2006年7月19日号掲載記事より
エステー化学、関東地区の卸店営業責任者46名を招き夏の卸店説明会を開催
エステー化学は7月5日、関東地区の卸店営業責任者46名を招いて「2006年夏の卸店説明会」を開催した。
鈴木喬社長は「昨年度は前年対比4%増の売上げを達成した。今後も当社は競争を勝ち抜いていく自信がある。皆が見向きもしないようなところに入って行き、こじ開けてプラスにする。すなわち『グローバルニッチナンバー1』を目指していく。さらに『脱臭炭』『ドライペットスキット』は、米国ウォルマートストアでの販売を開始した。当社製品はアジア圏でも強く、今後もグローバル戦略を積極的に進めていく。今、消費者は『心に迫ること』を要求している。当社も『総合癒し系カンパニー』へ変わることを目指し、『空気をかえよう』をスローガンに、空気ビジネスに参入、エアケア、特に消臭プラグを中心に世界を圧巻したい。また、空気をかえることで、社会的な使命を全うしたい」とあいさつ。
また下期の営業方針について、影浦憲章常務が「当社の営業は、全て売場基準で動き、『商品数×店舗数×販促数』で算出した立体的売場で提案を行う。具体的にはPOP、テレビCMなどのコミュニケーションを通して、プロジェクト陳列や提案型陳列を実施していく。そして物を売ることから、物語を売る営業活動へ、最終的には物を売るのではなく、当社のファンを作ることを目的に営業活動を行っていきたい」と発表した。
花王、CGを用い表面反射光の色の変化による顔の印象の変化について調査
花王は、化粧した顔の表面反射光の色を変えたとき、その印象がどのように変化するかを、コンピューターグラフィックス(CG)を用いて調査を行った結果、顔の肌表面の反射光の色を変えると、肌本来の色の明るさを損なわずに顔の印象が変化することが明らかになった。反射光の色については、赤・青を強くすると「清潔感がある」「女らしい」印象や「上品な」「洗練された」印象が強くなり、緑・黄を強くすると「クールな感じ」の印象が強くなった。対象は首都圏在住女性39人、18歳~24歳。調査は05年12月。
今回、CGを使用し、同一の顔で反射光の色を変化させて、その効果を調べた結果、通常の無彩色の表面反射光をもつ化粧顔と、赤、青、緑、黄の有彩色の反射光をもつ4種の化粧顔の画像を作成し、調査対象者に見せてその印象を聴取した。
画像の合成にはCG技術を用いた。有彩色の反射をもつ化粧品を塗膜にしたときの反射光をあらかじめ多視点で測定しておき、そのデータを実写の女性の顔に重ね合わせることで、反射光の色が異なる化粧をしたときの仕上がりをCG画像として再現した。
本成果は、化粧で自分の顔の印象を変えたり、積極的に化粧を楽しむ若年女性向けのファンデーションやメイクアップ製品の開発に応用していく。
第7回JAPANドラッグストアショーが来年3月2~4の3日間幕張メッセで開催
日本ドラッグストア協会(JACDS)は、業界最大のイベント「第7回JAPANドラッグストアショー」を07年3月2日~4日の3日間、日本コンベンションセンター(幕張メッセ)で開催する。JAPANドラッグショーでは、第1回目から継続しているセルフメディケーションの啓蒙・推進とともに、美と健康だけにとどまらず、豊かな社会の実現を図るための様々な提案と情報を提供しており、本年2月に開催した第6回JAPANドラッグストアショーには、375社、1081小間の出展と12万1055名の来場があり、盛況理のうちに閉幕となった。
ユニリーバ、髪質診断イベント「ダメージチェックキャンペ」を全国で開催
ユニリーバは、7月8日から9月24日にかけて、新製品「ラックススーパーダメージリペア」の発売記念イベント「ラックスダメージチェックキャンペーン」を展開する。
このイベントは、同品の「深刻なヘアダメージに対応したアミノ酸の特別なケア」という特長を訴求することを目的に開くもので、参加者の①髪の太さ・強度②髪のダメージレベルを独自の“毛髪強度測定機”でチェックし、毛髪診断士によるヘアカウンセリングを行うほか、ダメージレベルを3段階で示した「切れ毛ダメージレベルチェック診断表」と、同品のサンプルセットをプレゼントする。全国主要8都市14会場で延べ20万人の髪のチェックを行う予定。
夏休み直前の7月8・9日には、東京・台場のショッピングモール「ヴィーナスフォート」教会広場で開催され、2日間でカップルや親子連れなど約1500名が参加。毛髪強度測定機によるチェックやサンプリングに加えて、簡単に髪の強度を測ることができるグッズ「髪ずもう」が配布され、好評を博していた。
今回のイベントについて、池田秀継粧業品ブランドビルディングブランドマネージャー(ラックスヘア)は「『ラックススーパーダメージリペア』は、当社初の“切れ毛”に特化したヘアケア剤。このイベントは、自分自身では分かりにくい“切れ毛”の状態を知っていただくことに加えて、今春発売した『ラックス スーパーリッチシャイン』との機能の違いをご理解いただくために企画した」と語っていた。
ハリマ共和、西松屋専用の福崎物流センターを披露、3PLの物流量増に対応
ハリマ共和物産は、福崎物流センター(兵庫県神崎郡福崎町)完成に伴う記者会見並びに新センター披露を7月11日に同センターで行った。
近年、成長著しい同社の3PL事業は、西松屋チェーンを筆頭に物流量が増加し続けており、今回の新センター建設もこうした物量の増加に対応するためのものであり、また西松屋チェーン専用のセンターとしてより効率的な物流を実現している。
福崎物流センターは、敷地面積5万2831平方㍍(1万6010坪)、延床面積2万6504平方㍍(8032坪)、鉄骨2階建て、入庫バース126㍍、出庫バース84㍍、1日当たりの処理能力は50万ピースとなっている。
巨大な同センターには約1万SKUの各商品が整然と保管され、1階は格納エリア、入庫エリア、出庫エリア、そして小型商品仕分けに適したMAS(マルチ・アソーティング・システム)と大型・異形物の仕分けに適したDDA(ダブル・デジタル・アソートシステム)の2つの仕分けエリアが設けられている。2階は格納エリア。中央に1本の大きな柱があるものの、通常の建築物に比べると柱が極端に少ない。このため、格納や仕分けエリアのレイアウト、あるいは商品棚や人の動きの自由度が高く、非常に効率的で広さ以上の使い勝手の良さを実現。また、同センターは採光にもこれまでにない仕組みを活用し、昼間はほとんど照明もいらないなど省エネにも配慮されている。
津田社長は「我々の3PLは、日用品卸としてこれまで培ってきたノウハウを最大限活かしたものであることが大きな特長となっている。これからも物流のアウトソーシングは、需要が拡大していくものと思われるが、今回の新センターも含め、全国の物流センターを活用して3PL事業を推進していく」と述べている。
2006年7月19日号 記事一覧
会合・発表会
- ユースキン製薬、かゆみ止め乳状水「ユースキンIローション」を発表
- エステー化学、東京地区、大阪地区で「2006年秋の商談会」を開催
経営・施策
- ピップトウキョウ松浦社長・笹原執行役員に聞く 展示会への意気込み
製品・サービス
- 小林製薬、アニマル消臭元から夏季限定で「マスカットソーダ」を発売
- マンダム、クレージュからアイシャドウ、アイライナー等の新製品を発売
- 柳屋本店が秋の新製品を発表、椿油配合の透明ヘアマニキュア等を新発売
- 資生堂、クレドポーボーテブランドから秋冬用メーキャップラインを新発売
- ニトムズ、新フローリング粘着クリーナー・コロコロフロアクリン等を発売
- ジレット、世界初の男性用5枚刃カミソリ「Gillette Fusion 5+1」を発売
- ライオン、アイロンなしでしわを伸ばすスプレー「スタイルガード」を発売
- サンスター、医療機関向けのバトラーこどもハブラシにミッフィーを採用
- 旭化成L&L、クックパーから「煮物・煮込みすっきりシート」を新発売
- ニホンローソク、燃焼時間5分の「日本錨プチ5ローソク」を新発売
- P&G、アテントのテープ及びパンツタイプに香りを付加、嫌なニオイを軽減
- 藤原物産のチョコレートの香りの洗顔石鹸「ノア・アプレ」が話題に
宣伝販促
- 日本香堂、毎日香新TVCMの放映を開始、お盆の思い出絵画コンクールも実施
- ダリヤ、ミヒマルGT特製グッズが当たる「超マジカルキャンペーン」を実施
- エステー化学の赤毛のアンミュージカルチケットキャンペに35万通超の応募
人事・組織
- 中央物産、6月29日付けで新任2名を含む執行役員人事を発表
- 富士フイルムイメージング、杉原和朗氏の新社長就任を含む新人事を発表
- 日本製箔、中村幸一氏の取締役兼執行役員管理部長就任を含む新人事を発表
- フマキラー、向井正氏の取締役営業企画統括部長就任を含む役員人事を発表
- 王子ネピア、渡邊昭三氏の取締役(非常勤)就任を含む新役員人事を発表
調査・統計
- ホームセンター業界の現況、戦略は3方向に分化、店頭に変化も
- 東家同18年6月度市況調査、価格修正による影響で各メーカーが在庫を一掃
イベント・展示会
- ダリヤ、湘南海岸・江ノ島海水浴場の海の家でパルティのイベントを開催
- 大日本除虫菊、東京の「入谷朝顔まつり」に協賛、金鳥ブースも展開
訃報・葬儀
- 稲田歯ブラシ社長・稲田眞一氏の実母・稲田トメ子さんが逝去、享年94歳
時評・コラム
- 時評 価格修正-毅然とした姿勢で
- 泡沫 インドが目指す方向とは
その他
- ポーラ化粧品、香りを彩る-古代の香り、西欧の香水、日本の香展を開催
- PRページ 花王 「バブ」「エモリカ」新製品投入で夏の入浴剤市場を活性化
- 花王、CSR視点から花王の活動内容をまとめた「CSRレポート2006」を発刊
上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。