)、営業利益1億9700万円(同4.6%減)。医療関連事業では、売上高87億500万円(同8.1%増)、営業利益3億1700万円と前年同期比2億4800万円の増益となった。その他事業では、売上高66億4700万円(同0.2%減)、営業利益1億6700万円(同39.4%減)となった。


2006年11月22日号 記事一覧

M&A・設立

  • カワチ薬品、茨城県のドラッグストア・倉持薬品を子会社化へ

会合・発表会

  • 岡山四国共和が第20回後楽会総会開開催、会員メーカー86社ら100名が出席
  • ユニチャーム、プレスセミナーを開き超立体マスク花粉用スーパーを発表

経営・施策

  • エビス乾正孝社長インタビュー 創業110周年を迎えて
  • サラヤが環境保全活動を積極推進、「第3回朝日企業市民賞」などを受賞
  • 日本グローブ工業会、家庭用手袋安全衛生マーク「SGマーク」の認知拡大へ

製品・サービス

  • Womama×空想生活の第1弾企画、ママの意見を取り入れた旅行プランを販売
  • ジャックス、米国のデンタルショーに参加しデンタルプロ歯間ブラシを訴求
  • アスベル、ピーターラビットの絵柄を採用した生活用品シリーズを発売
  • P&G、プリングルズから「シカゴ☆ピッツァ」を期間限定で発売
  • マードゥレクス、新サプリメントブランド「フェノ・モア」にアイテム追加
  • 資生堂、Love Hunterテーマにマジョリカマジョルカから冬季限定品を発売
  • シーボン.、加齢による髪のトラブルをケアする新ヘアケアシリーズを発売
  • 貝印、米国の調理用品ブランド「シェフン」から新製品を発売
  • マスターフーズの「カルカンウィスカス」がデザインショーで銀賞を受賞
  • ライオン、肝臓の疲れを改善するドリンク剤「グロンサンR GOLD」を新発売
  • 大王製紙、テークケアブランドから「ぴったり安心パンツ」等を新発売
  • 日本製紙クレシア、クリネックス、スコッティからプレミアム製品を新発売
  • 貝印、本格包丁「関孫六」シリーズから7タイプの新製品を発売
  • 日本ロレアル、「メイベリンエンジェルフィットパクト」を新発売
  • マックスファクター、SK-Ⅱから顔の上下をケアする2枚組マスクを新発売
  • 佐藤製薬、仏製敏感肌用スキンケアシリーズ「ユリアージ」を新発売
  • ビバニーズ・パドック、「パナキュアシャンプー/トリートメント」を発売
  • 資生堂、クレドポーボーテからクリスマス向けコンパクトを限定発売
  • 日本製紙クレシア、ディズニーキャラクターのプリントティシューを新発売
  • 資生堂、ベネフィークEXから薬用美容液「レチノエッセンス」を新発売
  • 日清紡、コットンフィールブランドにプレミアムライン「Fine」を追加
  • イオナインターナショナル、「IONA」ブランドのパッケージをリニューアル
  • ピジョン、乳液配合のおしりふき「おしりナップ(乳液タイプ)」を新発売

宣伝販促

  • エステー化学、炭人が悪臭を掴み取る「脱臭炭」の新TVCMをオンエア

決算

  • スズケン19年3月期連結中間決算、売上高0.5%増の増収増益に
  • 攝津製油19年3月期中間決算、化成品部門の伸長と生産効率の改善で増益に
  • サンスター19年3月期連結中間決算、増収減益で推移

研究・開発

  • ライオン生物科学研究所、体臭を抑制する植物成分を発見
  • 資生堂、ユズ種子エキスの皮膚老化抑制効果を発見

調査・統計

  • 日石工組がマレーシア・インドに視察団を派遣、原料及び市場状況を調査
  • 東家同18年10月度市況調査、価格が着実に復元へ
  • 流通システム開発センター、JAN型POSシステム導入実態調査の結果を発表
  • 大阪税関、デンタルフロスの輸入に関する調査統計まとめる

イベント・展示会

  • セルフサービス協会、第41回スーパーマーケットショーの出展説明会を開く
  • 大王製紙、「エリエールレディスオープン」の25周年記念大会を開催
  • ユースキン製薬、「ハンドエキスポ2006」を全国7都市で開催

施設・店舗

  • アヴェダ、ライフスタイルサロン&スパ心斎橋のプレスプレビューを開く

訃報・葬儀

  • オリエンタル刷子会長・宮内常雄氏が逝去、享年84歳

時評・コラム

  • 時評 実感ない「企業収益堅調論」
  • 泡沫 残留決めた広島カープ・黒田投手の心意気
  • 日雑談 11月に蚊に遭遇、屋内でも温暖化を実感

その他

  • アルフレッサファーマの営業車両が盗難に、業務用PCを含め被害届を提出
  • プラネット社長・玉生弘昌氏の著書 「IT起業で成功する方法」が発刊
  • ライオン、点字・触図入りのさわってわかる歯みがきの本(歯周病編)を発刊
  • J&J、バンドエイド誕生85周年を記念し「ブランドブック」を作成
  • ポーラ美術館、結髪師・林照乃氏による結髪実演を実施

特集 【歳末用品】

    特別企画

    • 各社歳末商戦で巻き返し図る、大掃除期は早めの訴求を推進
    • 宇部フィルム、ポリラップ中心に歳末用品を展開、光触媒脱臭剤も拡販図る
    • 花王、ポイント決めて、早めにスッキリ! をテーマに最需要期に向け展開
    • ミヨシ石鹸、多目的洗浄剤「ミヨシ暮らしの重曹」を新発売
    • ライオン、「クリーン&キープ」の新提案で拡販、年末大掃除需要を喚起
    • 旭化成L&L、「SHINSEN!」テーマにサランラップの新TVCMを大量投下
    • 小林製薬、冬の小林製薬フェアを実施、陳列フォトコンテストも同時開催
    • UYEKI、調理台やレンジ周りに最適なクリーナー「オレンジアップ」を発売
    • 大日本除虫菊、ティンクルシリーズを拡販、サッサから新アイテムを発売
    • サンスター、見つけよう! MYハブラシ!をテーマに販売店と連携し情報発信
    • ジョンソン、カビキラー、ミラクイックを拡販、大掃除キャンペも実施
    • ニトムズ、コロコロシリーズの展開を強化、フロアクリンも積極提案
    • 松下電器、パナソニック乾電池を訴求、オキシライド電池は約20%長持ちに
    • FDK、長州小力を起用し「富士通アルカリ乾電池G.D.Rシリーズ」の拡販図る
    • 富士FI、「エナジャイザーアルカリ乾電池」で2種の消費者キャンペを実施
    • 松下電器、パルックボールプレミアを発売、読書キャンペの第2弾も実施
    • 東芝CM、冬の特選グルメキャンペを実施、アルカリ1買い得パックも発売
    • ジャックス、デンタルプロ歯間ブラシ、フレッシュハブラシに限定企画品
    • フマキラー、結露防止シリーズ等を展開、来季へ向け花粉関連商材も強化
    • ユニリーバ、ドメスト、ジフの2ブランドを中心に積極展開
    • 日本デキシー、女子中高生に人気の「てのりくま」のペーパーウェアを発売
    • クレハ、NEWクレラップ、キチントさんの2ブランドを中心に展開
    • ミマスクリーンケア、「緑の魔女」を育成、工場のCVSとして存在感示す
    • 東海、安心安全な「チャッカマン」を提案、業務用ルートでも高シェア獲得
    • ユニチャーム、ウェーブハンディワイパーを訴求、隙間での捕獲力を2倍に


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。